堺緞通
更新日:2024年4月4日
堺緞通とは
堺緞通は天保2(1831)年、堺の糸物商だった糸屋庄左衛門が中国製の敷物や鍋島緞通を参考にして生産し売り出したのが始まりです。明治のピーク時には117万畳もの堺緞通が欧米へ輸出されました。堺緞通の織りの技術(堺式手織緞通技術)は、各時代の背景や機械化の波に押されながらも、堺式手織緞通技術保存協会の活動や、大阪刑務所の作業訓練として採用されて、今に受け継がれ、平成18年に大阪府の無形民俗文化財に指定されています。
また平成29年には特別展「堺緞通ものがたり」を開催し、堺緞通の歴史と現状についてご紹介いたしました。
堺緞通の製織実演
当館所蔵で常設展示している堺緞通織機は昭和55年(当館の開館時)に寄贈された、幅が約3mもある大型の堺緞通織機です。当館では平成29年度より、堺式手織緞通の技術伝承者のご協力のもと、当館所蔵の堺緞通織機を用いて、伝統柄の堺緞通の製織実演をおこなっています。(実演の開催は不定期です)
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