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庁議議事要旨 平成27年10月13日

更新日:2015年10月14日

案件1 堺市マスタープラン基本計画の進捗状況について

・市長公室長 案件説明

狭間副市長
 マスタープランの進捗状況については、かなり成果が出ているものもあるので、今後取り組むべき課題も含め分かりやすい形でまとめて、ホームページや様々な方法で市民向けにお知らせした方がいいと思う。

市長公室長
 できるだけ見やすく分かりやすい形で、市民向けの提供の仕方を工夫したい。

市長
 次の議会ではこの案件の議論が行われるだろう。そのためにも、単なる進捗の報告だけでなく、例えば、目標に対して未達成の部分の理由をしっかりと市民や議会に説明できるように、各局において検証しておいてもらいたい。

案件2 平成28年度当初予算編成方針について

・財政局長 案件説明

市長
 いよいよ来年度予算要求の時期となった。予算要求にあたってよく考えてほしいポイントは、PDCAのチェック(C)とアクション(A)の段階をよく踏まえるということ。その検証をもとに、事業の有効性や効果性をしっかりと見極め、来年度どういう予算を組んでいくかということを考えてもらいたい。

その他報告事項

西区長
 西区区民評議会の中間報告についてお知らせする。
 本年度、市長から西区区民評議会に対して3つの諮問がなされたが、平成28年2月を答申の目途とする「区域まちづくりビジョンの見直しについて」及び「大学との連携によるまちづくりの推進について」の2つの諮問事項について、久隆浩会長から、第2回会議までの検討結果を取りまとめた中間報告書の提出があった。
 中間報告書によると、「区域まちづくりビジョンの見直しについて」は、このビジョンが策定から5年目を迎えているものの、大きな価値観等の転換等がなく、また、2年間という長い時間をかけて区民と行政が協働で作成した完成度の高いものであることから、大幅な見直しの必要がなく、アクションプランについて「社会状況の変化により策定時に網羅できなかった内容を補足する視点」等から検討するものとされている。
 主な意見として、「SNS(ソーシャルネットワークサービス)の普及による良い点・悪い点、それぞれ内容を補足すべき。」「東日本大震災以降、防災に対する考え方が変わったのではないか。」「ビジョンを見直すだけでなく、内容を区民に広く知らせることが大切である。」などがあった。
  「大学との連携によるまちづくりの推進について」は、大学に期待することや連携のあり方等について意見交換が行われ、大学の専門性や大学が有する資源を活かした連携という視点等から検討することとされた。
 主な意見として、「羽衣国際大学の放送・メディア映像学科のスキルを活用してはどうか。」「地域の子どもたちに大学の専門的なスキルを教えてもらってはどうか。」「学生だけが取り組むのではなく、地域の若者も巻き込みながら取り組むことが必要ではないか。」などがあった。
 西区としては、中間報告を受け、「区域まちづくりビジョン」の改訂素案の作成など、見直し作業を進めるとともに、予算要求も行っていく。現在、検討している内容としては「ビジョン改訂版」の印刷製本費や羽衣国際大学との連携による西区PR映像の作成費用など。
 なお、答申の目途を平成29年2月とする「地域防災力の強化に向けた取り組みについて」は、第4回区民評議会以降、重点的に審議を行い、平成28年2月を目途に中間報告をいただく予定。

美原区長
 美原区区民評議会の中間報告についてお知らせする。
 美原区区民評議会は、6月から9月にかけて合計3回の会議を開催し、8月には美原区選出の市議会議員と意見交換を行った。
 全区共通の「区域まちづくりビジョンの見直し」に加え、美原区では、独自の課題として「地域のつながり強化」について審議していただいている。
  「区域まちづくりビジョンの見直し」では、将来像、基本方針、活動プランといった、堺市マスタープランに掲載される、まちづくりビジョンの柱になる部分は、現状を考えた場合、大幅な変更の必要はないとの中間報告をいただいた。その柱の下に位置づけられる具体的な取組についても、すでに審議していただいている。
  「地域のつながり強化」は、美原区では、校区を単位とした自治活動が他区と比べて歴史が浅く、住民に浸透していないところを課題と捉えたもの。校区としてのまとまりがしっかりできることで、住民活動がより効果的に、スムーズにできると考えている。
 今回の中間報告では、防災をテーマとした取組を進めることが、地域のつながり強化に効果のあるものとなっている。
 具体的には、災害時の指定避難所である小学校での、避難所運営に関する取組が想定されており、危機管理室とも十分連携をとりながら、次年度事業として予算化したい。
 美原区としても「地域のつながり強化」になる取組をまちづくりビジョンに盛り込み、継続的に推進したいと考えている。
 区民評議会では、自治会に入っていない住民を、地域の取組にどう巻き込んでいくかということも議論されており、そういうところを踏まえて「地域のつながり強化」について、年度末の答申に向け審議を行っていく予定。

市長
 各区のまちづくりビジョンという、大きな議論をしていただいている一方で、区民評議会では、防犯灯や防犯カメラを設置したいなど、もっと身近な安全安心まちづくりについての声もあると聞いている。各区でこんなニーズがあるということを把握することも大事だと思う。建設局、建築都市局、子ども青少年局など関係局と連携してしっかり対応していってもらいたい。

