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堺市長記者会見 令和6年5月7日

更新日:2024年5月13日

市長

 よろしくお願いします。
 本日、案件としては2件。1点は、「株式会社ラウンドワンジャパンとの健康増進に関する連携協定の締結」。そしてもう1点は、「ツアー・オブ・ジャパン2024 堺ステージ」についてです。

(株)ラウンドワンジャパンとの健康増進に関する連携協定の締結

 早速ですが、まず株式会社ラウンドワンジャパンとの市民の健康増進に関する連携協定の締結です。
 同社はラウンドワン1号店を堺市に出店をして、その後ボーリングや様々なスポーツを楽しめる施設「スポッチャ」等を国内外に広く展開され、現在、堺市内では2店舗営業をされています。
 一昨年の令和4年2月に、同社から堺市が公民連携の窓口として設置をしている堺コネクテッド・デスクに、スポッチャを有効に活用して市民の健康を後押しできないかと申し出をいただきました。そしてその後、健康増進に関する具体的な取組内容について意見交換を重ねまして、今年の2月、堺市内の店舗、こちらはそのときの様子の写真がありますが、40歳以上の市民を対象としまして、健康チェックとスポッチャの体験をコラボしたイベントを開催いたしました。参加された40歳から93歳までの151人の市民の方に、本市の保健師等による血圧のチェックでありましたり、体力測定などの健康チェックを実施いたしまして、また同社のご協力により、スポッチャを無料で体験をしていただきまして大変盛況であったということです。
 今までなかなか行政が呼びかけても行き届かなかった健康診査等の受診されてない方や高血圧の方が多く来場され、受診意欲や生活改善の意欲を高めることができたと考えております。参加者からは、自分の身体について知ることができてよかった。また、久しぶりに体を動かすことができた等のお声をいただいております。
 そして、こちらのグラフが、実際にイベントに参加された方の当日の血圧と健診の受診状況を示したものです。当日の血圧測定結果からは、46%の方が高血圧に該当する。また、健診の受診状況をヒアリングさせていただいたところ、10%の方が定期的に受診されていないということも把握をできました。この結果から、今回のような取組を進めることによって、より健康リスクの高い方への働きかけが可能と認識をしております。
 今後も、このような取組を一過性のイベントではなく、継続してさらに取組を進めていくために、同社と堺市にて、堺市民の健康増進及び笑顔と交流の創出に関する連携協定を結ぶこととなりました。同社によりますと、健康増進に関して自治体と連携協定を結ぶのは今回が初めてとお伺いをしています。今後、協定によりまして、健康増進をきっかけとするイベントを定期的に開催いたしまして、市民の皆様の健康への意識を高めて、また楽しみながら運動する機会を設けて、さらに参加者間の交流もつなげたいと考えております。
 5月21日には、同社の川口社長に堺市役所にお越しいただきまして協定の締結式を行います。協定の締結以降は、堺駅前のスポッチャに血圧計や握力計など、気軽に健康チェックできるブースを定期的に設置していただくことになっております。また、同店で本市の保健師等が血圧や体力測定などの健康チェックイベントを年に数回行うということも予定をしておりまして、そしてさらに参加者にはスポッチャを無料で利用できる機会も同社から提供をいただきます。
 株式会社ラウンドワンジャパンと堺市が協定を結ぶことによって、これまで市からのアプローチではキャッチすることが難しかった方々が、健康情報や取組を知るきっかけになることを期待しています。また、違う世代の方々との新たな交流や多くの笑顔を生むきっかけにもつながればと考えております。
 最後に、取組の方向性についてです。日頃行政が実施する健康教室などに参加されない方にもスポッチャという楽しい施設、楽しく運動ができる施設と連携しまして、継続的な健康チェックや運動、参加者間の交流を後押しをしてまいります。また、自分の健康状態を知ることによりまして、健康診断の受診や運動など、生活習慣の改善への意欲も高められると考えております。
 今後も堺市として、民間企業や団体の皆様と積極的に連携をしながら、市民の皆様がより健康で過ごしていただけるように取組を進めたいと考えております。

