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堺市長臨時記者会見 令和3年6月9日

更新日:2021年6月15日

モニター掲示資料

市長

新型コロナウイルスワクチン

 本日、ワクチン接種についての臨時の会見ということで、お集まりをいただきました。
 まず冒頭に、昨日ワクチン接種の担当者も会見をさせていただきましたが、6月6日・7日と連続して、ワクチン接種に関わる問題が発生いたしました。ご本人、ご家族の皆様に大変ご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを心からおわびをいたします。ワクチン接種に関わられている医療従事者の皆さん、本当にもう毎日熱心に運営をしていただいておりまして、感謝をしております。
 一方で、このようなことが1回でも起きてしまうと、健康問題はもちろんですが、命にも関わることにつながりますので、絶対に起こしてはいけません。
 本日、私午前中に集団接種会場を2か所訪れてまいりました。これまでも会場を訪れて来たのですが、改めて今の状況と、そして、この件を受けた改善について、現場担当者と話をして、内容を見てまいりました。今回の件につきましては、もう一度今までも朝礼とか、切り替わりのタイミング、また、確認等していたという報告は受けているのですが、ただそれで起こったということは足りていなかったということです。
 改めて再発防止の策を今随時行っておりますが、まずこちらの画面が、これは先週だったと思いますが、集団接種会場の冷蔵庫の電源が落ちていて、ブレーカーが落ちていて、210回分廃棄してしまったという案件がありました。こちらは、ホテルの従業員の方が夜中にブレーカーを落としてしまったという報告を受けています。こちらについても、会場の仕様についての協議というのはずっと行っているのですが、改めて強く、ホテルの管理者の方とお話を担当がいたしまして、そして、今後もう部屋に鍵をかける、そして、このようなブレーカーのところに「操作禁止」というシールを目立つように貼る等の取組を行います。そして、ホテル側としても、従業員に徹底して注意をするということで、今回改善を行っております。
 そして、6月7日の注射針の問題につきましては、上のところが、薬剤師が充てんをするコーナーがあります。実際に会場のブースに入ったときに、お医者さんが接種者の方にワクチンを打つところと、その後ろに薬剤師の方が、注射針に充てんをする、バイアルに希釈をして、それを注射針に充てんする作業を行っています。そこで、ここで指さし確認を行っている。職員が「これできていますか、どうですか」ということを事前にお伝えしながら1個1個確認をする。薬剤師は非常に薬の扱いですので、注意事項が多いので、さらにちょっと今ごちゃごちゃして見えますけど、本当に大事なことがしっかりと徹底できるように、こちらも行ってまいります。
 今日これ、訪れたときの状況だと思います。そして、接種医師につきましても、お医者さんも注射に慣れていらっしゃる方が多いと思うのですが、やはりもう一度注意をして接種をしていただきたい。特に、今までの血液注射だったり斜めに刺す注射と違って、筋肉注射ですので、その注射針自体も注射器自体も少し異なっているということですが、ただ、その状況でもしっかりと確認をしていただきたいということで、お医者さんが接種するブースにもこれを掲示しております。私が今日会場を見ていたんですけど、実際にお医者さんがどういう形で接種されているかということを見ますと、この件もあってかもしれないですが、お医者さんが接種される方の前に、そのときはこの高層館では巡回接種を行っていますので、ブースごとに分かれてはなくて、椅子を並べた中でお医者さんと看護師さんが順番に回っていくようなやり方を、今この21階会場では行っています。そこで、接種される方の前に来たときにかがんで、今からこの注射器でワクチン接種を行いますと、入っていますということを、お一人お一人に声をかけながら行っていたんですね。そういうことがあると、そこにワクチンが充てんされていない状態で接種することもないと思いますし、受けられる方も不安に感じられることもないと思いますので、丁寧に対応するということを呼びかけていきたいと思っています。そして、これは医療従事者さんだけの問題ではありませんで、やはり設置主体は堺市ですので、新たに集団接種会場を担当するチームを設けたいと思っています。これまでワクチン担当チームで、その中で、毎日全会場に職員が入って運営に関しての注意を行っていたのですが、これからはさらに集団接種会場のチームを設けて、専門のチームです。それで、再びさらに各会場で、今度はワクチン接種についてのチェックも厳しく行うということを行ってまいります。
 これまで注意していた内容で、今回このようなことが起こったということですから、さらに踏み込んで対応を強化することで、絶対にこのようなことを起こさない体制をつくってまいります。
 今回のような事案が発生しますと、市民の皆様は本当に堺市のワクチン接種は大丈夫かなと思われる事態にもつながります。
 一方で、ワクチン接種は新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を抑える、命を助けると、救うという意味でも非常に重要なものですから、ワクチン接種は一日でも早く、そして、安全に進めたいという強い思いがあります。このことを徹底しながら、二度とこのような問題を起こさないように、全力で取り組んでいきたいと考えております。
 そして、現在のワクチン接種の予約、接種状況についてです。こちら、予約数が今23万4,000人の高齢者の方がいらっしゃいますが、今19万6,000人の方が予約をされていると、83.7%。こちらの個別接種につきましては、各個別接種会場に供給したワクチンの数から算出をしておりまして、6月末までを数えています。実際には、個別接種に関しては、7月上旬に1回目、7月下旬に2回目という方もいらっしゃいますので、おそらく多くの方は7月も受けられると思うんですが、それを除いておりますので、実際の予約数はこの83.7%よりももう少し高くなるんじゃないかと思っています。これは、国の大規模接種センターの分も含めておりません。堺市が把握している堺市内の集団接種・個別接種の6月分までと。こちらは、堺市の分は今、堺市も6月までで83.7%という状況です。
 そして、接種数につきましては、こちらは集団接種は日々接種をしている数が挙がってきております。個別接種に関しては、こちらも毎週毎週個別接種会場から挙がってきた需要に対して供給をしているという状況ですから、それを計算した数が今1回目接種。少なくとも1回以上の接種を終えた方が、これは想定ですが、約50%以上、55%いらっしゃると考えております。今日ちょうどたまたま朝、近所の高齢者の方がいらっしゃったので、私から声をかけて、「ワクチン接種は済みましたか」ということをお伝えしました。そうすると、お一人の方は、もう2回とも終わったよとおっしゃいました。もう一人の方は7月6日だったと思いますが、7月上旬に1回目を受けて、7月中には2回終了するという、お二人ともそういうような形でしたので、おおむねこのデータというのは正しいのではないかなと認識をしています。
 そして、実際の予約の状況です。ご存じのとおり、4月26日に堺市は予約を開始したのですが、当初はもう電話が非常に込み合いまして大変ご不便をおかけしました。インターネットも午前中だけで全て埋まってしまうという日がございました。
 一方で、だんだんその状況というのは、5月19日に本市で主体としております個別接種会場の接種が始まったあたりから、急に急激に予約枠というのは空きが見られるようになってまいりました。今も大阪市の大規模接種会場であったり、国の大規模接種センターで空きが多いというニュースが出ております。堺市の場合は、堺市内においても、かなり余裕が見られている。この状況で、まだ、より高齢の方で接種を予約されていない方、受けられていない方が取り残されてはいけないということで、今回5月25日から30日まで90歳以上の方から段階的に予約を受け付けましたが、それも枠に対してかなり余裕があると、日々電話をいただくんですけど、逆にこちらからまだ空いていますよ、まだ空いていますよと呼びかける状況でした。そして、5月31日に65歳以上の方の予約ですが、こちらもその予約が埋まるまでに、昨日、一昨日に埋まったんですが、7日ですね。ですので、要した日数8日間ということで、もうおそらく接種を希望されている方は多くのご高齢者の方が予約を完了されたのではないかなと考えております。
 こちらが、自衛隊大規模接種センターの数ですね。
 先日の報道で、たしか、自衛隊の大規模接種センターに予約された方が多いのが大阪市で、兵庫県の市でも2,000人を超える方が予約をされているというケースがありましたが、堺市の場合は多くても200人に届いていませんでして、実際にこれ接種された数です。私たちが把握できるデータは接種後のデータですので、そして、6月7日・8日に至っては、もう二、三十人と、かなり堺市民の方が隣接市の大阪市とそんなに遠くないのですが、利用されている方も少ないと。ですので、多くの方は接種1回目を終えられているか、もしくは近々予約で接種をされる予定だということに考えております。
 そして、こちらが今日初めてお示しする表ですが、じゃあワクチンの効き目は実際にどうなのというところです。こちらが、先ほどの55.2%というところがありましたが、本市で把握している、想定される接種数、1回目の接種を受けられた方の割合ですね。5月19日で個別接種会場の接種が始まりましたので、ここからぐぐっと伸びています。そして、先ほどお伝えしたデータで55.2%の方が1回目の接種を終えられているだろうと。一方で、こちらが新規陽性者の割合です。65歳以上、今回ワクチン接種の対象となっておられる65歳以上の方の割合ですね、実数も今一時期に比べると新規の陽性者は減っていますが、その年齢の割合を表したものがこの表です。
 6月に入ってから、堺市内の学校でクラスター事象が発生しております。今陽性となっておられる方は、一日も早い回復をお祈りしております。子どもさん――児童生徒の皆さんが多いので、その学校関連のクラスター事象は外しております。どうしても、お子さんの数が多くなると、高齢者の方が少なくなる傾向にありますので、その学校関連の状況を外して、これがグラフです。ここは25日に高齢者施設でクラスター事象が発生しておりますので、そのデータは増やしています。この表の見方ですが、これもワクチン接種に関しては、発症と重症化予防については効果があるとされており、一方で、予防についてはまだデータがないとされています。

