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堺市長記者会見 令和元年7月31日

更新日:2019年8月6日

市長

 まず初めに、二つお伝えさせていただきます。一つは、原池公園野球場のネーミングライツ・パートナーの公募について。そしてもう一つは、フェニーチェ堺オープニング記念イベント参加者の募集についてです。

原池公園野球場 ネーミングライツ・パートナーの公募について

 まず原池公園野球場のネーミングライツです。来年4月に5,000人が収容できる本格的な野球場「原池公園野球場」がオープンします。オープンに当たりまして、堺市としては初めてネーミングライツ・パートナーを公募いたします。市の自主財源の確保とともに、民間の事業者による地域貢献を促進することが目的となっておりまして、ネーミングライツ料は、年間200万円以上、契約期間は5年間と設定しております。名称は、野球場であることがイメージできることや「堺」という言葉を、これは平仮名でもローマ字でも可能ですが、入れることが条件となっておりまして、8月下旬から公募開始をいたします。また整備に関しましては、引き続き、ふるさと納税を活用したいと考えておりまして、こちらを受け付けております。今年12月末までに3万円以上寄附された場合、お名前を記した銘板を施設内に掲示する予定にしております。民間事業者と協働連携しながら、この新しくできる野球場が魅力的で市民に愛される、そして税投入ができるだけ少なくなるように工夫をしていきたいと考えています。

フェニーチェ堺 オープン記念イベント参加者の募集について

 そしてもう一つ、フェニーチェ堺のオープニング記念イベントについてです。こちらも10月のオープンまで2カ月と迫りました。多くの方に祝っていただきたいと思っておりまして、9月26日に開館記念式典を開催いたします。記念公演としまして、上方歌舞伎の大名跡である中村鷹治郎さんと、そして幅広いジャンルで御活躍をされています尾上松也さんに、歌舞伎舞踊「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」を演じていただく。そして、宝生流第20代宗家の宝生和英さんに能楽「羽衣」を御披露いただく予定にしております。また10月2日にはオープニング記念コンサートとしまして、関西拠点のプロオーケストラの中でも高い評価を受けておられる京都市交響楽団の演奏を、広上淳一さんの指揮でお楽しみいただきたいと考えています。いずれのイベントも無料でして、8月2日から22日まで参加者を募集いたします。和・洋のすばらしい舞台芸術公演を通じて、フェニーチェ堺の魅力を感じていただきたいと思います。このフェニーチェ堺も、これからより魅力的になるように工夫を重ねていきたいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

(日経新聞)

 野球場の命名権売却なんですけれども、これはいつ、どなたの発案になるのか教えてください。

(市長)

 今回、新しく野球場が設置されるということで、いろいろと工夫を重ねておったと思うんですけど、私の方針としましては、やはり税投入が少なくて、魅力アップにつながるということですので、そのあたりも職員の方が思いをくんでいただいたのかなと考えています。

(日経新聞)

 市長御自身が発案されたというわけではないですか。

(市長)

 実際に意見交換で私からこういう話はしました。最終、私からネーミング出しはできないかという話はしましたが、その話をくんでいただいたんじゃないかと思っています。

(日経新聞)

 市長から提案をなさったということですね。わかりました。
 これ、市営の野球場というふうに考えていいですか。

(市長)

 はい。そうです。指定管理者を募集しまして、市営の野球場ですね。

(日経新聞)

 なるほど。総事業費は幾らですか。

(市長)

 これ、わかりますか。詳しい数字。

(担当)

 整備費として、およそ30億円でございます。

(日経新聞)

 私は個人的に野球は好きですけど、30億円かけての球場建設というのは、市の税金を使ってやる事業としての費用対効果、市長はどうお考えですか。

(市長)

