このページの先頭です

本文ここから

堺市長記者会見 令和5年2月7日

更新日:2023年2月14日

市長

 お待たせしました。よろしくお願いします。
 本日、まず定例でご報告をさせていただいております新型コロナウイルス感染症の市内の状況、そして公民連携によるSDGs推進の取組についてお伝えいたします。

新型コロナウイルス感染症

 まず、新型コロナウイルス感染症の市内の状況です。1カ月間のカレンダー、ここに示しております。4週のカレンダーですね。1カ月間、4週間を見ましても、前週比を上回っているオレンジ色のところが二日間だけとなっておりまして、先週に引き続いて減少傾向が見られています。
 半年間のこの推移です。第7波の一番ピークのところ、一日当たり新規陽性者2,200人という日がございました。1月に入ってから1,000人を超える日もございましたが、現在は平日半ばでも200人台ということで、かなり一日当たりの新規陽性者は少なくなっているという印象です。
 堺シグナル・モニタリングとしてお示しをしている状況です。傾向としては減少傾向、大阪府全体の10万人当たりの新規陽性者数と、そして堺市の10万人当たりの新規陽性者数の比較を行ったところ、どちらも傾向としては同じです。ぐぐっと200人台後半から200人台前半まで下がっております。そして、年齢構成の割合を見ますと、先週お示ししたグラフとほとんど変わりはございません。どの年代でも同じように感染のリスクはあるという状況です。
 陽性率と検査数の推移です。陽性率、昨日時点での一週間平均で12.8%となっておりまして、こちらは第7波から減少傾向に向かったときよりもさらに今、陽性率としては低い状況になっています。
 療養中の方の状況です。重症者の方、堺市民の方で重症となっておられる方は、昨日現在で4人の方がおられます。そして、入院されている方につきましては338人の方が入院をされておられます。一日も早いご回復を心より願っております。
 続きまして、ワクチン接種についてもお伝えをいたします。
 現在実施中のオミクロン株対応ワクチンにつきまして、65歳以上の方、約70%の方が接種を終えておられます。全体としては40.8%。また、オミクロン株対応ワクチンを接種される条件でもあります1・2回目の初回接種につきましても、現在も実施中でございますので、まだお済みでない方、対象の方はお早目にご検討いただきたいと考えております。
 今の接種の期間というのは(令和5年)3月31日までと設定されていまして、国でも4月以降どうするかというところは検討が進められていると聞いておりますが、今後のワクチン接種の状況、私たちも注意をしながら体制を整えたいと考えております。ただ、今と同じ条件で続くかどうかというのは未定ですので、今実施されている間にぜひ希望される方、接種をご検討いただきたいと考えております。
 新型コロナウイルス感染症については以上です。

公民連携によるSDGs推進の取組

 続きまして、公民連携によるSDGs推進の取組についてお伝えをいたします。
 堺市ではSDGsの取組を進めておりまして、令和3年5月には「さかいSDGs推進プラットフォーム」という組織を設立いたしました。これは公と民間が協働・共創することによってSDGsを進めたいというところで設立をいたしました。プラットフォーム会員数1,000団体を達成とありますが、本日朝9時時点で1,013団体を数えておりまして、発足から1年半と少しの間にこれだけ多くの会員の皆様が加わって、参加をしていただいております。
 様々な業種を超えた企業・団体が、また教育機関もつながっていただくことによりまして会員同士の連携も活発に行われておりまして、新たな取組も生み出されております。例えば、こちらはリユースの取組ですね。0円で譲っていただくような取組でありましたり、ゼロカーボンエネルギーを使いました音楽フェス。また、この会見でもご紹介させていただきましたRe制服ですね。ひとり親家庭の方に制服を安くお譲りする、リユースする仕組み。そして、堺産のレモンを使った泉北高校の学生が考案したかき氷でありましたり、PepperによるSDGsの授業。ここに記載されている以外でも様々取組を行っております。
 SDGsという言葉自体はメディアの皆さん、新聞やテレビでも特にここ数年頻繁に見かけるようになりまして、言葉の周知自体はかなり進んできたと考えておりますが、一方で、例えば企業や団体の皆様においてはまだ「何をしていいか分からない」と、「取り組みたいけどきっかけがない」というお声も多いと認識をしております。企業や団体の皆様にとっては、業種を超えて多くの方、多くの会員の皆様とつながっていただいて地域に密着したSDGsの取組を進められる、「さかいSDGs推進プラットフォーム」にぜひご加入いただきたいと思います。ホームページも設けておりますので、ネットで「さかいSDGs」と検索をしていただければそのホームページをご覧いただけて、そこに参加方法も記載されておりますので、ぜひご検討いただきたいと考えています。
 そして、現在会員の皆様が取り組んでおられるSDGsの取組やイベントを広く周知したいというお声があるとお聞きをしておりまして、このたび1,000団体を超えたということもございまして、さらに情報発信を強化する目的で、「さかいSDGs推進プラットフォーム」の公式ツイッターを2月13日に開設したいと考えております。こちらでは、発信内容としまして、会員の皆様の市民向けのイベント、また、会員の皆様同士が連携した取組、SDGsの取組を積極的に発信したいと考えております。ぜひ、多くの皆様にご覧いただけたらと考えております。
 続きまして、会員の企業様と堺市が連携した新たな取組をご紹介させていただきたいと思います。
 「MY BOTTLE CLOAK実証事業」という取組です。こちらは、「さかいSDGs推進プラットフォーム」会員の象印マホービン株式会社様と堺市役所の地下の食堂を運営されておられる森のキッチン様、そして堺市が連携をしましてマイボトルの利用促進に向けて行う事業です。
 まずは、庁内で募集した市の職員60人を対象としまして、持ち運びや洗浄などマイボトルを利用するときに負担に感じることを軽減するような課題解決を図りたいと思っています。専用の象印ステンレスボトルを購入しまして、職員がLINEで受取時間を指定してコーヒーを注文すると、市役所本館地下1階にございます森のキッチンで受け取ることができます。実証期間は3月1日から5月31日までを予定しておりまして、この結果を元に今後市民向けにも展開したいと考えております。
 この実証事業の仕組みについて図示をしております。まず、初回のみこちらの専用ボトルを2,500円で購入していただきます。この購入時には2,000円分のコーヒーポイントが付与されます。そして、注文する際にはLINEで受け取り時間を指定してコーヒーを注文しますと、森のキッチンで受け取ることができます。飲んだ後のマイボトルをこちらに持ってきていただければ、洗浄して保管してもらえるという仕組みです。ボトルには二次元コードが記載されておりまして、このコードを森のキッチンが専用タブレットで読み込むことによって個人認証されるという仕組みです。
 今回、また新たな取組をご紹介させていただきましたが、引き続き公と民が連携したSDGsの取組を進めて業種を超えた会員間の連携が堺で活発に行われて、また新たな価値を生み出したいと考えております。市民の皆様には、SDGsをさらに身近に感じていただいて行動につながるように堺市も積極的に働きかけていきたいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただきましてご質問をよろしくお願いいたします。