 私たちが考えるのは、まず1回目を接種されてから実際に効果が出るまで2週間ぐらいかかると言われています。そして、2回目を受けてから1週間ぐらい、または7日ぐらいたったときに、そのワクチンの効果が発症予防が94.7%でしたっけ、ファイザー社製で、が見られるということです。5月1日から、この日に集団接種会場で接種を開始しました。そこから3週間後に接種をされて、そして2回目の接種をされて、そしてそこから7日間、それで、このあたりから2回目の効果も出てくると、なので、これあくまでも今の現状ですが、今ご高齢者の陽性者の割合というのは、この表を見ても2割を切っております。ですから、今この堺市内のデータを見る限りでは、ワクチン接種は予防にも効果があるんじゃないかと、これはあくまでも仮定ですが、今実際の接種率と、この新規の陽性者の高齢者の割合を比較したものです。
 これから、どうなるのかというのを注視して見ていきますし、もしこれが本当にずっと下がっていくようであれば、高齢者の方はやっぱり健康に対して意識が強い方が多いので、多かった80数%今予約をされている状況ですが、やはり若い方になってくると、アメリカの例を見ても、だんだん若い方のワクチン接種って減ってくると思うんですよね。ただ、予防効果まで見られるということであれば、これはもうどんどん若い方にも勧めていきたいという思いがありますので、このデータを注視しながら迅速にワクチン接種を行っていきたいと考えています。
 そして、今後のスケジュールについてです。こちらは既にお伝えをしております。接種券の発送を6月21日から順次始めてまいります。28日までの期間に、年齢区分を分けまして、一度に発送すると混乱が見られるかなと思いまして、4つの年齢区分に分けて順次発送をしてまいります。今回新たに加えられた12歳から15歳の方についても、前もって接種券を発送いたします。
 そして、これからのスケジュールです。先ほどご覧いただきましたように、高齢者の方は多くの方がもう予約済み、そして、1回目の接種も50%以上の方が終えられている。そして、これからどんどんその接種率というのも上がっていくと思われます。ですから、これからは、おそらく大規模会場、まだ堺市ではオープンしていませんので、堺市の大規模接種会場の金岡公園体育館、6月22日からオープンしますが、そこでも空きが出るのではないかというふうに思っています。ですから、その状況で、シームレスに接種を行っていく。空いた枠をきちんと有効に活用するということで、先行対象を設けております。
 一つは、高齢者・障害者施設等の従事者の方、こちらは、入所されている施設の方という従業員は今までも行ってきたのですが、例えば訪問介護であったり、通所サービスの方々、そして、障害者福祉サービス事業所の皆さんの従業員を対象に、こちらは16日から、接種券が届く前ではありますが、施設の方から接種を希望される方のリストを挙げていただいて、そして、集団接種会場で行っていただく。そして、こちらは本市独自ですが、保育所、幼稚園、小・中学校などの教職員の方等に対しましても7月1日、この7月1日は接種券が全員の方に届くのが6月30日までには届くと考えていますが、届いた時点で接種券を持って、集団接種会場でも個別接種会場でも選んでいただけるという形で、これからも集団接種会場は、あくまでも本市は個別接種会場を主体として計画をしておりますが、その受け皿としての集団接種会場に予約の空きが出る、まだまだ受けられるという状況が出たときには、この対象者の皆さんを順次先行して接種をしていただきたいと考えております。
 そして、今後の優先以外の方というか、基礎疾患のある方の受付、こちらも接種券を段階的に発送しておりますので、まずは50歳から64歳の方、6月24日から受付開始。そして、受付開始と同時にもう空いているところは接種もしていただけると。個別接種会場でも受け入れていただきますし、集団接種会場の予約もしていただきます。この日に、おそらく金岡公園体育館等は、予約が、枠の空きがある可能性がありますので、受付開始と同時に接種もしていただける。そして、少し日をずらして30歳から49歳の方は6月28日。29歳以下の方は7月1日。ただ、基礎疾患がある方というのは、やはり重症化のリスクが高いですし、その方たちに一刻も早く打っていただきたい。若い方でも、基礎疾患があると重症化のリスクというのは格段に高まると思いますので、こちらは段階別にはいたしますが、やはり基礎疾患の方に早く受けていただきたいと考えております。
 そして、基礎疾患を持っていらっしゃらない方につきましては、まずは、50歳から64歳の方、本市の重症者は50歳以上の方というのが非常に多かった傾向があります。今もそうですが50歳前半であっても重症になられるケースが多いと。ですから、50歳から64歳の方、まずはこの年代の方に早く受けていただきたい。7月5日から受付開始をいたします。そして、2週間をあけて40歳から49歳の方、39歳の方につきましては、ワクチン供給状況による判断としています。他市の事例を見ますと、もう7月中に毎週年代を下げていって、7月中に例えば二十歳以下の方とか設けている層もあります。
 私たちも考えたのですが、実はワクチン供給というのは、まだ明確に示されておりません。今明確に何箱が堺市に届くと示されているのは、6月末までの分です。7月に関しては、じゃあどうなっているのかと。7月は国から示されているワクチン供給量は、人口割です。堺市の人口だったらこの箱だと示されているのですが、今おそらく府内の自治体でも、堺市、この規模の自治体としては比較的早い供給スケジュールではないかと思っています。ですから、堺市は人口割よりももっと多くのワクチンを供給してほしいという話をしているんですね。しかし、国から示されている内容では、まだまだそれには足りません。近々6月15日だったと思いますが、その基本の供給量に対してどれぐらい追加を求めますかというヒアリングがあります。そのヒアリングによって、府の中で割り当てが決まります。それがあるまでは、やはりワクチンを1回接種して、また3週間後に2回目が必要ですから、あまりここでどんどん進めていって、もし万が一ワクチン供給が思っていたよりも得られなかったり、8月のワクチンは全く示されておりませんので、その状況を見たときに、一日でも早く迅速に進めながらも、今後のことを、8月以降のことは少し慎重に行っていこうと。もちろんワクチン供給が確実に見込めて、実際に打っていただけるということであれば、この予定ももう40歳以上の方の予定でさえ少し早められないかと思っていますので、今のこのワクチン供給がクリアでない時点においては、もう堺市でできる精いっぱいのスケジュールがこちらですが、今後の状況によっては一日でも早く行えるようにしていきたいと思っています。
 そして、受付方法につきましては、これまでLINEシステム――LINEを使った申込は行っておりませんでしたが、LINEの情報管理の問題がありましたので、今回今までは使っておりませんでしたが、この64歳以下の方々に対しては、おそらくネットを使われる方が大変多いですし、この場にいらっしゃる皆さん多く使っていらっしゃると思いますので、データセンターも国内にあると確認をしております。ですから、安心してお使いいただけるということで、今回LINEの予約も開始をいたします。これまでどおりのインターネット予約とコールセンター、そして、LINEを活用して予約を受け付けていきたいと考えております。
 そして、こちらが目標です。10月末の接種完了、希望する全ての市民の皆さん、対象者の皆さんには10月末には接種を完了すると、これをぜひやりたいと考えています。これまで皆さんにお伝えしてきたのは、ワクチンの本格供給から6カ月以内に終えるようにしたいとお話をしていました。5月19日でしたかね、5月17日以降本格供給されていますので、そうすると、11月末という段取りだったんですが、多くの方のご協力をいただきまして、想定より早く進められていると考えています。ですから、1カ月前倒しをしまして、10月末の完了とすると同時に今報道等でもありますとおり、職域接種が始まろうとしています。そして、府の大規模接種会場も設けられるということですので、様々そういうところで接種が進んでいくと、堺市民の方でも働きに出られているところ、または、大学、教育機関で受けられる方も増えてくると思いますので、今堺市内で全て受けていただくときの想定で10月末目標としていますので、その堺市内で受けられる方がほかの地域で受けられると、その分は少なくなります。そして、これは8割の方が接種をされたという前提です。ですので、この10月末と目標をしていますが、目標達成に全力を尽くすことはもちろん安全第一ですので、事故なく一人でも多くの方に早く受けていただけるように、最大に努力をしていきたいと考えています。
 そして、ここからがワクチン接種の新たな取組についてお伝えをします。
 まず一つは、外出困難者のワクチン接種です。順次、高齢者の方にワクチン接種を進めてまいりまして、そして、高齢者施設に入居されている方を優先してどんどん進めていっていたのですが、その中で、やはり把握が難しかったのが、外出困難者とされる方々です。接種を希望しているものの、外出困難なので接種をすることが難しい方々というのがいらっしゃる。それらの方を把握するために、居宅介護支援事業所、そして、障害福祉サービス事業所に聞き取りを行いました。調査をさせていただきまして、そして、今堺市内において、約60人の方が該当するのではないかという想定をしております。そして、その方々に支援をするために、例えば、かかりつけ医がいらっしゃらない場合、もしくは遠くにいらっしゃる場合、近隣の医師でかかりつけ医じゃない方による訪問接種でありましたり、医師会の皆さん、看護師の皆さんにご協力をいただきながら、訪問接種を行っていく。または、接種会場には行くことができるけれども、支援が必要だという方については、介護タクシーにご協力をいただきまして、送迎をする。もしくは、障害福祉サービスの施設でも接種をしていただけるようにするという取組を行うことによって、ワクチン接種ができない方が1人でも少なくなるように、ワクチン接種を希望される皆さん受けていただけるように注力をしていきたいと考えております。今、順次相談をさせていただいておりますが、もう早急に、6月中旬からとしておりますが、可能な限り一日でも早くこちらも実施をしていきたいと考えています。
 そして最後、大規模接種会場の臨時バスの運行、これは、金岡公園体育館で22日から行います。皆さん、金岡公園体育館の位置というのはご存じですかね。最寄りの駅は、地下鉄の新金岡駅、それで、周りには百舌鳥八幡駅であったり、三国ヶ丘駅もあるのですが、ただ少し10分、15分ぐらい歩くような場所にあります。また、ここまでは路線バスが運行しておりまして、中心となります堺東駅であったり、堺駅、三国ヶ丘、新金岡、堺市駅からも路線バスが運行しておりますが、それに加えて今回中百舌鳥駅、交通の結節点であります御堂筋線、そして南海高野線、また泉北高速鉄道が交わる中百舌鳥駅から金岡公園体育館までのバスを運行したいと考えております。無料です。まずは2カ月間の予定で運行しますが、需要が多いようであれば延長も検討したいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

