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令和2年度第3回堺市健康福祉局指定管理者候補者選定委員会 会議録

更新日:2022年7月13日

開催日時 令和2年10月12日(月曜) 13時開会 15時45分閉会
会場

堺市役所 本館6階B会議室

出席委員

委員長 初田 茂樹(堺市総務局行政部行政経営課総括参事役(指定管理担当))
委員  東 奈央(大阪弁護士会 弁護士)
委員  利根川 亮(公認会計士)
委員  野村 和子(堺市老人クラブ連合会)
委員  狭間 香代子(関西大学 人間健康学部 教授)

欠席委員 なし
事務局 生活福祉部 健康福祉総務課 課長 長谷川 三博 ほか
所管課 長寿社会部 長寿支援課 課長 羽野 敏博 ほか
案件名

(1)堺市立堺老人福祉センター及び西老人福祉センター指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査について
(2)堺市立堺老人福祉センター及び西老人福祉センター指定管理者候補者の選定結果について
(3)堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査について
(4)堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館指定管理者候補者の選定結果について
(5)堺市立共同浴場指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査について
(6)堺市立共同浴場指定管理者候補者の選定結果について

会議資料

会議次第(PDF:49KB)
審査方法について(PDF:109KB)
同点の場合の取り扱いについて(PDF:82KB)
面接審査について(PDF:53KB)
審査表(堺市立堺老人福祉センター及び西老人福祉センター)(PDF:289KB)
審査表(堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館)(PDF:289KB)
審査表(堺市立共同浴場)(PDF:329KB)

開会

事務局

開会
令和2年度第3回堺市健康福祉局指定管理者候補者選定委員会を開会する。

定足数報告
出席者5人、欠席者なし。委員会開催に必要な定足数を満たしている。

応募団体との関係の有無の確認
応募団体と関係のある委員はいないことを確認。

応募団体からの接触の有無の確認
各委員に対して、応募団体からの接触等はないことを確認。

配布資料、本日の審議案件、予定の確認
1 堺市立堺老人福祉センター及び西老人福祉センター指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査について
2 堺市立堺老人福祉センター及び西老人福祉センター指定管理者候補者の選定結果について
3 堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査について
4 堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館指定管理者候補者の選定結果について
5 堺市立共同浴場指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査について
6 堺市立共同浴場指定管理者候補者の選定結果について
本日の審議の結果については、事務局から堺市に書面で報告する。
なお、会議録は、すべての会議について、非公開部分を除いて市ホームページ上で公開する。

案件1

委員長

これから案件の審議に入る。
まず、案件1「堺市立堺老人福祉センター及び西老人福祉センター指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査」について、所管課より説明をお願いする。

施設所管課

応募団体の概要及び応募団体の企画提案内容等について説明

委員長

説明について、質問や意見はあるか。

委員

<質問・意見等なし>

委員長

採点方法について事務局から説明をお願いする。

事務局

使用する審査表や採点の流れについて説明

委員長

面接審査について、事務局に進行管理をお願いする。

事務局

面接の流れについては、応募団体からのプレゼンテーションを10分受けた後、質疑応答を10分程度行う。応募団体の退出後、意見交換を必要に応じて行い、その後、提出書類の内容も含めた採点を行う。
それでは、応募団体に入室していただく。

(応募団体入室)

応募団体に対し、面接審査の進め方について説明

応募団体

【プレゼンテーション(10分間)】

委員長

それでは、各委員から質問をお願いする。

狭間委員

広報計画について、パンフレットを作成し、配架をするとのことだが、従来のやり方と大きく変わらない印象を受けた。今後、団塊の世代が増えていくなかで、その年代層の方に利用してもらう考えや取組みはないか。

応募団体

従来のパンフレットでは施設の概要を紹介していたが、内容を見直し、具体的に何ができる施設かをわかりやすい内容に変更した。例えば、クラブ活動の紹介をシリーズで紹介するなど工夫している。
今までも周知活動を行っていたが、まだまだ足りないと考えており、老人福祉センターを知らない方へ、法人だけでなく、地域の校区福祉委員や見守り活動されている方などにも協力してもらって広報活動を行っていきたいと考えている。

