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庁議議事要旨 平成22年11月30日

更新日:2012年12月19日

付議案件1 堺市消費者基本計画(案)の策定について ・・・市民人権局

市民人権局長 案件説明

田村副市長

 消費生活審議会には警察の生活安全課などの方は入っているのか。また、計画の中で未然防止や拡大防止の観点からの警察との連携ということは入ってこないのか。

市民人権局長

 審議会の委員は14名であるが、警察の方は入っていない。事前の立ち入り調査や勧告などは堺市で行うが、実際の業務停止の措置は都道府県で行う業務である。特に実際の被害に対しては警察との連携が必要である。警察と連携することは位置づけている。

田村副市長

 警察と連携を密にしているということを示すことが、抑止力になると思う。

市長

 多重債務者相談は増えているのか。

市民人権局長

 今は経年のデータは持っていないが、フリーローン・サラ金相談は20歳代から60歳代まで幅広い層で相談件数の上位を占めている。対応としては、消費生活センターでの相談や各区での弁護士相談を実施している。

付議案件2 (仮称)堺市第3期生涯学習推進プラン(案)の策定について ・・・市民人権局

市民人権局長 案件説明

田村副市長

 基本方針と主な施策にある「堺人気風」とはどのようなものか。

市民人権局長

 進取や自由な気風、良いものは何でも取り込む、ものの始まりみな堺という気風である。

危機管理監

 プランの概要版には、計画の目標値という欄があるが、現状の数値を教えてほしい。

市民人権局長

 プランの本編に記載している。

危機管理監

 概要にも現状値を記載したほうが、市民の方などにも分かりやすいと思う。

上下水道事業管理者

 産業振興局所管になる堺市中小企業勤労者福祉サービスセンターでの講座は重点事業として記載されていないが、どこかに記載されているのか。

市民人権局長

 概要には重点事業のみを掲載しており、全ての事業を記載しているものではない。本編にサンスクエア講座として記載している。

技監

 重点事業一覧には、グラウンド・ゴルフ大会やサッカー・ナショナルトレーニングセンターにおける生涯スポーツの記載があるが、スポーツも生涯学習に入るということか。

市民人権局長

 スポーツには、競技スポーツと生涯スポーツというものがある。市民オリンピックは生涯スポーツの分野に入る。

技監

 日常的に行うスポーツは、市民に積極的に行ってほしいことであるが、プランの中ではそこまでの重きを置いていないように感じた。

市民人権局長

 スポーツも生涯学習の一つとしてプランでも位置付けている。一生涯かけて個人の資質を高めていく、そのことが本人の活性化になり、地域の活性化につながるという考えである。

建設局長

 成果指標について、「地域社会に貢献」とあるが、堺市民大学などを受講した知識を活かして、具体的にどのように貢献する意欲をもっていただくのか。

市民人権局長

 実際に色々な形があると思う。例えば、地域の自治会の活動に参加する、地域で主催して学んだ成果を還元していくなどが考えられる。生涯学習課では、そういったものを含め、ひとつの交流の場としてソフィア堺内に場を作り、そこで情報交換をしながら地域でリーダーとして活躍していただくなどの取り組みをしている。

建設局長

 色々な知識を吸収しても、なかなか地域に入りにくいのが現実かと思う。そのあたりの推進策が必要ではないか。

市民人権局長

 かつて生涯学習課で、生涯学習の指導者養成講座を5期まで実施したが、一時中断した。それは、なかなか成果を活かす場が無かったためだ。
 そこでソフィア堺に情報ラウンジコーナーを作り、そこに集まって学んだ成果を市民に還元して欲しいということで、指導者養成講座の受講者に呼びかけたところ80人が来て、そこで何をめざすのか、徹底的に議論をしたところ最終40人が残っていただいた。その方々に毎日詰めていただいて、色々な生涯学習の相談にのったり、自分たちの得意な分野の情報提供をしたり、地域へ行っていただき、それには市も支援している。そういった活動は現在も続いている。そういう手法はあると思う。

市長公室長

 重点事業としてすべての事業を取り上げられないが、世界文化遺産推進室は先日大きなシンポジウムをしたところだが、それ以外にも各区で百舌鳥・古市古墳群に関する講演を行い、7区を順に回っているところ。羽曳野市では史遊会というNPOが自前で積極的に活動している。世界遺産登録に向け、気風の醸成が必要であるが、それを受けてできるだけ地域のまちづくりに活かしていただきたい。
 先日、群馬県高崎市の保渡田八幡塚古墳を訪れたが、古墳の周りに6千体の埴輪が復元されていた。地域の人が参加し、整備している。自分たちが埴輪を作り、日付と名前が入ったものなので、いたずらもされにくいようだ。重点事業ではないが、そういった動きも世界遺産の関係で考慮いただきたい。