(産経新聞)

 64歳以下のスケジュール感が出ていますけれども、これはあくまで開始の受付開始日というのが予約のことを指しているかと思うのですけれども、実際の接種日についてもう少し詳しく教えてください。

(市長)

 実際の接種につきましては、これ、明確な日にちは12日でよかったですかね。
 7月5日から開始をしまして、それで集団接種会場につきましては、その予約のタイミングがありますし、個別接種会場につきましてもその同じタイミングで案内をさせていただくことになると思っています。

(担当)

 先ほどのご質問なのですけれども、市が指定する施設に従事している方の接種日ですが、高齢者施設等に従事する方につきましては、6月21日からです。保育所、幼稚園、小・中学校に従事する方については7月12日からということになります。

(市長)

 一般の方は。

(担当)

 一般の方につきましては、7月5日受付開始になります。これは、医療機関の予約状況に応じてすぐ受けられる場合がございます。集団の会場につきましては、この60歳から64歳の年齢の方については8月2日からの週で接種いただくことができます。

(産経新聞)

 基礎疾患のある方というのは。

(担当)

 基礎疾患のある方につきましては、6月28日の週からお受けいただくことができます。

(産経新聞)

 「10月末」という具体的な目標を出されていましたけれども、市長がおっしゃるとおり、職域の接種なんかもあって。その一方で、64歳以下だと、いわゆる働かれている現役世代が多いことで、なかなか接種の時間をとれないんじゃないかという懸念もあります。なかなか、今後の運用が高齢者と比べて違う頭を使っていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺をどのようにお考えでしょうか。

(市長)