 前市長の、これ2014年でしたかね、決定されたのは、方針。もうちょっと後ですか。前市長が肝いりということで決定をされておりますが、運営にも多額の費用がかかります。
 一方で、私も堺市として、スポーツの活性化、そして子どもたちにより親しんでいただく、楽しんでいただく、活用してもらう施設というのは必要だと考えております。私が、この当時の市長だったらどうしたのかなというのは、多少疑問に感じるところはありますが、これは既に建設がほぼ終わりまして、来年からオープンする施設ですから、つくられる以上はより魅力的になるように、これからでも知恵を絞って、魅力づくり、活性化、そして多くの方に利用していただける施設となるように取り組んでいきます。

(日経新聞)

 この入場料とかの収入、ある時点では外部の売却等を通じて、整備費用を何年かで回収するという御計画はありますか。

(市長)

 30億円という整備費用がありますので、回収というのは正直、難しいんじゃないかなと考えております。今のところ計画、私がこの内容をお聞きして、各部局にお話をしたのは、できるだけつくったのがゴールではなくて、これから活用していただけるように知恵を絞ってほしいと。例えば、カフェや物販の施設とそこで収益が上げられるようにできないかというふうに工夫してほしいという指示を出しました。
 ただ、そこでやっぱり指定管理をするにしても、指定管理にお金を払いますし、なかなかこれはもう市のスポーツの施設ということで回収する、もちろんそれができればベストなんですが、できるだけ税投入が少なくなりながらも活用していただけるように知恵を絞っていきます。

(日経新聞)

 もう一点。これは市長がずっとおっしゃっておられた1,000以上の事業を全部チェックするというものの一つということになるんでしょうか。

(市長)

 はい。チェックはしました。まだ計画段階で見直しができるものについてはもちろん必要性に応じて見直しをしていくのですが、こちらはもう来年オープンという間近に迫っているものですので、これはフェニーチェ堺も一緒なんですけど、今もう既にでき上っているものについては、より魅力的に、そして一人でも多く活用していただく、そして税投入が少なくなる。この方針で検討していくということになっています。

(朝日新聞)

 フェニーチェなんですけども、これはグランドオープンという位置づけが10月1日なんですけど、記念式典が9月26日、ちょっと早いのは何か意味があるんですか。

(市長)

 グランドオープンの前に記念式典をするというのは特に不思議じゃないと思うんですけど。

(朝日新聞)

 そうじゃなくて、10月1日に式典をやってもいいのかなと思ったので、何となくそうするのかと思ったんですけど。

(市長)

 実際に使っていただくのは10月1日からと。それに先駆けて無料で皆さんに祝っていただくためのイベントを設定したということです。

(朝日新聞)

 さっきの原池もそうなんですけど、かなり大きな投資をしてつくったホールで、かつ運営も市が定額で、今額を忘れましたけど負担するということになっているわけで。文化振興財団さんが今回は1年間、大分いろいろな公演を入れていて、華やかしい感じはしているんですけども、それがフルで続かないと当然収益が悪化するということになっていくと思うんですが、市長、今ご覧になってフェニーチェの事業の展開振りというのは、ある程度及第点と言えるのか。いやいや、もっとこうすべきじゃないかと思っているところがあるのか、それはどう見てらっしゃいますか。

(市長)

 今、予定されている公演に関しては、私自身、本当に芸術であるとかコンサートというのは本当に大好きですので、とても魅力的な公演の構成になっているなという印象は持っています。
 一方で、例えば、予約をするときに予約サイト、私の妻も実際に予約をしたらしいんですけど、あそこがどうしても予約の時点からワクワクするようなつくりになっていなかったり、どうしてもホールの予約という考えで行われているんじゃないかと。ですので、やはりこれだけのきらびやかな一流のアーティストに公演をお願いするわけですから、公演していただくわけですから、それを利用される方々にもぜひ予約から、公演に来られるとき、そして帰りもその余韻を楽しんでいただくような取り組みが必要なのかなと。今の状況では私はそれは少し物足りないと感じていますので、そのあたりも私が就任して、堺東からの導線であるとか、施設の活用であるとか、文化振興財団さんへの要望とかいうのも、これはかなり指示というか、こちらからも要請を出しています。