市民人権局長

 本人たちの主体的な取り組みで、それが結果的に活性化にもつながっていると思う。参考にさせていただきたい。

産業振興局長

 「地域活動・ボランティア活動への発展」に主な事業が挙げられているが、この抽出は所管に照会いただいたものなのか。産業振興局の関係として観光ボランティアの取り組みがあり、外国語の学習や観光スポットの学習などをしているが、抜けている。

市民人権局長

 計画本編の現状と課題の部分に観光ボランティアの活動は記載している。観光ボランティア協会がかなり生涯学習に入っていただいて、区民まつりなどでも堺のことについて説明するなどの活動をしていただいている。

産業振興局長

 主な事業の一覧のところに観光ボランティアの記載がないので質問をした。追加していただけるのであればお願いしたい。

田村副市長

 主な事業のところに記載すべき大事なことだ。

市民人権局長

 記載を追加する。

付議案件3 未来をつくる 堺教育プラン(案)の策定について ・・・教育委員会

教育次長(管理担当) 案件説明

市長公室長

 「豊かな心の育成」のところに施策としてあげられている「子ども堺学」とはどういうものか。

教育次長(指導担当)

 堺は伝統産業がたくさんあるほか、最先端の産業もこの間、誘致をしているところ。また歴史的には、仁徳陵をはじめとする文化遺産もたくさんある。これまで、そういうものを活用して各学校がカリキュラムを作り、社会科や総合的な学習の時間のなかで勉強してきた。よく高層館の展望ロビーに小学3年生になると社会見学に来たりしている。この機にぜひとも、堺市としてそういう資源を有効に活用して、どの学校でも活用できるカリキュラムを作っていきたいと考えている。
 例えば、そういうものを取り扱っているものとして、社会科で、小学校では「私たちのまち堺」という堺を勉強する副読本を作っており、中学校では「私たちの堺」という副読本で堺の歴史を扱っている。これらの内容をデジタル化して、現在、学校では校内LANが整備されているので、動画で見られる環境を整えていきたい。また、議会でも質問があったが、堺カルタ、新堺カルタ、「はとぶえ」など、今まで積み上げてきたもの、堺の伝統文化や産業をトータルとしてカリキュラム化していく。
 ぜひとも小学校の頃から堺を知り誇りに思って、将来、大学に行くとき堺から出て行く子ども達が、堺に帰って来るという思いを持って欲しい。市を挙げて、堺の資源をうまく使った教育環境を作っていきたい。そういう思いが、「子ども堺学」と理解していただければと思う。

市長公室長

 先ほどの生涯学習推進プランの「堺人気風」の醸成やまちづくりの市民協働にも非常に有効につながる施策だと思う。よろしくお願いしたい。

付議案件4 堺市景観計画(案)の策定及び景観条例の改正(案)について ・・・建築都市局

建築都市局長 案件説明

市長

 一番問題となるのは、市の建築物、工作物である。部局間の連携が不十分なため、景観計画や景観条例の趣旨を十分に踏まえていない物ができることがある。いったん、造ったものの色を変えたり、壊したりすることは大変である。各部局所管で物を造る際は、コンサル等の業者任せにせず、建築都市局と十分に調整しながら計画を進めること。

建築都市局長

 景観計画本編、推進方策の基本的な考え方の中にある行政の役割において、「都市景観は、まちづくりの積み重ねで形成されるものであることから、市の担う役割の庁内周知や部局間の連携を図ることにより、良好な景観を守り、育み、創出していきます。」と記載している。今後、景観計画の冒頭に「市長のことば」として、市長の考え方を書かせていただきたいと考えている。その中で、市や市民の役割などについても、市長の意見をお聞きし、盛り込んでいきたいと考えている。

市長公室長

 今後、庁内の周知、並びに各局長においては、建築物等の建設を計画する際には、注意をお願いしたい。

危機管理監

 大規模建築物については、色彩の面で制約があるということだが、堺駅前の商業施設「PLATPLAT(プラットプラット)」は、彩度が高いと思うが、あのような色彩は、今後無理になるのか。

建築都市局長

 今までは、あくまでも助言指導であり、定性的な指導であった。今後は、マンセル表に基づき、明度を高く、彩度を下げるよう指導する必要がある。けばけばしい色は、抑えられる。従わない場合は、景観審査委員会の意見を聞いて、勧告や変更命令ができることになる。

