行基
更新日:2019年4月23日
天智7年(668年)から天平勝宝元年(749年)
▲行基画像(堺市博物館蔵)
四十九もの寺を建てた民衆の僧
堺・蜂田郷(現在の家原寺)に生まれた行基は、"広く民衆を救う"という仏教本来の姿を取り戻すべく、一生を民間布教と社会事業にささげました。
生涯に49の寺を建立し、その一つである大野寺土塔からは、築造に協力した人々が自らの名前を記したと考えられる文字瓦が多数発掘されています。また、東大寺大仏建立にも加わり、天平17年(745年)、聖武天皇から大僧正の位に任ぜられました。
▲土塔から出土した文字瓦
▲家原寺
▲行基画像(堺市博物館蔵)