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堺市長定例記者会見 平成31年4月10日

更新日:2019年4月16日

市長

成人歯科検診の充実について

 まず初めに、4月から気軽に口腔内の健康チェックを受けていただける成人歯科検診制度が充実いたしましたのでお知らせいたします。高齢化が進展する中、誰もが健康でいきいきと生活できる社会を築いていくためには、年齢を重ねるにつれて噛むことや飲み込むことなどの口腔機能が衰える、いわゆる「オーラルフレイル」をいかに防いでいくかが重要となってきます。口腔機能を向上させることで、食べることの楽しみによる生活意欲の高まりや、会話・笑顔が弾み社会参加が促進されるなどの効果が期待されるところでございます。このため、これまで70歳が検診年齢の上限でございました成人歯科検診につきまして見直し・拡充を図りまして、オーラルフレイルが特に懸念される70歳以上で受診機会がなかった71歳から74歳までの市民の方と生活保護を受給している75歳以上の方を対象に加えたところでございます。また、新たに対象となるこれらの方々には、口腔内の乾燥度や咀しゃく筋の筋力などのチェックを追加いたしました。71歳以上の方に対しましての口腔機能チェックを含む歯科検診の実施は、政令指定都市で初めての取り組みでございます。さらに、来年度2020年度までの2年間は、多くの市民の皆様方に受診していただけるよう、71歳から74歳の方の検診費用を無償化いたします。これらの歯科検診を多くの方に受診いただいて、80歳になっても自分の歯が20本以上あるという、いわゆる「8020(ハチマルニーマル)」を実現していただいて、いつまでも元気に健康な生活を送っていただきたいと思います。

部活動指導員の拡充について

 次に、4月を迎えまして、学校園でも新学期が始まりました。
 教員の働き方改革に向けまして、昨年度から実施しております中学校における部活動指導員の配置につきまして、今年度拡充を図りますので紹介いたします。教員の長時間勤務、とりわけ部活動指導の負担は全国的にも大きな課題となっております。そのため、堺市では、昨年度から教員にかわって部活動を指導する外部人材を中学校に配置しております。部活動の指導経験のある教員OBの方など11人を採用して、五つの中学校で野球やテニス、吹奏楽、合唱などの部活動で、指導に当たっていただいているところでございます。配置した中学校の教員の皆さん方からは「放課後に、生徒からの相談や個別の補習等を行うことができるようになった」とか「残業や休日出勤が減り、家族との時間が多くとれるようになった」などの声が出ていると聞いています。また、指導を受ける生徒たちからも「的確なアドバイスをもらえて、部活動がとても楽しくなった」と声が出るなど、事業の効果があがっていると考えているところでございます。このため今年度、部活動指導員をさらに7人増員し、全体で18人の部活動指導員に従事していただく予定でございます。現在、指導員の方の公募を実施しているところでございます。できるだけ早期に中学校に配置していくことといたしています。今後も引き続き、学校現場の働き方改革を推進し、教員が心身とも元気に、笑顔で、児童や生徒たちと向き合える教育環境を整備してまいりたいと考えております。

2020年度 堺市立学校教員採用について

 最後に、2020年度、来年度の堺市立学校教員採用試験につきまして、お知らせ申し上げます。
 堺市では、子育てのまち・堺として子どもたちの夢を育む「笑顔あふれる学校づくり」に向けまして、若く意欲のある教員の採用を進めております。「堺の教育の魅力」を広く知ってもらい、すぐれた教育人材の確保に力を入れているところでございます。このため、教員採用試験説明会を市内のみならず、東京、岡山等の会場で実施するほか、近畿圏を初めとした大学にも赴きまして、直接、学生の皆さんにPRを行っているところです。今年は、市外6会場のほか、53大学を訪問し、説明会を実施する予定でございます。今回、より堺の学校現場の状況を知っていただくために、ホームページに掲載いたしまして、説明会でも使用するPR動画をリニューアルいたしました。
 実際の現場で活躍する教員の皆さんが、「チーム堺」「チーム学校」の一員としまして、生の声でわかりやすく、堺の教育の魅力、笑顔あふれる学校園の様子をお伝えする内容となっています。また、堺市では、先ほどの部活動指導員の配置を初め、教員の働き方改革にも力を入れております。昨年度策定した、堺市教職員「働き方改革」プラン“SMILE”というのを推進し、ワーク・ライフ・バランスのとれた教育現場づくりを進めてまいりたいと考えております。出願は、5月13日月曜日まで、電子申請か郵送で受け付けております。
 堺で働きたい、一緒に笑顔あふれる学校づくりをめざしたいという熱い気持ちを持つ方々の応募を、心よりお待ち申し上げます。
 私からは以上でございます。

