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堺市長記者会見 令和4年12月20日

更新日:2022年12月28日

市長

 よろしくお願いします。

議会を終えて

 本日、まず議会を終えてということで、本日午前中、令和4年第4回市議会が閉会しました。
 今回の議会では、エネルギー・食料品価格等の物価高騰対策や、新型コロナウイルス感染症に関する補正予算案をはじめ、全ての議案に可決をいただきました。
 堺市の財政状況は引き続き厳しい状況が続いておりますが、今後も新型コロナウイルス感染症や物価高騰の状況を注視しながら、市民の皆様が安心して暮らしていただけるように、必要に応じて効果的な策を講じたいと考えております。
 続きまして、本日新型コロナウイルス感染症の状況、そして堺キッチン、伝統産業の活性化について、また泉北ニュータウンでの公民連携を活用したスマートシティの取組について、案件としてお伝えいたします。

新型コロナウイルス感染症

 まず、新型コロナウイルス感染症の市内の状況です。
 毎週お伝えしているこの状況ですが、1カ月間のカレンダー示しておりまして、それぞれの感染者数、市内の新規陽性者数の数字と、その下、オレンジが前週比を上回っているところ、そして白いところは前週比を下回っているという状況です。
 ご覧いただいて分かるとおり、この2週間毎日、前週比を上回る新規陽性者数が続いておりまして、しかも連日1.2~1.4倍以上という伸び率、増加の幅も大きくなっております。
 これは、6月1日からこの半年間の新規陽性者数の推移です。第7波のときには1日あたり2,200人を超えるような新規陽性者もおられました。
 その後、第7波が落ち着いて、長い間おおむね200~300人、1日あたりの新規陽性者が続いておりましたが、ここにきて拡大傾向を顕著に見せておりまして、現在は1日に700人を超える新規陽性者がおられる日もあります。
 そして、堺市の指標としてお示しをしている、堺シグナル・モニタリングです。
 市内の新規陽性者数10万人あたりと、大阪府全体の10万人あたりの新規陽性者数を比較しております。
 現在のところ、大阪府が10万人あたり679人、そして堺市が495人、1週間の平均です。こちら、大阪府全体と比べると3割弱、少ない状況ではありますが、大阪府としても堺市としても、どちらも増加傾向にあることは間違いありません。
 そして、年齢構成の割合につきましては、こちらはこれまでとおおむね似通った傾向にありまして、どの年代でも感染しやすい、偏っているという状況ではないと認識をしております。
 続きまして、陽性率です。オレンジ色の折れ線グラフが、こちらが陽性率です。おおむね25%前後という日が続いておりましたが、直近では1週間平均で36.21%となっておりまして、増加傾向にあります。
 市民の方の重症者数の推移です。昨日現在で7人の方が重症となっておられます。
 そして、入院者数です。こちらは、昨日現在で502人の方が入院されておりまして、グラフを見て分かるとおり、ここからぐぐっと急拡大、急増という状況にございます。
 入院、療養されている方、一日も早い快復をお祈りしております。
 続きまして、ワクチン接種の状況をお伝えいたします。
 オミクロン型対応のワクチン、今現在対象の方の27.9%が接種を終えられている状況です。オミクロン型対応のワクチンは、初回接種、1、2回目の接種を終えた方が対象となっておりますが、初回接種、そしてお子様向けのワクチン接種も引き続き実施をしております。
 今、感染が拡大しつつある時期でもありますので、まだお済みでない方、お早めの接種をご検討いただきたいと思います。
 今日までの議会の間は、この定例の記者会見はありませんでしたが、その間、12月8日に堺市新型コロナウイルス対策本部会議を開催しております。
 次の感染拡大の大きな波に備えるために、医療、療養体制や保健所の体制について確認をしております。
 そして今、市民の皆様に、間もなくもう今年も残すところあと10日余りとなりましたが、「年末年始を安心して過ごすために」ということで、呼びかけを行っております。
 冬ですので、空気が乾燥した状況が続いています。また、部屋を閉め切っていますので、ウイルスが部屋の中で滞留しやすい傾向にありますので、部屋の換気を意識していただきたいと思います。
 特に、普段一緒に暮らしている方でない方がいらっしゃるときは、部屋の換気を常に意識をしていただいて、感染対策に気をつけていただきたいと思います。
 そして、先ほどお伝えしたワクチン接種まだの方は、年内の接種をご検討いただきたいと思います。
 また、検査キットや解熱鎮痛薬も体調不良に備えて用意をしていただきたいと思います。国が承認したと敢えて記載をしているのは、ネット等でよく販売されている検査キットにつきましては、研究用とされているものが多くて、これは国が承認したものではありません。ですので、その場合は医療用であるとか一般用とついた、国が承認した検査キットをご活用いただきたいと考えております。
 引き続き、市民の皆様の命と健康を守るために、堺市としても最善を尽くしたいと考えております。

