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堺市長記者会見 令和5年1月24日

更新日:2023年1月30日

市長

 よろしくお願いします。
 本日は、定例でお伝えしています、新型コロナウイルス感染症の市内の状況、そして案件としまして、JR西日本様と連携した観光魅力の発信の新たな取組についてお伝えいたします。

新型コロナウイルス感染症

 まず、新型コロナウイルス感染症の市内の状況です。1月1日、令和5年が始まってからのこの1カ月間のカレンダーを示していますが、この4週間で、年が明けて社会が本格的に動き出してからです。前週比を上回る状況が続いていました。
 一方で、この10日間あまりを見ますと、前週比減となる日々が続いていまして、現在はやや減少傾向にあると認識をしています。
 ただし、今も新規陽性者が500人と、堺市内だけで500人という日がありまして、比較的多い状況には変わりはありません。
 半年間、昨年の7月からのグラフです。青い棒グラフが新規陽性者数、第7波のピークのときには2,200人を超える堺市内での新規陽性者、1日あたりの新規陽性者がおられました。
 この1月に入ってから、1,000人を超えた日がありますが、現在はやや減少傾向にあります。
 堺シグナル・モニタリングの指標です。人口10万人あたりの新規陽性者数、大阪府、そして堺市とも、数字はほぼ同じ状況と、傾向も減少傾向にあるということで、大きな違いはありません。
 そして、新規陽性者の年齢構成の割合については、前々週と比べると、9歳以下の割合が少し高くなっておりますが、現在もどの年代でも感染はしやすいという状況に変わりはないと見ています。
 陽性率のグラフです。このオレンジ色の折れ線グラフが陽性率ですが、一時期30%を超えるような状況、30%を大きく超える状況もありましたが、現在、昨日時点の1週間平均で20.75%ということですので、陽性率も低下傾向にあると考えています。
 市民の方の重症者数の推移です。昨日時点で9人の方が重症となっておられます。
 そして、入院されている方につきましては、こちらは1月を超えてピークとなった後、現在は減少しておりますが、昨日時点で今も546人の方が入院をされております。そして、市内の病床の運用率につきましても、高い状況が続いておりますので、引き続き警戒が必要な状況には変わりないと考えております。
 重症の方、また療養中の皆様には一日も早いご快復を願っております。
 続きまして、ワクチン接種の状況です。オミクロン株対応ワクチンの接種について、65歳以上の方は65%以上の方が現在接種を終えられております。全体としては、対象の方のうち、38.3%です。このオミクロン株対応ワクチンは、初回接種が終わっていることが条件でございますので、まだ1、2回目の初回接種を終えていないという方がおられましたら、ぜひ早めに接種をしていただきたいと考えております。
 また、近々国でも今後のワクチン接種のあり方について議論をされるとお聞きしていまして、4月以降のワクチン接種が現在と同じような状況で続くかどうかというところも、本市として注視をしております。接種を希望される方は、現在予約枠にも余裕がございますので、まだの方はお早めに接種をしていただきたいと考えております。
 現状の感染状況を踏まえた、市民の皆様に改めて基本的な感染対策の徹底をお願いしたいと考えております。
 これまでお願いしていた基本的な感染対策、手洗いであったり、3密の回避、また会話時のマスク着用、特に近い距離での会話には飛沫にウイルスは含まれやすいということで、会話時のマスク着用、また咳エチケットです。咳をするときは手で覆う、マスクをつけるなどしていただきたいということです。
 体調に不安がある場合には、外出や旅行を控えていただきたい。
 そして、冬場、特に換気が重要と書いてありますが、皆様ご存じのとおり、今大変強い寒波が日本に近づいている、もう既に到来している地域もあるかと思いますが、特に本日夜以降、堺においても大変寒くなる見込みです。換気は大変重要ではありますが、やはり体、寒さによって支障があってはなりませんので、無理なく換気をしていただきたい。
 特に、同居家族以外の方がおられる場合、いつも同じご家族で過ごしていらっしゃる場合、感染のリスクというのが外部から持ち込まなければ高くないと考えておりますが、普段同居されている方以外で多く集まるような場面では、やはり感染リスクが高くなります。
 ですので、大変寒い状況がこの数日間続くと思いますが、寒さ対策と感染対策を無理のない範囲でぜひ両立して、健康にそして安全に過ごしていただきたいと考えております。