質疑応答

(読売新聞)

 今日の内容とは違うんですが、政治資金報告書の問題です。
 15日に報告書を再度検討したものを出してくるという話ですが、ここでも何度かお尋ねさせてもらっていますが、現状、今どういう状況なんでしょうか。

(市長)

 ほぼ完成に近づいております。15日にはしっかりと議員の皆さんにもご通知、お知らせするとともにプレスの皆さんにもご提供させていただきたいというふうに思っております。

(読売新聞)

 前回はですね、約200カ所。単純なミスというのがありました。今回またそういうことがあると内容以前の問題として議員から強い反発を招くと思うんですが、今回そういう単純なミスというのはもう無いというふうに考えておられますでしょうか。

(市長)

 そういう政治資金事務、さらには会計事務の精通者の方が入っていただきました。そしてチーム結成してやっております。そういう意味で領収書もほぼ徴取できたところでございます。そして皆さん方にそれを見ていただきたいというふうに思っておりますので、作業はやはり大分時間と膨大なボリュームに押されてそういうふうな単純ミスが出ましたけど、それを今回はそのデータベースが一応ありますのでそのダブりとか誤りとかいう、ちゃんとチェックしながらやってくれてますので、お示しできるというふうに思います。

(読売新聞)

 その領収書の問題ですとか、その辺は全てクリアできるんでしょうか、できているんでしょうか。

(市長)

 はい。ほぼクリアできるということで、今も最終のところまでやってますけど、ほぼクリアできるというふうに聞いております。

(読売新聞)

 つまり、その領収書は全て残ってなかったものもあったんじゃないかと思うんですが、その点についてはどうされているんでしょうか。

(市長)

 そうです、追加徴取をお願いしました。

(読売新聞)

 それで全て網羅できると。

(市長)

 はい。5万円以上の分については網羅できるというふうに思っています。

(読売新聞)

 前回については、大変失礼な言い方かもしれませんが若干市長が人任せではないんですけども、ちょっと当事者意識が少し薄かったのかな、というふうに受けとめたんですが、今回市長がこの報告書を再度まとめるにあたってどういった形でかかわられているんでしょうか。

(市長)

 適宜、その事務担当のスーパーバイザーの方のご意見を聞いて、私もその中に入らしていただいております。そして前回は議会ということもあっていろいろなほかの、本来議会の予算とかそういったものもございましたけど、しっかりとそれを咀嚼できるように私も勉強しているところでございます。

(読売新聞)

 現状で、前回の出してきた数字に比べて修正額は増えているんでしょうか。

(市長)

 そのあたり、ちょっと再精査しているところでございますけど、増える可能性もございます。例えば、郵便の振り込み用紙が増えているとかいうふうなことも聞いております。

(読売新聞)

 大幅に増える可能性がありますか。

(市長)

 いや、そこまでちょっと今。最終的にチェックしたいというふうに思っています。

(読売新聞)

 逆に減る可能性はないか。

(市長)

 減る可能性はないと思います。

(読売新聞)

 ないですか、なるほど。

(市長)

 はい。支出も増えてます。

(読売新聞)

 支出での修正も増えていると。収入でも増えているということですね。で、今日維新の松井代表が堺市議会のほうで維新の市議団が改めて不信任決議案を出す、ということを記者の前で言ったそうなんですけども、ここでも何度か質問していますけども、改めて竹山市長の辞職の考えについてお訪ねさせていただきます。

(市長)

 私は何度も申し上げてますように23日にしっかりと説明することが私の責務だというふうに思っております。そういう意味で不信任云々の話、議会を開催しないといけない話でございます。どういう意味で言われたのかどうかというのもわかりません。しっかりと私は23日に臨みたいと思っております。

(読売新聞)

 現状では辞職の考えはないということでよろしいでしょうか。

(市長)

