堺区役所

　区役所の使命は「地域の総合行政サービスの拠点」として、日常生活にかかわる行政サービスを正確・丁寧・迅速に提供し、区民からの信頼を得ることです。さらに、最も身近な「住民自治の拠点」として区民、地域の自主的な活動を支援し、安全・安心の確保と区の特色を生かした都市魅力の発信に努め、「地域力が高く、郷土愛あふれる・まち」をめざします。
　これら目的の達成に向けて、まず踏まえるべき事は、新型コロナウィルスの危機を区民と共に乗り越えねばならないということです。今後のライフスタイルの変化を機敏に捉え、窓口をはじめとする区政運営においても新たな取組を果断に実行してまいります。その上で、区民の皆さまからのご意見を丁寧にお聴きしながら適切に対応できるホスピタリティ豊かな人材育成と個々の能力向上、危機管理意識の徹底に努め、区民満足度の向上につなげます。

　窓口イノベーションの推進は、
（1） 区民にとって快適で満足度の高い窓口対応の実現
（2） 職員にとって効率的で働きやすい職場環境の整備
（3） 親切でおもてなしの精神に富んだ窓口職員の育成　を目的としています。
　この目的達成に向け、これまでオンラインによる窓口待ち時間の確認システム、申請書の作成支援機、多言語翻訳機などを導入しました。今年度は、おくやみ相談窓口の本格導入、市民課でフリーアドレスオフィスのパイロットエリアの開設、若手職員を中心とした「おもてなしPT」を設置します。
　併せて、AI等の活用により、区民ができるだけ来庁せずに手続きが終えられる「Withコロナ」時代の窓口サービスも検討してまいります。

　地域のつながり強化は、要支援者の見守り活動や子どもの居場所の充実、若者の地域活動への参加、防犯、防災意識の醸成などを促進し、安全・安心なまちの実現を目的としています。
　この目的達成に向け、堺区高齢者見守りミーティングなどを通じた関係者間の連携強化、居場所などの利用機会の促進、若者の防災士取得を支援した地域防災サポーターの増加、戦略的な防犯カメラの設置などを行っていきます。また、「Withコロナ」の観点から、接触を伴う人的ネットワークについても、区民の皆さまと連携しながらその手法の見直しを図ってまいります。

　地域愛の醸成は、区民による地域課題の自主的な解決、世界文化遺産登録に対する満足度やシビックプライドの向上、都市ブランド力の強化・発信などを目的としています。
　この目的達成に向け、民間が主体となったまちの魅力発信や賑わいの創出の活発化、世界文化遺産登録を契機とした子どもたちへの理解の深化、自転車タクシーによる周遊観光の定着などを図ってまいります。