sakai kitchen〈堺キッチン〉

 続きまして、案件としまして、伝統産業の取組についてです。
 市政運営の大方針、堺市基本計画2025の重点戦略の施策として、伝統産業のブランド力向上を掲げております。
 そして、その指標KPIとしては、伝統産業会館における年間の売上金額を目標値に設定をしております。
 本日ご紹介する取組が、堺キッチンという取組でございまして、令和4年、今年の2月に新しく立ち上げたブランドです。堺の上質かつ優れた伝統の技を多くの方に知っていただいて、堺の伝統の技で日常の暮らしをより豊かにしていただきたいという思いです。そちらが堺キッチンのロゴマークです。
 この5月27日から7月29日までを応募期間としまして、第2回堺キッチンセレクション認定商品の決定をいたしました。15商品の応募がありまして、バイヤー等の外部の審査員も交えて審査を行いまして、刃物3品、そして注染・和晒1品、線香1品、伝統産業の魅力を引き立てともに輝く逸品の2品、合計7品を認定しております。
 この堺キッチンのために開発されたオリジナル商品もございますし、私も日々愛用している商品もこの中にございます。
 ぜひ皆様、多く使っていただきたいと思いますし、この伝統産業の商品をよりスタイリッシュに皆さんにお使いいただけるよう発信をすることで、伝統産業のブランド化を高めていきたいと考えております。
 そのための取組としまして、この認定商品・ブランドのプロモーションとしてご紹介をさせていただきます。1つ目は、東京の代官山にあります蔦屋書店、私も訪れることがありますが、大変スタイリッシュな空間でございまして、こちらで認定商品の販売をいたします。プロモーションを兼ねた実演販売も予定をしておりまして、来年2月20日から3月6日までの予定にしておりますので、ぜひ東京にお住まいの方、関東近郊にお住まいの方は訪れていただきたいと思います。
 また、ブランドの世界観、伝統産品の魅力を伝える動画配信も行います。こちらは、本日から刃物編を公開いたしまして、1月中旬には注染・和晒編、2月中旬には線香編を公開予定としております。
 先ほどのこの代官山ライフスタイルショップ等で販売とありますが、1つお伝えをし忘れておりまして、2月からは全国の伝統工芸品、地場産品を扱うオンラインショップ、リアルジャパンストアで販売を行います。そして、3月からは、堺伝匠館のオンラインショップでも堺キッチン、販売予定となっております。
 そして、この3点目、インフルエンサーの皆さんにご協力をいただきまして、インスタグラムを活用した情報発信を行います。普段、伝統産業にあまりなじみがない若い方も多くおられると思いますので、インフルエンサーの皆さん、ご活躍をいただきながら、公式のホームページに誘導して、よりこの堺キッチンをはじめ、堺の伝統産業品を知っていただきたいと考えております。
 引き続き、堺にはさまざま優れた伝統産業品がございますので、発信に注力をしながらブランド化、価値を発信していきたいと考えております。

