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庁議議事要旨 平成26年5月20日

更新日:2014年5月21日

その他報告事項

建築都市局長
 昨年度の庁議で市民交流広場の整備についてご審議いただいたが、今回、基本設計をとりまとめたので、報告する。
 市民交流広場は、中心市街地の活性化に寄与するとともに、普段から市民に親しまれる場となることを目標として、堺市役所前から堺地方合同庁舎前で整備する。
 基本設計においては、賑わいを創出する活動やイベントの場、また子どもから高齢者まで憩える場となるとともに、本市の玄関口にふさわしい都市空間が形成されるよう検討してきた。特に留意したのは、この広場をどのように使っていくのかという点。
 平成25年度の広場の利用実績をみると、小中学校の音楽部の発表会や、障害のある方による手作り小物の販売とフリーマーケットのジョイントイベントなどを新たに取り組んできたが、一年の土曜・日曜・祝日、合計117日あるうち、イベント等が実施されたのは7日であった。
 今後は、一層の集客が見込める具体的な活用例として、堺少女歌劇団のライブやイベント、堺と馴染みのある堺ブレーザーズやセレッソ大阪などとの連携によるイベント、大学との連携によるイベント、フリーマーケットやマルシェ(市場)といった物販イベントなどの実施に向けての協議を進めていく。
 このような休日イベントの開催頻度を上げることが、堺東の魅力創出、賑わいづくりに繋がるものと考えている。
 一方で、普段から多くの方に親しんでいただく広場とするためには、平日の活用も重要だと認識している。ただし、平日については、市役所、合同庁舎の業務に支障のない範囲で行うことが求められるので、例えば時間やエリアを限定するなどして活用を図りたい。
 次に、デザイン面については、市役所前では大きなイベントができるように、合同庁舎前では中規模程度のイベント、その間では小さなイベントができるよう、イベント規模に応じてスペースを配置している。併せて、広場全体での一体利用もできるような形での設計とした。
 また、憩いの場として、高齢者やお子さんたちがくつろぎ、楽しめる空間となるよう、合同庁舎前においては既存の桜を残しながらデッキテラスやベンチなどを配置する計画としている。
 スケジュールについては、まず第一期工事として、今年度、合同庁舎前の国有地を国から取得するとともに、詳細設計・工事に着手し、今年度末には完成させる予定。
あわせて、既存の広場において使用基準を試行的に緩和しながらイベント等を実施し、課題を検証していきたい。
 次に第二期工事として、市役所前を平成27年度から整備し、平成28年度の完成をめざす。なお、ジョルノ側から市民交流広場に接続するペデストリアンデッキについては、ジョルノビルの再開発事業とあわせて施工するので平成30年度の完成を目標としている。
 今後とも広場の活用方法や管理運営について関係各局と庁内連携を図りながら検討を進めていく。

市長
 できるだけ多目的に活用できるような工夫をしてもらいたい。富山市を視察に行った際に、下にコマがついた可動の植栽を採用し、スペースを有効に活用していた。花や緑は絶対に必要であるが、そのような工夫も考えられると思うので検討してもらいたい。

田村副市長
 市民交流広場は、やはり使ってこそ賑わいが生まれるものであり、先ほど説明があった活用例以外にも、各局からこんなことで使いたいというような希望をどんどん上げて、活用に向けて全庁で頑張ってもらいたい。

市長
 市民の皆さんは、既存の広場を利用できることを知っているのか。また、利用できることをPRしているのか。7日の利用しかないのは、誰も知らないからではないのか。今でも使えることを、総務局と建築都市局が一緒になってPRしないといけない。あわせて、賑わいを生み出すという観点から、使い勝手のこともよく考えてもらいたい。

狭間副市長
 使い勝手という意味では、総務局が広場を日常的に運営していくのは、難しいと思うので、どのように地元や企業を含めて運営スタイルを作っていくのかをよく検討してもらいたい。

建築都市局長
 総務局が運営すると、どうしても庁舎管理の視点が中心となることから、暫定的には建築都市局で運営し、将来的には、まちづくり組織などに引き継いでいける形を考えないといけないと思っている。

建設局長
 市民交流広場については、庁舎の敷地内ではあるが、管理区域を分けるなどして、より市民に利用してもらえる形での管理方法を考えた方がよいと思う。

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