 医師会の皆様ともお話をしていますのが、まず64歳以下の方でかかりつけ医を持たない方が多いのではないか。高齢者の方は基礎疾患を抱えている方が多いと思いますのでかかりつけ医でふだん診ておられるのですが。ただ、そういう方についても医療機関で受け入れてほしいということが一つ。
 そして、もう一つは、やはり職域接種においても、今、例えば休日をとれるようにしてほしいとか、各企業にもお願いをしておりますが。堺市内においても集団接種会場、これは土・日・祝日も開いておりますので、そういうところを利用しながら職場でワクチン接種を受けるときは、例えば午前休、午後休とかお休みをとっていただくようにお願いするとともに、堺市内でも連日受け皿を用意しながら、そして土・日・祝日も開けることで、接種を行うことでお休みの日にも受けていただけるようにしたいと考えています。
 また、この状況もこれから順次64歳以下の方を進めていきますので状況によって変わるかと思います。ですので、その状況に応じて、例えばこういうところが接種しにくいんだであったり、こうしてくれたらもっと受けやすくなるのにということがありましたら、その都度、臨機応変に改善できるように努めていきたいと思います。

(毎日新聞)

 それに関連してなのですけれども、まずは基礎疾患がある方なのですが、昨日大阪市のほうだと「自己判断になるので人数が把握できていない」というふうに言っていたのですけれども。堺市のほうは、これは想定する人数とかは把握できているのですかね。

(市長)

 基礎疾患の方の人数ですけれども、国からの通知で全人口の8.2%をかけた数が基礎疾患を持っている方と想定しましょうという話があったかと認識しています。それを当てはめると、堺市内の基礎疾患を持っていらっしゃる方は約6万8,000人です。おそらく、高齢になると多くなるかと思うのですが、今回のこのスケジュール設定に関しましては、年代ごとに想定する人数を決めまして、そしてこの受付を行っていると。
 基礎疾患を持っている方の多くはかかりつけ医にかかっていらっしゃると思いますので、かかりつけ医、個別接種会場を基本としながらも集団接種会場でも受けられる体制を同時に整えております。

(毎日新聞)

 集団接種は自己申告で予約する形になるんですかね。

(市長)

 実際には、今、システムも改修中ではあるんですけれども。今回、年代別にかなり細かく区切ってというか、段階づけを行ってまいりますので、その年齢によって接種券の番号と年齢を入れたときに予約に進めるかどうかであったり、基礎疾患を持っている方かどうかというチェックボックスも入れようと思っています。そして、21日から発送する「接種のしおり」につきましては、こちらも基礎疾患を持っている方はこういう方ですよという一覧を載せておりますので、厳密な診療書とかなかなか詳しいデータまでは当日会場で見ることはできないと思うのですが、その中でも基礎疾患を持っていると、基礎疾患があるという方については受け入れていきたいと考えております。

(毎日新聞)

 続きでなんですけれども。基礎疾患の年齢で区別しましたけれども、今回。基礎疾患といっても軽いものから重いものまで、国が定めるBMIの30以上。これも170センチ87キロだと、ちょっと体格のいいラグビースポーツ選手とか、そういう健康な方でもBMI30を超えて基礎疾患ありと判断されかねない。BMI以外だとしても軽い基礎疾患の方もいらっしゃる。
 一方で、29歳でも重い呼吸器系のものを基礎疾患を持っている方もいらっしゃる。そう考えると、お医者さんに話を聞いたときも、50歳の軽い基礎疾患の方なら29歳の重い基礎疾患の方が優先されるんじゃないかなという見解を示していた方もいらっしゃるんですけれども。今回は年代別に分けた。例外を許さずに年代別という形になるものなのでしょうか、これって。

(市長)

 まず、この発送順ですよね。接種券が発送されて早く届いた方から順番にということになります。
 今、全体で6万8,000人いらっしゃって、多くの方はワクチン接種を受けられるかと思うのですが。今の会場の状況を見ていますと、分けますが、例えば50歳から64歳の方で1万人ぐらいいらっしゃるとする。そうすると、今の予約会場と個別接種会場と集団接種会場で十分受け入れられる枠があるのではないかと。そして、30歳からおそらく29歳以下になるとぐっと減ってくると思うんですよ。そういう方につきましても、今、堺市で確保している枠の中で十分、7月、8月上旬に受けていただけるかと思っていますので、そこについては基礎疾患優先ということを第一に考えております。他方で、他市の中では例えば基礎疾患を持っている方、高齢者に限って、一般の方はもう順次受け入れていくというところもあると思うのですよね。本市は、それをまずはここに優先としているのは、やはり基礎疾患を持っている方に早く予約をして受けていただきたいという思いがありますので。今の点も含めて、実際のこの状況を見ながらになりますが、おっしゃったような若くても重い病気を持った方が取り残されないように注意はしていきたいと思います。

(日本経済新聞)

 日付の部分がありますので、質問が重なりますがよろしくお願いします。
 まず受付、先ほど集団接種会場で少し予約の枠が余ってきているというお話がありましたけれども、既に大規模接種会場を22日に開く、今も受付はもう開始されていらっしゃる。

(市長)

 金岡公園体育館の。

(日本経済新聞)

 そうそう。一番大きなやつ。もう既に受付は開始されていらっしゃる。

(市長)

 受付は14日からを予定しています。

(日本経済新聞)

 14日から。

(市長)

 はい。

(日本経済新聞)

 そうすると、かなり規模が今、今週既に中規模を2つ、昨日までに開いているわけですよね。新しいところが。

(市長)

 はい。

(日本経済新聞)

 なので、集団接種会場の能力をかなり広げられていると。それもあって、少しまだ受付に余裕が出てきていると。それを前提にお伺いしますと、先ほどおっしゃっていましたけれども、高齢者施設に従事する方と小・中学校、幼稚園の先生方というのも、予約受付開始日に集団接種会場で余裕があればもうその時点で受け付けるということの理解でよろしいでしょうか。

(市長)

 はい。そうなります。まずは高齢者の方、施設の方ですね。施設ごとにご案内をさせていただくことになるかと思いますが、今、本市で2万人ぐらいの方がいらっしゃいますかね、高齢者施設に働いている方。

(担当)

 高齢者等の施設に従事される方は2万5,000人と推計しています。

(市長)

 それまでの間、おそらく6月14日に大規模接種会場の枠をオープンにしても、連日埋まるということは今の状況では考えにくいかなと思っておりますので、この受付開始をして、1日たりとも、1日1,000人接種していただきますので、その枠を空かさないためにも、施設に積極的にご案内をしていって毎日1,000人が埋まるように。そして、途中からだんだん少なくなってくると思いますので、そうすると基礎疾患を持った方が途中からは大規模接種会場を利用できるようにしたいと考えております。

(日本経済新聞)

 もう一回確認になりますけれども、特に基礎疾患のある方、6月24日から受付を開始しますが、その日からもう接種を受けることができる方もいらっしゃると。

(市長)

 はい。いらっしゃいます。

(日本経済新聞)

 接種開始も、もう実質的には24日からだという理解でよろしいでしょうか。

(市長)

 そうです。接種券も持っていらっしゃいますし、個別の接種会場でも、多くの個別接種会場は6月中は予約が埋まっているというところが結構あるのですが、ただ、そうはいいましても、堺市側にワクチンをもうちょっと供給できないかというご要望もあって、こちらからお渡しするようにしているのですが、6月中でも受けられるところはあるかと思いますので、そういうところについては、できるところから順次受けていただきたいと考えています。

(日本経済新聞)

 基礎疾患のない、健常者という言い方がどうか分かりませんが、そういう方たちについては、7月5日で受付を開始するけれども予約そのものは8月以降になると。

(市長)