 はい。そうです。

(読売新聞)

 それはその出してくる内容に一定理解を得られる自信があるということですか。

(市長)

 得られたいと思います。

(読売新聞)

 そこで辞職にはいたらずに済むんじゃないかと考えているということですか。

(市長)

 辞職するということの意味が、私はわかりません。やはりですね、堺市政を推進していくということは大事なことだと思いますし、今回課せられている責務はやはり、市民の皆さんに説明することが一番大事なことだと思っておりますのでネガティブに考えることなくポジティブに考えていきたいと思っております。

(読売新聞)

 市議会議員の選挙では、各候補の中には竹山さんの問題が非常に大きかった、あるいはその厳しい意見を街頭でもよく聞いた、というような声も候補者の方からは聞いたんですけども、議員の中には前回は問責決議に回った方で、不信任に回れられる方も、もしかしたらおられるかもしれないんですけども、仮にその不信任が可決された場合っていうのは、どういうふうに対応されるとお考えでしょうか。

(市長)

 また議会、臨時議会かなんか開かれるかということだと思いますけれど、私、極めて仮定の質問でございますのでお答えすることはちょっと難しいなというふうに思います。

(読売新聞)

 わかりました、ありがとうございます。

(KTV)

 ちょっと今日の発表物についての質問なんですけれども、現在堺市の部活の指導員というのは、先ほど具体的にはOBの方っていうのがあがりましたけれど、ほかにはどういった方がこの18人の中にはいらっしゃるんでしょうか。

(市長)

 OBの方や、そして専門的にそういうふうなスポーツとか合唱とかいうふうなところに能力、実績のある方々が入られているというふうに思います。

(KTV)

 その具体的には例えば外部の、例えばテニスだったら外部のテニスのコーチをしている方だとかいう。

(市長)

 そうですね、そしてかつて合唱の指導をしたことがあるとか、吹奏楽の指導をしたことがあるとか、そういった方々が入っていただいているというふうに聞いてます。

(KTV)

 現在、例えば大学生の方とかを採用したりっていうようなことって考えたりあったりしますか。

(市長)

 大学生の方も、この部活動指導員に入っていただいております。入ってますね。

(担当)

 はい。

(KTV)

 どれくらいいらっしゃいますかね。

(市長)

 大学生何人おるんかな。

(担当)

 11人のうち、大学生についてはすみません、後ほどお答えさせていただきます。

(KTV)

 引き続きなんですけれでも、今回の選挙の結果、維新の候補の方全員通られて、皆さんやはり市長の辞職を訴えて通られていると。このことについて竹山さんは民意としてはどういうふうに受けとめていらっしゃるんですか。

(市長)

 今回の市議会議員選挙の結果、厳粛に受けとめていきたいというふうに思っております。そして維新の皆さん方18人通られましたけれど、そういうふうな声があるのはこの間の議会の中でもありましたのでそのご意見も、私も受けとめないとあかん、というふうに思います。ただ議会としてどう判断されるかというのは、それはまた別の話でございますのでそういう声もしっかりと受けとめなければならないというふうに思います。

(KTV)

 議会の判断はもちろんですけど、先ほどは辞職の意味がわからないというふうに、ご発言がありましたが、市民の方はやはりちょっとおかしいのではないかな、と感じている部分が大きいのかなというふうに、私はちょっと思ったんですけれども市長はどのようにお考えですか。

(市長)

 はい。やはり私は問責決議ということを前回の議会の中でも最終受けました。そういうことで、しっかりと真相を明らかにしてくださいというのがまず第一だったというふうに思います。そういう意味で今回の23日がございますので、その中で真相を明らかにするというのはまさに説明責任を果たすことだというふうに思っています。

(KTV)

 ありがとうございます。

(産経新聞)

 同じく政治資金の問題なんですが、今度15日に提出される資料というのは、これは確認なんですけど府選管に提出済みのやつを出すということでよろしいでしょうか。

(市長)

 はい。今週中に府選管に出すというふうなことで今、作業しております。

(毎日新聞)

 府選管に出す作業をしているということだったんですけど、ちょっとこういう言い方をするのは失礼かもしれませんが、万が一またミスがあることが考えられますので、その後に提出するという考え方もあるかと思うんですけども、そうはしないという形ですか。

