令和3年度第2回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2022年2月15日
開催日時 | 令和4年1月19日(水曜) 13時00分開会 17時20分閉会 |
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出席委員 | 委員長 大西 敏夫 (大阪商業大学 経済学部 経済学科 特任教授) |
欠席委員 | なし |
事 務 局 | 商工労働部 産業政策課 課長 小走 伸吾 外 |
所 管 課 | 農政部 農水産課 課長 河邉 眞佐彦 外 |
案 件 名 | (1)堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る書類審査について |
会議資料 | 議事次第(PDF:276KB) |
開会
事務局
令和3年度第2回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会を開催する。
定足数報告
事務局
委員会は委員全員出席で、委員定足数を満たしている。
応募団体からの接触等の有無確認
事務局
応募団体から委員長、委員及び市職員に対して、本件応募について、自己の有利となる目的のために、接触等の働きかけがないことを確認した。
本日の予定の確認
事務局
本日の会議では、案件1「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、案件2「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」、案件3「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る面接審査について」、案件4「堺市立フォレストガーデンの指定管理者候補者の選定結果について」を審議することを確認した。
また、会議録は、非公開部分を除いて、堺市ホームページで公開する。
案件審議
委員長
案件1「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、応募団体から提出のあった「応募書類の確認結果」、「応募団体の概要」及び「企画提案内容の概要」について、所管課から説明をお願いする。
所管課説明
事務局
応募団体は3団体であり、応募に必要な条件を満たしていることを報告。
応募団体及び企画提案書の概要について説明。
委員長
事務局からの説明について、質問・意見はないか。
今枝委員
財務諸表でマイナスが出ている構成団体もあるため、事業計画の実現性について、林委員の意見を聴きたい。
林委員
事業計画等を見て面接審査時に確認したいと思う。
今枝委員
各応募団体の人員配置について少なくはないか。
事務局
最低限レベルの人員配置は達成できていると思われる。
委員長
ご指摘の2点については、面接審査時に確認することとする。
採点に当たっての注意事項
委員長
事務局から説明をお願いする。
事務局
採点に当たっての注意すべき事項について説明。
委員長
次に、案件2「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」事務局から説明をお願いする。
事務局
面接審査に係る共通質問について説明。
委員長
〈質問等なし〉
案件2「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」承認することに異議はないか。
〈異議なし〉
案件2について原案のとおり承認する。
委員長
それでは案件3「堺市立フォレストガーデン指定管理者候補者選定に係る面接審査について」に関し、事務局に進行管理をお願いする。
面接審査(A団体)
事務局
それでは、A団体に入室してもらう。
<A団体入室>
事務局
委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明した。
団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。
<A団体の出席者紹介>
事務局
それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。
<A団体のプレゼンテーション>
質疑応答(A団体)
委員長
それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
委員長
基本質問項目(1)
【市民菜園使用率の目標達成に向けた具体的な取り組みについて】
A団体
若者や子育て世帯をターゲットに、スタッフに気軽に話しかけられる見本園を作る。また、自主事業として水やりや草抜きサービスを行いたい。
委員長
基本質問項目(2)
【里山エリア活用実施計画、地産地消推進実施計画、農福連携実施計画で提案されている事業を実施した場合の効果について】
A団体
里山エリア活用では、竹等を使用したワークショップ、腐葉土の活用やレモンの栽培などの利用者が楽しめる機会をつくりたい。地産地消に関しては、子育て世帯や障害者の方を巻き込んだ食事のメニュー作りも考えている。また、堺のめぐみの認知度を上げるために、見本園での栽培やパンフレット作りを行う。農福連携については、堺市の障害者団体のネットワークを活用し、障害者の方が農業に触れ、働ける場所をつくりたいと考えている。
委員長
それでは、各委員から質問があればお願いする。
林委員
委託料の内容と昨年度末の事業収入増は今年度も継続するのか。
A団体
委託料は障害サービス事業の利用者に対する経費である。収入増は社会福祉事業における利用者人数の増加によるもので今後も継続が見込まれる。
今枝委員
土日の人員配置と、ボランティアが集まらなかった場合どうするのか。
A団体
構成団体全てで人員配置を行い、ボランティアは要員には含めていない。また、業務責任者には福祉行政の仕組みを理解している者を配置する予定である。
谷委員
就労支援はいわゆるB型ということでよいか。
A団体
B型と就労移行の事業を行っている。
谷委員
B型の方が施設外就労として草刈などを行ってもらうということか。
A団体
そのとおり。
谷委員
障害者の方の利用も意識しているのか。
A団体
車いす等に対応した農業体験をできるシステム作りに取り組みたい。
事務局
それでは、退室をお願いする。
<A団体退室>
意見交換(A団体)
委員長
プレゼンテーション及び質疑応答について、意見交換を行う。
ご意見等あるか。
谷委員
障害者の雇用の場と農業の担い手との連携について、しっかりされていると感じた。
今枝委員
人員配置については不明なところも残った。
林委員
事業計画や経営基盤に関しては、不安視する必要はないと思われる。農福連携はこの団体の強みである。
面接審査(B団体)
事務局