市長公室長

 既存不適格な部分はどうなるのか。

建築都市局長

 適用されない。

危機管理監

 堺駅前のモニュメントは、非常に目立つ色であるが、今後都心地域等の広場で、モニュメントを建設する場合、それにも規制がかかることになるのか。

建築都市局長

 堺駅前のモニュメントは、セバスチャンという有名な方の作品である。モニュメントは、工作物として届け出が必要な対象になった場合は、周辺の景観との調和など定性的に評価する考え方で対応したい。

市長

 定性的に評価する中には、芸術は含まれるのか。堺駅前のモニュメントが派手といって、規制することはいかがなものか。芸術性の判断も必要だ。

技監

 大規模建築物は、色やマンセル値で一定規制をかけるが、問題がなければそのまま許可し、それ以外のものは、景観の専門家の委員会で、すべてチェックすることになる。そこで、周辺との調和が図れていれば、許可することになる。それに合わない場合は、変更を求める。モニュメントがそれに該当するかどうかは分からないが、普通は全体の景観に合うかどうかで、専門家の意見を聞くことになる。個別の建築物だけを捉えて決めるわけではない。

建築都市局長

 景観審査委員会は、景観の有識者で構成されている。その前段の景観アドバイザー会議で一定整理されるものと思っている。

田村副市長

 一般的に、景観や色彩などをよく認知している方は、芸術に対する理解はあると思う。

技監

 場所によれば、けばけばしくても問題がない所もある。周辺道路や全体のバランスの中で判断される。

危機管理監

 商業施設「PLATPLAT(プラットプラット)」が出来た時に、周辺からけばけばしいということで、どうなのかとの意見もあったと思う。それが、徐々に見慣れてくると周辺環境に調和してきているように感じる。そのあたりが、今後堺駅周辺で規制の対象になるのか、地域との関係もあるので、もう少し議論しておいた方が良いと思う。

産業振興局長

 大小路筋、和泉泉南線、中央環状線、この界隈のメインストリートと言われる道路であるが、木はきれいに並んでいるが、ビル等の高さにばらつきがあり、建物自体がノコギリの歯のように高かったり、低かったり、また、狭くて細い建物も建っている。高さを揃える、通りの色合いを統一することなどは、可能なのか。

建築都市局長

 建物のスカイラインを合わすということだが、そこまで踏み込むと、重点景観形成地域に指定し、景観地区の指定をする中で、どこまで指導するのかを検討することになる。今回は、百舌鳥古墳群周辺地域と堺環濠都市地域を重点景観形成地域として指定する。今後、周辺住民や事業者などの考え方を入れ、合意形成を図る中で進めていきたい。

技監

 今回の庁議で付議している内容は、これまでは景観法に基づかない堺市独自の景観条例を制定し運用してきたが、景観法が制定され、強制力を伴う措置を条例で行えることになった。そのため、強制力のある条例に切り替えることを行っている。
 堺市の景観の方針や重点景観形成地域の指定は、堺市独自のものであるが、重点景観形成地域で具体的に何をするのかは、条例改正後の問題となる。その中で、スカイラインを設定することや都市計画の手法として景観地区を指定することも可能である。地区指定による規制とともに、支援措置もセットで示す必要がある。条例制定後に、百舌鳥古墳群周辺地域や堺環濠都市地域など、具体的な計画を作ることになる。今回の景観計画の策定や景観条例の改正で終わりでない。

その他報告事項

市民人権局長

 サッカーナショナルトレーニングセンターの愛称が「J-GREEN堺」に決定し、28日に日本サッカー協会の川淵名誉会長と市長が同席のもと発表した。
 愛称は、一年間芝生に覆われているイメージと「GREEN」のそれぞれの文字に意味合いを持たせている。「G」はグローバル、「R」はリアライズ(夢の実現)、Eはエコロジーとエデュケーション(教育)、「N」はネクストジェネレーション(次世代)の意味を込めている。トレーニングセンターや堺市が大きく世界に発展するようなイメージを持っている。スポーツを通じた交流や新たなスポーツ文化の創造などに取り組んでいきたい。また、道路表示など各局との連携も必要なので、よろしくお願いしたい。

市長

 「J-GREEN堺」に決まったが、「GREEN」が英語表示であるが、カタカナでの表示もお願いしたい。正式に決まったのは「GREEN」であるが、広報などする時はルビなどを打っていただきたい。

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ファクス:072-222-9694

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