泉北ニュータウン×AIオンデマンドバス

 続きまして、泉北ニュータウン×AIオンデマンドバス、公民連携を活用した公民連携によるスマートシティの取組についてです。
 こちらも堺市基本計画2025の重点戦略の施策として、泉北ニュータウンの新たな価値の向上としております。今、若い世代の方の人口が減少しております。泉北ニュータウン、高齢化がどんどん進んでおりますが、このままで行くと2025年の推計では29.5%まで下がる39歳以下の人口割合を、それを下げずに、2025年度においても30.5%を維持するというのが今の目標でございます。
 今年の6月に、SENBOKUスマートシティコンソーシアムという企画、この集まりを立ち上げました。これは、こちらに書いてあるとおり、公民がイコールパートナーでスマートシティを推進していただくと、民間の皆様が中心となって、そこに行政も関わりながら、共にスマートシティを進めていこうということでございまして、会員数が128の団体、本日現在で128の団体に関わっていただいて、それぞれ、この会見でも発表させていただきましたが、活発に行動していただいております。
 今回は、このコンソーシアムで実施をしています、5つのワーキンググループのうち、モビリティワーキンググループにおきまして、泉北ニュータウン地域での移動課題の解決等に向けて、南海電鉄、南海バスと連携して実施するAIオンデマンドバス実証事業についてご紹介をいたします。
 こちらがAIオンデマンドバスの説明です。期間としましては、来年1月10日から3月10日までの2カ月間を予定しております。
 この予約乗り合い型のAIオンデマンドバス、NANKAIオンデマンドバスと銘打ちまして、実施をいたします。
 利用者の予約状況に応じて、AIシステムが効率的で最適なルートを決定して、そして停留所まで迎えにいく仕組みです。範囲としましては、今循環バス路線がない鴨谷台及び桃山台のエリア、そして泉北高速鉄道の3つの駅、光明池、栂・美木多、泉ヶ丘駅を運行エリアとしております。
 停留所は鴨谷台に合計10か所、桃山台に16か所、光明池、栂・美木多、泉ヶ丘駅に1か所ずつです。
 それぞれ、駅間の移動を除いてエリア内に設定された停留所から別の停留所まで直接向かうことができます。
 予約開始は12月27日からとなっておりますので、ぜひご利用いただきたいと考えております。
 泉北ニュータウンは、まちびらきから55年以上が経過をいたしました。私も子どものころ住んでおりましたが、そのときは若い家族が大変多かった印象がありますが、今は高齢化が進んで、そして泉北丘陵を切り開いて造成された場所ですので、アップダウンも大きいという課題もございます。
 ですので、今回その移動の利便性向上、移動の課題を解決するために、民間事業者の皆様とも協力をしながら連携をして、地域の課題解決に努めていきたいと考えております。
 ぜひ、このAIオンデマンドバスを活用いただいて、お気軽に、便利に外出をしていただきたいと考えております。
 引き続き、泉北ニュータウン地域でのスマートシティの取組、民間の皆様と協力しながら進めていきたいと考えております。私からは以上です。

質疑応答

(司会)

 それでは、ただいまから質疑に移ります。挙手の上、社名を告げていただきまして、ご質問のほうをよろしくお願いいたします。
 ご質問のほう、ございますでしょうか。

(毎日新聞)

 まず、G7貿易大臣会合に合わせた気球の活用なんですけれども、現時点でどのようになっていますでしょうか。

(市長)

 今、ヘリウムガスの入荷待ち、海外から運んできますので、待っている状況です。
 ヘリウムガスが到着次第、直ちに準備にかかることができます。
 以前、会見でもお聞きいただいたときには、年内に入ってくるんじゃないかということがありました。まだ今のところ到着見込みは、具体的な日にちが分かっておりません。
 今、担当局とも調整をしておりますが、年明けの早い時期に到着をすれば、1月に準備をして、2月中には運行したいと考えております。こちらもめどが立ちましたら、また具体的な日程も含めてお伝えをさせていただきたいと思います。

(毎日新聞)

 分かりました。あと、いじめ不登校対策支援室についてなんですけれども、議会の委員会の中でも多少議論があったと思うんですけれども、今後どういう方向性で運用していきたいかという考えがありますでしょうか。

(市長)