委員長

他に質問はないか。

東委員

収支計画について、諸謝金が少し高いように感じるがどのような内容なのか。
また、堺老人福祉センターの実利用者は他の老人福祉センターに比べて少ないと思うが、それを考慮すると諸謝金の割合が高すぎないか。

応募団体

諸謝金の内訳は、ほぼ講師謝礼金である。西老人福祉センターは、月1回の講座と手話通訳に係る謝礼金だけであるため、比較的少ない諸謝金となっている。堺老人福祉センターは、手芸、華道、踊り、茶道の講座を実施しており、講師一人当たり所得税含めて8千円程度あるため、適正な諸謝金の計上であると考えている。

東委員

堺老人福祉センターに関しては、148万円を計上しているので、月額で約10万円強程度と考えてよいか。

応募団体

そうである。講師の謝礼金以外には、材料費などがあるが、それほど大きな金額ではない。

委員長

他に質問はないか。

野村委員

利用者ニーズの把握について、提案内容が一般的な老人福祉センターの説明に留まっている印象となっている。具体的に各施設の利用者ニーズを掴んでいるのかもう少し説明をお願いする。

応募団体

堺老人福祉センターと西老人福祉センターはそれぞれ特性が異なると考えている。堺老人福祉センターは、地域の情報獲得の場になっていると考えている。今般のコロナ禍により臨時休館中においても、頻繁に来館される方が多く、いつ再開するのかといった直接の問い合わせが多くあった。西老人福祉センターは、クラブ活動が盛んであり、クラブ仲間同士の繋がりの場となっていると考えている。

委員長

他に質問はないか。

利根川委員

経費削減の考え方について、現行の委託業務の見直しを行い、経費の削減を図るとあるが、これは、新たな業務を委託する際に比較するということか、それとも、既に実施している委託業務を見直すということか。具体的にどのように見直しを行っていくのか説明をお願いする。

応募団体

全ての委託業務について毎年見直しを行うことは難しいが、最近は人件費の上昇による金額変更が多いため、そのタイミングで業者選定の見直しを行っている。サービス水準を下げずに、金額変更が適正かどうかを意識して業者を選定している。

利根川委員

定期的に見直すのではなく、相手方からの打診があったタイミングで比較見積もりなどを実施しているということか。

応募団体

普段の委託業務が適正な価格かどうか疑問に感じた場合は、こちらから打診することもある。例えば、修理やメンテナンスの金額が妥当かどうかなど。

利根川委員

実際にどのようなものがあったのか。

応募団体

設備監視の業務で値上げを提示されたことがあり、堺市の同類の業務の落札業者に見積もり依頼を行い、安くなった事例がある。

利根川委員

結果的に費用が削減されたのか。

応募団体

値上げ幅が抑制されたので、費用が削減されたと考えている。

初田委員長

他に質問はないか。

東委員

他の老人福祉センターと比べて、堺老人福祉センターの実利用者が少ない理由や要因は何だと考えているか。また、今後どのように増やしていくと考えているか。

応募団体

堺老人福祉センターは、設立の経緯として、地域限定の施設として設立された経過があるため、今も地域の方だけしか利用できないと認識されているのではないかと考えている。また、アクセスも決して良い場所ではないため、今後広報活動を改めて強化していきたいと考えている。

委員長

他に質問はないか。

東委員

利用者の意見を聞きながら、今後活かしていただき、施設運営をやっていただきたい。

委員長

他に質問はないか。

委員

<質問等なし>

委員長

団体に対する面接審査を終了する。

(応募団体退出)

書類審査・面接審査を踏まえ、意見交換を行う。
各委員から意見や質問等はないか。

狭間委員

従前どおりの提案と感じた。もう少し利用者増への取組を積極的に提案してほしかった。

委員長

他に意見等はないか。

東委員

諸謝金が高いところが気になった。月額で10万円以上というのは他の法人と比べて違和感があった。また、狭間委員と同じで、これまで通りといった提案内容と感じた。今後の活動の中でまた検討をしていただきたいと考える。