ツアー・オブ・ジャパン 2024 堺ステージ

 続きまして、「ツアー・オブ・ジャパン2024 堺ステージ」についてです。
 国内最大規模の国際サイクルロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」は、国内外から多くの選手が参加するレースで、5月19日の堺ステージから始まり、5月26日までの8日間に合計8ステージが行われます。平成8年から開催されておりまして、堺は当初から第1ステージとして参加をしております。
 堺ステージのコースについてですが、こちらの赤いところがコースとなっておりまして、堺のまちなかで行われまして、平坦で短い距離を競うことが特徴です。レースは大きく2つに分かれておりまして、1つは選手が1人ずつ1周しましてタイムを競う個人タイムトライアル。もう1つが各チームの全選手が一斉にコースを複数回周って、最終周の着順で順位を決める「クリテリウム」という競技です。
 世界遺産登録から今年で5周年を迎えます「百舌鳥・古市古墳群」を代表する仁徳天皇陵古墳がある大仙公園を周回するコースで、世界レベルのスピードを間近に見ることができ、迫力と臨場感を楽しんでいただける内容です。レース当日は私も堺国際クリテリウムのスターターを務める予定としております。
 そして今回、大会に合わせて「サイクルシティ堺」としての魅力が体験できるイベントを大仙公園内で実施いたします。一番左のところです。こちらは自転車やアウトドアグッズの販売などを行う「BICYCLE INN PARK2024」、こちらの開催をいたします。
 また、真ん中はお子さんの写真がありますが、4歳・5歳のお子様を対象としたキックバイクでの「自転車体験教室」、またクイズ形式で自転車の交通ルールを学ぶことができる「さかい自転車デー」も開催いたします。ほかにも、電動アシスト自転車などの試乗会、ロードバイクの進化が分かる展示、キッチンカー、大阪府警察音楽隊等によるオープニングセレモニー、そして自転車交通安全教室など、多くのイベントを実施いたします。
 また、大仙公園以外におきましても、市内の観光スポットを周遊して、堺の歴史を感じ、「食」などを楽しむ「ツアー・オブ・ジャパン散走」が実施されます。さらに5月の「自転車月間」に合わせて、期間中に、市内観光スポット10か所を巡るスタンプラリーも行っております。
 ツアー・オブ・ジャパン当日は、日本唯一の自転車をテーマとした博物館である「シマノ自転車博物館」のご協力もいただきまして、こちらの施設の入館料が無料となっております。
 そして、大会開催に当たりましては、当日10時から16時頃まで周辺道路の交通規制を行っております。周辺道路の混雑も予想されますので、お車でのご来場をお控えいただきまして、公共交通機関等でお越しくださいますよう、ご協力をお願いいたします。
 もう既に暑い日々が続いておりますが、5月・6月さわやかな季節、すがすがしい季節でもありますので、仁徳天皇陵古墳に隣接する大仙公園周辺に、ぜひ、お散歩気分で気軽に訪れていただきまして、堺の魅力を併せて感じていただければと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただき、ご質問のほうをよろしくお願いをいたします。
 ご質問のほう、いかがでしょうか。
 日本経済新聞社さん、どうぞ。

(日本経済新聞)

 日経の髙佐でございます。
 ツアー・オブ・ジャパンですが、これは去年もありましたでしょうか。

(市長)

 はい。去年も実施をしております。

(日本経済新聞)

 コロナの時期は、止まってたんでしたか。

(市長)

 コロナの時期は中止になった年もありましたが、中止になった年度は何年度でしたか。

(担当課)

 確認させていただきます。

(日本経済新聞)

 何回目かと、平成8年からということなんですけども、中止期間合わせて何回目になるのかということと、あと、ずっとこのツアー・オブ・ジャパンと称するサイクルロードレースでは、常に堺がトップ、第1ステージだということですね。

(市長)

 はい。

(日本経済新聞)

 分かりました。ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。
 日刊工業新聞さん、どうぞ。

(日刊工業新聞)

 日刊工業新聞の冨井と申します。
 ラウンドワンジャパンさんとの健康増進に関する協定に関してなんですけども、ラウンドワンジャパンが地方自治体と協定を結ぶのは全国初とあるんですけど、逆に堺市のほうで、何か健康増進に関する協定を企業さんと結んでいるという事例は、ほかにあるのでしょうか。

(市長)

 まず、ラウンドワンジャパン様におきましては、健康増進を目的とした協定が初だということで、少し私も調べた限りですけど、例えば災害に対する応援であるとか、そういうところは他自治体で結んでいるのはあるかと考えております。そして、健康増進に関する連携協定に関しましては、こちらであまりにも多いと思うんですけど、様々な企業団体の皆様と結んでおりまして、特に包括連携協定、1つのその健康増進という分野だけではなくて、包括して結ぶことに関しては、恐らく多くの皆様と、健康というところは非常に重要なキーワードですので結ばさせていただいていると認識しています。また、詳しくは後ほど、担当者からお伝えさせていただきたいと思います。

(日刊工業新聞)

 分かりました。
 あと、取組の方向性で、さっきは血圧計と健康チェックですけど、このがん検診とかもやってるということなんですか。それとも今後やるような方向性なのでしょうか。

(市長)

