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平成26年度第3回(平成26年8月5日開催) 議事(4)

更新日:2014年9月16日

(4)次期中期目標期について

事務局説明

  • 資料5により、次期中期目標の目標設定の方向性について説明。
  • 現中期目標から目標期間と目標項目数の変更があることを説明。
  • 次期中期目標の骨子(案)を説明。

杉本委員長

 現在の中期目標が今年度で終了しますので、平成27年度を初年度とする次期中期目標についての説明がありました。
 説明では、大きな変更点が2点ほどありました。
 1点目が、目標期間についてで、地方独立行政法人制度のメリットを最大限に活かすため、現在の3年を5年にするとのことでした。2点目が、取り組みなどが重複している、似ている項目を統合し、今後、業務実績を評価する際にも端的でわかりやい評価が可能となるよう、目標の項目数を整理したとのことでした。
 次期中期目標の具体的な文案については次回の会議で示されるとのことですが、本日は目標設定の方向性や小項目レベルでの概要についての説明がありました。
 資料に書かれている概要を基に、本日いただくご意見を加味し、中期目標を作成することになります。
 では、皆さま、何かご意見、ご質問はありますか。

岡原委員

 次期の目標期間を5年にすることは、重要であると考えています。2025年問題を考えた場合、5年を2回というサイクルで考えた方がよいと思っています。
 また、感染症についてですが、感染症指定医療機関として、新型インフルエンザなど感染症への対応はとても重要であります。新型インフルエンザ等対策行動計画もありますが、各医療機関の感染症への対応について、市が方向性を示すことも大切です。
 次に、在宅医療についてですが、これは介護との連携ということだと思っています。急性期を担う市立病院と地域の医療機関等との連携であると言えます。堺病院の地域医療連携室が大変、がんばっていることは、よく分かっていますが、高度急性期病院で大切なことは、一本貫くコーディネイトであります。そうすることで急性期病床を確保することができるからです。
 健康寿命を延ばすということも大切なことだと思っています。

隈元委員

 中期目標は、3年位かと思っておりましたが、今、岡原委員の発言を聴き、5年でもいいのかなと思ったところです。ただ、そうであるなら、長期的な考え方を示していただき、その中で第1期フェーズとしてここまで達成するとした方が、理解しやすいと思いました。

田中委員

 これからは、ますます在宅医療が重要となることから、急性期病院としても地域との連携が大切になると考えています。在宅医療については、この観点からの目標設定もあり、これでよいのかなと思っています。
 また、これからのキーワードは、チーム医療や多職種連携と言われています。これらのキーワードは中期目標の本文にも使われるものと思っています。
 疾病予防という観点からは、退院時の指導や教育にも取り組んでいただきたいと思います。

篠藤委員

 最初は、5年間の目標、計画は少し長いのかなと感じましたが、実際の取り組みは年度計画に落とし実行することができるので、大枠については、5年間の設定でもよいのかなと感じています。
 市が方針を決定する必要がある場合は、そうしていただきたいと思っております。

杉本委員長

 ありがとうございました。
 皆様のご意見をお聴きしており感じたのですが、5年間の目標期間も含め、中長期的に堺病院がどのような病院を目指そうとしているのか、少しはっきりさせた方がよいのではと思いました。今後も、急性期医療、高度医療を担っていく病院で在り続けるのでしょうが、一方で、地域包括ケアシステムや在宅医療との関係も当然、出てくると思います。
 将来的にどのような病院になろうとしているのか、目標があった方が分かりやすいのかなと感じました。

出耒法人本部長

 まずは、評価をいただきましてありがとうございました。我々としては、できる限り長期の目標を立ててやっていきます。各委員からのご指摘にもありましたが、社会保障制度の改革や見直しの中で、特に診療報酬改正の社会保障との税の一体改革、保健医療計画の両方において、我々がどのような病院を目指していくのかが課題です。2025年にどのような病院を目指すのか、中期ビジョンを立てていきたいと思っています。今後の理事会で、病院の機能分化をどう目指すのか決めていきたいと思います。診療報酬の改正を目指した病院づくりをしていかないと、病院として機能していかないと思っております。まずは、中期ビジョンを立てていきます。
 また、保健医療計画のなかで、5疾病、へき地を除いた4事業の中で、特に高度急性期を目指すのか、急性期の精神科をどうしていくのかというところがあります。認知症への対応も踏まえて、救急センターに向けて、精神科病院と包括連携していくということで、今進めています。最終的には2025年に向けて、精神科の入院病床を持つかどうか、というのも課題になっています。

(5)その他

事務局説明

  • 地方独立行政法人堺市立病院機構 平成26年度計画を参考資料3として配布したことと、その内容は、次回以降の会議でご報告することを説明。

杉本委員長

 年度計画についてですが、私の方から少し気になった箇所を。
 まず、7頁の紹介率、逆紹介率の目標数値についてですが、確かに、中期計画における目標数値はここに書かれている数値です。しかし、今回、診療報酬の改定があり、このままでは地域医療支援病院の基準に達しなくなるので、実際の取り組みは、こうではないと思うのです。それならば、もう訂正しておく方がよいのではと思いました。
 次に8頁の公開講座等の参加人数について、以前も言いましたが、多くの人に集まってもらえるように少し工夫してもらえればと思います。
 最後に13頁の後発医薬品採用率ですが、これも、今年度の新しい計算方式では、60%以上になるとのことでしたので、ここもそのように直しておく方がよいのではと思いました。

岡原委員

 治験は、高度先進医療を提供している医療機関としての第3者的な評価となるので、積極的に取り組み増加を図ってもらいたい。特にがん治療については、がんばってもらいたいです。

杉本委員長

 現在、治験による収入はどの程度ですか。

八野薬剤・技術局長

 今現在で、2500万程度です。

3.閉会

事務局(森(浩)健康医療推進課長)

 杉本委員長、ありがとうございました。
 次回の第4回会議の日程は、8月26日(火曜)午後2時から 会議の場所は、本日と同じ、堺市役所本館6階の会議室で開催します。
 本日は、長時間にわたり、各委員の皆様方にはご審議いただきまして、本当にありがとうございました。
 
 以上をもちまして、第3回 地方独立行政法人堺市立病院機構評価委員会を終了します。

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