委員長

施設所管課には、応募団体が選定された場合は、そのあたりについて、しっかりと指導をお願いする。

施設所管課

諸謝金について補足させていただく。堺老人福祉センターの諸謝金が高くなっている理由については、堺老人福祉センターは、特記仕様書に「手芸、華道、踊り、茶道」の講習を実施し、それぞれ年間40回実施することと市が定めているため、その関係で諸謝金が他センターと比較して高くなっている。

委員長

施設所管課からの説明でご理解いただけたか。

東委員

了解した。

委員長

他に意見等はないか。

委員

<意見等なし>

委員長

書類の内容も含めた採点をお願いする。

事務局

審査表を回収
得点を集計

案件2

事務局

集計結果を委員に配布

委員長

集計結果を発表
総合点数「272点」で満点の60%以上に達していることにより、応募団体を堺市立堺老人福祉センター及び西老人福祉センター指定管理者候補者として選定する。

案件3

委員長

案件3「堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査」について、所管課より説明をお願いする。

委員長

案件3「堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査について」について、所管課より説明をお願いする。

施設所管課

応募団体の概要及び応募団体の企画提案内容について説明

委員長

それでは、所管課から説明を受けて、ご質問、ご意見等ないか。

東委員

自主事業について、いくつか参加費を設定されているものもあれば、未定のものも多くある。収支計算書には、参加費が計上されていないが、それは未定が多いためという理解でよいか。

施設所管課

自主事業の収支計画書に、未定のものについては空欄になっている。予定されているものには参加費は計上されている。

委員長

直接団体に質問していただいても良いかと考える。
他に質問・意見等はないか。

委員

<質問・意見等なし>

委員長

採点方法及び面接審査について事務局から説明をお願いする。

事務局

使用する審査表や採点の流れについて説明

委員長

それでは、面接審査について、事務局に進行管理をお願いする。

事務局

面接の流れについては、応募団体からのプレゼンテーションを10分受けた後、質疑応答を10分程度行う。
応募団体の退出後、意見交換を必要に応じて行い、その後、提出書類の内容も含めた採点を行う。
それでは、応募団体に入室していただく。

(応募団体入室)

応募団体に対し、面接審査の進め方について説明

応募団体

【プレゼンテーション(10分間)】

委員長

それでは、各委員から質問をお願いする。

東委員

2点質問をしたい。
1点目、収支計画書について、自主事業の収支は含めていないということか。
2点目、昨年度起こった事故、事件報告として、エレベーター内での女性が嫌な思いをされた事案について、どのような対応をしたのか説明をお願いする。

応募団体

1点目の収支計画については、自主事業を含めず指定管理事業にかかる収支を記載している。自主事業の収支については、自主事業収支計画書に記載している。
2点目の昨年度の事案については、利用者同士の事案であり、警察に被害届が出され、その後、示談が成立している。センターとしては、代表者会議等で事案を共有し、注意喚起を行っている。

委員長

他に質問等はないか。

利根川委員

企画提案書のアンケートについて、自由記述方式か、それとも満足などの区分を選択する方式か。

応募団体

アンケートには、利用目的、利用頻度、交通手段など情報把握のための設問と、「施設の清潔さ」、「職員の対応」について5段階評価と、自由記述の欄を設けている。毎年度同じ設問として、統計的に集計処理している。

利根川委員

満足度などの評価はどのような結果になっているか。

応募団体

ほとんどが「良い」「やや良い」となっているが、なかには「不満」「やや不満」も数件ある。調査数は300~500件である。

利根川委員

調査方法はどのように行っているのか。

記述台にアンケート用紙と意見箱を設置し、利用者に自由に記載してもらって、意見箱に投函してもらう方式で行っている。期間は1カ月間実施している。

利根川委員

収支計画書の修繕料で、令和3年度と令和4年度は1施設で100万円を計上しているが、令和5年度と令和6年度については、 1施設60万円となっている。この差額は何か。