 どれだけ空きが出るかによると思うんですね。

(日本経済新聞)

 いや、ですから、基本的に多分、普通の方というのは母数が大きいので、空いている枠がすぐに埋まるリスクがあるとすると、我々の報じ方としては、基礎疾患のある方たちは即4日が空いて入ればいけますよと。基本として、基礎疾患のない方たちは、7月5日に受付は始まるけれども8月2日以降のスロットになるよという理解でよろしいでしょうか。

(市長)

 今、予定していますのが、7月5日に受付開始をすると。この後、もう少し詳しい数字の精査をしたいのですが、7月中には受け付けられるような状況というのは接種を受けていただける状況にしたいです。
 実際に、7月5日に受付開始して、特に個別接種でかかりつけ医を持っていらっしゃるところは、もう受けていいよというところに関してどんどん、もしそこが基礎疾患の方もいらっしゃらなくて64歳以下の方が受けられる状況であれば、利用していただきたいと思いますので、ある程度柔軟に考えたいとは思っています。

(日本経済新聞)

 あくまでも、集団接種会場とか大規模接種会場に関してのスロットは8月2日というのがベースになるという。個別が空いていればどんどんやればいいわけですね。

(市長)

 今、どうですかね。大規模接種会場は。

(担当)

 7月5日に受付開始する60から64歳の方といいますのは、今、予定では8月2日になっておりますが、その前の状態で予約枠に空きがありましたら、もちろんもっと早い時期でお受けいただくことも可能かと考えております。

(共同通信)

 前回の会見でいろいろな接種会場があることによる予約の重複を懸念されていらっしゃいましたが、それによるトラブルというか、堺市の集団接種会場で突然いっぱいキャンセルが出たりとか、そういうことは今のところ問題は起きていますでしょうか。

(市長)

 ご指摘の件は、私も非常に懸念をしていました。ただ、多くの方にご理解いただいていて、先ほど自衛隊の集団大規模接種会場を予約された方のグラフがありました。毎日、実際に接種された中で堺市民がどれだけいるのか。その中で、重複予約があるのかどうかというのを確認しているんです。日々、毎日お一人かお二人です。
 ですので、国からも発信してもらいましたし、私たちからも呼びかけていたのですが、本当に多くの方がご協力をいただいております。そして、その予約が分かった時点で、重複が分かった時点でこちらから連絡をさせていただいて「取り消しますがいいですか」ということになっておりますので、今は混乱は発生していません。

(共同通信)

 分かりました。あと、7月以降のワクチンというのは人口割でということでしたけれども、おおむね何人分ぐらいが基本的には確保できるという見込みなのでしょうか。

(市長)

 47箱で約5万5,000人だったと思います。今の方式としては、各人口割でまずは2週間に一度ワクチンを出しますと。堺市の場合は人口割で47箱です。
 それにプラスする形でこの人口割に、より追加してほしい自治体があれば言ってくださいと。そこに対して、堺市が6月15日ですので来週申請することになりますが、今の接種スケジュールだともう少し欲しいと、これだけ乗せてくれという話をします。それが確定するのが、そこからさらに1週間後ぐらいでしょうかね。なので、申請をして確定するまでの間というのは、まだワクチンの供給というのが人口ベースしかありませんので、そこについては慎重に進めていく必要があると考えています。

(共同通信)

 今のところ、どれぐらい追加で求める予定ですか。

(市長)

 今の接種スケジュールで行っていこうと思うと、1.5倍から2倍ぐらいは必要なのではないかと思っていますが、ただ一方で、今回金岡公園体育館の大規模接種会場につきましては、モデルナ製のワクチンを使うんですね。これまで供給、順次されてきているのは全てファイザー社製のワクチンでした。それに加えて、モデルナ製ということですので、今まで使用する予定だったものが、その分モデルナに置き換わることによってファイザーを使えますので、それによっても、今数字の精査はしていますが活用できる数は増えるのではないかなと考えています。

(共同通信)

 47箱ぐらいというのは、これはモデルナ製ですか。

(市長)

 ファイザー社製です。

(共同通信)

 7月に来るのはファイザー社製が来る。

(市長)

 そうです。

(共同通信)

 そのワクチンの1回目と2回目が同じものでないといけないということになっているかと思うのですが、そこはどういうふうに工夫をして間違えないように予約の取り方ですとか。

(市長)

 この切り替えのタイミングも非常にシビアでして。今の接種会場の何日から受けられるかというのも、表を見ながら説明させていただいたのですけれども。そこにワクチンの違いというのもあるので、かなり大変な表に今なっているんですね。基本的には、個別接種会場については途中でワクチンを切り替えるとかなり混乱が出るのではないかと思っていますので、できれば最後までファイザー社製のワクチンでいきたいなと考えております。
 一方で、市が運営する大規模接種会場を含め集団接種会場については、オペレーションというのは融通がかなり利きますので、管理できますので、金岡公園の場合はもう最初からモデルナ製にしますし、ほかの会場でも要件を満たすものがあれば順次モデルナ製に切り替えることによって、ファイザー社製ワクチンだけでは全国民の分は賄えませんので必ずモデルナを併用することになると思うのですが。市の会場によってワクチンの使う会社を分けて、しかも、さらにやはり1回目と2回目は同じワクチンでなくては健康の問題が発生する可能性がありますので、そこもきっちりと必ず同じ会社のワクチンを1回目も2回目も打っていただけるようにしたいと考えています。

(共同通信)

 今、金岡公園体育館は最初からモデルナだと。当然、これまでやっているのは全部ファイザーでやってきたわけですよね。200人から300人規模の会場。ただ、200人から300人規模の会場でも、中には途中からモデルナに変わるものがあるということは、あるということですか。

(市長)

 おっしゃるとおりです。それが、できるかどうかというのも国に確認をしておりますが。実際に、そういう会場では、例えばもうシームレスでそのまま続けてやるという場合には、例えば1回目接種された方は2回目も、もちろんファイザー社製で行いますが、途中から1回目がモデルナの方が入ってくる可能性もあるんですね。そういう場合は、その切り替えのタイミングというのはより注意をしなくてはいけませんが。今行っている集団接種会場においても、可能なところはモデルナにしたほうがより効果的に進められるのではないかと。
 途中から個別接種会場で何日からモデルナにしてくださいとなると、やはりミスが発生しやすい環境になりますので。多く関わっていただいている診療所の皆さんにも混乱が極力少なくなるように運営していきたいと思っています。

(共同通信)

 1回目に集団接種会場でファイザーを受けて、その後に自分が受けた会場がモデルナに変わってしまうと、区をまたいで接種しなきゃいけないということも起きますか。

(市長)

 そのようなことはないように。今、基本的には会場を選ぶときも、1回目と2回目の会場は基本的には同じ会場なんですね。ただ、ご希望によっては違う会場がいいんだという方もごくまれにいらっしゃいますので、そういう方には対応するようにしています。
 ただ、今後ファイザー社製とモデルナ社製の会場が分かれたときにそれはやはりできませんので、ここはオペレータであったり、変更するタイミングでお伝えをさせていただいて同じワクチンを使っていただけるようにしたいと思っています。
 年齢別の表はありますかね。一番初めのほうの一般の予約の表です。
 こちら、例えば基礎疾患のある方の受付で29歳以下となっています。ファイザー社製に関しては、今回12歳から15歳の対象に加わりまして、12歳以上の方は皆さんファイザー社製を使っていただけるのですが、一方で、モデルナ社製は、おそらく18歳未満は認められていなかったように思いますので、なので、これからより若い年齢の層の方が接種される際にも、そのワクチンが満たしているのかどうかというのを確認する必要があると思っています。最初はファイザー社製のワクチンも16歳以上だったところが、アメリカで申請があって12から15歳ということが付け加えられましたので。今後、モデルナのワクチンも追加になる可能性がありますが、今のところは18歳以上だったと認識をしていますので、そのあたりも注意をしながら進めていきます。

