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庁議議事要旨 平成22年10月12日

更新日:2012年12月19日

報告案件1 ユネスコ「アジア太平洋無形文化遺産研究センター」の堺市開設に向けた要請について ・・・市長公室

市長公室理事(国際・文化担当) 案件説明

芳賀副市長

 堺市に開設してもらえる見込みは。

市長公室理事(国際・文化担当)

 独立行政法人国立文化財機構の事務方トップの理事が8月に本市に来られている。現在、堺市に開設する方向で、文化庁や機構と調整している。

芳賀副市長

 他都市と誘致を争っているということはないのか。

市長公室理事(国際・文化担当)

 他の自治体でも誘致を検討されたことはあるようだが、現時点では堺市だけが誘致の表明をしている。本市での開設は、ほぼ確定していると認識している。

芳賀副市長

 無形文化遺産に関する国際会議を本市で開催してもらうことはありがたいと思うが、以前から堺市には国際会議場が無いため、そのような会議は大阪市内等で開催されている。
 国際化をすればするほど、そういう国際会議ができる場所が必要ではないかという議論は以前からあるが、進んでいない。開催場所がなければ大阪市内など他都市での開催を余儀なくされる。そうすると、堺市にセンターを誘致する意義も薄れる。これに対し、何か別の形で議論が必要である。

産業振興局長

 無形文化遺産は、どの範疇までをさすのか。堺市では、何が無形文化遺産に当たるのか。「だんじり祭り」は、該当するのか。

市長公室理事(国際・文化担当)

 一番分かりやすいのは、平成12年に開催した世界民族芸能祭のような、それぞれの国や地域の民族舞踊や歌など。堺市では、例えば「上神谷のこおどり」が含まれると思う。

産業振興局長

 「だんじり祭り」や「ふとん太鼓」などが、脚光を浴びている。地域の活性化やコミュニティの形成に役立っており、ユネスコの無形文化遺産に含まれるのであれば、堺や泉州地域を内外に発信することができるのではと思う。

危機管理監

 アジア太平洋は、どの地域まで含まれるのか。

市長公室理事(国際・文化担当)

 一般的には、日本、アジア、オセアニアなどが含まれる。

危機管理監

 アジア太平洋地域と限定していると思うが、アジアでいえば、中央アジアをはじめインドやバングラデシュなどの南アジアも含まれるのか。このセンターは、どこまでをカバーしているのか。

田村副市長

 一度、詳しく調べてみること。このようなセンターが世界中に何か所か存在し、管轄する区域を決めているものと思われる。

市長公室理事(国際・文化担当)

 同様のものとして南米のペルーにもう一か所ある。

総務局長

 ユネスコの無形文化遺産として、日本では人形浄瑠璃などいくつか保護、継承の対象として指定されている。今、本市では有形の世界文化遺産として百舌鳥古墳群の指定に向けて取り組みを進めている。無形文化遺産のセンターを誘致するのであれば、例えば無形民俗文化財の「上神谷のこおどり」の指定に向けた下地を作ることができるのか。
 センターでは、調査研究や啓発事業を実施するとのことだが、ユネスコは有形、無形の両輪で進めていることもあり、せっかく堺市に誘致するのであれば、堺市の無形文化遺産登録に結び付けていけるよう進めていただければ良いと思う。

報告案件2 東区まちづくりビジョン(案)の策定について ・・・東区役所

東区長 案件説明

教育次長(指導担当)

 東区に限らないが、区ごとのまちづくりと学校との関係について、これまでから本市の学校は地域協働型のまちづくりを行ってきており、学校を良くするため、地域の支援を得るという考え方で来た。今度、新たな教育振興基本計画を策定していくにあたり、学校の地域における役割として、新しい公共の考え方に基づいて学校が地域社会の一員としてその役割を果たせないかと考え、その方向性を打ち出すよう検討している。
 東区では、野田中学校において、多目的室を活用した子育て支援活動「でんでんむしキッズ」や障害のある人の集まり「ひまわり会」が行われている。また、地域の行事での吹奏楽部演奏、地域清掃への学校として参加など、地域に貢献をすることができている。
 赤坂台中学校と浜寺南中学校では非常変災時に独居老人を支援するため、中学生が役割分担して訓練を行っている。地域の課題に学校が応えることが、部分的にではあるが、進んでいる。
 教員の勤務の問題などクリアすべきハードルがいくつかあるが、教育委員会としては、学校が地域の一員として積極的に役割を果たしていくよう考えている。今、中学校は市全体で中学校長会を行っているが、小学校は区ごとの校長会が基本で、区ごとに会長がいるので、会長が区の会議に参加して、企画立案段階から学校が関わることでうまくいくのではないかと思っている。東区に限ったことではないが、学校の役割についてそのようなことを考えている。

東区長

 区としてありがたい話だ。東区では登美丘中学校などの吹奏楽部の演奏、あるいは、近畿自動車道の高架下の落書き消しをした跡に、落書きをされないよう小学生・中学生・幼稚園児に絵を描いてもらって飾っていくという取り組みをしているところ。これは区域の学校等と連携をとって進めている。今後とも東区は学校との連携をとっていきたい。

市民人権局長

 学校教育と地域の連携は課題でもある。ビジョンの行動計画を毎年検証する中で、具体化することも方法だ。区長会議などに教育委員会も入っていただき議論したい。

技監

 今、市全体でマスタープランを作っているほか、区ごとにビジョンも作っていて、こちらはかなり前から策定を進めているので先行しているが、区のビジョンとマスタープランとの関係を、どういう位置づけにあるのか整理しておいていただきたい。
 区のビジョンが先にパブリックコメントを実施し、市全体のプランが後から実施することになる。両計画の役割分担を明確にしておき、反映しなければならないことは反映するなど、仕組みや手続きがあれば整理しておいて欲しい。