(朝日新聞)

 大きなホールが府内を見渡すと、高槻市とかも今度考えているという話もあって、結局結構箱同士の取り合いとか、公演を今後やるときになる可能性があるわけで、今年、新年度は当然、御祝儀的にうまくいっても、2年目、3年目ていうのは結構勝負になってくると思うんですけれども、その辺はある程度やっぱり恒常的にちゃんと収益が上がるようにやっていくということは当然ながら指示されていくということになるんでしょうか。

(市長)

 今、このホールの建設に144億円(正確には、147億円)。そして運営で年間4億2,000万円。これを出資をして、運営していくという本当に大きな費用をかけて行われることになっています。多分、今年は御祝儀的なものもあって、入場数はいらっしゃるのかなと思うんですけど、2年度以降、本当にあり方を考えていく必要があるなと。
 そのためにもやはり選ばれるホールである必要があると思っています。例えば、今回フェニーチェ堺は多目的ホールなんですが、何でもいろんなことに利用されるということは、その道のトッププロアーティストにとっては、それが超一流の施設でないとなかなか選ばれないということもありますので、まだグランドオープンしてないんですが、このままでずっとあるという前提ではなくて、どうすればアーティストの方からも憧れられる、そのような施設になるか。それをぜひ、誘致するイベントや公演も含めて、これから知恵を絞っていかなければいけないと考えています。

(朝日新聞)

 わかりました。別件になるんですけども、市の教育委員会が今年の10月から小学校の学校給食費を改定するということを今月、保護者に通知されました。平成26年から改定していないということで、5年ぐらいですか。やっていないので、かつ額を見ると、政令都市でも一番低いぐらいになっているので、引き上げ自体は妥当性もあるのかなというふうに考えているんですけれども、決定が事務局だけで決めていて、ほかのところ全く保護者の意見を聞いたりとかしていないんだそうです。ちょっと全部の政令都市で聞いたんですけど、そういうやり方をしているのは堺市と岡山市ぐらいです、新潟と。ほかの市はみんな保護者代表とか協議会とか委員会とかつくって、意見を聞いているところを見ると、ちょっと決め方の面で大きな問題があるんじゃないかなと思うんですけども、市長はどういうふうにお考えでしょうか。

(市長)

 そうですね、やはり給食費の改定というのは利用者の方にとっても、大きな負担になるというふうには考えております。今回の件は、他市の政令市さんとか、他市さんでは一昨年とか、昨年に引き上げたところが多いんですが、堺ではいろいろと、前市長の事件もございましたし、統一地方選挙もあったのかなというところで発表がおくれたというふうには考えておるんですが、今回、今おっしゃられたようにやはり、その値上げの妥当性、値上げというか料金改定の妥当性については、お示しのような、有識者であるとか、保護者の方々と意見を交わす機会は、私は必要じゃないかと考えておりますので、その件については今後、次回というのはいつになるかわからないんですが、次の改定が必要となるなら、そのときまでには検討するようにと指示をしております。

(朝日新聞)

 これは市長御自身がツイッターでも書いておりますけれども、市教委から御説明を聞いたのが6月の終わりという話ですが、これが前市長時代に方針が決まっていたというふうに御説明があったんですかね。

(市長)

 そうですね。前年の冬ごろからこの話はあって、春ぐらいでも多分議会の方々も知っている方もいらっしゃるかと思うんですけど、もう値上げということはこの方針で進んでいたと。私もこの内容で進めたいということを聞きまして、原材料の値上げとか、これまで(平成)26年から上がっていなかった。そして求められる栄養価であるとか、そういうのも含めたら、これは仕方がないなということで進めました。

(朝日新聞)

 御自身のツイートに記載しているから気づいていると思いますけど、一部、市長が決めたんだと、新市長、つまり永藤さんが決めたんだろうというふうに流布しているのが少し広がっているんですけど、それは事実ではないと。

(市長)

