阿弥陀如来立像
更新日:2021年10月15日
指定区分
大阪府指定有形文化財
説明
常安寺(じょうあんじ)は心光山観音院と号し、慶長12年(1607年)、豊臣家の家臣で堺に移り住んだ金田常安という人物が、融誉浄円(ゆうよじょうえん)を開山に迎え建立した浄土宗の寺院です。
この寺の本尊は、来迎印(らいごういん)を結び衲衣(のうえ)の上に吊袈裟(つりけさ)をかけた姿で立つ阿弥陀如来立像で、墨書銘によれば、暦応5年(1342年)に仏師法眼定西が二度目の修理を行い、応永23年(1416年)にも手が加えられていることがわかります。
小さめの目と口、整った鼻筋は上品ではあるものの神経質にみえ、当時盛行していた慶派の様式ではなく、他派の様式下で鎌倉時代に制作されたものであることがわかります。
宗教法人 常安寺
特徴・大きさ
木造 一躯 像高 79.7センチメートル
時代
鎌倉時代
指定年月日
昭和45年2月20日
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