(共同通信)

 この1週間ぐらいワクチン接種会場でいろいろと様々なレベルの問題が起きていますけれども。かなり規模を拡大されましたよね、接種の。1,000人規模の会場も設けると。
 ただ、やはりマネジメントというのがものすごく手のかかる仕事で、規模が増えるだけ大変になるかと思うんですけれども。拙速だったかなと何となく思うのですが、市長としてはそこのご認識はいかがですか。

(市長)

 実際に、会場によって広げられたところもありますし、そのままの接種回数の会場もあるんですね。そこはお医者さんと看護師さん、薬剤師さんが確保できるかどうかというところでした。それができれば問題ないだろうという見込みです。
 今回の件につきましては、もともと増設してない会場もありますし、増設した会場もあります。今日、私が訪れたところは、6月7日から2レーンから3レーンに、200回から300回に増やした会場です。そこの担当者とも話をしていたのですが、増やすことは問題ではないと。それは運営はできていると。やはり、問題なのは確認なんですよね。薬剤師さん、看護師さんが実際にワクチンを充填されるときの注意だったり、取扱いの注意であったり、お医者さんが使用した注射針は必ず捨てるというルールになっているのですが、それを捨てることがなかった。そして、実際にワクチンがきちんと液が入っているかどうかも確認するはずなのに、それもしていなかったということがありますので、そこは接種数を増やしたことによる問題というよりも、やはり1回1回の確認です。
 ですので、例えば、それが接種数を増やしたことによって、今まで50人の方に接種されていたお医者さんが100人に接種されたというのであれば、かなりの負担になってそれはまさに、弊害かなと思うのですが、そうではありませんで、お医者さんの数も今回増えておりますので、実際には会場を増やしたり、回数を増やしたことの問題とはまた違うのかなと思っています。ただ、やはり問題が発生しておりますので、その点については、本当に改善を重ねながら、安全に行っていくことが必要ですし、逆に、安全がきちっと担保されたならば、さらに会場、例えば、1日の接種数を増やすようなことはできないか。また、ご指摘があった、働いている方が受けやすいような環境もできないかということも検討していきたいと思っています。
 まずは、今の会場で安全に早くできることを第一に考えたいと思います。

(朝日新聞)

 今の安全担保のところに関わるんですけれども、昨日の発表のあった、問題のあったお医者さんは30代ということで、若いお医者さんだとお聞きしています。比較的若いお医者さんで、つい注意ができなくて、怠ってミスが起きてしまったっていうのは、昨日の段階でお聞きしてもきちんと調査できてなかったんですが、1日たってまた、市長に報告が入ってるかもしれませんので。
 どうしてそういうミスが起きたのかっていう原因については、今の地点で市としてはどう把握されてらっしゃるんでしょうか。

(市長)

 昨日、会見でお伝えした内容と、記者の皆さんからいただいたご意見というのを、私も拝見をしております。今、私が把握している情報というのは、そのときの情報と変わりありません。ただ、6月6日、7日と連続して起こっていまして、6月6日のときにも、担当者には伝えたのですが、やはり、担当した医師の方の意見をしっかりと聞くようにと。なぜ、そういうことが起こったのか。なぜ、そこの確認をしていなかったのかという分析ができなければ、次の対策にも生かされませんので、その点については、私も注意をして意見を把握しておきたいと思います。

(朝日新聞)

 こういうのをあえてお聞きしているのは、ヒヤリ・ハットもそうですけど、一つのミスっていうのは、多くのミスを未然に防ぐ、逆に言ったら、いい機会かもしれないので、今回のお医者さんが単に、もしかしたらですけど、前日に宿直勤務があったりとかっていうので、個人的に疲労感がたまってる段階で従事してたのか、あるいはそもそも、業務自体が、高速道路を長距離真っすぐ運転してても、人間は眠気に襲われたりとか、いろいろありますので、そういう人間の特性として、同じような作業をずっと繰り返してたら、そういうことが起こりやすいのであれば、何らかの、休憩時間とか人員の体制の入替えとか、やり方っていうのはいろいろやりようがあるのかなと思うので、そこのところはやはり、きちんと調べられたほうがいいかなと思ってお聞きした次第です。

(市長)

 おっしゃるとおりですね。他市の様々な事例も今、報道されておりますので、私たちも注意を持って捉えておりますし、その起こった情報を共有するようにしていたんです。実際に5月1日から行って、ここにきて2件連続で医療に関わる問題が発生してしまった。やはり、これまで順調にある程度進んできたがために気の緩みであったり、もしくは実際の現場の状況というのをより深く、今、できてる状況なので、より深く分析しようというところが少し弱かったのではないかなとも感じています。今、この、お医者さんに関しては、午前・午後で分けていますので、ぶっ通しでっていうことはないかと思うんですが、やはり、それでも、午前中とか午後とか、その時間でもずっと接種されていたら、心理的なこともあるでしょうし、そのあたりも今、その方だけじゃなくて、例えば、医師会の皆さん、接種に関わっている皆さんのご意見を聞きながら、より安全にお医者さんが従事していただけるような環境に整えていきたいと考えています。

(朝日新聞)

 最後1点ですけど、今日、年齢別、あるいは、優先的に学校の先生等に枠を設けられたということで、あえてお聞きするわけですけども、各自治体において、トップの方がいつ受けられるのかって、いろいろ考え方が分かれて、別に危機管理のトップにいらっしゃるので、それはそれで優先的に受けられるっていう考え方もあるでしょう。市長としては、もう既に受けられたのか、あるいは、この枠の中で、どこで受けられる予定なのか、もう決められているんであれば、教えていただきたいのと、そこの日で受けるということを決められた理由というのも併せて教えてください。

(市長)

 まず、私自身まだ接種はしておりません。そして、これまで、ご高齢者の方が早く受けられるようにということで、最善の努力をしてきたのですが、その中でまだワクチンが足りていない状況が長く続いておりましたので、少なくとも、その時点では受けることはできないなと思っておりました。今回、予約のスケジュールで、私がこの44歳です、来月45歳になるのですが、なので、この層になるのですが、ただそこでも、まだ、接種されてない方が多い、予約が詰まっている状況で私が受けるわけにはいかないと思っていますので、同じ年代の方がもう予約に空きがあって、普通に予約ができる状況、接種ができる状況になったら、そのときに考えたいと思っています。なので、それまでは私自身も予防を徹底しながら過ごします。

(NHK)

 まず1点、外出困難者への接種の支援を実施のところでお伺いしたいのが、堺市では会場は、非常に様々設けられていますけれども、確かに高齢化社会で会場に行けないお年寄りがいるというのは見過ごせない課題だったのかなと思うんですが、まず市長が先ほども早急に取り組みたいとおっしゃっていたその思いと、あとは、こういった高齢者の方の対象の条件、例えば要介護認定を受けているとか、一方でケアマネさんであるとか、主治医から市に依頼があった方に訪問での接種を行うとか、何か決まりがあれば、教えてください。

