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堺をおもえば…黒谷友香さん 思い出の場所と店

更新日:2023年8月3日

黒谷友香さんの思い出を辿る

黒谷友香さんの思い出を辿る

黒谷友香さんとめぐる、あの名店と名所へようこそ

金岡公園体育館

住民のスポーツ振興の場、金岡公園体育館

 堺市北区にある金岡公園は体育館を始め、陸上競技場、テニスコート、野球場、屋外プールなどがあるスポーツのための公園だ。
 体育館では、バドミントンや卓球、バスケットボール、幼児体操などの定期的な教室、1回単位で参加できるヨガやエアロビクスなどの健康アップ教室と、多彩なプログラムが用意され、幼児から大人まで楽しめる。申請すれば体育館の個人使用もできるし、トレーニング講習を受けて修了証を取得すると個人でトレーニング室も使える。屋外施設では、サッカーやラグビー、テニス、マラソン、ジョギングの教室も開かれている。

 バレーボールの堺ブレイザーズの公式戦や「スポーツフェスティバル in 堺」も行われ、運動好きにはたまらないところだ。

大泉緑地

堺で休日自然散策といえば、大泉緑地

 同じく北区の大泉緑地は東京ドーム20個分以上ある敷地に、約200種32万本もの樹木が植えられた森林公園。大泉池の周りには小さな山や丘が連なり、大芝生広場やバーベキュースペース、花壇などが広がる気持ちのいい空間だ。
 毎年3月末からは園内に1,500本の桜が咲き乱れ、バーベキューもできる桜広場は花見客でにぎわう。かきつばた園は水車に浅い池を配した日本庭園で、5月頃には15種約10,000本のかきつばたが満開になる。

 さらに、野球場、テニスコート、児童遊戯場などが点在し、自然とスポーツやレクリエーションが楽しめる。南端のスポーツハウス前からスタートする1周3キロのジョギングコースも人気だ。

大阪府のため池紹介

堺はため池が多いまち~長池・菅池・森池

 3つの池は、大泉緑地の南側にある。現在、長池は池に向かってボールを打つゴルフの練習場になっていて、森池の周りには家庭菜園が目立つ。3つの池の周りは散歩道と広場で、桜の木が並んでいる。満開のときはお花見の穴場に早変わり。

梅栄堂

350年余の歴史を持つ、お線香の[梅栄堂]

 阪堺線花田口電停のすぐ前にある[梅栄堂]は、明暦3年(1657)に[沈香屋作兵衛]として線香、お香などを扱ったのが始まり。日本で初めて堺でお線香がつくられた頃から350年余の歴史を持つわけだ。だが、16代目社主の中田信浩さんは「堺で300年なんて古いほうじゃありませんから」と謙遜する。
 100年前に発売した伝統的な香りのお線香「好文木(こうぶんぼく=梅の意)」が看板商品だが、新しい香りの開発も怠りなく、今人気があるのはコーヒーのお香だという。
 こちらの1階は「少しでもお線香やお香のことを知ってもらいたい」と設けたショールームで、買い物をしなくても親切に説明してくれる。また予約をすれば、無料で工場見学もできる。伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)など高価な天然香料がどのように加工されるのか、一見の価値がある。

香木が右のような粉末に変わり、さまざまな香りと調合される

堺五月鯉幟工房 高儀

手描きの味わいを守り続けるこいのぼり工房

 [堺五月鯉幟工房 高儀]はJR阪和線津久野駅と阪堺線船尾電停の間の住宅地にある。6代目の高田武史さんは、こいのぼりづくりで大阪府の伝統工芸士に指定されている名工だ。
 高田さんによると「こいのぼりは江戸時代中期に始まった頃は和紙で出来ていました。それを見て、明治時代の半ばにうちが日本で初めて綿の布でこいのぼりをつくるようになったんです」。真鯉の上に金太郎がまたがっているのも[高儀]の特徴だ。
 プリントものが一世を風靡して手描きのこいのぼり屋がほとんどなくなったが、高田さんは顔料で手描きすることにこだわり続けている。下書きもせずに何十種類もの刷毛や筆を使って描いていくさまは圧巻だ。美術を学んだお嬢さんの恵さんが7代目を継ぐことが決まって、すでに若い人向けの商品も開発しているのが心強い。

株式会社ナカニ(にじゆら)

伝統的な注染で新時代の手ぬぐいをつくる[ナカニ]

 創立50周年を迎えた[株式会社ナカニ]は、「注染」と呼ばれる技法で染めた手ぬぐいを作っている。長年、企業などからの注文生産を手がけていたが、2008年に自社ブランド「にじゆら」を設立し、若い人向けに水玉やイラストをデザインしたお洒落で可愛い注染手ぬぐいを売り出したところ大評判になった。
[注染]は文字通り「染料を注いで染める」という染色法のこと。晒木綿(さらしもめん)を蛇腹(じゃばら)状に重ねて、柄の入った型紙を木枠で固定し、木へらで染めない部分に糊を塗り、その上からじょうろで染料を注ぐことで、1度に約50枚分の手ぬぐいが染められる。
 ただし、広報部の藤浦泉さんによると「約50枚分を重ねる生地一枚一枚に型をまったくズレないように置いて糊付けしていくのも、染料の注ぎ具合もとても難しいです」とのこと。こうしてできた手ぬぐいは糸が染まっているため表も裏も同じ模様になる。洗っても乾きが早く、使えば使うほど肌触りが柔らかくなる。

「にじゆら」設立後、若い入社希望者が増え、後継者を育てることができているのは伝統産業では珍しく喜ばしい。年に6回行っている工場見学も競争率が非常に高いそうだ。

※記事内容は取材当時のものです。

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