それでは、B団体に入室してもらう。
<B団体入室>
事務局
委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明した。
団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。
<B団体の出席者紹介>
事務局
それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。
<B団体のプレゼンテーション>
質疑応答(B団体)
委員長
それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
基本質問項目(1)
【市民菜園使用率の目標達成に向けた具体的な取り組みについて】
B団体
地域の周辺の若い人達を中心に、案内を出して利用率を上げていきたい。
委員長
基本質問項目(2)
【里山エリア活用実施計画、地産地消推進実施計画、農福連携実施計画で提案されている事業を実施した場合の効果について】
B団体
自然林業体験等を通して整備を行いながら豊かな里山づくりを推進したい。地産地消でいうと、フォレストガーデンの収穫祭の時に、隣接市とも連携しながら深めていきたい。農福連携については、障害者の方たちと一緒に花の植替えを行いたいと考えている。
委員長
それでは、各委員から質問があればお願いする。
今枝委員
自主事業のアイスクリーム販売やバーベキューについて、実績とリスク管理についてどのようにお考えか。
B団体
100円前後のアイスクリームを販売したい。バーベキューは市との協議も必要であるが、その収益を花や樹木に還元したい。
中塚委員
地産地消のところの、環境に配慮した野菜の収穫とは何か。
B団体
野菜くずの再利用を検討している。
事務局
それでは、退室をお願いする。
<B団体退室>
意見交換(B団体)
委員長
プレゼンテーション及び質疑応答について、意見交換を行う。
ご意見等あるか。
谷委員
表面的な文言で終わった印象を受けた。もう少し具体的な取組について話してほしかった。
林委員
形式的な説明が多いという印象を受けた。
今枝委員
バーベキューは集客につながると思ったが、具体的な実績の話は出なかった。
面接審査(C団体)
事務局
それでは、C団体に入室してもらう。
<C団体入室>
事務局
委員の紹介を行い、面接審査の進め方について説明した。
団体名、出席者の役職と名前の紹介をお願いする。
<C団体の出席者紹介>
事務局
それでは応募書類に基づきプレゼンテーションをお願いする。
<C団体のプレゼンテーション>
質疑応答(C団体)
委員長
それでは、質疑に入る。まず私から質問をする。
基本質問項目(1)
【市民菜園使用率の目標達成に向けた具体的な取り組みについて】
C団体
条件の悪い土地をまとめて見本園にしたい。夏場の水やりやホース独占等の問題を改善し、不公平感をなくしていきたい。
委員長
基本質問項目(2)
【里山エリア活用実施計画、地産地消推進実施計画、農福連携実施計画で提案されている事業を実施した場合の効果について】
C団体
農福連携について、福祉の職員とも相談しながら障害の状況に応じた農作業を用意し、どのような方がきても対応できる仕組みを作っていきたい。地産地消については、地域で有機栽培している農作物を自分のところの職員も一緒に作りレストランで提供するというようなことをできればよいと思う。里山については、樹木を活用しオオムラサキの人工飼育を行えたらと考えている。
委員長
それでは、各委員から質問があればお願いする。
谷委員
農福連携についてもう少し具体的な内容をお聞きしたい。
C団体
福祉事業所で障害の方が行っているのは、室内作業が多いため、週に1回でも外で農作業をしていただく。また、区画間の通路の草取りといった管理者が行うことも手伝ってもらうことも考えている。
林委員
広報において、提案書にメールや電子版情報誌、アプリについて書かれているが、現在の利用者の年齢層を考えるとターゲットとしている年齢層が若いのではないか。
C団体
若い世代に限ってはいない。アプリに関しては、簡単にできる登録方法を掲示板や班長を介して説明したい。
今枝委員
人員配置の考え方について、常勤職員が業務責任者ということになるのか。
C団体
専任で常勤ということではなく、併任で業務責任者を配置したい。
今枝委員
菜園指導の方は、どの程度来られるのか。
C団体
月に2回程度。質問等があればオンラインでの対応を行う。
事務局
それでは、退室をお願いする。
<C団体退室>
意見交換(C団体)
委員長
プレゼンテーション及び質疑応答について、意見交換を行う。
ご意見等あるか。
林委員
常勤職員の休日について土日祝とあったが、利用者はいつが多いのか。
事務局
土日、特に日曜日が多い。
中塚委員
現在の利用者の状況把握をしているところはよかった。
今枝委員
人員配置が具体的にどうなのかというところが少し不安である。
谷委員
農福連携の答えが具体的でなかったが、現地でのヒアリングをする等、どうにかしていきたいという思いは伝わった。
意見交換(比較検討)
委員長
ここで3団体のプレゼンテーション、質疑応答等の結果を踏まえ、比較検討のための意見交換を行う。
ご意見等はあるか。
谷委員
A団体がメンバー構成、農福、レモンなどアイデアも豊富でバランスがよかった。
林委員
A団体はハイキングコース設定や季節に合わせた開園期間の設定など具体的な提案が多かった。人数や財務的にもまずまずと思う。
中塚委員
3団体ともにいいところがあった。緊急時の対応を考えると近くのところが安心できると思う。
今枝委員
3団体それぞれいいところがあった。A団体は色々な特徴を持った団体の集まりであり、広がりや具体化等のイメージがわいた。
採点
委員長
採点をお願いする。
<採点・審査表の回収>
<事務局から集計結果表を委員長及び委員へ配付>
委員長
それでは、案件4「堺市立フォレストガーデンの指定管理者候補者の選定結果について」に入る。
当委員会では、得点が最上位のものを指定管理者候補者として選定することとなっている。各団体の得点を最も高いものから順に読み上げる。
1位 A団体 総合計得点 325点
2位 C団体 総合計得点 296点
3位 B団体 総合計得点 278点
第1位のA団体の総合計得点は、満点の60%以上に達しているため、総合計得点の最も高いA団体を堺市立フォレストガーデンの指定管理者候補者として選定する。
以上で、本日の案件の審議は全て終了した。
本日の選定結果については、事務局から堺市へ書面で報告をお願いする。
閉会
事務局
以上で、令和3年度第2回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。
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