(市長)

 はい、そうです。議会の皆さん方からも議会でチェックするよりもですね、先に府選管に出してこいという意見も多かったと思います。そういう意味で府選管で一度しっかりとチェックしてもらってから、見ていただくというのがいいというふうに思っています。

(毎日新聞)

 大体今週のいつぐらいということになるんでしょうか。

(市長)

 今それ作業やってますので、はい。

(毎日新聞)

 わかりました。

(朝日新聞)

 発表案件なんですけど、まず成人歯科検診なんですけど、これ71から74歳の市民ってちなみに何人くらいいるんでしょうか。

(市長)

 71から74の市民の皆さん方は、何人ですか。

(担当)

 後ほどお答えさせていただきます。

(朝日新聞)

 あの、75歳以上の生活保護受給者も同じくお願いします。人数、要は予算相応の人数だと思うんですけど。
 部活の指導員なんですが、すみません。資料見ると今年度12人ってなっているんですけど、さっきから11人で7人増員っていってるんですけど、ちょっと食い違ってるんですが。

(担当)

 はい、資料のうち、昨年度は(予算計上では)12人だったんですけど執行したのが11人だったんです。そこで今年度予算が18人つきましたのでプラス7人を今年度拡充するという形になっております。

(朝日新聞)

 要するに実数は11人だったということですか。

(市長)

 実数11ですね。

(担当)

 はい。

(朝日新聞)

 それだったらちょっとそうやって書いてほしいんですけれども。わかりにくいんで。それと18人にしても、学校が43校中学校だけでもあるので、ちょっとあまり働き方改革にどれだけつながるのかちょっと疑問を感じるんですが、もっと大幅に増やすことというのは難しいんでしょうか。

(市長)

 外部指導者という方は入っているんですよ。部活動指導員という形で、64時間。月当たり64時間を上限として部活動を指導していただく方が、11人プラス7人入ってまして。それ以外にも外部指導者としてこれほどの時間ではないですけれど、しっかりと部活を指導していただく方がですね、堺市では322人。

(担当)

 昨年度。

(市長)

 うん、322人おられますので、そういう方も含めて教員の部活動への軽減を図っているということでございます。

(朝日新聞)

 これは、18人というのは希望した学校に配置するんですかね。

(市長)

 そうです、手挙げ方式でそういうふうなスーパーバイザーみたいな指導者を欲しいというところに配置したいというふうに思っています。

(朝日新聞)

 あと、教員も、採用試験をちょっと聞きたいんですけど。今ちょっと教員すごい取り合いだっていう話がある中で一連の維新の教育改革があってですね。大阪が敬遠されているというような話が、巷説聞いたりするんですけど、堺市はちなみにここのところ志願者数っていうのはどんなふうに推移しているんでしょうか。

(市長)

 最近はですね、3年間は5倍を超えています。29年が5.1倍、30年度採用が5.5倍。31年が5.4倍ということで、大阪市では3.7倍かな。大阪府では5.6倍かな。そういうふうになってますけど、一応5倍超えていますので一応いい人材がとれているんではないかというふうに思っております。

(朝日新聞)

 じゃあその数字を見る限りそういう話で影響でているということではなさそうということですか。

(市長)

 ただやはり、いろいろと若い人については、ここでもやってますように3年間しっかりとチームで教えていくと、研修するということは大事なことやというふうに思ってます。

(朝日新聞)

 あと、府外で説明会22カ所とかおっしゃってましたけど、パンフレットの一番最後の居住地別合格者数見ると、確かに堺市や大阪府外の人はあんまり多くないですけど、これを含めて増やしていきたいというのがあるから外でもやっていることなんですかね。

(市長)

 そういうことなんですよ。堺市外の方で堺市でぜひ働きたいという方を私どもは積極的にいい人材をとりたいというふうに思ってましてですね。合格者数、31年度試験においてはですね、大阪府外の受験者103人。11%、11.8%来ていただきましたけど、大阪方面の方20人で12.4%の割合で通っておられますので、非常に府外の方が頑張っていただいているというふうに思います。

(朝日新聞)

 それはもちろん市内の人もあれなんでしょうけども、府外からも優秀な人材にチャレンジしてほしいということですか。

(市長)

 仰せのとおりでございます。

(朝日新聞)

