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堺市長記者会見 令和5年10月10日

更新日:2023年10月16日

市長

 こんにちは、よろしくお願いします。
 本日の案件としましては2点。1点は第50回堺まつりの開催、そしてもう1点は、今月28日、29日に迫っておりますG7大阪・堺貿易大臣会合についてです。

第50回 堺まつりの開催

 早速第50回堺まつりについてお伝えをいたします。市政運営の大方針、堺市基本計画2025では、重点戦略を「堺の特色ある歴史文化」としまして、それらを最大限に活かす取組を進めております。今日は今週末に開催される市内最大のイベントであります堺まつりについてお伝えいたします。
 堺まつりは第1回が昭和49年に開催されまして、今年でちょうど第50回ということになります。これまでは、パレード形式で行っていたのですが、昨年からテーマ別にエリアを分けまして、来場者が目的に合わせて会場を移動できるように変更しております。パレード形式から参加体験型のストリートフェスということになっています。そして、昨年はコロナ前の来場者と比べて約10万人多い延べ約38万人の方が来場され、そして多くの方から好評の声を寄せていただいております。今年は昨年に続きまして、堺東駅から堺駅を結ぶ大小路筋を歩行者天国としまして、さらに体験型のコンテンツを増やして、また堺産品の物販、飲食も多く設けておりまして、賑やかさを演出したいと考えております。
 内容についてですが、まず土曜日、14日は前夜祭といたしまして、ふとん太鼓の担ぎあいでありましたり、ステージパフォーマンス、またグルメの出店などを行います。15日は市役所前の市民交流広場、Minaさかいにおいてステージパフォーマンスでありましたり、また堺のシンボルロードである大小路筋、そして大道筋、内川の河川敷などで、ストリートパフォーマンス、鉄砲隊による実演など、さまざまなプログラムが行われます。
 それぞれの場所についてですが、Minaさかいゾーン、市役所前の市民交流広場におきましては、ダンスやステージ、音楽などのステージパフォーマンス、グルメブースや堺名誉大使を務めていただきました故さいとう・たかを氏の作品「ゴルゴ13」と堺市がコラボした「ゴルゴBar」など、飲食も楽しんでいただくことができます。内川河川敷では、泉州グルメとかですね。歴史ある環濠の内川河川敷では、泉州グルメや環濠クルーズなどの乗船などを満喫していただくことができます。
 そして大小路筋の伝統文化・万国交流ストリートでは、堺の茶の湯を気軽に楽しんでいただける野点席を今回新たに設置することに加えまして、「利休のふるさと堺大茶会」としまして、14日は南宗寺、14日と15日の両日はさかい利晶の杜で、本格的なお茶の体験をしていただくことができます。15日には市役所本館1階で堺観光ボランティア協会の皆様による呈茶も楽しんでいただくことができます。千利休の出身地、生誕地である堺で、ぜひこの機会に茶の湯の心に触れていただければと考えています。
 また、大道筋のファミリーストリートでは、今回新たに自転車の魅力を体感できるサイクルシティ堺ブースを設置しております。古墳時代から鉄の加工技術、また鉄砲、刃物を通じて現在の自転車産業にもつながっているこの独特の堺の自転車との歴史を活かして、今回シマノ自転車博物館のご協力によりまして自転車を展示させていただいたり、ベトナム総領事館のご協力でベトナムの自転車タクシー・シクロの展示を行います。また、小さなお子さんも乗車できるBMXの体験会や、パフォーマンスも実施をする予定にしております。
 そして、大小路筋の伝統文化・万国交流ストリートにおいては、大阪・関西万博の特設ブースも出展いたします。特設ブースにおいては、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のもとで、万博を知るエキスポラボ、そして未来を体感するミライラボ、未来を考える・つくるSDGsラボの3つのコンセプトで実施をいたします。万博公式キャラクターでもありますミャクミャクの出演や、未来を感じるロボット型電動車いすの試乗体験、さかいSDGsプラットフォーム会員による参加型ワークショップなど、万博の機運醸成だけでなく、万博がめざすSDGs達成に向けて関心を高めたいと考えております。また、今月末に開催が迫ったG7大阪・堺貿易大臣会合のPRも併せて行います。
 今この機会でざっとご紹介させていただきましたが、堺まつりについては、堺東駅前から堺駅手前、また環濠エリアも含んで紹介し尽くせないほどさまざまな催しをご用意しておりますので、ぜひ多くの方にご来場いただきまして、秋の堺のひとときをお楽しみいただけたらと考えております。また、ホームページでも詳しく開催内容をご紹介しておりますので、ぜひこの動画をご覧の市民の皆様も、また市外の皆様もぜひこの機会に堺の魅力を存分に感じていただきたいと思います。

