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庁議議事要旨 平成27年5月26日

更新日:2018年1月16日

案件1 百舌鳥古墳群ガイダンス施設基本計画(案)策定

・文化観光局長 案件説明

市長
 堺市が公共施設を整備するにあたっては、それぞれに考え方をしっかりと持っておかないといけない。
 百舌鳥古墳群ガイダンス施設の位置付けでいえば、あくまで堺市博物館のブランチ的機能ではないか。堺の歴史、文化がどのように古代から現代まで引き継がれているかということを知ってもらうのは博物館である。それを補完する施設という位置付けであれば、そこに多額の整備費をかけるのは避けるべき。
 堺市の現在の財政状況は良好であるが、今後も財政規律をしっかりと保たなければいけない。そういう考えでの整備費になっているか。費用の面でもっと精査してもらう必要があるのではないか。

文化観光局長
 ガイダンス施設は世界遺産の価値を理解いただくことに特化しており、博物館との役割分担は明確にする。施設の概算規模は約4,000平方メートルだが、諸室の規模等は引き続き精査していく。また、展示内容や手法は一例を示しているもので、今後専門家の意見を聞くとともに、財政当局とも協議しながら、世界遺産の価値を理解し、雄大さを体感していただける施設のあり方を検討していく。
 整備費の中には、百舌鳥古墳群の来訪者のための駐車場整備費用も含めての概算金額となっているが、この金額を上限として精査していくとともに、国費の活用など、特定財源の確保に努める。

市長
 概算金額は上限であることと、今後も精査していくという考えは分かったが、それが計画案では見えない。また、ガイダンス施設そのものではない来訪者駐車場などの整備費用を含めるから、華美なガイダンス施設をつくるように見えるのではないか。
もう一つ大切なことは、百舌鳥古墳群を世界遺産にするということは、市民みんなで古墳群を守っていこうということ。堺市博物館が市立博物館でないのは、市民の寄附があったからだろう。世界遺産登録に向けた市民からの寄附の一部をガイダンス施設に充て、将来的にガイダンス施設も「堺市立」ではなく「堺市ガイダンス施設」と呼べるようになると市民の誇りにもなると思う。
 計画案のコンセプトや基本方針などはこれで良いと思うが、整備費用の考え方などについて、修正をお願いしたい。

文化観光局長
 市民の機運づくりは必要であると認識している。百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を応援する市民の会の立ち上げも検討されている。ふるさと納税等の活用も考えていきたい。来訪者駐車場を計画に入れて整備費概算に含めている件など、指摘があった内容について、修正をしていきたい。(※)

(※)上記の議論を踏まえ計画(案)を修正し、パブリックコメントを実施の上計画を策定いたしました。

案件2 堺市民の健康づくりの推進に向けた連携に関する協定について

・健康福祉局長 案件説明

(質問・意見等なし)

その他報告事項

堺区長
 堺市の都市内分権をより一層推進していくために設置した区教育・健全育成会議がこの4月からスタートしている。また、区民評議会は、公募委員の委嘱を6月1日付けで行い、各区とも6月末から7月上旬にかけて第1回の会議を開催し、そこで諮問を行う予定である。
 議会からは区民評議会の答申が聞き置かれるだけのものになるのではないかいう指摘があったが、諮問された後に評議会での審議と並行して、関係部局と協議を進めていきたい。審議が法令に抵触するか否かのほか、行政の専門的見地から様々な意見を区民評議会にフィードバックしてもらい、区民評議会から出される答申の実現可能性を高めていきたい。全庁的な連携が不可欠であるため、関係局には協力をお願いしたい。

中條副市長
 今年度は堺市にとって都市内分権元年であり、この区民評議会と区教育・健全育成会議が堺市の都市内分権の先駆けとなる。地域の課題は地域で洗い出し、解決していくという仕組みを作っていくために、区役所や市民人権局だけではなく、全庁を挙げての協力が必要である。6月から実質的にスタートする区民評議会を進めていくにあたり、各局の協力を改めてお願いする。

市長
 区教育・健全育成会議では、合わせて設置している区教育・健全育成相談窓口をどう活用していくかというのが大事である。地域の中でさまざまな課題を抱えている子育て家庭の相談にしっかり対応していくこと。それにより学校や教員の負担軽減に繋がればいいと思う。また、負担軽減により教員が子どもに向き合う時間の増加につながればいいと思う。
 地域で子どもを育てるという意味で大切な相談窓口であるということを周知していきたい。

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