 はい。事実ではありません。最終的にこれを判断したのは私ですが、そこはでも市長に就任した、それはもう宿命だと思っていますので、そこは甘んじて受けます。

(朝日新聞)

 わかりました、ありがとうございます。

(毎日放送)

 百舌鳥古墳群周辺の屋外広告物の規制についてなんですけれども、3年半ほど前から規制を設けていらっしゃって、それ以降、撤去、回収されていないものがまだ今も見られると思うんですけども、現状の受けとめをお願いします。

(市長)

 私も内容を確認したんですけども、順次、かなってない広告については改善をしていらっしゃると。まだ今確認したところ、58件が残っておりまして、そちらについても、じゃあいつまでにしていただくんだということの協議も進めておりますので、完全に進んでいないというわけじゃなくて、今これが徐々に進んでいるということだと認識しています。

(毎日放送)

 補助制度も設けていらっしゃって、適正化45件されていて、補助を利用されたのはその中でも15件ということで、補助を利用されている方は少ないなと感じるんですけれども、この制度の補助率が少ないという声も企業からは聞かれまして、それについては今後、新たな対策というのは何かお考えでしょうか。

(市長)

 補助制度、そうですね。私のところには少ないという声はまだ聞いてないですけど、その実際に補助を利用されるかどうかにかかわらず、その企業側の御都合もありまして、例えば、今年度じゃなくても来年度にやりたいんだけれども、そうするとその補助が使えないとか、そのあたりもどうすれば、実際に広告の改善につながるかということも、これからまた企業さんと話をしながら、より進むように取り組みを行っていきたいと考えています。

(毎日放送)

 あまりせかすことはなく、企業さんと。

(市長)

 いや、ルールですので、早くしていただきたいんですが、そのあたりは企業さん側の御都合を含めてしっかりと協議をしていきたいと考えています。

(毎日放送)

 個人的には、都市部のなかに古墳群が存在するということで、それも百舌鳥古墳群の魅力の一つなのかなと思うんですけれども、やはり広告物の撤去、回収というのは促す意義というのはありますでしょうか。

(市長)

 そうですね。やはり古墳群をより、市街地にある古墳群というのを感じていただくためには、広告のほうが目立ってしまっては少し、広告のほうが世界遺産登録より先にありましたので、難しいところはあるんですが、そこは企業さんとも御理解いただきながら進めていきたいと考えています。

(毎日放送)

 今も進んでいるということなんですけれども、この広告物があるままだと、どのようなおそれがあるということをお考えでしょうか。

(市長)

 そこはちゃんと決めたルールがありますので、そこにできればのっとっていただきたいという思いがあります。おそれというのは特に新聞記事では例えば、これ危機遺産にとかそういうことも書かれてあったみたいですが、危機遺産、これまでの過去の例を見ますと、それ自体が広告、今の状態で世界遺産に登録されていますので、特に撤去が前提となってはいないと思っているんですね。例えば、後から橋を建てたり、よく私のツイッターにでも要望があるのは、タワーをつくってくれとあるんですが、タワーというのはやはり緩衝地域でもありますし、15メートル以上の建物は建てられませんので、現実的にはそれこそまさに建ててしまうと危機遺産になってしまうのかなというのがございますので、特に広告について危機というのはありませんが、やはり景観条例がございますので、景観にのっとって進めていきたいなと思います。

(毎日放送)

 ありがとうございます。

(時事通信)

 ちょっと前の話になってしまって恐縮ではあるんですけれども、大阪広域水道企業団の企業長に就任されたということの受けとめであったり、今後、どういったことを進めていきたいかという意気込みを教えてください。

(市長)