(市長)

 やはり、今、会場を設けていますが、実際にそこに行くことができない方がいらっしゃるのではないかという懸念はありました。そこで、先月から、各事業所さんにお話を聞きながら、数百、1,000以上の事業所さんがいらっしゃいますが、こちらから調査をして、返ってきた方々について、どういう状況が考えられるかというところを分析しました。やはり、接種会場に行ける方というのは、もちろん足を運んでいただきたいのですが、行けない方が取り残される状況はあってはいけません。ですので、まず調査から始めなくてはいけませんが、その上で、迅速に対応したいという強い思いがありました。今回6月中旬としていますが、一日でも早く実施できるようにしたいと思っています。あとは、その基準ですが、今、ヒアリングをした状況では、居宅介護支援の事業所さんでありましたり、障害福祉サービスの事業所さんにお聞きした内容ですので、さらに、今、想定で60人としていますが、実際、どういう方々がきちっとした要件に当てはまるのかということを、さらに詳しくヒアリングをした上で、その方たちをきちんと接種していただける環境にしたいと思っています。
 そして、もう一つ、今回の外出困難者で65歳以上としていますが、これから、64歳以下の接種も順次始まっていきます。ですから、まずは高齢者の方、今、順次接種をしていただいていますが、まだ接種を受けられてない65歳以上の方を優先としますが、64歳以下の方につきましても、特に障害者の方に適切な支援ができるように、こちらも市として責任を持って努めていきたいと考えています。

(NHK)

 あと、従事施設とかの予約の受付日を設けるという点で、市が指定する施設に従事している方とありますけれども、例えば、保育所とか幼稚園、小・中学校の場合ですと、それは堺市立ということになるのか、そのあたりはいかがなんですか。

(市長)

 今は堺市立ですね、対象、どうでしょう。あ、堺市内の学校園ですね。

(担当)

 堺市内の学校ということで、私立、市立含めてということを考えています。小・中学校は公立だけになります。

(市長)

 実際の先生方ですけど、堺市民もいらっしゃったら、堺市外の方もいらっしゃいますが、そこは市民かそうでないかにかかわらず、やはり、先生方が授業を受け持ってらっしゃいますから、学校現場でのクラスターであったり、感染を防ぐという意味でも、そこは市民の方もそうではない方も対象としながら進めていきます。

(NHK)

 あと、最後に、児童といいますか生徒の接種ですけれども、やはり、子どもたちの接種に学校でやるとなると、誰がワクチンを打った、打ってないという、差別につながるという声もありまして、そのあたり、堺市は早く進めるのであれば、学校での集団接種というのが手っ取り早いんだと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。

(市長)

 ファイザー社製のワクチンが12歳から15歳が対象になったことで、堺市の市立小・中学校に通う子どもたち、特に小学校6年生から中学校3年生までの対象になっています。ですから、どのようにしてやるかというのは、今、実は、教育長とも話をしています。ただやっぱり難しいのが、強制になってしまってはいけないなと。同調圧力によって、本来接種を希望しないにもかかわらず、その子が接種しないことで問題があってはいけませんので、どのようにすべきかというのは、今、検討中です。ですので、例えば、接種しやすい環境を用意しておいて、強制ではない環境、これは例えば、授業とか同じような平日にやってしまうと、どうしてもみんな接種している状況で接種しないと、子ども、なかなか、からかわれたり、そういうことも発生するかもしれませんので、きちんと子どもたちの気持ちにも配慮しながら、やはり、今、本市の学校でもクラスター事象もありますから、ワクチンの接種を進めるということは大事だと思うんですね。ですから、希望される方が受けやすい環境を堺市として用意したいと考えています。

(NHK)

 それは、確認ですけれども、学校で打つということも、それが集団としてなるのかどうかという形は今後でしょうけれども、学校で打つということも一つ選択肢なんでしょうか。

(市長)

 あらゆる選択肢というのは考えられますが、やはり、それによるデメリット、メリットというのもありますので、選択肢は様々用意をしながら、その中でより適切なものを選びたいと考えております。

(日本経済新聞)

 幾つかあるんですが、一つは集団接種会場を開設されるときに、ワクチンは全てファイザーだというふうにおっしゃったと思うんですが、どの時点で、どういう理由で切り替えられたのか、まずそこからお願いします。

(市長)

 最初の時点ではやはり、それまで、本市で全て、今もですが、ファイザー社製を使っているので、より円滑に進める上では、やはりワクチンは統一したほうがいいのではないかという思いがありました。特に、これまで行っている会場は1日300回、そして、今回の大規模接種会場は1,000回ということですので、ファイザー社製でも大丈夫じゃないかという思いもありましたが、今後のことを考えると、やはり、これから、新設する施設というのは、モデルナが使用できるのであれば、そちらに切り替えていったほうが今後の供給スケジュールも含めて、やりやすいのではないかなと思います。ですので、最初、確かに、金岡公園の大規模接種会場がファイザー社製でとお伝えしたのですが、モデルナ社製を使うことにしました。

(日本経済新聞)

 モデルナはどれぐらいの量が来るという通知が来てるんでしょうか。

(市長)

 今、詳しい数字、分かりますか。

(担当)

 今、現時点で詳しい数字は分かりませんが、大規模接種会場を開始するにあたって、その接種数は供給されるということは見込まれています。

(日本経済新聞)

 基本的に大規模接種会場は最初からモデルナで、そこに予約する人は、基本的にモデルナを1回目、2回目モデルナにしてほしい。そうすると、先ほど、共同さんからも質問がありましたけれども、ほかの接種会場で変える場合にはレーンできちっと分けるなり何なりして、しばらくは併存する形になるのか、それとも、ある会場をがらっと切り替えることによって、2回目はこっち行ってくださいねと。2回目を受ける方は違う会場にするという形なのか、どちらを想定されてらっしゃいますか。

(市長)

 やはり、1回目受ける会場と2回目来る会場がばらばらであったら少し分かりにくくなるかと思いますので、1回目と2回目、同じ会場という基本は変えるべきではないと思っています。ですから、途中でファイザー社製とモデルナ製を切り替えながら、レーンを分けて行っていくような方法がいいのではないかなと。ただ、これも今、検証中で、まずは大規模接種会場でモデルナを導入しますから、その運用手順の違いもあるんですよね。たしか、モデルナ社製のワクチンは希釈が必要ないと思います。今は、薬剤師さんが希釈をしながら、注意をしながら行っているのですが、そこもちょっとばらけてしまうと運用が分かりにくくなりますので、まずは、今回、大規模接種会場の様子を見ながら、モデルナの扱いやすさも含めて考えたいと思います。

(日本経済新聞)

 まさに、大規模接種会場のお話を伺ったときにはモデルナの承認がされてすぐでしたので、そういう意味では、あの時点ではファイザーでいこうと、ただ、モデルナがどういうふうになってきたか分かった後、供給体制がどうなるかとか、国との調整で分かったので、早く接種を進めるために並行してやって、まずは大規模接種会場をモデルナにしてしまおうと、そういう経緯と理解してよろしいでしょうか。

(市長)

 そうです。

(日本経済新聞)

