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令和5年度第1回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会会議録

更新日:2023年6月21日

開催日時 令和5年4月21日(金曜) 9時30分開会 12時閉会
会場 堺市役所 本館3階 大会議室 第3会議室
出席委員

委員長 永田 守(弁護士)
委員  下久保 清美(公認会計士)
委員  今西 幸蔵(高野山大学教授)
委員  碓田 智子(大阪教育大学教授)
委員  藪田 貫(関西大学名誉教授)

(委員長、職務代理者以下、五十音順)

欠席委員 なし
事務局 観光企画課長 北野 雅史 外
所管課

文化財課長 中村 晶子 外

傍聴人数 0人
案件名

(1)堺市立町家歴史館指定管理者候補者選定に係る書類審査について
(2)堺市立町家歴史館指定管理者候補者選定に係る面接審査について
(3)堺市立町家歴史館指定管理者候補者の選定結果について

会議資料

次第(PDF:38KB)
委員一覧(PDF:48KB)
資料2 選定審査方法について(PDF:171KB)
資料3 共通質問項目について(PDF:63KB)

開会

事務局

令和5年度第1回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を開会する。

委員紹介

昨年度からの継続案件につき、資料のとおりとする。

定足数の確認

出席者5人、欠席者0人で、会議の開催に必要な定足数を満たしていることを確認した。

配付資料の確認

配付資料一覧により確認した。
資料1「応募団体の企画提案内容の概要について」
資料2「選定審査方法について」
資料3「面接審査に係る共通質問項目について」 外

応募団体との関係の有無確認

応募団体と関係のある委員はいないことを確認した。

応募団体からの接触等の有無確認

応募団体から委員長、委員及び市職員に対して、本件応募について、自己の有利となる目的のために、接触等の働きかけがないことを確認した。

委員長の選出

委員の互選により、永田委員を委員長に選出した。

本日の予定の確認

本日の会議では、案件1「堺市立町家歴史館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、案件2「堺市立町家歴史館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について」、案件3「堺市立町家歴史館の指定管理者候補者の選定結果について」を審議することを確認した。
なお、会議については、すべて会議録を作成し、非公開部分を除き、後日、堺市ホームページで公開する。

(議事の進行役が委員長に移る)

委員長

委員長の職務代理者の指名

委員長の職務代理者は、堺市指定管理者候補者選定委員会規則第2条第3項の規定に基づき、委員長があらかじめ指名することとなっているため、下久保委員を指名する。

案件審議

それでは案件の審議に入る。まず、案件1「堺市立町家歴史館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について」に関し、所管課から説明をお願いする。

所管課

企画提案の概要説明

いずれの応募団体も、応募に必要な条件を満たしていることを報告した。
「応募団体の企画提案内容の概要」について説明した。

委員長

説明について、質問はあるか。

委員

(質問なし)

委員長

書類審査

選定審査表により仮採点を行うにあたっての注意事項について、事務局から確認をお願いする。

事務局

資料のとおり確認した。

委員長

これより仮採点を行う。

委員

(仮採点)

委員長

続いて、案件2「堺市立町家歴史館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について」に入る。所管課から、面接審査の流れと、基本質問項目案についての説明をお願いする。

所管課

資料のとおり説明した。

委員長

説明について、質問はあるか。

委員

(質問なし)

委員長

面接審査

それでは、面接審査に移る。事務局には進行管理をお願いする。

事務局

A団体に入室してもらう。
<A団体入室>

事務局

委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明した。
団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。
<A団体の出席者紹介>

事務局

それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。
<A団体のプレゼンテーション>

委員長

それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
一点目として、町家歴史館が持つ歴史文化的な価値を最大限に活かすため、具体的にどのような工夫を考えているか。
二点目として、ミュージアムショップについて、施設の魅力を高めるため、オリジナルの商品開発を考えているか。また、コンセプトはどのような点を重視すべきと考えているか。

A団体

堺市の中でも埋もれている、磨けば光るものを探し、それらを磨き上げ、施設の展示スペースを活用してPRを行う。
商品開発は、提案書のとおり検討を行う。和菓子や線香などの堺らしさ、あるいは「町家」という部分がフックになるのではないかと考えている。

委員長

それでは、各委員から質問があればお願いする。

碓田委員

他市の重要文化財施設を指定管理していた実績から、どのような企画を行い、どういった課題を感じたか。また、どのような展開を考えているか。

A団体

お茶会などの催しや、季節の節句ごとの展示を行ってきた。重要文化財としての施設管理は、担当者との協力が不可欠であり、また魅力発信の部分でも観光セクションとの協力が必要だと感じている。SNSでの展開はもちろん、万博に向け、インバウンドを取り込むためのコンテンツとして本施設はうってつけだと考えている。