応募団体

過去10年間の施設の維持管理の実績から、1施設あたり年間60万~80万円程度の修繕料を支出している。次期の令和3年度、令和4年度については、経年劣化も進み、修繕も多くなると想定し、1施設あたり年間100万円に設定し、残りの令和5年度、令和6年度は、これまでどおりの1施設あたり年間60万円に設定している。

利根川委員

具体的にどの部分を修繕するかなど、計画はあるか。

応募団体

ボイラー、濾過機、空調設備が比較的大きな修繕になるため、そのあたりを前半の2か年で実施する計画である。

委員長

他に質問等はないか。

狭間委員

新たな利用者を獲得する方策をいろいろ提案しているが、動画配信などは既に実施されている取組なのか?

応募団体

既に実施している取組ではなく、コロナ対応として、センターに来られない場合でもサービスを提供できないかという考えから新たに提案したもの。

狭間委員

多世代交流について、非常に面白い取組と思うが、これは既にやっているのか。「癒しや笑いの効果で健康増進」について詳しく説明をお願いする。

応募団体

多世代交流については、既に実施しているものと、新しいものがある。「癒しと笑いの効果で健康増進」については、既に実施しており、昨年度は大学生を講師に招き、堺コッカラ体操や笑いを交えた講座を実施した。その前は、落語研究会の学生を招き、毎年メニューを変えながら実施している。

狭間委員

東・北・美原の3センターがあるが、各地域の特性を活かした取組はあるか。

申請団体

自主事業の実施にあたっては、会場の大きさや立地の違いなどもあるため、各施設で同じメニューを提供しているわけではない。美原老人福祉センターであれば、部屋も比較的広く、駐車場も大きいため、多くの人を集めるイベントを実施できる。東老人福祉センターは、区役所と合築されており、スペースがあまりないため、少人数のものづくり講座などを実施し、利用回数を増やすための取組を行っている。

委員長

他に質問等はないか。

野村委員

自主事業で提案があった日帰りバスツアーについて、対象者は家族も含むのか。

応募団体

対象者は利用者を検討しており、ご家族の方は想定していない。

野村委員

3センター同時に行うのか。また、既に実施している事業なのか。

応募団体

新たな取組で、一つずつのセンターで企画を行い、希望者を募る予定で考えている。

委員長

他に質問はないか。

東委員

企画提案書の機関紙を年2回、3センターで発行するとあるが、これまでにも実施しているものか。また、どのような場所に配布するのか。

応募団体

指定管理の指定を初めて受けた平成23年度から、夏と冬の年2回発行している。掲載内容は、実施した行事や写真、感染症予防など特集記事も掲載している。A3サイズの2つ折りで「老人福祉センターだより」として発行している。館内や地域福祉課、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどの関連施設に配架している。

委員

<質問等なし>

委員長

団体に対する面接審査を終了する。

(応募団体退出)

書類審査・面接審査を踏まえ、意見交換を行う。
各委員から意見や質問等はないか。

狭間委員

法人の規模も大きく、他市での管理実績もあり、参考になる提案が多いと感じた。ただし、提案には、初めての取組みもあるので、どのような成果になるかは、今後注視していく必要はある。

委員長

他に意見等はないか。

利根川委員

ノウハウが蓄積されており、自主事業もユニークで、法人の経験を踏まえた提案になっていると感じた。収支計画についても、細かいところも質問したが、しっかり考えて組まれていると感じた。

野村委員

私も同じ意見である。

東委員

老人福祉センターの名称を変更したいという提案など、様々な視点から分析しており、企画力は評価できる。

狭間委員

施設の名称については、市としては変更可能なのか。

委員長

条例で決まっていると思うが、所管課はどう考えているか。

施設所管課

施設名称を変更するには、条例改正が必要になるが、実際に変更するかどうかは、将来的に老人福祉センターのあり方を見直しと合わせて検討を進めていきたいと考えている。

狭間委員

個人的には、この施設名称の変更は賛成で、いつかは名称変更すべきかと考える。

施設所管課

たしかに、「老人」という名称には抵抗感がある方も多いと思うため、今後の施設のあり方と合わせて検討をしていきたい。

委員長

他に意見等はないか。

委員

<意見等なし>

委員長

書類の内容も含めた採点をお願いする。

事務局

審査表を回収
得点を集計

案件4

事務局

集計結果を委員に配布

委員長

集計結果を発表
総合点数「311点」で満点の60%以上に達していることにより、応募団体を堺市立東老人福祉センター、北老人福祉センター、美原老人福祉センター及び堺市立美原総合福祉会館指定管理者候補者として選定する。