 わかりました。すいません、政治資金問題なんですけれども、今日は維新の松井代表は不信任出すっていうだけではなくて選挙。参院選、7月のですね、一緒にするべきだと、税金の節約にもなるというふうにおっしゃってたんですけども。市長選ですね。どう受けとめられますか。

(市長)

 それは松井代表の言っていることであって私がコメントすることではないというふうに思います。

(朝日新聞)

 先ほど辞職の考えがないことを理解が得られるという趣旨のご発言がありましたが、しかしながらこの1カ月、2カ月近くですね、この問題で市政に多大な影響が出ていることを鑑みれば説明をきちんとした上で信を問うためにみずから辞職して出直しされるという手もあるかと思うんですけれどもそういうお考えはないですか。

(市長)

 今日も飛鳥2が入港いたしました。そして私も地元の市長として飛鳥2の乗員、そして乗客の皆さんに堺の魅力等についてPRさせていただきました。私は市長としてしっかりとこれからもご指摘いただいていることを説明責任も含めて、やることも含めて、そういうふうな市長としての職務は果たしているというふうに思っております。粛々とこの市長としての職務を果たしていきたい。そして今まで以上に堺市政の発展に尽くしていきたいと思っています。

(朝日新聞)

 15日、資料をじゃあ、ご提示いただけるのは15日で確定ですか。議会は15日までという話だったと思うんですけど。

(市長)

 はい。15日で確定です。まだ時間は決まっていません。

(朝日新聞)

 そうですか。
 先般、前回の資料をご提出いただいたときに、我々記者クラブとして市長に会見を申し上げましたけれども、総会でご説明したいということで囲み取材だけでした。しかしながらあのとき、そもそも事実関係その他で混乱が生じて、その後の不審が膨らんだことの影響が大きかったと考えます。改めてなんですが、15日に資料を提出した上で、提出資料その他についての事実関係を我々としてはきちんと記者会見の場でお聞きしたいんですけれども、そういう会見を当日中に設定していただけないでしょうか。

(市長)

 前回もお話ししましたように、私はやはり市民の代表である市議会の皆様方にまず最初に説明するということが大事であるというふうに思います。囲み取材という形の中でどういう資料を出したかということはもちろんお話しさせていただきますけど、23日の議員総会の後に皆様方にもまた記者会見で説明させていただきたいなというふうに思っています。

(朝日新聞)

 前回もそうなんですけど、やはり資料は解釈その他がやっぱりあるので、囲みでも結局その部分については質問があって市長もお答えになっていたと思うんですよね。であれば、趣旨として今おっしゃっていることは議会を先にすべきだというのはわからなくはないんですけども、誤解を招かないためにもきちんとした事実関係の解釈の説明等を会見の場でされるべきではないかと思うんですが。

(市長)

 はい。ご意見は真摯に受けとめたいと思いますけど、やはり私は市民の代表である議会の皆さんに事実関係の有無についても説明すべきが先であるというふうに思っております。そういう意味で本当に前回と同じような処置を今回もとらせていただきたいなというふうに思っています。

(朝日新聞)

 わかりました。

(読売新聞)

 手短にいたしますが、部活とそれから政治資金の話と両方で質問があります。部活に関してですけども、いただいた資料では、子どもの個性の伸長とか、あるいは保護者の負担の軽減、あるいは主な事業内容には高度な技術、指導力を有する外部指導者云々とありますけれども、市長が説明されたのは教員の負担軽減、あるいは学校現場の働き方改革ですか。どっちが目的なんでしょうか。

(市長)

 やはり私は、一はやっぱり教員の負担軽減というのは大きいと思うんですよ。それとプラスして、熟達した指導員の方を生のすばらしい指導を受けられるということが第二だというふうに思っています。すばらしい指導だけだったら、いろいろあると思いますけど、やっぱり教員の負担軽減というのを第一に置いていきたいなというふうに思っています。

(読売新聞)

 そうしますと、先ほど少しお話がありました外部指導者が既に三百何人ですか、いるということと、どう違うんでしょうか。

(市長)

 やっぱり時間が違うんですよ。外部指導者の三百何人の方々はスポットで入っていただいてますので、次のこの指導者は私は、名前も「部活スーパー指導員」みたいな形でやったほうがいいんじゃないかと思うんですけど、教員の皆さんに代わって試合に引率することもできるんですね。

