愛染院本堂
更新日:2021年10月15日
指定区分
堺市指定有形文化財
説明
愛染院(あいぜんいん)本堂は、本市内において、建築年代が明らかな江戸時代初期の建造物です。棟札(むなふだ)により、慶安5年(1652年)に建築されたことがわかります。
また、細部様式にも江戸時代初期の様子が見られます。構造的な面、細部様式、保存状況などから、上質な近世寺院建造物として大変貴重です。
本尊を祀(まつ)るために須弥壇(しゅみだん)上に安置されている厨子(ずし)も、その細部様式などから、本堂とほぼ同じ時期に製作されたものと考えられます。さらに棟札は、本堂の建築時期改修時の施主や世話人・大工などの人名が記され、それぞれの改修における状況を知る上で貴重な資料です。
愛染院本堂
宗教法人 愛染院
員数
1棟
附 厨子1棟・棟札2枚
構造
桁行3間 梁間3間 入母屋造
向拝1間 本瓦葺
指定年月日
平成13年12月20日
時代
江戸時代
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