JR西日本と連携した観光魅力発信

 続きまして、案件としまして、JR西日本様と連携した観光魅力の発信についてです。
 堺市とJR西日本様、西日本旅客鉄道株式会社様は、アフターコロナを見据えた観光周遊の取組として「やっぱえぇやん堺旅デジタルスタンプラリー」を共催で実施します。
 実施期間としましては、今月の1月29日から3月11日までの期間です。この取組につきましては、JR西日本様のWESTERというアプリがございまして、その機能を活用して堺市の魅力を広く発信するものです。包括連携協定の取組の一環として、JR西日本様からご提案があり、実現しました。
 市内の周遊スポットがここに記載されておりますが、古墳エリア、そして北部エリア、南部エリア、この3つのエリアを周遊スポットといたしまして、古墳や神社仏閣、伝統産業に関する施設や、和菓子の店舗など、堺の魅力的な34のスポットを周遊して、アプリ上でスタンプを集めていただきます。
 スタンプラリーにエントリーする際に、簡単なアンケートがありまして、そこでアンケートに答えると、お勧めの周遊スポットを紹介するスタンプシートが提案されます。
 それぞれのエリアで1スタンプ、合計で3スタンプ集めると、スタンプシートが完成しまして、先着500人の方にその場ではずれなしの抽選に参加いただき、堺ゆかりの賞品をプレゼントいたします。
 さらに、大阪府民の方にはスタンプラリーの参加者全員にアスマイル、健康アプリのアスマイルのポイント500ポイントを付与することとなっています。
 参加方法としましては、スマートフォンでまずはWESTERアプリをダウンロードしていただく。そして、アプリからエントリーをしていただいて、スタンプシートを作成する。スタンプシートに載っているスポットを訪れますと、GPSの位置情報によってスタンプを取得できる仕組みです。
 今回の取組につきましては、JR西日本様に加えて、南海電鉄様にも賞品や広報面でご協力を頂くこととしています。
 両社の強力な発信力を生かして、広く堺市を周知したいと考えています。ぜひ皆様この機会に堺市を訪れて、堺の魅力を感じていただきたいと考えております。
 今後とも、企業の皆様と効果的な連携によって、堺の魅力発信を強力に行いたいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただきまして、ご質問のほうをよろしくお願いいたします。
 ご質問ございますでしょうか。

(毎日新聞)

 中堺で4人が死傷した死亡交通事故に関して、容疑者が起訴されましたけれども、この件について受け止めありますでしょうか。

(市長)

 昨年の歳末夜警の際の件ですね。本件については、地域活動をされている中での事故で、大変私自身も悲しい思いで、痛恨の極みです。
 亡くなられた村上様、山中様、本当に日頃から地域のさまざまな活動に関わっていらっしゃって、熱い思いを持って取り組んでおられたということをお聞きしていますし、また報道等でも、ご家族の方のお声がありましたが、本当に悲しい事件だと思っています。
 飲酒運転ということなので、この点については、歳末夜警というのは堺市内でもさまざまな地域で行われていまして、特に夜遅く行われることが多いので、皆様よく注意をしながら行われておりますが、飲酒運転による暴走ということであれば、これは厳重に処分の対象となるべきだと思いますし、この点はぜひ、警察にも頑張ってもらいながら、飲酒運転が極力ゼロになるような社会をぜひ、そして飲酒運転によって、今回のように不幸な、ご自身はもちろん、ご家族も地域にとっても不幸な事態となることがなくなることを願っています。
 堺市では、昨年事故が発生した直後に、各区役所と、そして警察、また防犯協会と連携をしまして、防犯用の資機材を、堺市が保有しているものを各夜警をされているところにお配りさせていただいたり、また注意喚起を行っています。
 今年度、今年の年末にもまた歳末夜警が行われますので、地域の活動をされている皆様のお声もお聞きしながら、極力安全に地域活動を行っていただけるように努めたいと考えています。

(司会)

 ほかにご質問いかがでしょうか。

(朝日新聞)

 中区の区役所の生活保護等の相談に関しての、前、区長に会見を開いていただいて、説明を受けたわけですけども、その中で、当該の職員の方が記録に残していなかったと。記録に残さず、いろいろトラブルがあったとしても、そこら辺の事情をきちんと書類上、部内で共有できる形にしていなかったというところの不備も明らかになったところですが、教育委員会のときにも申し上げたかと思うんですが、単に文章に記録を残すというのは、公務員として職務を後に公開、市民の検証に耐えうるような形で留めるというだけではなくて、職員間の情報共有をして、どこに課題があるのかというのを部内で共有して、課題をみんなで解決していくという、職務をする上でも非常に重要だからこそ、そういう業務があるんだろうと思うんですが、その辺について、区長の会見の前に前回の定例会見がありましたもので、市長にお話をお伺いできなかったんですが、その辺の区長の会見の内容ももちろん報告は上がっているかと思いますので、改めて市長としてのお考え等をお聞きできたらなと思いまして、よろしくお願いします。

(市長)

 まず、適切な記録を残すということは必須でして、これは業務を行う上でも、そして担当者も数年で人事異動がありますので、その組織として業務を継続するという意味でも非常に重要です。
 この記録については、以前教育委員会の問題があったときにも、今ご指摘もいただきましたが、そもそもその記録を残していないであるとか、会議の議事録がないということもありましたので、改めて意識を徹底する、きちんと明確な対応をするようにという周知をしています。
 今回の件につきましては、やはり担当者本人が不適切な言動というか、特に問題はなかったと、通常の対応の中だという認識、なのでそこからその記録に残されていなかった、もしくは上司であったり、区長に報告が上がっていなかったということがあるかと思っています。
 本件について、私も中区長と本件の検証をしながら、今後どういうふうに対応すべきかということを、今も協議を重ねていまして、特にこの職員が、これはふだんの対応の範囲だと考えることと、一方で、例えば区役所内で殴る蹴るなどの明らかな激しい暴行が行われた場合、その間(あいだ)ですね、不適切な言動が見られたときにでも本人が問題意識を持って、記録に残したり、また上司に報告するような仕組みが私は必要だと思っていますので、今回の本件の対応を確実に検証しながら、これからの区役所の対応に生かしていきたいと考えています。

(朝日新聞)

 ありがとうございます。

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市長公室 広報戦略部 広報課

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