今西委員

学芸員は配置しないのか。また、例示のある観光ボランティア協会やいけばな協会以外に、産学分野との連携はどう考えているか。

A団体

学芸員の配置は検討していないが、博物館等での就業経験がある方や有資格者の配置を検討している。近隣大学茶華道部との共同事業や、グッズ販売を中心とした大阪歴史博物館との連携を考えている。

藪田委員

本施設には、隣接する大規模駐車場が無いなど、エリア内での周遊性が低い点が課題として挙げられるが、それについての認識を問う。

A団体

駅からの距離が遠く、また最寄りが阪堺線であることを課題として認識している。タクシー会社と連携してのツアー造成や、本施設と環濠エリア内に点在する神社仏閣を結ぶようなデジタルスタンプラリーを企画するなど、楽しみながら移動する仕掛けをつくることでこれらの課題解決につなげたい。

下久保委員

自主事業の収支計画について、詳しく教えてほしい。

A団体

ミュージアムショップについて、一定の収入を見込んでいるほか、賑わいの創出を目的としたイベントを、指定管理者による持ち出しで開催することも検討している。

今西委員

市が求める入館者目標41,000人/年を、9,000人上回る提案となっているが、目標達成に向けた方策を示してほしい。

A団体

過去の有料入館者率から、41,000人を目標とした場合、収支バランスを欠くため、50,000人と設定した。SNSに加え、アバターを活用することの真新しさ、キッチンカーを含むイベントなど、手数を多く打つことで本施設の認知度を高め、入館者目標の達成につなげたい。

委員長

他に質問はないか。

委員

(質問なし)

委員長

それでは、退室をお願いする。
<A団体退室>

事務局

B団体に入室してもらう。
<B団体入室>

事務局

委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明した。
団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。
<B団体の出席者紹介>

事務局

それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。
<B団体のプレゼンテーション>

委員長

それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
一点目として、町家歴史館が持つ歴史文化的な価値を最大限に活かすため、具体的にどのような工夫を考えているか。
二点目として、ミュージアムショップについて、施設の魅力を高めるため、オリジナルの商品開発を考えているか。また、コンセプトはどのような点を重視すべきと考えているか。

B団体

他市の文化財施設で指定管理業務を行っている経験を基に、環濠クルーズや堺伝匠館といった特色あるコンテンツと連携して取り組みたい。
以前、ある文化財施設のショップで販売するオリジナル商品について、弊社学芸員が提案したものが採用された実績がある。本施設では、企業と協力してのオリジナルフィギュア開発にチャレンジしたい。

委員長

それでは、各委員から質問があればお願いする。

藪田委員

環濠エリア、中でも本施設含む北部地域は、「重要伝統的建造物群保存地区」のようにエリア全体が整備・保護されているわけではなく、むしろ本施設の魅力を活かしてエリアの価値を底上げすることが課題と考えられるがいかがか。

B団体

そういった保存地区などでは、地元住民の生活環境を守るために、観光を主目的とするような思い切った展開がしづらい面もある。一方本施設では、そういった制約が少ないのではと考えている。周辺施設とも連携してイベントを行い、観光面から地域の活性化につなげられるようチャレンジしたい。

今西委員

市外エリアとの連携を提案されているが、自由都市やものづくりのまちとして唯一無二の価値を持つ本市との間で、どのようなテーマ性を考えているか。

B団体

例えば、「街道」をテーマとした泉州エリアとの連携。あるいは、与謝野晶子と同年代の歌人・石上露子を生んだ富田林市・寺内町エリアであれば、文化財を多く有するまちなみなど外形的にも似通った部分があり面白いのでは。

碓田委員

小中学校との連携などについて、どのような取り組みを考えているか。

B団体

教育委員会との協力は必須として、それ以外にも自主事業の中で提案している和菓子作り体験を世代間交流の場と位置づけ、幅広い年齢層に訴求したい。

下久保委員

収支計画書上、令和5年度の管理費が割高になっているのはなぜか。

B団体

オープニングイベントや、初度調弁に係る初期投資費用を想定しているため。

委員長

他に質問はないか。

委員

(質問なし)

委員長

それでは、退室をお願いする。
<B団体退室>

事務局

C団体に入室してもらう。
<C団体入室>

事務局

委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明した。
団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。
<C団体の出席者紹介>

