【視察レポート】「与謝野晶子没後80年記念 与謝野晶子と西陣美術織による源氏物語54帖」(2022年5月7日)
更新日:2022年6月29日
源氏香遊び
新緑の美しい5月晴れの日に、利晶の杜は賑わい、着物姿も見え華やかな雰囲気。会場では与謝野晶子の源氏物語の西陣織物や着物や帯などが展示され、匂い袋のワークショップや朗読劇などの企画が行われています。
石畳をぬけ、源氏香遊びの茶室に足を運びました。正座の難しい方には椅子が用意されています。最初に源氏香遊びの説明。床の間に花を活けないのはお香に集中するため。その代わりというわけではないけれど、一人ひとりの前には絹の紐で季節の花や蝶が結ばれています。源氏香は香りをあてるのが目的ではなく、源氏物語をきっかけにコミュニケーションを深める場だということです。参加した12人全員はずれましたが、気さくな先生に質問が止まりません。
主催者の増谷さんはにこやかに参加者を迎え、受付を担当する高校生の二人は参加者とのやりとりを楽しんでいる様子。人との語らいや出会いのきっかけとなる場づくりの大切さを源氏物語と与謝野晶子を通して感じた二日間でした。
(令和4年度 堺市文化芸術活動応援補助金採択事業)
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