平成28年度「堺市安全まちづくり会議」会議録概要
更新日:2017年8月25日
日時
平成28年8月17日(水曜) 午前10時00分から午前10時45分の間
場所
堺市役所 本館3階 大会議室
出席者
堺市 (堺市安全まちづくり会議会長) |
市長 | 竹山 修身 |
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大阪府警察堺市警察部 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
堺市警察部長 | 瀬崎 勝己 |
堺市自治連合協議会 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
会長 | 森口 巖 |
堺市女性団体協議会 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
委員長 | 山口 典子 |
堺防犯協議会 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
会長 | 堀畑 好秀 |
北堺防犯協議会 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
副会長 | 辻野 英昭 |
西堺防犯協議会 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
会長 | 阪口 修藏 |
南堺防犯協議会 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
会長 | 山中 豊 |
黒山防犯協議会 (堺市安全まちづくり会議副会長) |
会長 | 池崎 守 |
堺商工会議所 | 総務課長 | 吉川 敏史 |
堺市農業協同組合 | 専務理事 | 寺下 三郎 |
堺市社会福祉協議会 | 会長 | 静 又三 |
堺市青少年指導員連絡協議会 | 副会長 | 西 哲史 |
堺市保護司会連絡協議会 | 副会長 | 長谷川 好司 |
堺市更生保護女性会 | 会長 | 西尾 薫 |
堺市議会 | 議員 | 木畑 匡 |
大阪府堺警察署 | 署長 | 坂口 伺 |
大阪府北堺警察署 | 署長 | 脇山 武和 |
大阪府西堺警察署 | 署長 | 山元 正一 |
大阪府南堺警察署 | 署長 | 荒木 正喜 |
大阪府黒山警察署 | 署長 | 大溝 純 |
大阪府 | 青少年・地域安全室長 | 松岡 豊 |
堺市総務局 | 局長 | 中谷 省三 |
堺市市民人権局 | 局長 | 河村 寛之 |
堺市子ども青少年局 | 局長 | 吉浦 松和 |
堺区役所 | 区長 | 射手矢 修一郎 |
中区役所 | 区長 | 田代 扶美雄 |
東区役所 | 区長 | 定 真紀子 |
西区役所 | 区長 | 河村 秀之 |
南区役所 | 副区長 | 山下 勝利 |
北区役所 | 区長 | 吉田 功 |
美原区役所 | 区長 | 井野 良彦 |
堺市消防局 | 局長 | 一丸 広通 |
堺市教育委員会 | 教育次長 | 山之口 公一 |
大阪府警察本部 | 犯罪抑止戦略本部 管理官 | 山木 克則 |
以上出席者35人(敬称略、名簿順に掲載)
会議内容
次第
1 開会
会長挨拶
2 議題
(1) 地域の犯罪情勢に即した犯罪抑止総合対策
(2) 平成28年度活動方針(案)について
(3) 地域安全対策について
3 意見交換等
4 閉会
副会長挨拶
会議概要
1、地域の犯罪情勢に即した犯罪抑止総合対策について
大阪府警察本部 犯罪抑止戦略本部 管理官
(1) 大阪府・堺市の犯罪情勢について
大阪府下における平成27年度中の全刑法犯の認知件数は過去最多であった平成13年の半数以下まで
減少、堺市内も同様の傾向。
(2) 地域の犯罪情勢に即した犯罪抑止総合対策
本年1月から開始、子どもや女性を狙った強制わいせつ等の性犯罪をはじめ、ひったくりや路上強盗、
自動車関連犯罪対策に一層力を入れて取り組む。
2、平成28年度活動方針(案)について
【基本目標】
市・警察・事業者・市民・地域団体等との協働により、犯罪を防止し地域の安全を確保する各種運動を展開することにより、市民が安全に安心して暮らせる地域社会を実現させることを基本目標とする。
【平成28年度の目標等】
◯目標
・地域の犯罪情勢に即した犯罪抑止活動の推進
◯取組重点テーマ
・子どもや女性を狙った性犯罪の被害防止
・ひったくり・路上強盗の被害防止
・自動車を狙った犯罪の被害防止
【活動の基本方針】
(1) 市内関係機関の連携を強化し、被害防止の啓発活動などに積極的に取り組み、地域の連帯感の醸成を
推進し、自主防犯意識の向上を図る。
(2) 子どもや女性の犯罪被害防止のため、子どもの見守り活動や青色防犯パトロール活動の活性化を図る
とともに、効果的な広報啓発活動を実施し、自主防犯活動の促進を図る。
(3) 市民の身近なところで発生する犯罪の防止に向け、防犯カメラの設置など防犯対策を具体的に