 あと、すみません。これは、市長にお伺いすることじゃないのかもしれませんが、自衛隊の会場での受ける数字のグラフがあるんですが、ピーク時の6月2日と6月、7、8の生の数字をちょっと頂けないかなと。

(市長)

 はい。後ほどまた、お渡しします。

(日本経済新聞)

 後ほど、メールの形でよろしいので、生の数字、要するにどれぐらい減っちゃったのかっていうか、グラフだと分かるんですが、なかなか数字で頂きたいなと。

(市長)

 はい。担当からお渡しします。

(日本経済新聞)

 あと、最後、これは別に質問というわけではないんですが、先ほどの先生の注射のミスなんかは、一遍打った注射器をまた使ってしまったと。ものづくりのまちですから、一遍使った注射器を置いたらころんと転がって、次のが出てくるとか、何かそういう簡単な機械というか、まさに、失敗は成功の母ですから、ものづくりのまち、いっぱいそういう機械メーカーはある中で、何かそういったところにも着目して、効率化というか、ミスを防ぐと。私も、どんなに注意をしていても変換ミスをして、それが始末書につながると、何でミスしたんだって言われるんですが、ミスはミスでもうどうしようもないんですけどもね。だから、そういう中で、せっかくそういう堺市の底力を使っていくみたいな発想は今までなかったんでしょうか、逆に。

(市長)

 そうですね。もう、例えば、注射器につきましては使用したら必ず捨てるというルールであったはずなんです。ただ、今回、堺市で起こしてしまいましたが、他市の事例でも同じようなケースってあって、やはり、何十人の方にも接種されていると、やはり、そこら辺が、必ずやるということでも意識が弱くなるのかなというのは、痛感をしています。ですから、ご指摘いただいたみたいに、それはどこまでできるかというのはありますが、もし、工夫によって、この煩雑な流れであったり、医療事故を防ぐための取組があれば、積極的に導入していきたいと思っています。

(日本経済新聞)

 地元の中小企業に声をかけていくお考えはありますか。

(市長)

 そうですね。Sakai-BOXの例がありまして、それも、民間と協働した絶好の例だったと思うのですが、まず、今、おっしゃったような医師への聞き取りであったり、会場の運用も、もう一度精査をした中で、常に改善を重ねますが、その中で、必要とあれば、例えば、こういうことができませんかという呼びかけは、することは十分に考えられます。

(読売新聞)

 外出困難者のワクチン接種の支援なんですけど、これってほかの自治体とかでやってる事例があるんでしょうか。

(市長)

 たしか、寝屋川市さんでは接種会場にタクシーを利用する支援をしていたと思いますが、ほかの市の取組分かりますか。ほかの市でこのような取組行っているところあるんですか。

(読売新聞)

 大阪府外とかでも含めて。

(担当)

 他市の事例では、寝屋川市等でタクシーの初乗り運賃を助成しているようでございます。近隣の政令市におきましては、タクシーの支援等は行っておらないと聞いております。

(読売新聞)

 医師を、自宅に行って、自宅でワクチン接種してもらうっていう事例とかっていうのは、ちょっと聞いてないという感じですか。

(担当)

 はい。そうですね。

(読売新聞)

 市長にお伺いしたいんですけども、若い世代になってくると、接種率が下がってきたりとか、現役世代忙しいということで、そういう意味で、ほかの自治体では何か割引サービスであるとか、接種証明書を提示した人への割引サービスとか、いろんなインセンティブ的なものを考えている自治体とか、企業もあるようなんですけども、堺市において、そういったことを考えられる予定はありますか。

(市長)

 最初の時点では、1月、2月の大阪府の調査では、積極的に受けたいという方が3割ぐらいでしたので、そのデータを見たときには、高齢者の方、特に、重症化率が高いですから受けてもらうために何かしなきゃという思いがあったのですが、ただ、4月に入ってから、逆に、ワクチンを求めて多くの方が対電話、インターネット等の予約をされていましたので、今の状態でも、まだ、多くの方が接種されて、希望されないというよりも、まだ、希望される方のほうが多いかなと思っているんです。ただ、これから、64歳以下の方、特に、40歳以下ぐらいになると、半々ぐらいになってくるのかなと思うのですが、そのときに、市として、積極的に推進というか、呼びかけるような対策は必要かなと思っています。外国の例を見ますと、宝くじで1億円当たったりというのもあるんですよね。あとは、ポテトを配ったりというのがありますが、そのときの状況にもよりますが、若い人が受けていただきやすいような環境――それはそういう、ある意味商品とかを利用するだけじゃなくて、例えば働いてらっしゃる会社であったり学校に呼びかけて協力をお願いしたり、もしくはワクチンを接種しないことによる重症化のリスクというのは若い人でもありますから、様々な呼びかけを行って、今10月末目標、8割としていますが、市民の方の多く、7割以上で集団免疫が得られるというのがあるんですかね、多くの方に受けていただけるように努めたいと思います。

(読売新聞)

 啓発で、今のところは考えているという感じですかね。

(市長)

 そうですね。まずは、啓発です。

(産経新聞)

 すみません、1点だけ。64歳以下のスケジュールの中で、優先順位の中で高齢者施設の従事者に関しては国の規定にあったかと思うんですけど、幼、保、小・中学校というのは市独自ということなんですけど、この辺を優先的にしようとお考えになった理由をお願いします。

(市長)

 まず、優先順位として高齢者と高齢者施設の従業員の方、障害者施設の従業員の方というのは国の方向性でもあったかと思うのですが、教員であったり、保育施設の方をここに加えた理由というのは、やはり学校現場で日々子どもたちと向き合っていると、もしくは幼稚園、保育園で向き合っていると、やはり感染リスクというのは高まっていると思っています。特に変異型ウイルスによって、若年層でも感染する可能性が高くなっていますので、子どもにとってはマスクをつけることでかなり嫌がる子どもであったり、特に保育園等ではそもそもマスクをつけないということもあるかと思いますので、そのような状況で指導に当たっている先生方の健康を考えたときに、やはり優先度を設けて安心して現場に立っていただくことが必要でないかと考えました。ですから、今回7月1日からということですが、子どもたちのためにも先生方にも早くワクチンを打っていただいて、教職員の方にもワクチンを接種していただいて、安心して現場で頑張っていただきたいなと思います。

(産経新聞)

 確認ですが、これは堺市内の幼稚園、保育園、小・中学校に勤務されている方が対象で、要は市民とかは関係ないというお考えですかね。

(市長)

 市外の方でも、勤務されている方が対象です。

(日本経済新聞)

 市民じゃない方は、接種するときの手続はどう。「何とか幼稚園の何とかですが」と言えば通ってしまうのか、それとも住んでいらっしゃる自治体が発行した接種券を見せて登録するのか、その市外の方に対する対応ってどういうふうにお考えですか。

(市長)

 市外の方が来られる場合は、基本的にはこの下の教職員の方々で、市外の方々は集団接種会場を利用していただきたいと考えております。個別だと接種券もないですし、確認もしようがないですから。一方で集団接種会場は市が設置しておりますので、そのあたりの把握はできるのかなと。施設につきましては、基本的に今行っているのは、施設の方々に受けられる希望の方がどの程度いらっしゃいますかと調査票でお聞きしていますので、その票を提出していただいて、照合することで把握ができると考えています。

(日本経済新聞)

 もう一つ、小・中学校は私立は対象ではないということか。

(市長)

 今のところ、対象ではありません。

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