事務局

それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。
<C団体のプレゼンテーション>

委員長

それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
一点目として、町家歴史館が持つ歴史文化的な価値を最大限に活かすため、具体的にどのような工夫を考えているか。
二点目として、ミュージアムショップについて、施設の魅力を高めるため、オリジナルの商品開発を考えているか。また、コンセプトはどのような点を重視すべきと考えているか。

C団体

本施設は、「ものの始まりなんでも堺」の言葉が示すように、産業分野だけでなく、文化的側面においても大きな役割を持つと考えており、エリア全体の活性化に寄与するような施設づくりを進めたい。
また、写真やイラストを用いたアクリルスタンドやバッグ、デザインの自由度が高いという点でジグソーパズルなどにも注目しており、「ここでしか買えない」をコンセプトに商品開発を進めたいと考えている。

委員長

それでは、各委員から質問があればお願いする。

今西委員

常勤職員2人の配置についての考え方を示してほしい。

C団体

統括責任者1人を町家歴史館の館長として配置する。加えて、鉄炮鍛冶ミュージアムに配置する事業担当スタッフ1人が、実質的に重要なポストになってくると考えている。

今西委員

収支計画書上、指定管理料が毎年上がっているのは、昨今の物価高騰を考慮したものか。

C団体

お見込みの要素に加えて、最低賃金の上昇を想定したもの。

碓田委員

パートが多い印象だが、指定期間中のノウハウの蓄積には支障ないか。

C団体

継続して勤務してもらいたいとは考えているが、一方で社会保険の加入要件に抵触しない範囲で働きたいという要望も多くこのような体制としている。
将来的には、勉強会などを通じて簡単な解説ができるようにしていきたい。

藪田委員

本施設の中でも、新たに開館する鉄炮鍛冶屋敷は大きな目玉となる。提案からはそういった位置づけが読み取れないが、どのように考えているか。

C団体

まだ開館前でもあり、どのように展開していくかは随時協議が必要であるもの、現在も世界中から注目を受ける堺の包丁、そのルーツとも言える鉄炮鍛冶屋敷にはコンテンツとしても大きな期待をしている。

下久保委員

財務諸表を確認したが、退職金規定等はあるか。

C団体

退職金規定はある。販売費及び一般管理費内訳書の下から5項目目に「適退職年金」として記載がある。

委員長

他に質問はないか。

委員

(質問なし)

委員長

それでは、退室をお願いする。
<C団体退室>

委員長

意見交換(比較検討)

ここで3団体のプレゼンテーション、質疑応答等の結果を踏まえ、比較検討のための意見交換を行う。ご意見等はあるか。

今西委員

期待していた賑わいづくりの具体策、決め手には欠ける印象。
西之表市の「鉄砲館」では、非常に迫力あるものが見られるので、本施設も柔軟な発想で見せ方を工夫してもらいたい。

碓田委員

歴史的建造物の魅力を伝える提案や、10代後半から20代への訴求力を高める提案が、もう少しあれば良かったように感じる。

藪田委員

いずれの団体も、鉄炮鍛冶屋敷の位置付けが低いように思う。

下久保委員

企画提案の部分で差が出にくいと、指定管理料の提案額が占める評価の比重が大きくなるが、施設の特性を考慮するとそれが決定打になるのは惜しい。

委員長

採点を行うが、事務局から注意事項の説明をお願いする。
<採点・審査表回収及び集計>

委員長

案件3「堺市立町家歴史館の指定管理者候補者の選定結果について」に入る。
当委員会では、総合計得点が満点の60%に達した上で、最上位のものを指定管理者候補者として選定することとなっている。各団体の得点を最も高いものから順に読み上げる。
1位 A団体 総合計得点 316点
2位 C団体 総合計得点 308点
3位 B団体 総合計得点 297点
第1位のA団体の総合計得点は、満点(400点)の60%以上に達しているため、総合計得点の最も高いA団体を堺市立町家歴史館の指定管理者候補者として選定する。
なお、得点が次順位のC団体を次点候補者とし、基本協定締結の日までに選定された候補者との協議が不調となった場合及び欠格事項に該当した場合は、時点の団体を候補者とする。
以上で、本日の案件の審議は全て終了した。
本日の選定結果については、事務局から堺市へ書面で報告をお願いする。

委員長

以上で、令和5年度第1回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。

閉会

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文化観光局 観光部 観光企画課

電話番号:072-228-7493

ファクス:072-228-7342

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