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【ニュースレター】堺アーツカウンシルニュースレターvol.21(2026年3月16日)

更新日:2026年3月17日

目次

【勉強会開催レポート】 プロジェクトのタイムラインを知ろう、タスク管理も恐くない

 2026年1月26日、堺アーツカウンシル主催の勉強会「プロジェクトのタイムラインを知ろう、タスク管理も恐くない」がフェニーチェ堺で開催されました。本勉強会は、文化芸術活動を実践する方々が抱えやすい「段取り」や「スケジュール管理」への不安を解消し、企画実現までの流れを具体的に理解することを目的とした内容でした。

 会場には、プロジェクトづくりの経験がある方もない方も、9人の方が堺市内外からいらっしゃいました。

 まず、スケジュール管理のためのツールのご紹介をすることから講座が始まりました。

 今回ご紹介したツールは「無料」「簡単」「シェアしやすい」ことを目的として、「グーグルカレンダー」と「グーグルキープ」をご紹介しました。この2つのアプリケーションをスマートフォンに追加すると、思い出すためにアラームをセットできます。アラームで予定を思い出すことができ、やらねばならない「タスク」を忘れてしまうことが防げます。スケジュール管理のまとめとして「すぐメモる」「一括管理」「スケジュールのアラームをセットする」をお伝えしました。

 今回のグループワークでは、「チラシを元にしてプロジェクトのタイムラインを考えてみよう」をテーマに実施しました。チラシは、公演や企画の“情報の集約点”です。チラシに必要な情報を書き出すことは、そのまま企画の全体像を可視化する作業につながります。

 まず、プロジェクトマネジメントの経験歴で「初級」「中級」「上級」の3チームにわけ、ワークをはじめました。
 今回は、お題として架空の演劇公演を設定して、この公演のチラシに必要な要素・情報を付箋に書き出すことからはじめました。演出家、作家、スタッフのクレジットに加え、タイトル、コピー、日付、会場、アクセス、未就学児の可否、指定席か自由席か、ロゴ、QRコードなど。さらにチラシのメインビジュアルが完成したチームもいてテーブルごとに特色のある項目が出てきました。

 そして、これらの情報を元にスケジュールを設定し、タスクを導き出しました。次にタイムラインに並べるワークはより実践的です。情報が足りなかったり、スケジュールが合わなかったり、何度も付箋を貼り直しながらの作業になりました。

 最後はそれぞれのチームがつくったタイムラインを並べたテーブルを巡りつつ、「おお!こんな細かいことまで考えてる!」「やっぱり、公演の予算を確保するのって大切よね」と互いの成果物を見ることで気づいた点について、意見交換をしました。
 グループワークを一緒にすることで、ひとつの正解を探すのではなく、それぞれのやり方や考え方を共有し合う場となりました。ジャンルや経験値が異なる参加者同士が意見を交わすことで、新たな視点やアイデアが生まれ、学びがより立体的なものとなりました。 

benkyoukai


(PO 古谷晃一郎)

【連携レポート】 社会福祉協議会×堺アーツカウンシルふくひがフェスタ2 小学校で手持ち花火大会

 雨もあがった2025年11月2日(日曜)福泉東小学校で社会福祉協議会(以下、社協)と堺アーツカウンシルのメンバーが準備をはじめ、午後になると関係者が集まりはじめました。
焚き火、遊び場、休憩所、キッチンカー、駄菓子屋、花火大会、それぞれの場のしつらえを整えていきます。15:00オープン、の前に記念撮影。やがて、こどもや家族、高齢者の方など、ぞくぞくと来場し体育館や運動場で遊んだり、駄菓子屋やキッチンカーで楽しんだり、焚き火をしたり、おしゃべりしたり、めいめいにすごしています。昨年のふくひがフェスタのもちつき大会で出会ったこどもがすこし大きくなっていました。他のこどもを誘い薪割りに挑戦したり、マシュマロを焼いて食べる様子を大人たちが見守っています。焚き火で焼いたあつあつの焼き芋を「はじめて。とってもおいしい」とこどもの驚きの表情。高齢者は「焚き火、なつかしいわ」と話していました。

 いよいよ、17:00から運動場で手持ち花火大会がはじまりました。体育館の中は片付け、全員が運動場に集まります。あちこちで光と煙と歓声があがります。夕暮れが深くなり、花火の煙の色がくっきりしていきます。あたりが暗闇に包まれたころ、フィナーレのふきあげ花火。火花があがるたびに大歓声が隣の団地の壁にはねかえってこだましています。
終盤、どこからか「これが『思い出』になるのね」とこどもの声が聞こえてきました。この瞬間が記憶に刻まれたようです。楽しげに帰るこどもたちにお菓子が配られ、準備してきた大人たちも手応えを感じた表情でした。

 堺アーツカウンシルとしてふりかえると、地域のなかで、社協、地縁組織、地縁組織でない人たち、近隣の福祉事業所、包括支援センター、こどもや保護者、高齢者、学生などが出会い、顔のみえる関係、ちょっと知り合える機会をつくる仕掛けとしてのアートもあるのではないか、と考えます。
さまざまな立場の人たちが会する機会をうみだす場に並走していく地域アーツカウンシルがあってもいいのではないでしょうか。そしてこの先に地域住民の活動が生まれたり、アーティストがまじることもあるかもしれません。

 (PD 上田假奈代)

【視察レポート】 パリテ亭落語会 笑って笑って、健康に

 2026年1月10日(土曜)、雲ひとつない青空のもと、堺市男女共同参画センター(コクリコさかい)で開かれたパリテ亭落語会を訪ねました。受付まわりの女性たちもピンクの法被姿、着物姿の出演者もあざやかで新春ムードが漂います。
会場の研修室は満杯で、毎月一回のこの落語会を楽しみにしている市民が多くいることがわかりました。

 落語は4席。出演者のみなさんは高齢で「高座にあがるのも命懸け」とこぼし、「今日一番の心配は高座にあがれるかどうか」と笑いをとりながら、古典落語をにこやかにお話しされました。

 終了後は4人が再登場し、改めて自己紹介し、会場とのトークとなりました。落語入門者から「拍手されて噺が飛んでしまったことがあるんですが、どうされていますか?」と聞かれ、「場数です」「そんなもんですよ、がんばってください」と見事に応えられていました。
受付周りにいた落語クラブの女性たちはこの教室に通い、年に数回発表の機会があることが生活の楽しみだと話されていました。
健康にいるためには今日用事があること、楽しみがあることだと感じました。
入場無料でもあることから、多くの市民に足を運んでもらいたいと思いました。

 

(PD 上田假奈代)

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