 まず、いじめ不登校対策支援室につきましては、この間、私自身も7月から開始をしまして、毎週、週報ということで対応状況の報告を受けて確認をしています。
 現在のところ、有効に機能していると私自身が認識しております。これまで学校現場であったり、教育委員会でなかなか解決が難しい事案があったり、もしくは学校との信頼関係が少し損なわれてしまったような状況では、もう事態が硬直化してしまう傾向にありましたが、市長部局で一旦その内容をお聞きして、そして新しい視点で解決策を見いだすことで、解決につながった、改善つながった事例もございます。
 ですので、当初保護者の方からのご相談も多かったんですが、今は児童生徒本人からのお問い合わせだったり、連絡がございますので、今、なかなかうまく進んでいるように思っております。
 一方で、議会でも今回ご質問いただきましたが、早期解決であったり、不登校の未然防止につながるのかどうかというご意見がありました。
 私自身は、やはり児童生徒の皆さんが悩んでいらっしゃること、もしくは保護者の皆さんがお感じになっていらっしゃることを、窓口を設けてお伝えいただくことで、いじめの未然防止にもつながると思っていますし、いじめというのは、学校においては残念ながら発生し得る問題だとは考えておりますが、もし発生したときにも早急に対応できる、もしくはそのいじめに対して学校現場が対応できていないのであれば、ご連絡いただくことによって、こちらからも干渉することができますので、引き続きこのいじめ不登校対策支援室の状況を注視しながら、効果的な対策を講じていきたいと考えています。

(毎日新聞)

 一方で、なかなか解決に至らない、相談しても相談に乗るだけで何も具体的なことはしてくれないじゃないかという批判もあると思うんですけれども、実際訴訟になっているケースもあると思うんですけれども、こういった点についてはどうでしょうか。

(市長)

 まず、いじめ自体については、いじめや不登校自体については相談をいただいて、じゃあ直ちに解決できるかというと、100%そうではないものがあると思います。
 少なくとも今進行中のいじめについては、すぐにそれをやめさせる、改善に向かわせることは必要だと思いますが、過去の教育委員会や学校の対応に不満を持っていらっしゃる方もおられますし、一方で、いじめの問題についても、学校内の人間関係等もありますので、ただ、今回このいじめ不登校対策支援室を設けることによって、気軽に相談できる環境であったり、少なくともそのままでは放置はしないと、ほったらかしにしないという仕組みが構築をできていますので、おっしゃっていただいた方については、もっと強力に踏み込んでほしいんだという方もおられるかもしれませんが、そのあたりは、やはり学校現場のことを教育委員会と連携もしながら進めております。
 決して放置はしない、放ったらかしはしないという強い決意で臨んでいますので、効果を発揮できているんじゃないかと考えています。

(毎日新聞)

 ありがとうございました。

(日本経済新聞)

 堺キッチンについてお伺いしますが、1回目、去年やったのとの継続性というのはどういうふうにお考えなんでしょうか。

(市長)

 前回実施をして、今もその商品というのはもちろん扱っておりますし、一方で、この令和4年度に関しては、伝統産品の刃物、注染・和晒、線香に加えて、堺の伝統産品の魅力を引き立てともに輝く逸品というものを募集しておりますので、魅力を効果的に発信できるラインナップになったかなと思っております。
 ですので、令和3年度を経て、そして、単年度でなかなか実施が難しい、商品改良や開発、単年度だけでは難しいということもお聞きをしていましたので、今回商品選定をいたしまして、審査等も経て、常に新しいもの、改善を繰り返しながら、今回、令和4年度の選定に至ったということです。

(日本経済新聞)

 ホームページをちょっと見たんですけれども、既に去年の商品は入ってないですよね。

(市長)

 今回、第2回の発信ということをお伝えしていますが、扱いについて担当者、今状況を伝えてもらえますか。

(担当)

 ホームページを今更新して、今年度商品を中心に載せているんですけど、去年の商品も載せております。

(日本経済新聞)

 これ、大阪産ブランドも同じような形なんですけども、毎年こうやって増えていくことによって、結局ブランドのイメージというのが希薄化されて、注目されなくなっていくと。
 今回、2回目なんですけども、1回目との連携というか、1回目の商品がこうあって、それに加えて、これが来たことによってこうなりますよではなくて、完全に、当然行政の事業だからと言われてしまえばそれまでなんですけども、途切れている形で紹介されている形になっているので、結局堺キッチンというものは、堺市が認定した商品を紹介するブランドという形になると、おそらく市長が意図していらっしゃる方向には行かないのではないかと。
 今回、2回目の発表のこの様子を拝見して、非常に危惧を持ったんですけども、ブランドの、この後政務の質問もしますけれども、選挙があるということで、来年度の話をするのは難しいかもしれないんですが、当然行政としては、我々も継続を前提としてお伺いするということで、来年の話になってくるんですけども、継続は堺キッチンっていうのは、これからやっぱり定着させていくためには続けたいわけですよね、市長としては。

