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令和5年度第5回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会会議録

更新日:2024年4月8日

開催日時 令和6年1月17日(水曜)午前9時10分開会 午前11時50分閉会
会場 堺市役所 本館地下1階会議室B

出席委員

委 員 長   今西 幸蔵(高野山大学特任教授)
委員    櫛田 和代(弁護士)
委員    中塚 華奈(摂南大学准教授)
委員    西村 智子(公認会計士)
委員    原田 弘之(大阪成蹊大学准教授)

欠席委員 なし
事務局

産業企画課 課長 香束 英次 他
農水産課  課長 芋生 浩伸 他

案件名

1 堺市立農業公園「交流施設」の指定管理者候補者選定に係る
  (1)書類審査について(2)面接審査について(3)採点について
2 堺市立農業公園「加工体験施設」の指定管理者候補者選定に係る
  (1)書類審査について(2)面接審査について(3)採点について

会議資料

(資料1)議事次第(PDF:72KB)
(資料2)委員名簿(PDF:51KB)
(資料3)座席表(PDF:90KB)
(資料4)堺市立農業公園「交流施設」選定審査方法(PDF:380KB)
(資料5)堺市立農業公園「交流施設」選定基準(PDF:213KB)
(資料6)堺市立農業公園「加工体験施設」選定審査方法(PDF:311KB)
(資料7)堺市立農業公園「加工体験施設」選定基準(PDF:200KB)

開会

事務局

令和5年度第5回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会を開会する。

定足数報告

委員会は委員全員出席で、委員定足数を満たしている。

申請(応募)団体からの接触等、働きかけの有無報告

各委員に対して、申請(応募)団体からの接触はなかった。

配付資料の確認

案件に係る資料は事前に各委員に配付し、説明を行っている。

本日の案件確認

本日の会議では、案件1「堺市立農業公園(交流施設)の指定管理者候補者選定に係る(1)書類審査について(2)面接審査について(3)採点について」案件2「堺市立農業公園(加工体験施設)の指定管理者候補者選定に係る(1)書類審査について(2)面接審査について(3)採点について」を審議することを確認した。

案件1 交流施設 書類審査、面接審査、採点

委員長

第5回産業振興局指定管理者候補者選定委員会の案件の審議に入る。案件1「堺市立農業公園(交流施設)の指定管理者候補者選定に係る(1)書類審査について(2)面接審査について(3)採点について」、施設所管課から「応募団体が、募集要項で定められた申請に必要な要件等を満たしているかどうかの報告」及び「応募団体から提出のあった企画提案内容の概要」について説明をお願いする。

施設所管課

要件等を満たしているかの報告、企画提案内容の概要説明

委員長

施設所管課からの説明について、質問・意見はないか。

各委員

(質問等なし)

委員長

それでは面接審査に移る。事務局から説明をお願いする。

事務局

面接審査の進め方について説明した。

応募団体入室

事務局

応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明した。
提出書類に基づき、プレゼンテーションをお願いする。

応募団体のプレゼンテーション

委員長

引き続き質疑応答に入る。

西村委員

年間出荷者数を毎年10人増やすと挙げておられ、出荷者の高齢化が進みどんどん減っていく中であえて増やすという意気込みは素晴らしいと思う。担い手の育成について提案されているが、他にも何か施策があるのかどうか。
また、堺市の農家から集めると、季節によってはどうしても直売所に何も集まらない時期もあると思うがどうお考えか。

応募団体

出荷者数の増加については堺市と「堺市農業塾」、新規就農者に対する講習会を行っており、その中で販売先としてまたきて菜を挙げている。また、堺市南区で「みないき農業塾」というものも民間の方がされていて、そちらでも販売先としてまたきて菜を選んでいただいており、最近では若い方の出荷が多くなってきている状況である。徐々に協議していくことによって、年間10人ずつの出荷者増を目標としてやっていきたいと考えている。
端境期の農産物の出荷については、JA堺市としても端境期に出荷していただけるような品目の策定を行っており、無料で生産者に種子の配布を行っている。昨年もトウモロコシ等の種子を配布し、今年度出荷いただいた実績もあるので、また品目を増やしていきたいと考えている。

中塚委員

一点目、出荷者大会を開催されているとのことだが、具体的に双方向のコミュニケーションとはどのようなことをされているのか。
二点目、当施設は車で行く必要がある場所だが、異業種との連携等、買い物に来る消費者を待つ以外の施策・取組を今後考える予定はあるのか。
三点目、SDGsの文言は見当たらなかったが、指定管理者になるにあたってどう思われているのか、取組についてお伺いしたい。