財政局長

 ご指摘の内容は理解している。まず全体のマスタープラン、グランドデザイン的なものと、地域の課題は地域でということでの区のビジョンがある。そのあたりの役割分担をまずきっちり行いたい。それと、先ほどの教育の話など、市のマスタープランに反映すべきところは反映させ、最終的には区のビジョンと市のプランの整合が図れるよう、十分調整していきたい。

報告案件3 北区まちづくりビジョン(案)の策定について ・・・北区役所

北区長 案件説明

建築都市局長

 前回は中区、西区、今日は東区、北区のビジョンの説明を聞いた。北区だけの話ではないが、地域特性と人のネットワークを活用して住みやすいまちづくりをしていこうという主にソフトを中心としたまちづくりビジョンになっていると感じた。
 ハード系のまちづくり支援については、建築都市局で都市整備公社の補助事業の一つとしてまちづくり啓発事業というものをしている。今回のみんなの審査会では、区で実施するまちづくりと重複するのではないかということで、区の事業との統合・再編をするようにとの意見をいただいた。
 各区のまちづくりビジョンの窓口の方とは、今後連携のための協議をしたいと考えている。

市民人権局長

 区長会議を毎週行っているので、そこに出席いただいて議論することや各区長の意見を聞いていただくなど活発に連携を図っていきたい。

会計管理者

 各区では、まちづくり会議や区民会議など名称は様々あるが、区民などから委員を選出した会議を設けてビジョン策定までの検討をしてきたと思う。その中で北区だけが委員名簿ということで、参考という欄で各委員の氏名を掲載しており、とても良いことだと思う。北区だけが掲載しているのは何か理由があるのか。

北区長

 他の区とは、参考部分の記載方法まで特段に協議はしていない。北区としては、2年間かけてまちづくりというテーマで協議をしていただき、苦労をかけながら一緒に作ってきたということを成果物の中で少しでも表したいという気持ちであり、本編に入れるものでもないので参考という項目で掲載したということ。

会計管理者

 他の区も委員構成などは記載しているが、氏名まで掲載しているビジョンは北区が初めてだった。他の区も同じほうが良いのではないかと思った。

北区長

 各区が同じ記載方法になっていないという点は検討する。

技監

 他区が掲載していないという点は、個人情報などが問題になっているのか。差支えないのであれば、このような掲載方法もあるということを他の区にも情報提供してはどうか。

市民人権局長

 このあと午後4時から区長会議があるので、庁議のなかでいろいろ意見があったことは伝える。そのなかで議論したい。

産業振興局長

 ビジョンは作ることが目的ではなく、使われなくてはならないので、見て分かりやすいものでなければいけないと思う。ページ数も非常に多いと感じる。もう少し分野別に分かりやすくコンパクトにまとめたものにできないのか。また、配付基準というか周知方法をどのようにするのか。

北区長

 全体を見るのは難しいのではないかという質問に対しては、概要版を作成することを考えている。全戸配付はしない。各区の関連施設や市政情報コーナーに置く、校区の代表等に配付する、校区福祉委員会等に配付するということになる。

産業振興局長

 見て分かりやすい概要版の中でめざす方向などを広く周知していく。詳しく見るならば、各区の関連施設などで見ることができればよいと思う。

教育長

 かつて区域ごとのイメージカラーというようなものがあったように記憶しているが、今はどうなったのだろう。

建築都市局長

 以前、支所行政を行っている時に、各支所のカラーというものがあった。支所庁舎を建設する時などにそのカラーをワンポイントで入れたりしていた。

教育長

 例えば、区のまちづくりビジョンが7冊そろった場合に色で見分けられるなどができればよい。

環境局長

 新しい公共という発言が教育委員会からあったが、環境局でもそのあり方を議論しているところである。北区のビジョンには推進体制の中に(仮称)北区まちづくり支援センターが示されており、他の区でも名称は異なるが同じような仕組みが掲載されていた。ビジョンを実行していくときには、今までにない仕組みが必要であるとまちづくり会議から求められていると感じた。意見だが、今後のまちづくり支援のあり方を新しい公共という視点からも議論できたらよいのではないかと思っている。

市長公室長

 今日、今の環境局長の意見を含めて、全区に関わる意見も多数あったので、この点については、市民人権局で整理していただいたうえで、お互いの議論の場を持つなり、区長会議に所管局が出席するなりしていただくようお願いする。

その他報告事項

市民人権局長

 昨日、市民オリンピックを無事終えることができました。各局においては、ご支援、ご協力をいただきお礼を申し上げる。
 スペシャルオリンピックの参加者にも行進していただき、スペシャルオリンピックの認知度も向上したと思う。
 学校との連携では、小中学校の校長先生がそれぞれの校区に一緒に参加いただいており、地域と連携を深めていただいているのではと感じた。

市長公室長

 ご承知のとおり、毎週水曜日、2時から市長の定例記者会見を行っているが、来週、10月20日(水曜)からの市長会見からインターネットを活用して、生中継を実施する。
 市長の定例会見の速報性を確保し、市政の「見える化」のより一層の推進を図るもの。
 実施方法としては、ライブ動画配信サービスであるユーストリームを活用する。
 アクセスの方法は、堺市ホームページのトップページに「市長会見の生中継を配信中」という入口を掲示し、ユーストリームのページに誘導する。
 なお、庁内LANパソコンでは、通信容量の関係により閲覧することができないが、各局長室に設置しているテレビで視聴することは可能となる。
 市長会見を生中継することにより、会見中の市長の発言した事業内容に関する問い合わせが、市民の方々から各所管に寄せられることが予想される。各所管においては、問い合わせに的確に対応いただくようお願いしたい。

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市長公室 政策企画部 政策推進担当

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