(市長)

 まず、今回新たにブランドを立ち上げていますので、そのブランドの効果検証はしなくてはいけないと考えています。
 一方で、今ご指摘をいただいた、初回と今回の継続性というところは、よりつながりを持って発信できるようにしたいと考えていますし、私自身も毎年度毎年度、完全に区切って、新しく発信をするというよりも、きちんと以前行ったものと、そして新しく今回選定したもの、つながりを持つことが必要ですし、もうちょっと大きな視点で見ると、この堺キッチンだけが盛り上がっても駄目で、伝統産業のブランド化、魅力の発信全体に大きく寄与してもらわなくてはいけませんので、やはり目標としては、大きな目標は伝統産業の活性化、その中の一つの取組が堺キッチンということですので、その方向性をきっちりと見据えながら事業を進めていきたいと思っています。

(日本経済新聞)

 ちょっと細かいことかもしれませんけれども、来年この蔦屋書店で開かれる展示販売では、1回目のものも出てきて、全体としてのイメージをアピールした形になるのか、それとも2回目の今回のものが並ぶのか、どちらなんでしょうか。

(市長)

 蔦屋書店での扱う商品について説明お願いします。

(担当)

 今回、蔦屋書店では今回選定したものを並べます。

(日本経済新聞)

 ということは、1回目との継続性は蔦屋書店では感じられないということになりますよね。

(市長)

 今回としては、新たに選定されたものということですので、今回選定されたもののお披露目ということと、前回の商品の扱いについても整理をしながら行っていくということです。蔦屋書店以外のところでも行っていくということです。

(日本経済新聞)

 立てつけとしては分かりましたけれども、ただ堺キッチンというブランドのありようというのを広く、特に代官山でアピールする上で、2回目だけ出せば、これが堺キッチンなんだなという認識が当然広がるわけですよね。
 それにおいて、その行政の立てつけで1回目とは並べられないとか、委託業者が違うとか、そこら辺は完全にサプライサイドの問題であって、世の中に広く伝統産業の価値を、意味を示したいという意図からは外れるのではないかというのをちょっと指摘したいと思います。

(市長)

 ご指摘いただきました、来年2月20日からの実施ですので、堺キッチンがもうこの商品に限定されるものではないと、第1回のものも含めてご案内できるように、販売としてはお披露目なので、第2回のものをやるかもしれませんが、例えばパンフレットであったり、何か堺キッチン全体について、コンセプトも含めてご紹介できるようにしたいと思います。

(日本経済新聞)

 分かりました。もう1つ、オンデマンドバスなんですが、これはエリア内、鴨谷台、桃山台のエリア内であれば、駅に行き帰りも含めて200円と。このエリアを超えて泉ヶ丘まで来てもらったり、泉ヶ丘まで行く場合は300円という理解でよろしいんでしょうか。

(市長)

 今この詳しいエリア設定の料金は分かりますか。

(担当)

 おっしゃっていただいたとおり、地区内と言いましたら変ですけども、例えば栂・美木多という駅のところから泉ヶ丘のほうに行くという場合は300円にさせていただいております。
 最寄りの駅のほうに行く場合は200円という形で設定しております。以上です。

(日本経済新聞)

 エリアを越えるのは泉ヶ丘駅のみということになるんですか。行き先としては。

(担当)

 鴨谷台、桃山台のこのエリアを超える場合も200円になっております。
 ただ、泉ヶ丘の駅に行く、もしくは泉ヶ丘の駅から出る場合だけ300円になります。

(日本経済新聞)

 もちろん、具体的な行き先としては、ここに書いてある29の行き先に限定されると。エリアを超えて、例えば堺市役所まで行きたいんだけどとかっていうのは駄目なんですね。

(担当)

 それはないです。あくまで今回設定したエリアの中で移動するというところに今回重きを置いております。

(日本経済新聞)

