七観音古墳

更新日：2021年10月15日

世界遺産構成資産

指定区分
国指定史跡

指定名称

　百舌鳥古墳群　いたすけ古墳・長塚古墳・収塚古墳・塚廻古墳・文珠塚古墳・丸保山古墳・乳岡古墳・御廟表塚古墳・ドンチャ山古墳・正楽寺山古墳・鏡塚古墳・善右ヱ門山古墳・銭塚古墳・グワショウ坊古墳・旗塚古墳・寺山南山古墳・七観音古墳・御廟山古墳内濠・ニサンザイ古墳内濠

内容

　七観音古墳は、履中天皇陵古墳（ミサンザイ古墳）の外周部分にあたる大仙公園の南出入口にあり、同古墳に付随する古墳と考えられます。墳丘裾に鉢巻状の土留めがめぐっていますが、本来の古墳の形状とは異なります。
　公園整備に伴う発掘調査では、墳丘盛土と墳端の可能性のある地山の立ち上がりを確認しました。埋葬施設については未調査のため不明ですが、碧玉（へきぎょく）製の琴柱（ことじ）形石製品が出土したといわれています。また、濠の輪郭や堆積層は検出されていないことから、古墳築造当初から周濠は設けられなかったと推定できます。

東の空から見た七観音古墳（堺市世界遺産課撮影）