【視察レポート】古典伝統芸能の狂言を楽しもう!(2023年2月11日)
更新日:2023年4月6日
古典伝統芸能の狂言を楽しもう!
2月の土曜日、堺能楽会館での「第18回狂言之会」に伺いました。羽衣国際大学の社会人講座で狂言を学ぶシニアの方々を中心に構成される「おおとり狂言之会」が、日頃の稽古の成果を公開することで、地域住民にも狂言に親しんでもらいたいと開催しています。受付で配布されたプログラム冊子を拝見すると、各曲目のあらすじと簡単な解説があり、興味が湧いてきます。「面白いところも、失敗も笑ってください」という講師による開演の挨拶に続いて、公演が始まります。狂言は、古今東西変わらない人間の滑稽さや弱さに焦点があたった喜劇であり、口語体の台詞、大げさな仕草や声色が理解を容易にするので、客席からはすぐに笑いが起こります。さらに、舞台上で台詞が飛んでしまったメンバーに、役柄上は対立しているはずの相方が、小声で台詞を教えて助けたりするので、それがまた新たな笑いを誘います。
メンバーは全員60歳以上とのことですが、20分ほどの台詞と動きを頭にいれ、衣装をつけて演じるのは、身体的にもなかなかハードな活動と感じました。文化芸術活動というだけではなく、特にシニアの方々にとっては、健康づくり、体力づくりに資する面もあるだろうと実感させられる公演でした。
(令和4年度堺市文化芸術活動応援補助金採択事業)
このページの作成担当
文化観光局 文化国際部 文化課
電話番号:072-228-7143
ファクス:072-228-8174
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館6階
このページの作成担当にメールを送る