実施する。
(4) 少年の非行防止に向け、学校・教育委員会・自治体・地域住民等、社会を挙げた取組により、
街頭補導活動や立ち直り支援活動を実施するとともに、青少年の健全育成を阻害する有害環境の浄化を
推進する。
3、地域安全対策について
(1) 堺市における地域安全対策について
堺市 市民人権局 市民生活部 部長
ア 推進体制について
「堺市安全まちづくり会議」を筆頭に、各区においても、「堺区安全安心まちづくり推進協議会」など、
地域安全を担うネットワークが組織化されるなど、各種団体及び本市各部局と連携を図りながら、
安全対策を推進している。
イ 広報啓発活動について
活動内容は大きく3つの柱で構成しており、1つ目の柱は、広報啓発活動である。
個々の防犯意識を高めていただくことが重要であることから、ホームページや広報誌での情報発信、
防犯協議会や自治会、警察等と連携した防犯キャンペーンを実施し、犯罪被害防止を呼びかけていく。
ウ 防犯環境の整備
2つ目の柱は、防犯環境の整備である。
本年度も引き続き、ハ-ド面における安全・安心な生活環境の確保に取り組んでいく。
エ 自主防犯活動への支援
3つ目の柱は、自主防犯活動への支援である。
市民が自主的に行う防犯活動を支援し、自主防犯意識の高揚と、地域の見守り力の向上を図ることを
目的として、各団体等への支援を本年度も引き続き取り組んでいく。
オ 犯罪被害者支援、暴力団排除
カ 学校園等での安全管理
キ 堺区における地域安全対策重点推進事業の実施状況
ク 堺市の防犯まちづくりの現状
各区の取組を情報共有し、より効果的な事業の検討を行いながら、本日お集まりの皆様と連携・協力
のもと、地域安全対策を推進していく。
(2) 堺セーフシティ・プログラム推進事業について
堺市 市民人権局 男女共同参画推進担当 担当部長
ア 事業説明
本事業は、国連組織であるUN WOMENを中心に、世界各都市が連携して取り組んでいる
「セーフシティーズ・グローバル・イニシアティブ」に堺市も参加し、女性や女児に対する暴力を根絶する
ための有効な事業モデルの構築をともに目指していこうというもの。
イ 取組みについて
平成25年度末に参加表明、平成26年度には、現状を調査・分析し、課題を絞り込み、平成27年度には
具体的な取組みを策定した。
堺セーフシティ・プログラム推進事業を体系化し、総合的に取り組むことで、市民の安全安心を
増進させていく。
4、意見交換等
◯堺市女性団体協議会 委員長
・大阪府警重点犯罪に子どもや女性を狙った性犯罪が掲げられた。
・堺市は日本で初めて堺セーフシティ・プログラムという女性と子どもに対する暴力をなくす
安全安心まちづくりのプログラムに取り組んでいる。
・コンビニエンスストアと連携した雑誌カバーは世界でも例がない対策である。
・ポケモンGOで、夜、大仙公園や大浜公園で子どもたちがスマホをもって溢れかえっている。
ご近所の方が大変迷惑をされている。
・サイバー空間の性犯罪は、警察との連携が非常に重要である。
・防犯カメラは犯罪に大変有効で増設すべきである
・性犯罪、特に強姦等はまだ親告罪で潜在化の傾向がある、情報共有、情報提供、啓発活動を
徹底する必要がある。
・堺セーフシティ・プログラムは世界中から注目されている。関係機関と更なる連携を行い、活動を拡大・
推進していくべきである。
◯大阪府警察本部犯罪抑止戦略本部 管理官
・防犯カメラを活用した検挙事例の紹介
・通学路や公園等への防犯カメラ整備要望
◯市長
・安全安心まちづくりのために、警察署及び交番等警察施設もしっかり配備されるべき。更なる警察官の
増員が必要であり、堺から率先して声を上げていく。
・職員には、「市民に対して『何かお困りですか』等と声をかけてください。」と言っている。
子どもが夜遊んでいたら声をかけてあげないといけない。「声かけ」は良いことではないか。
警察で使用されている「声かけ」という言葉と紛らわしくないか。もう少し犯罪らしい言葉にしないと
いけないのではないか。
◯大阪府警察本部犯罪抑止戦略本部 管理官
・警察が使用している「声かけ」は、例えば、子どもに対して「おやつあげるからついておいで」などといった
内容のもので、皆様がされている防犯的なものとは異なる。
◯堺市青少年指導員連絡協議会 副会長
・青少年指導員は、各校区のパトロールで声をかける。当然、この声かけは違う意味であることは
よくわかるが、現場では実際、知らない人に声をかけられたと思い、通報されたというような事例もある。
◯堺市警察部長
・過去に様々な痛ましい事件が発生し、性犯罪等の前兆と見られる声かけ等事案の段階での対策が
極めて重要で、未然防止・拡大防止を図っている。
・声かけの話については、大阪府警では「声かけ等事案」ということで対応している。
ご意見として真摯に受け止める。
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