西区長
 西区教育・健全育成会議の中間報告についてお知らせする。
 本年度は、すべての区で共通した「家庭・地域における教育・健全育成に向けた取組」について、市長、教育委員会から審議依頼された。
 西区では、このたび、梨木昭平会長から、第5回会議までの検討結果を取りまとめた中間報告書の提出があった。
 会議においては「孤立している家庭と地域のきずなづくり」というテーマを設定し、今後の審議もこのテーマを中心に進める。
 主な検討内容としては、「教育・健全育成を進める上での課題」についてということで、子どもたちを取りまく、家庭、地域、学校における現状について話し合いが行われ、まずは、保護者自身や親子関係といった、根本的な部分に課題がみられる家庭の課題に対する取組が必要であるという見解が示された。
 次に「期待できる西区の地域力」についてということで、西区には、地域の人々が力を合わせて地域の課題に取り組むことができる力、いわゆる地域力に期待ができる。そこで、地域の人々が家庭に関わることにより、家庭と地域がともに子どもの教育・健全の充実を図るための意見交換を行っていくという、審議の方向性が定められた。
 以上を踏まえ、家庭と地域社会との結びつきが希薄化していることも勘案し、設定したテーマを中心に、家庭・地域だけでなく、行政においても必要と考えられる取組などを検討し、最終的には、家庭における規範意識の醸成や保護者の養育能力の向上、さらには地域全体の教育力の向上につながるような提言ができるよう審議を進めていく。
 西区としては、中間報告で示された各種課題に対して、今後の会議における審議内容も踏まえながら、子どもたちや家庭の課題に対してできること、地域の人々が家庭に関わる上でのサポートにつながることを見据え、事業の検討をしていく。
 また、各委員からは、より長期的な視野に立った「地域全体の教育力の向上」につながるような提言をしたいといったご意見もうかがっている。
 会議からの最終提言の際には、提言内容の実現等についてご協力をお願いすることもあるかと思うので、よろしくお願いしたい。

南区長
 南区教育・健全育成会議の中間報告についてお知らせする。
 4月から計4回の会議が開催され、9月14日に中間報告をいただいた。
 テーマは、「家庭を中心とした学校・地域とのつながりづくり」で、「親と子のふれあいを深め、地域とつながる機会の創出」「子どもと向き合える時間の創出」の二つの課題や方向性について論点の整理がされた。
 主な検討内容は、「親と子のふれあいを深め、地域とつながる機会の創出」についてのめざすべき方向性は、直接的な人とのつながりの再評価。インターネットなどバーチャルの世界でのつながりで満足してしまう傾向があることから、直接的な人との繋がりを再評価し、子どもが他者との関係性を広げていく支援を行うことが必要ではないかということ。それから、家族のつながりや親同士、子ども同士、隣近所といった身近な地域との交流、親自身の成長も視野に入れ、健全育成につながる有効な支援の取組みについて引き続き検討することが必要だという方向性をいただいている。
  「子どもと向き合える時間の創出」では、学校における教育活動が家庭教育や地域での支援活動と一貫性を持って、問題に対して家庭と学校が協力体制を組んで向き合うことが必要であるということ。学校と区役所が課題を共有し、困難な案件に対して連携を密にする。学校と区役所が課題解決にともに取り組む方策や地域の力を借りた環境づくりを推進しており、先日、南区の小中学校と支援学校が参加して、区役所で連絡会議を行った。スクールロイヤーを招いて、学校内で起こり得る事例や学校が抱えている課題についての研修を区教健の委員も参加して実施した。
 今後の取組として、南区の教育力の向上及び健全育成の充実に向け、具体的に取り組むべき事業内容についてさらに検討を進め、来年の2月を目途に最終提言書を提出していただく予定。親子のふれあい、地域とのつながりというところで、親子で何か協力しながら、目的を達成するような事業を検討する。子どもと向き合う時間の創出では、スクールロイヤーを招いての学校と区役所の課題、専門的知識を有する方からの助言を行うことについても、今後継続していく。

美原区長
 美原区教育・健全育成会議の中間報告についてお知らせする。
 美原区のテーマは「“みはらっ子”の健全育成をめざした保護者・地域・学校のつながり支援」と設定し、4月から9月にかけて毎月会議を開催した。
 また、学校現場の状況と課題を把握するため、5月に区教健の委員が、幼稚園、小学校、中学校の全校園長が集まる会議に出席し、校園長と意見交換を実施された。6月から7月にかけては、区内すべての学校園を委員と一緒に私も回り、視察・意見交換をした。
 このような活動を通じて、「生活習慣の改善」と「家庭学習の取組」に絞って議論し、中間報告では、生活習慣は、「基本的な生活習慣の改善を関係機関と連携を図りながら、地域ぐるみで啓発すべきである」また、「発達段階に応じた啓発を行うべきである」という報告をいただいた。
 次年度事業は、保護者や子どもを対象とした生活習慣に関する講演会をキックオフイベントと位置づけ、PTA、子ども会、青少年指導員会など地域の関係団体や区役所関係部署と連携し、美原区全体で継続的な啓発に取り組みたいと考えている。
 一方、家庭学習は、「学校の理解と協力を得ながら、地域を巻き込んだ家庭内の学習習慣の機運を盛り上げていくべきである」また、「一部の家庭では、仕事など保護者が何らかの事情で子どもに向き合う余裕がない。そのような家庭の子どもの学習意欲の向上を図るべきである」という報告をいただいた。
 今回の報告を踏まえ、一部の学校で実績のある「自主学習ノート」を、地域も巻き込みながら、美原区全体に広げたいと考えている。現在取り組んでいるところは3校あるが、新たに保護者のサインや学校の先生のコメントを記載するなど工夫して、子どもと保護者や学校の先生をつなげるコミュニティツールとして活用し、子どもが継続的に家庭学習できる環境整備を図りたい。

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