案件5

委員長

案件5「堺市立共同浴場指定管理者候補者選定に係る書類審査及び面接審査」について、所管課より説明をお願いする。

施設所管課

応募団体の概要及び応募団体の企画提案内容について説明

委員長

それでは、所管課から説明を受けて、ご質問、ご意見等ないか。

東委員

所管から説明のあった施設内での事故や事件について、令和元年度に職員の不祥事があり、また、悪質な内容に思うが、事件内容、その後の対応について説明をお願いする。

施設所管課

事件の内容としては、入浴券の私的流用など、極めて悪質な不正行為があった。報道各社へ市から報道提供を行ったほか、指定管理者は該当職員を懲戒免職として処分し、再発防止を徹底して行うこととしている。

東委員

これは、最近の事件なのか。

施設所管課

約1年前の事件である。

委員長

他に質問・意見等はないか。

委員

<質問・意見等なし>

初田委員長

採点方法及び面接審査について事務局から説明をお願いする。

事務局

使用する審査表や採点の流れについて説明

委員長

それでは、面接審査について、事務局に進行管理をお願いする。

事務局

面接の流れについては、応募団体からのプレゼンテーションを10分受けた後、質疑応答を10分程度行う。
応募団体の退出後、意見交換を必要に応じて行い、その後、提出書類の内容も含めた採点を行う。
それでは、応募団体に入室していただく。

(応募団体入室)

応募団体に対し、面接審査の進め方について説明

応募団体

【プレゼンテーション(10分間)】

委員長

それでは、各委員から質問をお願いする。

東委員

2点質問したい。
1点目は、営業時間の見直しを検討しているとのことだが、具体的にどのような変更提案か説明をお願いする。
2点目は、アンケート調査の実施方法と結果について、説明をお願いする。

応募団体

営業時間については、午後11時まで営業しているため、営業終了後、清掃等を実施するため、職員は午後12時までの勤務となっている。昨今の働き方改革の趣旨を踏まえ、もう少し早い時間に営業時間をシフトできないかを検討している。
アンケート調査については、アンケート用紙を休憩スペースにて設置する形で、実施している。令和元年度は、コロナウイルスの影響があり、調査が実施できなかった。目標としては、清掃状況や従業員の対応について「不満」と「やや不満」を合わせた不満割合を3%以下に設定しているが、平成30年度の結果は、清掃については1.6%、従業員の対応については、5.4%の不満割合となっていた。この点については改善を実施していきたいと考えている。

東委員

高齢者の利用者は朝風呂を好むと想像するのだが、営業開始が午後3時ということについての不満や意見はないか。

応募団体

長くこの営業時間でやっており、利用者も常連が多く、今のところ、午後3時から営業ということについての不満は聞いていない。

委員長

他に質問はないか。

狭間委員

利用者数について、5年間で2万人ほど延べ利用者が減少している。今後の見込みとしても、減少傾向は変わらず、提案としてはその減少傾向を緩やかにしたいということだと思うが、その背景や要因分析はしているか。

応募団体

行政が運営する前から地域の浴場として始まった歴史があり、その当時は、労働時間も遅い方もおり、今はもう無くなったが、もう1つ公衆浴場があった。その後、地域改善が進む中で内風呂も普及し、地域の人口減少のスピードも速く、施設の営業努力だけでは利用者の減少は止められないと考えている。ただし、この減少傾向で良いとは考えておらず、近隣施設への利用促進を行うなど利用者を増やす取組を実施していきたい。ただし、あまり過剰な目標とせず、現実的な数字で提案を行っている。