 今回まずは2月に実施した内容で、このような健康チェックであったり測定等を行ったのですが、今後、がん検診に関しても、本市ではがん検診、5大がんの無償化を行っていますので、広げていけたらと考えております。
 なかなか特に健康が悪化しやすい中高年、私もその年代に入りますが、仕事だったり家庭だったり様々な事情で健診を受けられないとか、意識がなかなか回らないという方が多いと思いますので、今回そういう方に、より関心を持っていただく場所として、家族で訪れる方が多い、このスポッチャのような施設を活用させていただきたいと考えております。

(日刊工業新聞)

 ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。
 日本経済新聞社さん、どうぞ。

(日本経済新聞)

 これもまた先ほどの回答と一緒にメール等でいただければと思うんですけども、去年はどれぐらいの方がツアー・オブ・ジャパン、観覧というか観戦に来て大仙公園に集まったのかと。同じようなイベントは去年もやられたんですよね。これでどれぐらいの方たちが来たのかという、にぎわいの去年の実績みたいなのを後でいただければと思います。

(市長)

 はい。また、後ほど担当者からお伝えさせていただきたいと思いますが、今回特に私からも指示をしていますのが、せっかくツアー・オブ・ジャパンという、国内でもトップレベルのレースが行われるこの機会に、堺市としても自転車との歴史が深い都市ですから、堺市と自転車との連携をさらに深められないかというところで、今回イベントを企画しております。例えば、大阪府警察の音楽隊によりますオープニングセレモニーというのを今回初開催ですし、「BICYCLE INN PARK2024」、一番左ですね。このフリーマーケット等も初開催です。このような取組をしながら、ツアー・オブ・ジャパンというレースが行われる、この機会に、多くの方、市民の方に自転車に親しんでいただきたいと思いますし、やはり安全利用というところがまずは最も大事かと思っておりますので、子どもたちであったり、また大人にも改めて自転車を安全に乗っていただきたい。そして自転車の堺、「サイクルシティ堺」をPRしたいと考えています。

(日本経済新聞)

 確認ですけど、今回初めて、これに合わせて催されるのが、この県警本部の音楽隊とフリーマーケット、それ以外は去年もやられてたんですか。

(市長)

 もう1つは、自転車交通安全教室、これにはちょっと載ってませんけど、先ほどお伝えした交通安全教室も初開催です。その後は去年もやっているイベントもあったということです。補足お願いします。

(司会)

 担当局、お願いします。

(担当課)

 建設局自転車企画推進課ですけれども、こちらの体験教室のほうは、去年から実施しております。

(日本経済新聞)

 既に多分、コロナが発生していた。

(担当課)

 そうですね。はい。

(日本経済新聞)

 分かりました。ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかにご質問ございますでしょうか。
 朝日放送テレビさん、お願いします。

(朝日放送テレビ)

 ABCの岡谷と申します。
 本日、堺市さんで初めて特定空家等の代執行による除却の解体作業が始まったかと思うんですけれども、堺市さんとして代執行に踏み切った理由と、こちらにかかる費用に関しては、どうしていく方針なのかを教えていただきたいと思います。

(市長)

 まず、今回の特定空家等の代執行につきましては、本来であれば所有者の方が危険な空き家については対応されることが一義的かと考えます。ただ、本件につきましては非常に、もう所有者の方も亡くなっておられまして、なかなか処分が難しいということ。そして私もこの間、報告も受けておりますが、今年に入ってからも、その損傷が激しくて、崩落であったり周りの方々であったり通行人に危険が及ぶ可能性が高いというところから代執行に踏み切りました。そして今回かかる費用につきましては、行政がまず負担することになりますが、一方で、その所有者の相続される方であるとか、この後も、その費用を求めていくことになるかと思います。

(朝日放送テレビ)

 所有者が今は不明ということで、このままちょっと所有者が確定できなかった場合、そのまま市のほうの負担のままになってしまうかと思うんですけれども、今回の件もですし、今空き家というもの自体が多くなっている中で、こういう市が代執行で負担した費用がそのままになってしまうということに関しては、どうお考えですか。

(市長)

 やはり先ほどお伝えしたとおり、まずは所有者の方、もしくは責任ある方にきちんと対応していただくことが第一かと考えております。ただ、それが難しくなった場合、進まない場合、もし崩壊等発生したときに、市民の方々、住民の方々に多大な影響を及ぼすことになるということであれば、やはり市としても対応しなくてはならないと。ですので代執行というのは、もう堺市がどうしても必要性に迫られて行うということですので、やはり堺市としては空き家の管理をきちんとこれからも指導・助言等をして、その所有者の方に対応していただくと。そして、もしそれでもうまくいかなくて、また市民の方々、住民の皆さん、訪れる方に危険が及ぶときには、今後もそのような代執行を行う可能性はあるかと思っております。

(司会)

 それでは、ほかにご質問いかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 はい。それでは、ご質問がないようですので、これにて市長記者会見を終了させていただきます。

(市長)

 ありがとうございました。

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市長公室 広報戦略部 広報課

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