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庁議議事要旨 平成23年7月19日

更新日:2012年12月19日

付議案件1 堺市財産活用指針(案)の策定について・・・財政局

  • 財政局長 案件説明

技監
 2点質問がある。1つ目は、これまでは行政財産で未利用や低利用のものがあり、そういうものはできるだけ早急に処分する方向性であったが、より有効な利活用を総合的に検討していくという方向に転換しようという理解でよいか。
 2つ目が、「具体的な取り組み」に堺市公有財産利用調整委員会の組織強化とあるが、組織強化をどうしようとしているのか具体的に教えていただきたい。

財政局長

 1つ目の質問については、その通りである。
 2つ目の質問だが、現状は財産活用課から庁内へ未利用地の有無などに関する照会を行い、その結果を整理し、部長級を中心とした堺市公有財産利用調整委員会において土地利用がなければ処分という方向性を決めている。
 今回組織を強化するのは、委員のメンバーを局長級にすること。それと、低利用地の抽出も十分に行い、そのうえで活用方法を事務局からある程度提案させていただき、それを踏まえて方向性を委員会で決定していくことを考えている。最終的に、活用方法がなければ処分というあり方もあるが、できるだけまちづくりに活用するというような方向で考えていきたい。

技監

 有効活用の方法はないのかなど、大局的な立場で議論する場にしていきたいという理解でよいか。

財政局長

 その通りである。

堺区長

 今の質問に関連するが、現在の公有財産利用調整委員会は、未利用地とか低利用地の活用をどうしていくかというのを議論する庁内委員会だと思うが、それ以外にファシリティマネジメントの観点から別途施設活用の庁内委員会の立ち上げを明記されている。組織強化というのはそういう意図ではないのか。
 もう1点、様々な視点からの重要な項目を盛り込んだ指針となっているが、これらを推進していくうえでは庁内委員会の役割が大事である。
 そこでどういった事務を所掌するのか、またどのような権限を与えていくのかというのが非常に重要になってくる。これだけの取り組みを進めるためには、庁内委員会にもっと権限を持たせるべきだと考えるがどうか。

財政局長

 今までは公有財産利用調整委員会については、土地を中心に議論してきた。今後は施設の活用を検討するための委員会を設置したいとも考えているが、それぞれの委員会の役割を十分考え、検討していきたい。
 具体的な施設の有り様については、施設の再編であったり、再配置であったり、あるいは当初の設立目的と利用の実態が異なる場合もあり、市民のニーズと合わせたような施設に再編するなど、施設の整備活用計画を策定する中で踏み込んだ議論をしていきたい。
 また実際、この活用計画を進めていくには委員会がかなりの権限を持たないといけないと思っている。今後どうするかについては庁内で十分詰めていきたいと思っている。

市立堺病院事務局長

 15ページに民間のノウハウを活かして未利用の公共施設を活用するとあるが、どのように活用するのか。

財政局長

 いわゆる公民の役割分担の中で、今抱えている資産で民間に任すことができる部分に民間のノウハウを活かしたいという意図である。

事務管理監

 基本的にはこの指針というのは大局的なものであって、具体的な取り組みは計画を策定していく過程で仕上がっていくのだろうと理解しているが、いずれにせよパブリックコメントを経て市民に発信する第1報になるので、全体的なイメージを市民に持っていただくということが重要である。19ページに市全体の財産の状況ということで面積表示がされているが、そもそもこの指針が想定しているのはインフラ資産を除いた部分だと思っており、今の段階でインフラ資産を含む金額の総額が記載されていると、これだけが突出しているように見える。そもそも金額を表示することは資産価値の評価という問題もあり、なかなか1ページ程度で記載するのは難しいと思う。ここでの記載は、指針が想定する範囲の数値にしてはどうか。そのあたりをもう少し検討いただければと思う。

財政局長

 少し工夫させていただき、シンプルな形にしたいと思う。

その他の報告事項

健康福祉局長

 平成23年度末竣工を予定している健康福祉プラザにおいて、障害者の地域生活を支える総合的拠点施設に相応しいモニュメントを設置する。
 モニュメントを設置することにより、障害者をはじめとした市民の方々に施設に対する親しみを持っていただくとともに、交流の輪が広がり、誰もが主体的に共生、協働のもと生き活きと暮らせる社会の実現に貢献することを目的としている。
 公募による選考を予定しており、選考委員会を設置し、募集要項等について決定する。募集期間は8月から約2ヶ月で、9月下旬には選考委員会により作品の選考を行う予定である。3月には現地に設置し、4月の開設を迎える予定である。

危機管理監

 接近中の台風6号だが、予報では7月20日午前0時に高知県の安芸市付近に上陸し、20日の正午に和歌山県の田辺市付近まで到達するとのことである。
 したがって、堺市に一番接近するのは、20日の朝から昼にかけてというところである。大阪管区気象台の情報によると、暴風警報については、今夜(19日)遅くから20日未明にかけて出る可能性が大きい。
 警報が出た際には危機管理センターを設置するが、場合によっては、災害対策本部会議を設置する可能性もあるので、今後の気象情報に充分注意していただきたい。また、体制確保についても万全を期していただきたい。

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