狭間委員

就労支援を主たる業務としており、この共同浴場も就労支援の訓練の場とし、一般就労へ繋ぐとしているが、上手くいっているのか。

応募団体

共同浴場以外にも施設を運営しており、就労訓練としては3年間を原則としている。仕事に慣れてもらう所から始め、次の職場への就労相談まで行っている。全員が上手くいっているかというとそうではないが、ハローワークとの連携や独自の無料職業紹介事業も実施している。

野村委員

アンケートでは、どのような苦情が多いのか。

応募団体

施設、設備に対する苦情もあれば、利用者同士の苦情、従業員に対する苦情、利用料金に対する苦情などがある。

野村委員

アンケートの苦情について、大きな問題に発展するような事例はあるか。

応募団体

従業員が柔軟に対応を行っているため、大きな問題にはなっていない。

委員長

他に質問はないか。

利根川委員

2点質問したい。
1点目が、利用者数の減少傾向について、5.2%の減少を4.0%の減少に抑制するとして、集客の取組により達成されるとのことだが、具体的な取組について説明をお願いする。
2点目が、人材育成、研修について記載があるが、昨年度の従業員の不正事案があり、それを受けた新たな取組があれば説明をお願いする。

応募団体

集客の取組については、これまでも実施しているのだが、子ども入浴デーの設定や、薬湯などを行っていく予定。ただし、これまでは、民業圧迫になりすぎないようにPR活動をあまりしてこなかったが、今後はもう少し強化していきたいと考えている。近隣にある人権ふれあいセンターで運動された方へのPRなどを行い、割引券の配布なども市と協議して検討したいと考えている。
研修計画については、当協会として、社会人としての基礎研修などを行ってきている。不祥事を受けての研修メニューは実施していないが、共同浴場での再発防止策は徹底して行っており、従業員への教育・指導も行っている。今後は法人全体で取り組んでいきたいと考えている。

利根川委員

利用者増への取組については、今後は新しい取り組みを行うか、先ほど説明のあった既存の取組を強化していただきたい。研修については、職員の方への教育を徹底して行ってほしい。

委員長

他に質問はないか。

委員

<質問・意見等なし>

委員長

団体に対する面接審査を終了する。

(応募団体退出)

書類審査・面接審査を踏まえ、意見交換を行う。
各委員から意見や質問等はないか。

狭間委員

共同浴場の運営というより、就労支援の印象を強く感じた。

東委員

利用者の減少傾向については、説明のあったとおりで、一定仕方がないと感じた。私見ではあるが、女性の利用者も減っていると考えており、子ども無料デーで母親も一緒に利用することも想定できると良いのだが、老朽化した施設なので、その問題も大きいと感じた。

委員長

他に意見等はないか。

利根川委員

利用者数の減少の対策として、人件費や光熱水費を削減するとしているが、人件費については、無駄を削減するならば良いが、無理な人員体制にならないように気をつけることも必要だと考える。

野村委員

利用者の減少については、時代の流れであるので、致し方ないという印象であった。

委員長

施設所管課としては、利用者の減少についてはどのように認識しているのか。

施設所管課

利用者数の減少傾向については、地域の団地の建替えも進み、内風呂も普及してきていること、また、地域の高齢化率も高く推移していることなども要因で、応募団体と同じ認識である。今後の利用促進としても、今までは民業圧迫の観点から実施していなかった取組ではあるが、周辺施設との連携など、指定管理者と現在も協議を行っているところ。今後、施設のあり方も庁内で検討をしていきたいと考えている。

初田委員長

他に意見等はないか。

委員

<意見等なし>

委員長

書類の内容も含めた採点をお願いする。

事務局

審査表を回収
得点を集計

案件6

事務局

集計結果を委員に配布

委員長

集計結果を発表

総合点数「298点」で満点の60%以上に達していることにより、応募団体を堺市立共同浴場指定管理者候補者として選定する。

閉会

委員長

本日の案件の審議は全て終了した。
以上で、令和2年度第3回堺市健康福祉局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。

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健康福祉局 生活福祉部 健康福祉総務課

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