1．都市空間整備の基本視点

　都市空間の整備をすすめていくための基本となる総合的な視点として、次の4つを掲げます。

　環境への負荷の少ない都市構造の構築や土地利用をすすめます。また、都市の成長を適切に管理しながら、水、緑などの自然環境資源を保全・育成し、自然と調和したうるおいのある都市環境を整備します。

　これまでに整備してきた都市施設、歴史文化資源などの蓄積を有効に活用してまちづくりをすすめます。また、都市の安全性や快適性、魅力を高める質の高い社会資本を創造します。

　それぞれの地域がもつ歴史文化などの優れた資源や特色、地域社会からの発想を活かして、多様で個性ある都市空間を整備します。また、市民の生活行動やコミュニティなどにもとづく生活圏の広がりや多様性を尊重してまちづくりをすすめます。

　堺都市圏、大阪都市圏における都市中枢機能をより一層高めるとともに、周辺都市をはじめ圏域内の各都市との円滑な交流を支える基盤を整備し、地域間、都市間の適切な機能分担や連携を強化します。