(担当)

 はい。

(市長)

 試合に引率したり、そういうこともできますので。今までの外部指導者の方でしたら、そこまでできないんですね。だから土日の試合なんかでも連れていってもらえるということで、メリットは大きいと思います。

(読売新聞)

 教員の負担軽減ということが主だとしますと、例えば既になくなってしまっているような部だとか、もう教員がそこまで手が回らないから普通だったら、我々小さいときだったらあったような部もまた復活させたりとかですね。そういったこともあり得るのでしょうか。

(市長)

 はい。今、堺市でやっているのは、例えば柔道でしたら指導する先生がなかなかおりませんので、三つの学校や四つの学校を束ねて、一つの学校で専門の先生が指導するというふうなことをやってます。近隣の中学校から来ていただくとかいうふうなことをやってます。あれは何制度ですか。

(担当)

 ドリームクラブです。

(市長)

 ドリームクラブという形でやってますので、そういうのも推奨していきたいなというふうに思っています。

(読売新聞)

 それはこの主な事業の中にあるドリームクラブ拠点校の設置というのが。

(市長)

 そういうことです。

(読売新聞)

 それからもう1点。楽器の維持整備、これは吹奏楽部のことだと思いますけれども、楽器の維持整備するための費用というのは、本来的に通常発生しているものではないかと思うんですけれども。嫌な聞き方ですけれども、買っておいて維持整備を今までしてなかったんかと。お金を一切出してなかったというふうに受けとめられるんですが、いかがですか。

(市長)

 本来、公費でやるべきものですけど、保護者の方々とか周囲の方々がいろいろご配慮していただいているところもございます。本来、やはり公の責任としてしっかりと維持管理、整備していきたいなというふうに思っています。

(読売新聞)

 それは今、ここには1,000万ですか、上がってますけど、楽器の維持整備ということに乗り出すということは、今後ともずっと続けていかれるということですね。

(市長)

 はい、やっていきたいなと思っています。特にそういう声も大きいものですので、予算をどういうふうにして捻出していくかも含めまして、やっていきたいなと思っています。

(読売新聞)

 わかりました。
 それから政治資金の話ですけれども、繰り返しの質問にもしなるかもしれませんが、報告書を改めてきちんとした形でお出しになると。それは作業として完了しつつあるというお話でしたが、それはあくまでもご自身の言ってみれば責任を果たされるということなわけですけれども、お聞きしたいのはその説明責任を果たされた後に、それでもってお辞めになるということも一つの態度であろうかと思うんですけれども、お聞きしたいのは要するに今はお辞めになるつもりはありませんかということではなくて、説明をされた後にみずからお引きになるという考えはないかという質問なんですが、いかがですか。

(市長)

 松井市長さんが不信任どうのこうのと言っておられますね。その次の議会の中で、そういうふうな議論があるかもわかりませんけど、私は今回、とにかくやはり23日にしっかり説明するのが先ではないかというふうに思っていますので、そういうふうなことは私はポジティブに考えなければならないというふうに思っていますので、ちょっとお答えしにくいです。

(読売新聞)

 もう一度お尋ねしますが議会の不信任だとか、松井さんがどうおっしゃられたのかは横に置いておいて、そういうことは関係なしにご自身の収支報告書に極めて不十分な点があって、今度それをきちんと説明をして皆さんに納得いただくというところは、これはあくまでもマイナスをゼロに戻すための作業であって、すなわちそれを果たされた後に、マイナスのことは一旦、責任をとっておやめになるつもりはあるかという質問ですが。

(市長)

 どういう責任をとるかどうかというのは、また別途考えなければならないなというふうには思います。辞職という責任をとるのか、それともどういう責任のとり方があるのかというのは別途考えなければならないと思います。

(読売新聞)

 わかりました。ありがとうございます。
 報告書の問題なんですけど、後援会の方が来られて、という話が以前あったかと思うんですけどもその話というのは、例えば15日に来られるとか、説明なさるとか、あるいは別の機会、この23日。その辺はどうなっているんですか。

(市長)

