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【開催レポート】 地域でのアート活動を学ぶ勉強会 第3回「自分のための活動の振り返りかた」(2023年3月6日)

更新日:2023年6月21日

堺ACでは、堺市で文化芸術活動をする方、興味のある方向けに、学びの場としての勉強会を開催しています。第3回は年度末というタイミングに合わせて「活動の振り返り」をテーマに、3/6(月)に堺市総合福祉会館にて開催しました。講師は大澤寅雄プログラム・オフィサー(以下、PO)、進行は中脇健児PO。伝統芸能、音楽、美術など様々な分野で活動する方たち8名が参加されました。
     
自己紹介では、参加者が自身の活動ジャンルや団体での役割などとともに、振り返りについての素朴な疑問・質問も発表していきます。
参加者のみなさんが、どんな課題を持っているかが見えてきたところで、大澤POのレクチャーが始まります。

    
まずは、振り返りとは、計画して実行して確認して改善し、また計画するというサイクルの「確認」にあたるものだというところから。つまり、次の計画に活かすためにするのが振り返りということです。次に振り返りのパターンについて。活動を「いつ」「誰と」「どのように」振り返るかによって、確認できる内容も変わってくることを、具体的な事例をあげながら、説明していきます。「いつ」であれば、活動直後に会場で行うのと、数日後に事務所で行うのとの違い、「誰と」であれば、仲間うちで行うのと、観客や協力者などと行うのとの違い、「どのように」であれば、話し合いやインタビュー、アンケート、実績値の整理分析、SNSの投稿チェック、外部評価の依頼などによる違いがあるとのこと。
     
振り返りと一言でいっても、実はいろいろなパターンがあることが共有されたあと、参加者から挙がった課題を解決するには、これらをどう役立てていけばいいのか、中脇POが、大澤POに質問していきます。
     
Q「参加者を増やしていくためには」A「参加したことのない人になぜ参加しなかったかインタビューしてみる」、Q「落ち込まない振り返りかたは」A「インタビューなど言葉だときつくても、数字で答えてもらうことで気持ちが切り離せることもある」などなど。
     
それぞれの課題に対する、振り返りのアイデアが提案されたところで、グループ毎のフリートークに移ります。ご自身の活動のチラシを見せて他の人から意見をもらうなど「参加したことがない人へのインタビュー」を早速実践されている参加者の方もいらっしゃいました。
     
最後、各グループのフリートークの内容を全体で共有し、勉強会自体を振り返りました。振り返りフリートークの中で、イベントが終了時間ギリギリに終わるとアンケートを書いてもらえない、という話題がでたことから、しっかりアンケート記入の時間を残して閉会となりました。(PO宮浦宜子)

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