第4回自由都市・堺 平和貢献賞 受賞者
更新日:2016年10月13日
平成26年3月13日、6月26日に自由都市・堺 平和貢献賞選考委員会が開催され、受賞者の選考が行われ、次のとおり受賞者を決定しました。
選考経過
選考方法
国内外の有識者、学術機関等(国内390、国外110 計500件)に受賞候補者の推薦を依頼。
推薦のあった受賞候補者について、自由都市・堺 平和貢献賞選考委員会での選考結果をうけて、市が受賞者を決定。
経過
平成25年 | 6月 | 推薦人に推薦依頼書送付(国内外500件) |
---|---|---|
10月31日 | 推薦締め切り(推薦数23件) |
|
平成26年 | 3月13日 | 選考委員会の開催 |
6月26日 | 選考委員会の開催 | |
8月8日 | 受賞者の決定(2団体) |
推薦人の構成
区分 | 推薦依頼数 | 推薦数 | ||
---|---|---|---|---|
国内 | 国内個人 | 230 | 390 | 19 |
国内研究所 | 60 | 1 | ||
国内大学 | 60 | 0 | ||
中間NGO | 40 | 2 | ||
国外 | 海外研究所 | 40 | 110 | 0 |
海外各種団体 | 30 | 0 | ||
海外大学 | 20 | 0 | ||
在日外国大使館 | 20 | 1 | ||
合計 | 500 | 23 |
受賞候補者の構成
個人 | 団体 | 計 | |
---|---|---|---|
国内 | 4 | 13 | 17 |
国外 | 5 | 1 | 6 |
計 | 9 | 14 | 23 |
受賞者紹介
国際交流の会とよなか
国際交流の会とよなか
受賞者紹介
地域に住む外国人住民との共に住みやすい社会づくりをめざして、大阪府豊中市在住の女性たちが中心となって設立。
当初、留学生とその家族、就労のため来日した家族、日本人と結婚した女性たちへの個々の支援・交流が、団体としての活動へと発展していく。
支援は、日本語学習をはじめ、生活用品の調達、住居探しや病院への付き添い、地域で生まれた子どもたちの保育所・幼稚園・小学校への適応援助など生活に密着したサポートに及びます。
さらに、支援をした方々の自立に伴い、母国の文化・世界情勢についての理解講座、小中学校での国際理解教育等の講師としての活躍の場の提供、職業紹介など活動を拡大。
平成5(1993)年には、地球的な課題を世界の人たちと協力して解決していこうという考えから、ネパール・シンズリ地方での女性と子どもの自立支援活動を開始。
活動の更なる発展をめざして、平成12(2000)年6月にNPO法人格を取得、国内外で心の通った国際交流・国際協力活動を展開しています。
授賞理由
私たちの暮らす社会の多文化、多民族化は飛躍的に進んでいますが、未だに言語・文化・習慣等の違いから外国人の多くが様々な課題を抱えています。
そのような中、同団体は、誰もが安心して幸せに暮らすことができる平和社会の実現は、市民一人ひとりの交流から育まれるとの考えから、外国人住民との個々の交流を通じた、生活に密着したきめ細かな支援を続けてこられました。
これらの同団体の活動は、多民族・多文化共生社会の実現に大きく寄与するものと高く評価します。
テラ・ルネッサンス
テラ・ルネッサンス
受賞者紹介
カンボジアでは、長期に亘る内戦で大量の地雷が埋設され、内戦終結後も地雷及び不発弾が多数残留しています。同国は平成24(2012)年までの地雷等による「犠牲者ゼロ(Zero Victim)」をめざしていましたが、今なお年間数百人の被害があり、住民の安全な生活を脅かす深刻な問題となっています。
同国を訪れ、地雷被害を知った団体創設者の鬼丸昌也氏が「この状況を伝えることなら今の自分にできる」と、日本で開始した講演等の啓発事業から活動が始まりました。
平成13(2001)年、すべての生命が安心して生活できる社会の実現に寄与することを目的に、同団体を設立、同国北西部での地雷撤去活動支援、地雷埋設地域の地雷被害者や元子ども兵の職業訓練等自立支援、同地域での小学校建設等教育支援を行う。
さらに活動は、ラオス、ウガンダ、コンゴ、ブルンジに拡大、紛争地域における元子ども兵の社会復帰支援、小型武器問題、平成23(2011)年からは、東日本大震災で被災された方々の生活再建にも取り組んでいます。
授賞理由
地雷問題をはじめ、今もなお、世界では戦争や紛争、それを起因とする貧困、飢餓などにより多くの人々の生命や尊厳が脅かされています。
同団体は、紛争等で傷つき、過酷な状況にある個人に焦点を当てたきめ細やかな支援、支援対象の地域、人々の能力が発揮できるような環境の整備に取り組んでこられました。
これらの活動は、個人の権利、尊厳及び可能性の追求が保障された社会の実現に大きく寄与するものと高く評価します。
授賞式
授賞式
授賞式には、国際交流の会とよなか代表の葛西芙紗さんとテラ・ルネッサンス理事長の小川真吾さんが出席し、竹山修身市長から記念の賞状と盾が贈られました。
授賞式後には、ヴィルベル弦楽四重奏による平和コンサート、受賞者との対談も行われ、会場にはおよそ250人の市民の方々が来場されました。
日時
平成26(2014)年10月23日(木曜日)
午後2時から4時まで
場所
サンスクエア堺(堺市立勤労者総合福祉センター)サンスクエアホール
住所:堺市田出井町2-1
プログラム
- 主催者あいさつ 堺市長 竹山 修身
- 来賓あいさつ 堺市議会議長 大毛 十一郎
- 後援社あいさつ 朝日新聞大阪本社 編集局長 池内 清
- 授賞
- 受賞者あいさつ 国際交流の会とよなか
- 受賞者あいさつ テラ・ルネッサンス
- 平和コンサート ヴィルベル弦楽四重奏
- 受賞者との対談
国際交流の会とよなか 葛西
テラ・ルネッサンス 小川理
平和コンサート ヴィルベル 弦楽四重奏
このページの作成担当
市民人権局 ダイバーシティ推進部 人権推進課
電話番号:072-228-7420
ファクス:072-228-8070
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館6階
このページの作成担当にメールを送る