 とにかくやはり今、この収支報告書をつくることがまず先決です。後援会の方がそれに関与するわけではございません。そういう意味で23日以降にそういう今までご質問もいただいてます。それはそういう形で別途考えたいというふうに思いますけど、当面やはり私自身、そして今、収支報告書の整理をしている者と一緒になってやっていきたいと思います。

(毎日新聞)

 後援会の人は確かにおっしゃるとおりだと思いますが、結局ことの発端は、やっぱり娘さんがお金を管理している中で起こったことなので、その娘さんの口から、もしくは何らかの形で娘さんの当時の出来事についてどうしてこうなったのかということを説明なさったほうが、毎回市長が親として話すと本当のことなのかなという、どこまでいっても本人の言葉でないとわからないこともあるし、説得力もないのかなと思いますけれども。何らかのその出される予定というのはないのでしょうか。

(市長)

 娘は公人ではございません。そしてまた告発の対象にもなっております。そういう意味で今、娘がどうのこうのというのは、やはりこれから司法の場でもしっかりと説明する必要があると思いますけど、今は考えておりません。

(毎日新聞)

 わかりました。そういう意味では市長ご本人も一応対象者ということになっちゃうので、じゃあそっちはいいのかよ、という話になっちゃうんですけれども、まあそこはいいです。別件ですけれども、先日介護保険に関係しまして日立がちょっとミスをしてしまったと。4,000万円、実質本当だったら国から交付金を交付されていたであろう4,000万円分が交付されなかったということなんですけれども、市としてはやはりマックスの4,000万円をちゃんと補填していただけるようにこの企業さんのほうに求めていかれるのか、この部分についてお伺いします。

(市長)

 現在、ご指摘もありますとおりリーガルチェックをやっているところでございます。契約上は日立製作所に責任があると考えておりますけれども、そのあたりも含めましてどこまで責任をとってもらえるのかどうかというのをちゃんと法律的にチェックしたいと思っていますので、そしてまた国の交付金ですか、その申請も両にらみで、しとかんとあかんと思っています。市民に不利益が、新たな負担が生じないようにやるのが我々の仕事やと思っています。

(毎日新聞)

 わかりました。リーガルチェック、先日の記者会見のときも大分いろいろ質問させていただいたんですけれども、ちょっと事象が起こってから大分たっていますのでどれぐらいのタイミングでリーガルチェックができ上がるのかというのは何かめどはあるのでしょうか。

(市長)

 担当にも早急にそれをやるようにと命じております。

(毎日新聞)

 わかりました。市としては基本的な姿勢としてはやはり4,000万円を埋めてほしいというところには変わりはない。

(市長)

 変わりはないです。

(毎日新聞)

 それとすみません、もう一つ、先日選挙がありました。まあ何回も言うのも恐縮なんですけれども、担当の方にも申し上げたんですけれども、例年というか毎回ミスが生じております。何か根本的に間違っているところがあるんじゃないかなとも思えるんですけれども、この件について改善策も含めて教えてもらっていいですか。

(市長)

 初心に本当に立ち返ってルールどおりにしながら、そして手続のチェックをしっかりやっていくというふうに基本的に立ちかえらなければならないというふうに思っております。職員及び投票の事務に当たる人に対してしっかり動機づけして命じていく。そういう基本を守らせていくことがまず第一だと思いますので、そのあたり皆さん方にも本当にご迷惑をおかけしましたが、私としても選管にしっかりと求めていきたいと思っています。

(毎日新聞)

 わかりました。ありがとうございます。

(NHK)

 発表事項をまず聞きたいのですが、オーラルフレイルですけれども、最近フレイルという言葉をよく聞きますが、これ実際どの程度実効性のある検診を行うのかというところをお聞きしたいんですけれども。

(市長)

 実際に歯科に行っていただいて、口の噛む力をチェックしていただくとか、もちろん歯の本体の、予防して保全していただくとかそういうことをやっていきたいと思っております。

(担当)

 あとは飲み込む力のチェックなんかも嚥下のところの部分ですね、確認させてもらいます。

(NHK)

 今までもやっていたんですか。

(市長)

 今までは70歳までやっていたんですよ。5歳刻みとかやっていたんですけれども、今回特にそういうふうな機能の衰えが目立つ71から74。そして生活保護対象の75歳の方に新たにやるということですね。

(担当)