応募団体

出荷者大会については例年7月に主催し、出荷者さんに講習会、出荷相談等を行っている。出荷者さんは組織化されているため、会議を行うことで意思疎通、双方向のコミュニケーションを図っている。消費者については例年2月にアンケート調査を実施しており、頂戴した要望を順次改善できるようにコミュニケーションを取っている。
SDGsに関しては基本的には食品ロスを減らしていくことになるが、廃棄については動物の餌として活用できないかの話をしている。極力食品ロスは削減していきたい。
他業種連携については、直売所のオリジナル商品として、醤油メーカーとの連携でドレッシングや焼肉ソースの開発・販売を行っている。堺産農産物を使った商品の開発にも注力して来店者の増加につなげたいと考えている。
集客の部分では、金融事業も行っているので、夏と冬のボーナス時期にキャンペーンの特典として、またきて菜の利用券を発行している。夏のキャンペーンの実績として、堺市内に配布したものは12月が利用締め切りであったが、利用率は95%となっている。集客の部分においてプラスであると考えており、今後もやっていきたい。お年寄りに関しても、年金受給者の喜寿のお祝いとして、4月から3,000円分の利用券を発行している。そうすることでお年寄りの方もお子さまに連れて行って貰える等、事業者としても負担しながらなんとか集客に努めている。

委員長

異業種連携に関して、レストラン・飲食コーナーが無い状態であるが、市外の類似施設では飲食コーナーに大勢の方が集まっているケースもある。堺市との協議も必要になる事柄だと思うが、どのようにお考えか。

応募団体

飲食スペースについてはコロナの状況により中止をしていた。現在はハーベストの丘のカフェ割引券を配布しており、ハーベストの丘との連携は進めている。連携の強化を更に進めていきたい。

委員長

交流施設と加工体験施設の繋がりが見えにくいため、消費者の導線、人の動きについてもう少し考えていただきたい。

櫛田委員

加工体験施設との連携イベントの開催を自主提案においてなされているが、具体的にどのようなイベントを考えておられるのか。

応募団体

年末に協議の場を持ち、今後の連携を深めていくことについて合意している。ただ、今年は公募になっているので、次年度以降の内容については詰め切れていない。

櫛田委員

苦情処理について、出荷物に対する何かしらの苦情が出ることもあると思うが、出荷者へどのようにフィードバックを行っているのか。

応募団体

消費者から頂いたクレームについては、該当出荷者に注意カードを発行している。出荷者のボックスに注意カードを入れ、電話対応も行っている。早急に対応が必要な場合については、電話連絡を行い、次回以降の出荷に対する注意を行っている。

原田委員

一点目、SDGsに関する質問もあったが、売上が上がっていく中で、出荷量に対してどれほどフードロスがあるのか。その中で動物の餌にしたり、飲食店に販売したりする事例があれば教えて欲しい。
二点目、インスタグラムを利用して情報発信されているとのことだが、実際の効果は。消費者が高齢化していく中で若い人を取り込もうとする趣旨だと思うが、実際に若い人の比率は増えているのか。
三点目、連携について、加工体験施設の利用者は年間約40万人とのこと。その利用者が直売所を利用しようとした場合、帰り道に直売所へ立ち寄ると既に物が無くなっていると思うが、最初に買って取り置きして貰えたり、動物の餌として購入しておいて動物にエサやりができたりするなど、ファミリーや若い人が利用するモチベーションになる取組についてお考えがあれば教えていただきたい。

応募団体

フードロスについて、基本的に売れ残り分は出荷者に持ち帰ってもらっている。出荷者の品目の偏りを調整するために直売所が仕入れた農産物についても極力ロスが出ないように管理しており、今後も増えていくことはないと考えている。仕入れ量の調整を行っているが、売上を伸ばしていくにあたって、出荷者の出荷量が減れば仕入れを増やしていかなければいけない部分はある。

原田委員

出荷者の持ち帰り率は把握しているのか。

応募団体

当日もしくは翌日朝にほぼ100%お持ち帰りいただいている。

原田委員

持ち帰っていただく売れ残り率はどの程度か

応募団体

少なければ10%、多ければ30-40%程度である。
インスタグラムの活用等については若い方に見ていただいているが、新たな広報媒体も考えている。実際に若い方にも徐々にご来店いただいているが、今までの傾向として60歳以降のご高齢の方のご来店が多い状態ではあるので、新たな媒体を活用して若年層の取り込みを図って参りたい。
加工体験施設との連携については、帰りに買われる方が非常に多いのは理解している。土日は特に来園者が多く、夕方の時間帯に買われることが多いが、施設の関係上、商品のお預かりができない。考えていく必要があると思っている。野菜を餌にする場合は、実際に購入いただいた商品を餌にすることも考えられるが、ご自宅にあった分も持ってこられると問題になるのでしっかりと課題点をクリアしていくことが必要になってくる。

事務局

それでは、退室をお願いする。

応募団体退室

面接した応募団体に関する意見交換

委員長

書類審査、面接審査を踏まえて、質問・意見はないか。

各委員

(意見等なし)

委員長

それでは採点に移る。事務局から採点方法の注意点について説明をお願いする。

注意事項の説明

事務局

採点方法の注意点について説明した。

委員長

採点をお願いする。

採点・審査表回収

委員長

応募団体の総合計得点は357点で満点の60%以上に達しているため、堺市立農業公園「交流施設」の指定管理者候補者として選定する。

案件2 加工体験施設 書類審査、面接審査、採点

委員長

次に、案件2「堺市立農業公園(加工体験施設)の指定管理者候補者選定に係る(1)書類審査について(2)面接審査について(3)採点について」、施設所管課から「申請団体が、申請要項で定められた申請に必要な要件等を満たしているかどうかの報告」及び「申請団体から提出のあった企画提案内容の概要」について説明をお願いする。