(朝日新聞)

 マイボトルに関連してなんですが、今市長がお手にされたグラスはマイボトルにされないのかなとずっと前から気になって。グラスのふたも毎週捨てて替えているみたいですし、職員さんも洗ったりということもあるので、せっかくだったらご自身から始められたらどうかなと思ったのですが、いかがでしょうか。

(市長)

 ご指摘ありがとうございます。私がふだん役所で毎日登庁しておりますが、その役所で過ごすときの飲み物を入れる容器はマイボトルですし、また、その他の会議等でも水筒に万博のシールを貼って持っておりますが、おっしゃるとおりですね。こういうところから多分徹底しないとなかなか伝わらないかと思いますので、ぜひ、次の会見からこのガラスのコップではなくてマイボトルを使用したいと思います。ありがとうございます。

(司会)

 ほかにご質問、いかがでしょうか。

(産経新聞)

 市民にも拡大していきたいということなんですが、始められる時期に目途があるのかというのが1点と。あと、逆の考え方をすると、今まで紙コップであるとかそういったものが普及していった背景は、例えばマイボトルとかそういったかさばるものだと店側が保管するスペースが少なかったりするという問題があって使い捨てのものが普及していったというのが、歴史的というか、これまでの長い中での背景だと思うんですけれども。
 このマイボトルを店側で洗浄、保管するに当たってスペースであるとか、そこら辺の課題というのはどのように解決した取組になっているのでしょうか。

(市長)

 まず、今回森のキッチン1カ所で行うものです。そして、対象も職員60人ですので、まずはこの取組を保管場所も含めて、また洗浄という手間もありますのでこれから進めていくに当たっての課題を抽出したいと考えております。
 時期としては6月以降としておりますので、まずは5月までの実証を通して様々課題を見た中で、市民の皆様へも同様に実証できると、広げられるということであれば極力早い時期に行いたいと考えております。
 これまで使い捨ての例えば容器、コップであったりお箸、カトラリー。利便性がよくて、また持ち運びもできる、もしくはかさばらないということもあったかと思いますが、ただ、一方でやはり限りある資源を一回限りで捨ててしまうこと。また、プラスチック等のごみの問題もあります。
 これから、どれだけ資源を有効活用できるか。使い捨てではなくて使い回し、リユース、もしくはその資源のリサイクルを行うという発想が必要だと思っております。今、堺ごみ減量4R大作戦を実施しておりますが、まずはリフューズ、そもそも受け取らない、断る。そして、リデュース、減らす。そして、リユース、リサイクルという4つでございますので、今回の取組を一つきっかけとしまして職員の意識も高めたいと思いますし、市民の皆様にもこれまでの使い捨てというところからやはり有効活用していくというところに意識を向けていただけたらと考えています。

(産経新聞)

 ありがとうございます。

このページの作成担当

市長公室 広報戦略部 広報課

電話番号:072-228-7402

ファクス:072-228-8101

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館5階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで