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令和元年度第4回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会

更新日:2022年7月20日

開催日時 令和元年9月26日(木曜日)午前9時30分開会午後0時00分閉会
会場 堺市役所 本館3階 大会議室2
出席委員

委 員 長   戸奈 章(総務局行政部行政管理課総括参事役(指定管理・内部統制担当))
委  員  永田 守 (弁護士)
委  員  西村 智子(公認会計士)
委  員  中川 幾郎(帝塚山大学名誉教授)
委  員  大久保 充代(八尾市文化会館館長)

欠席委員 なし
事務局

東野 秀一(観光企画課長)
辻尾 聖子(文化課長) 外

案件名

(1)堺市立栂文化会館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について
(2)堺市立栂文化会館の指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について
(3) 堺市立栂文化会館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について
(4) 堺市立栂文化会館の指定管理者候補者の選定結果について

会議資料

会議次第(PDF:38KB)
審査方法及び採点について(PDF:161KB)
面接審査に係る基本質問項目について(PDF:72KB)
審査表(PDF:230KB)

開会

事務局

令和元年度第4回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を開催します。

定足数報告

事務局

出席者5人、欠席者なし。委員会開催に必要な定足数を満たしている。

応募団体との関係の有無の確認

事務局

応募団体と関係のある委員はいなかった。

応募団体からの接触の有無の確認

事務局

各委員に対して、応募団体からの接触等はなかった。

配布資料の確認

本日の審議案件

(1)堺市立栂文化会館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について
(2)堺市立栂文化会館の指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について
(3) 堺市立栂文化会館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について
(4) 堺市立栂文化会館の指定管理者候補者の選定結果について

委員長

第4回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会の案件審議に入る。

案件1

委員長

案件1 堺市立栂文化会館の指定管理者候補者選定に係る書類審査の審議に入る。応募団体から提出のあった応募書類の確認結果及び企画提案書等の概要について、所管課から説明をお願いする。

所管課

応募団体は応募に必要な条件を満たしていることを報告
企画提案書の概要について説明

委員長

所管課から説明のあった件について、質問、意見等はあるか。

中川委員

C団体の資料にある人員の配置のところで、常勤・非常勤などの内訳は分かるか。また、兼務と記載されている箇所があるが、これは実人員と解釈しても良いか。

所管課

資料の記載では判別できないので、面接審査の中で質問していただきたい。

委員長

何か質問・意見はないか。

委員

<なし>

委員長

事務局から採点に当たっての注意事項の説明をお願いする。

事務局

採点に当たっての注意事項を説明

委員長

それでは、書類審査の仮採点をお願いする。

案件2

委員長

案件2 堺市立栂文化会館指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問(案)の審議に入る。基本質問(案)及び面接審査の方法等について事務局から説明をお願いする。

事務局

基本質問(案)、面接審査の方法等について説明

委員長

基本質問(案)について、追加、修正等や、質問、意見等はあるか。

委員

<質問・意見等なし>

委員長

面接審査に係る基本質問(案)について承認することに異議はないか。

委員

<異議なし>

委員長

異議なしと認め、本件は原案のとおり承認する。

案件3

委員長

続いて、案件3堺市立栂文化会館指定管理者候補者選定に係る面接審査の審議に入る。
(応募団体入室)

面接審査(A団体)

事務局

応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明

応募団体

出席者紹介
プレゼンテーション(15分)

質疑応答(A団体)

委員長

自由都市堺文化芸術まちづくり条例及び自由都市堺文化芸術推進計画について、その概要説明をお願いする。

応募団体

条例・計画については目を通しただけであったため、概要説明はできない。

委員長

提案されている文化芸術振興事業について、条例及び計画の趣旨をどのように反映しているのか説明をお願いする。なお、事業を実施する際、地域の特色をどのように把握し、地域文化の振興を図るのか、社会課題の解決に貢献する事業についてどのように実施していくのかという2点について、説明をお願いする。

応募団体

まず、文化芸術振興事業のポイントとして、人と人が結びつく地域社会の実現という点を企画書に挙げている。文化芸術の振興は、人の心に潤いを与えることで豊かな社会の実現につなげることが重要であり、それがまちづくりにおいて非常に有益であると考える。また、まちの魅力を発信し愛着のもてるまちをつくるということも挙げている。

委員長

先ほどの条例や計画を踏まえて、堺市が求める目標の達成に向けた具体的な方策について説明をお願いする。

応募団体

これまでに培ってきた経験やノウハウを活かし、ホール活用事業、生涯学習事業を実施し、適正な管理運営を行う。また、利用者サービスを向上し、来館数を拡大していくことで、会館の存在意義を高めていきたい。

西村委員

収支計画について、指定管理料を従来よりも安く設定しているが、経費の節減策はあるか。

応募団体

講演業務等にかかる委託料について削減できると考えている。プロモーターに対し、業務全体をお願いすると費用が発生するのはやむを得ないが、講演していただける先生との人脈や、チケット販売等の業務を自分たちで行うことで削減できる。さらに、清掃や警備業務についてもノウハウがあるので削減が可能。

中川委員

企画書の中にコミュニティに関する自主事業の記載があるが、具体的な事業は。

応募団体

自主事業計画書は抽象的な記載に留まっているが、具体的には介護福祉の団体や地域の子どもたちとの協働事業を考えている。

永田委員

生涯学習施設活用事業について、大体月1回程度の実施となっているが、間違いないか。

応募団体

企画書に記載している事業はあくまで一例であって、生涯学習に関するコンテンツは他にもある。当然、それ以上の事業はやっていかなければいけないと認識している。

永田委員

収支計画は月1回程度の実施を前提に組まれているのではないか。であれば、支出が少ないのは当然と考えるが。

応募団体

仮にイベントを増やしても、支出の増加に伴い参加費等の収入も増加するので、問題なく実施できる。

永田委員

御社のガバナンス体制についてお伺いしたい。提出資料によると取締役会や監査役など記載があるが、同族の方と類推する。それ自体は特に問題ないが、ガバナンスはどのようにされているか。

応募団体

当社の監査役が決算の監査などを行っている。組織の指揮命令の流れは、社長を筆頭にして取締役、部長、課長となっており、組織のガバナンス体制はしっかりしている。

委員長

以上で応募団体に対する質疑応答を終了する。
(応募団体退出)

委員長

プレゼンテーション、質疑応答等を踏まえて意見交換を行う。
意見等はないか。

永田委員

やはり文化会館という性質上、文化芸術の振興という趣旨は大きいと考えるが、施設の老朽化も課題としてある。その点、施設の維持管理が得意というのは、館に対する大きいメリットになるか。

大久保委員

工事施工しているわけではないので、維持管理は得意でも、古くなったものを修繕・更新というのは別と思う。

委員長

それでは次の団体に入室していただく。
(応募団体入室)

面接審査(B団体)

事務局

応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明
出席者紹介
プレゼンテーション(15分)

質疑応答(B団体)

委員長

自由都市堺文化芸術まちづくり条例及び自由都市堺文化芸術推進計画について、その概要説明をお願いする。

応募団体

文化芸術の振興についての基本理念を定めたものと理解している。条例に基づき文化芸術推進計画があり、さまざまな社会課題の解決を目標にしている。

委員長

提案されている文化芸術振興事業について、条例及び計画の趣旨をどのように反映しているのか説明をお願いする。なお、事業を実施する際、地域の特色をどのように把握し、地域文化の振興を図るのか、社会課題の解決に貢献する事業についてどのように実施していくのかという2点について、説明をお願いする。

応募団体

文化芸術振興事業については、自由都市堺文化芸術推進計画の11の基本的施策を再認識し、地域の方々の文化芸術活動をサポート、あるいは推進するというのが基本的な姿勢。栂文化会館がある南区の地域の特性として、平成4年をピークに人口が減少傾向にあり、若年層が区域外に流出し、今後ますます高齢化が進むことが考えられる。文化会館としては、利用者層をどのようにこれから獲得していくかということが大きな課題になってくる。そこで、手ごろな価格で文化芸術を鑑賞する機会があると周知し、継続していくことが使命だと考えている。

委員長

先ほどの条例や計画を踏まえて、堺市が求める目標の達成に向けた具体的な方策について説明をお願いする。

応募団体

観客動員数を伸ばし、チケット収入を伸ばすことが重要と認識している。そのためにチケット価格の見直しをしたいと考えている。また、若年層や子育てをする親御さんなどの利用を促すための文化講座も実施したい。

大久保委員

人員体制について、常勤は館長と副館長のみで、あとは非常勤やアルバイト職員、委託という配置になっており心配に感じる部分もあるが、いかがか。

応募団体

人員配置については館長・副館長のうち、どちらかが必ず勤務する体制になっているのでリスク管理の面では問題ないと考えている。また、業務についても、勤務時間をずらすなど柔軟なシフト体制による運営に加え、イベント時には本社からのバックアップも想定している。

大久保委員

非常勤職員という立場では、いくらキャリアがあっても責任や権限がないという状況には変わりない。また、利用日、開館時間について、現行の年末年始の休みが12月30日から1月4日だが、資料では1日伸ばして12月29日からとなっている。それは市民に対するサービスの低下にあたると思うが理由は。

応募団体

利用者ニーズという観点で年末は利用人数が少ない傾向にあり、休館しても市民のサービス低下にはつながらないと考える。

中川委員

文化芸術審議会では、アーティストの養成ではなく、アートコーディネーターやアートプロデューサーなどの民間人材の育成が議論されている。資料では、若手アーティストの育成に留まっていると感じたが、いかがか。また、社会的弱者、少数者に対応した文化振興事業が少ないと感じた。

応募団体

確かにアーティストの養成にウエイトがあるので、今後の課題としてプロデューサーなどの人材の育成も視野に入れる。また、社会的弱者に対応した文化振興については、例えば障害をもつ子どもたちのための音楽会など社会包摂を意識した事業を企画しており、ますます重要性を増すことは十分認識している。

委員長

以上で応募団体に対する質疑応答を終了する。
(応募団体退出)

委員長

プレゼンテーション、質疑応答等を踏まえて意見交換を行う。
意見等はないか。

中川委員

生涯学習事業については、文化芸術審議会の議論が十分伝わってないなという気はした。恵まれた人が参加しやすい事業から脱却しきれていない印象がある。

委員長

一例ではあるが、チケット価格の検討や障害をもつ子どもたちのための音楽会など、一部言及されている部分はあった。収支計画に問題はないか。

西村委員

実績に基づいており、問題はない。

委員長

それでは次の団体に入室していただく。
(応募団体入室)

面接審査(C団体)

事務局

応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明
出席者紹介
プレゼンテーション(15分)

質疑応答(C団体)

委員長

自由都市堺文化芸術まちづくり条例及び自由都市堺文化芸術推進計画について、その概要説明をお願いする。

応募団体

文化芸術振興を図ることを推進するための条例及び計画と理解している。自由都市堺文化芸術推進計画は、平成28年から5年間の計画が書かれており、従前の計画と比較すると、社会構築性や子どもが文化芸術に触れる機会の充実がより濃くなったと認識している。

委員長

提案されている文化芸術振興事業について、条例及び計画の趣旨をどのように反映しているのか説明をお願いする。なお、事業を実施する際、地域の特色をどのように把握し、地域文化の振興を図るのか、社会課題の解決に貢献する事業についてどのように実施していくのかという2点について、説明をお願いする。

応募団体

自由都市堺文化芸術推進計画では重点的な方向性として、社会課題の解決と子どもが文化芸術に触れる機会の充実などが挙げられており、そういった事業を我々の提案事業では組んでいる。地域の特性として、高齢者人口の比率が高く、高齢者向けの事業に取り組みたい。例えば、提案の中では大衆演劇的なものを挙げている。単に公演するだけではなく、事前にワークショップを複数回行って、公演時に参加しやすくなるようなコミュニティを育んでいきたい。
次に、社会課題の解決について、経済的な事情で文化活動ができない子どものための事業を展開していきたいと考えている。そういった子どもたちを地域の大人たちが支えるような仕組みをつくりたい。

委員長

先ほどの条例や計画を踏まえて、堺市が求める目標の達成に向けた具体的な方策について説明をお願いする。

応募団体

鑑賞型・参加型・普及型の事業、文化教室などの事業を多く実施して、できるだけバラエティーに富んだ取組みを用意したい。その中で、人のつながりが生まれるようなことをやっていくことが、自由都市堺文化芸術推進計画の貢献につながると考えている。

中川委員

資料にある職員配置について、常勤はどこまでか。

応募団体

館長、館長代理、事業ディレクター、事業ディレクター、運営スタッフの2人目までが常勤。

中川委員

常勤と非常勤の区別はどのようにしているか。

応募団体

週5日以上、週40時間以上の勤務が常勤。

大久保委員

鑑賞型の事業はどういった観点で組み立てているか。

応募団体

様々な種類の公演をしたいと考えている。例えばジュニアミュージカルやホールを使ってミステリーコンサートなどを実施し、これまで興味を持っていなかった方にも知っていただきたい。取組みについては地域ニーズをお聞きし、地域に合ったものに変えていきたい。

大久保委員

謎解きのミステリーコンサートは専門性の高いスタッフが提案したと、資料に記載されていたと思うが。

応募団体

このミステリーコンサートは半分が提案、半分がプロデューサーによる組み立て。実際、別の場所でも実施されたことがあるが、企画を買い取るだけではなく、我々職員も関わっていこうと思い、このようなかたちになった。

永田委員

施設稼働率の目標値は。

応募団体

80%以上。平成30年度の稼働率が79.7%だが、ここからさらに7ポイントは伸ばせると思う。特にホールの稼働率は、市民が参加しやすい事業をホールで行うことで改善できると考えている。

中川委員

それぞれの事業が、自由都市堺文化芸術推進計画の各柱のどれに対応するのか資料に記載すれば分かりやすいと思う。それと、福祉施設や医療機関に出張して何か行う事業は計画していないか。

応募団体

病院や老人ホームに出張して、朗読教室などの自主的な活動を促進するなど、地域で盛り上げるような事業を進めていきたい。

中川委員

高齢者と子どもを対象にした事業は多いが、勤労者層や一人暮らしの層など、そういった層への検討はなされているか。

応募団体

若い世代、特に働く世代への訴求を考えており、例えば、夜間に開催する事業によって、コミュニティが生まれることもある。実際に、個別の事業を組み立てるときは開催時間や料金など考慮し、バランスよく実施していきたい。

大久保委員

収支計画の一般管理費とは、本部等の職域ということで、指定管理料総額の1割ぐらいとなっているが、これはこれぐらいかかるものか。

応募団体

間接部門の費用も含めた利益で、10%程度は恐らく最低限のレベルだと認識している。

委員長

以上で応募団体に対する質疑応答を終了する。
(応募団体退出)

委員長

プレゼンテーション、質疑応答等を踏まえて意見交換を行う。
意見等はないか。

大久保委員

数多くの文化体験ができるのは良い点。だが、前段で述べていた地域の特性や会館の特性が、事業に反映されているものが比較的少ないように感じる。

委員長

収支計画はいかがか。

西村委員

細部まで記載されていて、きちんとされている。

採点

委員長

では、採点をお願いする。

案件4

委員長

それでは、案件4堺市立栂文化会館の指定管理者候補者の選定結果について、集計結果を発表する。
総合計得点 1位 B団体:289点 2位 C団体:280点 3位 A団体:249点
総合得点が満点(400点)の60%以上に達しているため、B団体を堺市立栂文化会館の指定管理者候補者として選定する。
以上で、本日の案件の審議は全て終了した。
本日の選定結果については、事務局から堺市へ書面で報告をお願いする。

閉会

委員長

以上で本委員会を終了する。

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このページの作成担当

文化観光局 観光部 観光企画課

電話番号:072-228-7493

ファクス:072-228-7342

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