 今、どこの自治体も水道行政をどうしていくのかというのは大きな課題だと考えています。ひとえに施設の老朽化、そして災害の耐震化、また技術職の継承、この大きな3点がございまして、これからどんどんどんどん管の老朽化、耐震化に対する整備の改善が必要になってきますので、その点ではやはり水道においては1市だけで行うというよりも、協力しながらやっていく。そして将来的には府域一水道、これを進めていく。これが重要じゃないかと考えています。
 これまでも府域一水道という大きなテーマはその流れではあるんですが、なかなか前に進んでいかなかったと。今、広域水道企業団に統合されているのは、今予定も合わせて10ですか、あるのですが、そこは堺市や大阪市も含めて、ぜひこれから協議を前に進めていきたいと。本当に大阪市さんというのは、広域水道企業団と同じぐらいの給水量がありますので、ぜひこれからは話も密にしていきますので、企業団、企業長としても大阪市さんや周りの市町村としっかりと話をしながら府域一水道の取り組み、これをスピード感を持って進めていきたいと考えています。

(読売新聞)

 事務事業のチェックの関係で教えていただきたいんですけども、確か1周目が終わるころには何らかの成果物を出されるという御予定でいらっしゃったと思うんですけれども、今の進捗状況はいかがでしょうか。

(市長)

 事業点検をした中で、今日もまたこの後、副市長お二人とその内容のすり合わせと、方向性について協議をする予定にしています。8月のお盆明け、議会が始まるまでには一度、記者会見をさせていただきまして、全事業チェックのその状況と、そして見直し項目、そちらも幾つか大きなものについてお伝えをしたい。
 そして、これから私も1周見てみてわかったんですけれど、1,023の事業がありまして、それを一個一個について、これは進めるとか、これは見直す、改善するということは全て今の状況にのっとって行うのが正しいとは実は思っていませんで、例えば、RPAとか今自治体のシステムでも新しく、今総務省が進めている取り組みもありますし、IT技術を使って、例えば、業務を簡素化できないか。もう一つは、例えば、区役所の機能、本庁の機能と区役所の役割を見直すことで、その事業についても見直しができないか。もしくは統合はできないか。その点も踏まえて、これから方針に沿って、2周目、3周目というところまでできたらなというふうに考えています。

(読売新聞)

 なかなか1周、2周という意味合いが、ちょっとすみません、どういう。1周というのは今おっしゃった1,023を全て見たということですか。

(市長)

 そうですね、はい。1周、2周というのは私の感覚ですので、なかなか共有が難しいのかなと思うんですけど、一度まず最初にやるべきことは、選挙中でもお伝えしてましたとおり、まずは全てのこれまで行われてきた事業をチェックすると。前市長が設定された予算に基づいて、今年度動いていますから、その内容について全て確認をする。そして、その中でやはり急いで進めなければいけないものというのも中にはありますし、ここは組織の体制であったり、役割分担を見直しながら行うべきものというのもありますので、それは一回だけで全て完了するとは思っていませんので、その一回見たから終わりじゃなくて。何周やったら終わりなのかというのもありますが、そこは適宜、行っていきながら、事業数も今1,000ありますが、本当に1,000事業があったらベストなのかというのも今疑問に感じておりまして、それが少なければいいのかとか、もっと細分化すべきなのかと、そういうことも含めて、これから検討していく予定です。

(読売新聞)

 行政なので、定点観測というか、常に事務はフローするっていうのは普通だと思うので、それは何周もするんだとは思うんですけれども、今、8月におっしゃっているのは1回見た上での判断なされた結果を示すということになるわけですか。

(市長)

 そうですね。今の時点での大きな方針というものをぜひ。それも庁内でも共有をしながら、その方針に従って次年度の予算であったり、それが次年度でできないものも多くございますので、じゃあいつやるのかというロードマップも含めて検討したいと考えています。

(読売新聞)

 あと1点、さっき出た屋外広告物の件で私も何点か教えていただきたいんですけども、府と3市では登録を目指してゼロにすると目標を掲げてきた思うんですけれども、なかなか難しかった中で、永藤市長としては、今おっしゃっている58件ですね。これをいつまでにゼロにしたいとお考えでいらっしゃるのでしょうか。

(市長)