G7大阪・堺貿易大臣会合 歓迎行事等の取組

 続きまして、G7大阪・堺貿易大臣会合についてです。10月28日、29日に迫っておりまして、本日は地元開催の歓迎行事、そして大阪国際会議場でのメディアセンターで行う出展ブースについてお知らせをいたします。まず10月28日の土曜日、ホテルアゴーラリージェンシー大阪堺におきまして、G7の貿易に関する大臣の皆様、また国際機関の方々をお招きして歓迎レセプションを行います。大阪・堺が世界に誇る歴史や伝統、食など、さまざまな魅力でおもてなしをしたいと考えております。
 内容についてご紹介をさせていただきます。まずは伝統芸術作品や茶の湯によるおもてなしです。レセプション会場では、茶の湯をルーツに持つ竹工芸の世界的な芸術家であります四代田辺竹雲斎氏の作品を展示いたします。堺生まれの千利休は茶の湯を大成いたしました。そしてその茶の湯によって竹を用いた品は、茶道具として需要が高まって堺を中心に優れた竹を扱う専門職が多く集まったとされております。展示する作品、こちらは一例としてイメージとして上げておりますが、今この場では展示作品をご紹介することはできませんが、迫力ある作品をレセプション会場にて展示をいたします。次に、こちらの真ん中の作品についてです。堺市立工業高校、現在の堺高校出身の工業デザイナー、プロダクトデザイナーで日本とイタリアを拠点に活躍する喜多俊之氏の代表作である「二畳結界」を展示いたします。こちらは写真のように漆を塗った木の柱と、そして2畳の畳で構成された茶の湯、空間を表現した作品です。今回のレセプション会場における二畳結界はこの結界内で茶の湯の実演を行うことで1つの作品としており、お茶の提供を通じまして、国内外の方に堺に息づく茶の湯文化を発信いたします。
 続きまして、伝統文化や食を通じた大阪・堺の魅力の体感についてです。まずこちらのふとん太鼓、先ほど堺まつりでも登場いたしましたが、五穀豊穣などを願う堺の伝統的な祭事として奉納されるふとん太鼓の実演です。ふとん太鼓は太鼓を仕込んだ台の上にふとんを重ねたつくりでありまして、独特の威勢のいい掛け声と太鼓の音に合わせて地域を練り歩いております。歓迎レセプションでは、会場内にふとん太鼓を置きまして、掛け声とふとんの太鼓の音を鳴り響かせて会場を盛り上げる予定にしております。また会場内には、ライブキッチンを設けまして、来場者の目の前で堺の包丁を使った料理を提供します。堺をはじめ、大阪の海の幸、山の幸など豊富な食材を活用したメニューをシェフが検討しています。
 さらに、大阪府立国際会議場に設けられるメディアセンターでは、国の展示スペースを活用しまして、国内外のメディア関係者の皆さんに大阪・堺の魅力をPRいたします。こちらは呈茶でありましたり、堺の和菓子職人の方による実演を行います。また、古墳時代から現代の刃物にもつながる匠の技術、歴史などの展示や、大阪府立泉北高校の生徒の皆さんが企画したG7各国にちなんだ商品の紹介等を行います。ほかにも南大阪の市町村が創意工夫した伝統工芸の体験や食の提供等を行う予定にしております。
 いよいよ今月末に迫ってまいりましたG7大阪・堺貿易大臣会合を効果的な機会とするために引き続き準備を進めてまいります。
 私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上社名を告げていただき、ご質問の方をよろしくお願いいたします。ご質問はございますでしょうか。時事通信さん、どうぞ。

(時事通信)

 時事通信の深谷なんですけれども、メディアセンターでの伝統工芸体験や食のPRというのは、何か詳細は決まっているんでしょうか。

(市長)

 今実際にこの注染手ぬぐいの展示というところは一例として出していますが、さらにメディアセンターの場所を活用してどういう展示ができるかということは最終の詰めの段階ですので、また改めてお伝えさせていただく機会があるかと思います。

(時事通信)

 ありがとうございます。

(司会)

 それでは、ほかにご質問はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。朝日新聞さん、どうぞ。

(朝日新聞)

 朝日新聞の井石です。質問がないようですので、最後に今月の幹事社なので、1つ要望がありまして、前回9月28日の会見の翌日に不詳事案の発表が2件ありました。1つは市長部局の人事課、もう一つは教育委員会の教職員人事課、実はこの2つの発表があった日には重要な裁判があって、以前から私の方で重要なことが予定されて記者が忙しい日にリスクマネジメントの観点から発表をぶつけてきているのではないかという懸念を示していたその意図を酌んだ市長部局の広報課の方が機転を利かせて発表日をずらせないかと、事前調整をしていただいたと側聞しています。この点については、今年度の広報体制は大変改善され、その点について大変感謝いたします。事前調整をしていただいたにもかかわず、結果として日程は変わりませんでした。それぞれの課に確認をしました。人事課は調査が直前までかかっていたことなど、合理的説明があり、私も納得できました。一方で教職員人事課の説明には合理的な観点は見受けられず、少なくとも前日に前倒しができたのではないかという日経新聞様からの問いかけには、できたと思うと答えております。リスクマネジメント的な悪意はなかったのかもしれませんが、惰性で設定しているように感じられました。教職員人事課の方は発表まで十分な日程があったにもかかわらず、発表資料には年度を間違えるミスがあり、手元には必要な資料を用意していないと、これはちょっと役所としていささか弛緩しているようにも見受けました。教職員人事課は、不祥事の再発防止の鍵を握る部署です。教育委員会に関連した不祥事が後を絶たない中、不祥事の発表などについては、広報のプロである市長部局の広報課と調整の上でスムーズで、間違いのない発表になるように改めて教育委員会の方に申し入れていただければ幸いです。

(市長)

 今回の教育委員会の報道についても、市長部局の広報担当も関わったと認識をしていますが、記者の皆さんに対していささか不信感を生じさせるようなこともあったと側聞をしております。実際の報道提供というのは非常に重要な機会ですので、皆さんに疑念を持たれることがないように適切なタイミングで、改めて市長部局としても教育委員会と連携をしながら適切な発信に努めたいと考えています。

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市長公室 広報戦略部 広報課

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