 はい。口腔機能チェックとしては71から74歳が初めて適用ということでございます。

(NHK)

 わかりました。あとすみません、政治資金に関する話なんですが、先ほど会見の場を設けて説明をする考えはないとおっしゃられましたけれども、解釈にもかかわる話なのですが、例えば5万円以下の支出の部分の額が前回より例えば数百万円減額されて領収証を明示した形でどこか別の項目に支出して計上されるということもあるのかなと思うんです。前回の資料の出し方だと網掛けがついていて、ここを直しましたというような資料の提出の仕方でそういう議員さんにも説明されていると思うんですが、今出した支出と収入の中である意味延べの不記載だとかそういうものが発生するのかなと思うんですけれども。

(市長)

 延べの不記載。

(NHK)

 延べのというのは、要するに金額自体が全く書いていないものも新しく書いたようなもの、支出がわかって書きましたという部分と、あとその他に入っていた部分が、支出が明確にわかった部分が。

(市長)

 5万円以上で。

(NHK)

 そうそう、それを領収証を添付した上で別の部分にきちんと支出として、例えば明示するということも。

(市長)

 あり得ます。

(NHK)

 それは要するにどこから出てきてどこにつけましたというのがわかるような形で。

(市長)

 それはそうだけど項目が多いから全部それができるかなと思いますね。ただ、きちんとこれはどうなっているんですかという説明はさせていただこうと思っていますけど。

(NHK)

 それをきちんと15日の時点である程度説明ができるのかどうかという。

(市長)

 15日ではそれは今申し入れがございましたように、記者会見はしませんのでその分については議会の中できちっと説明していきたいし、あと終わってからでも説明していきたいと思っています。

(NHK)

 ご自身から積極的にここはこういうふうにつけ加えましたとか、使途が明確にわかったのでこういうふうにしましたと説明されるというよりは基本的には質問を受ける形で説明されると。

(市長)

 そうです。おっしゃるとおりです。

(日経新聞)

 今月の27日から10連休が始まるわけなんですけれども、その間一部特設窓口を設けるというお話を伺っておりますが、10連休の間に何らかの市民生活に何か支障が出ないようにどういう体制をとられるのか、改めてお伺いできますか。

(市長)

 基本的に市民生活に支障が出ないように各部局が連携しまして、窓口対応をするとか、そして通常のごみとかそういった対応をするとかいうふうにしておりますけれども、粛々と市民の皆さん方の日常生活に支障がないようにやっていきたいと思っています。

(担当)

 臨時的な対応ですけれども、5月2日の午前中、区役所の市民課窓口、保険年金窓口、子育て支援窓口、この三部署については開設をいたします。

(担当)

 今回4月の広報さかいのほうでまとめて掲載させていただいておりますので、ごらんいただければと思います。

(市長)

 ご不便をおかけせんようにしっかりとやっていきたいと思います。

(日経新聞)

 災害が発生した場合、例えばこの時期だと台風とかないでしょうけど、地震があったような場合、お休みになっておられて旅行に行っておられる職員の方も多いと思うんですけれども、その辺の対応はどうなりますか。

(市長)

 それはもう緊急メール(職員招集メール)でしっかりと対策本部を設けてやっていきたいというふうに思っています。それはまさしく土日であっても同じことでありますので、10連休の中でもそういう緊急事態に即応できるような体制をとっていきたいと思っています。

(日経新聞)

 市長ご自身は、ご予定はどうされますか。

(市長)

 公務が色々、入っています。その中で登庁というよりも、色々公務が入っていますので、いつでも登庁できる体制にはしていきたいと思っております。

(日経新聞)

 わかりました。

(KTV)

 すみません、政務活動費の領収証とかの件についてなんですけれども、先ほどからポジティブに捉えてという言葉をよく使われているんですけれども、それはどういう意味で使われているのですか。

(市長)

 私は、どういう意味と聞かれましたけど、市長の仕事をやっぱり中心にして市長を停滞することのないようにというのをポジティブという意味で言っております。そういう意味で継続的持続的に仕事をして行くということをとらまえているというふうに思います。

(KTV)

 今回のこの問題が発覚したことをという意味ではなくて。

(市長)

 ではないです。途中で投げ出さないという意味で言っています。

(KTV)

 わかりました。ありがとうございます。

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