 そうですね。今の広告物の58件の状況というものを私はもう一度、確認したいと考えています。ときはま線沿いに多いというのは認識しているのですが、実際にそこがどういう、それぞれの58件の事業者だったり、その設置されている皆さんがどういう状況でそこに置かれて、どういう意見を持っているのかというところまで詳しく今部局に確認がまだできておりませんので、そこを見ながらいつまでという目標も定めたいと考えています。

(読売新聞)

 その全てを見た上で、その目標時期のほうは設定されるという理解でよろしいですか。

(市長)

 そうですね、はい。

(読売新聞)

 もう一点、58件なんですけれども、今、基準に見合ってないというところで、今の現時点では違反物件でないというところだと思うんですけれども、今後年数がたてば違反として認定せざるを得ない物件も出てきてしまうと思うんですね。そのときの対応として、指導なり、普通の違反物件と一緒で指導ないし警告、さらには最終的には代執行という考えがあると思うんですけれども、そこは市長としてはそういったことも最終的にはあり得るという判断でいらっしゃるんでしょうか。

(市長)

 違反となれば、何らかの処置というのは必要だとは思うんですが、まずはお伝えしたように、今の状況はもう一度しっかりと確認したいと思っています。

(毎日新聞)

 昨日、大阪市の松井市長が「NHKから国民を守る党」の党首の方が議員会館で受信料を払わないというなら、大阪市役所でもそういう対応をしたいと、検討するというお話をされたようなんですけれども、同じ大阪の政令市としての堺市の市長として、この堺市役所としての対応は何か考えておられますか、この件について。

(市長)

 実際に国会議員がNHKの受信料を払わないということを明言をされて、そしてそれをNHKさんが認めると。実際に、請求をしないと。請求はするんでしょうけど、黙認するということであれば、市役所というよりも一般の市民の方々がじゃあ払うのがばかばかしくなると思うんですよね。ですから、そこはもう払わない人をそのまま、しかも国会議員という公の立場ですから、払わない人を見逃すということは、これはぜひNHKさんも許さないように、ぜひ取り組んでいただきたいなと思います。
 今、私のほうでも堺市役所でどれだけNHKさんとの契約があるのかを確認をしまして、すぐにこれ契約解除ということはないと思いますが、NHKさんのこれからの取り組みというのを注視します。

(毎日新聞)

 すぐさま、そういう不払いとか受信料拒否ということを検討するのではないけれども、NHKの対応を見てから検討することもあるという意味でいいんでしょうか。

(市長)

 まだNHKさん、対応されてないと思いますので。昨日の今日のことですから。数日前ですかね、なので、どういうふうに行動されるかというのは見てからの判断ですよね。これを完全に見逃すようだったら、堺市も考えなくてはいけないと思います。

(毎日新聞)

 はい。ありがとうございました。

(日経新聞)

 日経新聞です。今の質問に関してですけど、堺市はNHKに今幾ら払っているんですか。

(市長)

 今幾らって、わかります。具体的な数字。300何件。

(担当)

 契約台数は360台。それぞれの施設管理者が払っていますので、全体で幾らになるかというのは持ち合わせはございません。申しわけありません。

(日経新聞)

 360。

(担当)

 衛星と地上合わせて、360台になってます。

おわりに(堺大魚夜市の開催について)

(市長)

 なければ最後、私から。
 今日、この後ですが、堺の夏の風物詩「堺大魚夜市」が開催されます。もう700年以上にわたると言われておりまして、本当にもう私も毎年楽しみにしております。
 今年は、大浜体育館、これが建てかえされることに伴いまして、メイン会場が少し変わります。大浜北町の通称、三角地と言われる地域で変更して行われます。こちら名物の魚セリもありますし、花火も上がりますので、ぜひ多くの方々にお越しいただいて、百舌鳥・古市古墳群だけではなくて、堺の魅力はたくさんございますので、この「堺大魚夜市」も楽しんでいただけたらと思います。
 本日はありがとうございました。

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