与謝野晶子
更新日:2012年12月19日
明治11年(1878年)から昭和17年(1942年)
▲写真提供:文化学院
女性の自由と自立を求めた力強い生涯
堺の甲斐町に和菓子で有名な駿河屋の三女として誕生した晶子は、明治・大正・昭和を短歌とともに生き、「情熱の歌人」と呼ばれました。また、同じ文学者鉄幹(寛)の妻であり、11人の子どもたちの母でもありました。
明治34年(1901年)に出版された「みだれ髪」は、鉄幹へのあふれる愛と青春のみずみずしさを歌いあげ、浪漫主義の代表作となりました。
また、詩、評論、古典研究など、さまざまな執筆活動を展開する一方、女性の権利に焦点をあてた評論も多く著し、当時の女性の地位向上に積極的に取り組みました。
▲自筆歌掛軸「連峯之雲」(堺市博物館蔵)
▲覚応寺にある歌碑
▲歌集「みだれ髪」(堺市立中央図書館蔵)
