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「世界遺産とは」

 1972年のユネスコ(国連教育科学文化機関)総会で「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」が採択されました。この条約は、文化遺産及び自然遺産を人類全体のための遺産として、損傷、破壊等の脅威から保護し、保存することが重要であるとの観点から、国際的な協力及び援助の体制を確立することを目的としています。
 世界遺産とは、この条約に基づいて登録された文化遺産、自然遺産です。登録には、顕著な普遍的価値を有するなどの条件を満たしていることが必要となります。世界遺産には、記念工作物、建造物、遺跡などの文化遺産、動植物の自生地や自然景観などの自然遺産、それら両方を有する複合遺産があります。令和元(2019)年7月現在で、登録されている世界遺産は1121件(文化遺産869件、自然遺産213件、複合遺産39件)あり、そのうち日本からは23件(文化遺産19件、自然遺産4件)が登録されています。

世界文化遺産登録の流れ

世界文化遺産登録をめざす物件は、まず世界遺産暫定一覧表に記載される必要があります。
世界遺産暫定一覧表記載後は、遺産の保存管理計画を策定するなど条件の整った物件からユネスコ世界遺産委員会へ推薦書を提出し、審査、現地調査などを経て世界遺産への登録の可否が決定されます。

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