施設所管課

申請団体は申請に必要である要件を満たしていることを報告。
事業計画書(企画提案書)の概要について、説明。

委員長

施設所管課からの説明について、質問・意見はないか。

各委員

(質問等なし)

委員長

それでは面接審査に移る。事務局から説明をお願いする。

事務局

面接審査の進め方について説明した。

申請団体入室

事務局

申請団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
提出書類に基づき、プレゼンテーションをお願いする。

申請団体プレゼンテーション

委員長

引き続き質疑応答に入る。

原田委員

令和10年度の目標入園者数は、堺市の設定では50万人となっている。少子高齢化や人口減少で厳しい部分もあると思うが、インバウンド客に対する見通しやターゲットにする予定等はあるか。

申請団体

インバウンドについては、親会社で営業部隊を持っている。中国を対象として主にツアーを構築している。園内の受け入れ体制としても多言語対応を始めとした取組を順次進めていきたいと考えている。

原田委員

見通しとしては、インバウンド客を受け入れ、体制を整えていくという認識でよいか。

申請団体

厳しい部分もあると思うが、目標数である50万人を達成するためには必要であると認識しているため今後も取り組んでいく。

中塚委員

一点目、消費者アンケートを拝見するとリピート率がそれほど高くないように見受けられる。リピーター獲得のためにやっている施策があれば教えて欲しい。
二点目、近隣農家さんと連携されているとのことだが、イチゴ狩り体験等について、その収入についてはどのような形で農家さんと分けているのか。

申請団体

リピーターについては、ディスカウントシステムを導入している。リピーターを目的として、年・シーズンに3回程度、もしくは頻繁にいらっしゃる方向けにパスポートを発行している。また、お客様と一緒になって運営をしていける会員・ファンクラブのような応援システムも構築する予定である。リピーターについてはとても重要だと考えている。
農家さんとの連携については、例えばイチゴ狩り体験等の料金は100%農家さんの収入となり、施設の入園料の部分で利益を得ている。

櫛田委員

入園料について、現在は1200円だが、民間エリアと市施設エリアとの内訳はどうなっているのか。

申請団体

現在は民間部分が700円で指定管理部分が500円である。しかし、昨今の調達価格や人件費の上昇等を鑑みて、今年の4月からの入園料の価格改定を堺市に打診している。
改定後の入園料は1500円への値上げを考えており、300円の値上げの内訳としては、民間部分と指定管理部分で150円ずつである。

櫛田委員

集客について、イルミネーション事業は今後も実施していくのか。

申請団体

続けていきたいと考えている。提案書に記載している事業実績は令和4年度のものであるが、今年度も継続して実施している。

委員長

入園者数の目標数値が市の目標と全く同じとなっているが、収支に関する目標については市が求める目標数値より高くなっている。達成は可能なのか。

申請団体

入園料を改定し、目標の来園者数を達成することができれば可能な数字である。達成に向けて、集客のために魅力のある施設づくりを行っていく。

委員長

自主事業についてあまり具体的な提案がないがどのように集客に繋げるのか。少し抽象的に感じた。

申請団体

堺市が指定管理エリア内に動物小屋の新築をしているので、人気のあるアルパカの導入やカピバラの繁殖等に取り組んでいる。

櫛田委員

学校等に営業を行っていくとのフレーズがあったが、来園のうち70%が家族である中、これまでは行っていなかったのか。

申請団体

実施していたが、コロナの影響で遠足等が一気に無くなりリセットされてしまったので、また改めて営業していくイメージである。

櫛田委員

来園者の何パーセントを目標にするのか。

申請団体

パーセントで示すと5%程度である。

委員長

アンケートによると入園者のほとんどが堺市・大阪市にお住まいである。当施設は全国的に通用する施設であると思っているが、広報はどのように行っていのか。

申請団体

最近はSNSと中心としたweb広告が中心である。地元に対しては紙媒体を使用しており、広報さかいへの折り込みもお願いしている。全体のバランスを見ながら媒体を使用している。
ハーベストの丘の特性としては高速道路が近くにあるので、近畿自動車道や阪和自動車道を使って来ることが出来る方に向けて戦略的に広告を実施している。

申請団体退室

面接した申請団体に関する意見交換

委員長

書類審査・面接審査を踏まえて、質問・意見はないか。

各委員

(質問等なし)

委員長

それでは採点に移る。事務局から採点方法の注意点について説明をお願いする。

注意事項の説明

事務局

採点方法の注意点について説明した。

委員長

採点をお願いする。

採点・審査表回収

委員長

審査結果を発表する。
申請団体の総合計得点は356点で満点の60%以上に達しているため、堺市立農業公園「加工体験施設」の指定管理者候補者として選定する。
以上で、本日の案件の審議は全て終了した。
本日の選定結果については、事務局から堺市へ書面で報告をお願いする。

事務局

以上で、令和5年度第5回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。

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産業振興局 産業戦略部 産業企画課

電話番号:072-228-7414

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