 あと、実証なので、多分試算はしていると思うんですけども、待ち時間はどれぐらいに設定をしていらっしゃるんでしょう。明日の朝ねとか、今日やって明日の朝行きますと意味がないわけで。

(担当)

 そうですね。基本的には30分以内に目的地に着くような形で、AI含めてやっておりますので、基本的には申し込んでから30分以内にその場所につけると、その設定した時間からです。そういう形で今回設定しております。

(日本経済新聞)

 当然、乗っている時間がありますから、それより早くは乗れるということですね。

(担当)

 申し込んで、いついつ発進するというところから、30分以内に目的地に着くというところを重視しているというところです。

(日本経済新聞)

 例えば、今、午後2時半に発注して30分で乗れるんですか。それとも30分で午後3時に目的地に着くという設定なんですか。

(担当)

 ありがとうございます。例えば3時から乗りたい場合は、2時半までに予約する、30分前までに予約していただく必要がございます。
 今2時半ですので、3時から乗る場合は、今予約されても最短で3時からの予約になりまして、そこからバスでおよそ目的地まで、混んでなければ10分、15分ほどでたどり着けるのではないかなと思っております。

(日本経済新聞)

 じゃあ、乗りたいと思ったら30分待てばいいと。

(担当)

 おっしゃるとおりです。

(日本経済新聞)

 分かりました。

(司会)

 ほかにご質問いかがでしょうか。

(時事通信)

 前回の11月の会見で、全国古墳サミットについて、今後の展開について、来場者の感想を踏まえて総括したいとおっしゃっていたと思いますけれども、その後、第2回の開催であったり、方向性がもし決まっていたら教えてください。

(市長)

 現時点では、まだ次回をどうするかというのは決定しておりません。
 ただ、今回全国に広げたことで、これまで大阪、関西と実施をしてきましたが、より日本中のさまざまな取組を知ることができました。ですので、今回のこの東北から九州まで関わっていただきましたが、次回どのような打ち出しをすれば、より百舌鳥・古市古墳群はもちろん、日本の古墳文化を発信できることにつながるかを検討したいと考えています。

(時事通信)

 話題変わりまして、この間、選管のほうで市長選の日程が決まったと思いますが、4月の統一地方選に合わせるのではなく、6月に単独実施することを決めたことについての感想をお願いします。

(市長)

 これ、今もういいんですか。どうしましょうか。

(担当)

 公務として、市長としてのご質問ということでよろしいですか。

(市長)

 4月ではなく6月になったことの受け止めですね。こちらも選挙管理委員会の判断ですので、尊重したいと思います。
 ただ、4月統一選に合わせることによって、約1億1000万円の費用が削減できること、そして大幅な投票率の向上が見込める。これはもちろん時期によっても違いますが、2019年を見ると、約9%ほどの違いがありました。
 その機会を、投票率の向上を目指す選挙管理委員会が、そこを見逃す判断をされたということは、少し不思議な気持ちはしています。
 あと、その後のコメントも直接委員の皆さんと話を私自身がしたわけではないんですが、例えば報道ベースですが、6月までのこの2カ月間、選挙が終わってから市長の任期までの期間が空くであるとか、その時に災害が起こったときとかってありますが、任期は6月8日で変わらないんです。その間は私が市長ですから、そのようなずれがあったとしても、市長として職務を放り出すわけでありませんから、その点については、私自身にもお聞きいただけたら、もう少し違うお考えを持っていただけたんじゃないかなと思います。
 ただ、もう決定されたことですので、尊重したいと思います。

(時事通信)

 重ねてになるんですけれども、自治体の首長が自身の希望する選挙の日程に合わせるために、任期満了前に辞職するという例はほかにあったと思うんですけれども、そういうことはどのように考えられますか。一般論として、どのように考えられているか教えていただければと思います。

(市長)

 その時々の判断になるかと思います。自治体によって状況も異なるでしょうし、ただ、私自身はやはりそのときの任期にどのような仕事をして、自分の中でその振り返りをすることが大事だと思っていますので、その任期というものをやはり一定尊重というか、重要視をしていますので、ただ単にその選挙日程のことだけを考えて、私自身はそれを短くするようなことは望ましくないんじゃないかなと考えています。

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