庁議議事要旨 平成21年10月14日
更新日:2012年12月6日
市長あいさつ
私が10月8日に市長に就任しまして初めての庁議で、皆さんと一同に会しまして頼もしく思っています。これまで以上に、市の最高幹部としての自覚をもっていただき、私を先頭に、堺市政の改革に一致協力して取り組んでいただきたいと思います。
先日の市長就任の挨拶の際に、「都市間競争を勝ち抜くためには、更なる政策立案能力の向上が必要」と申し上げました。また、「市の抱える課題は、ほとんどが横断的なもの」で、組織の横の連携が必要と感じているところです。
この庁議は、堺市の最も上位に位置づけられる合意形成の場ですので、形式的な手続きではなく、実質的な議論をしたいと思っています。
市の経営を担う幹部職員として、全庁的な視点にたって、活発な政策議論を行ってください。
また、この庁議は公開しますので、そうした点も踏まえ、建設的な意見をお願いします。「市政の透明化」の一環として会議公開を進めていきます。まずは、この庁議から始めます。
市政の重要政策課題について、一部ですでにヒアリングを受けていますが、順次、重要課題のヒアリングをお願いします。皆さんと同じ思いを共有したいと思っています。
また、できるだけ早く臨時議会を招集できるようご理解を得たいと思っています。そのなかで所信表明も行います。
皆さんとともに力を合わせ、一緒になって汗を流し、堺市の発展のために頑張りたいと思っています。
この際、何点かお願いします。
私自身は今まで内部管理部門の仕事が長かったので、意識して外向きの発想をしようと努めています。堺市の政策をどんどん打ち出すことを中心に据えて考えてください。
新聞に広告を出すには、数十万円以上の費用が掛かります。堺市の記事がよい意味で新聞に掲載されるよう、よい記事をどんどん出してください。私は、大阪府にいたときは、どれだけの記事が掲載されるか、もう一つは、議会でどれだけの答弁ができるか、議会にアピールできるかを人事評価の基準にしていました。対外的に、どのように自分の政策を打ち出せるか、自分の部局を売り込めるかが大きな要素です。
堺市がどれだけ日本国中に対して、また堺市民に対してアピールできるか、周知できるかを常に考えて頂きたいと思います。そういう意味で外向きの発想をお願いします。
もう一点は現場主義です。私は今までの公務員生活では、机上の空論ではなく、現実を見据えた政策をいかに積み上げていくかを考えてきました。現場に行って話をすることを中心に置いてきました。皆さんからは、「こんな現場を見て欲しい」ということを是非とも言ってください。私自身も突然、現場に行くことも考えています。現場の実情を見て、現場の職員の皆さんと話をしたい、市民の皆さんと一緒に話をしたいと強い思いをもっています。
現場主義、外向きの発想を皆さんに是非お願いします。
庁議の場において皆さんと議論を重ね、皆さんと私の気持ちを共有し、市民に対してどのように訴えていくかを議論したいと思いますのでよろしくお願いします。
報告案件1 庁議の運営について・・・市長公室
- 市長公室長 案件説明
総務局長
庁議が全庁的な政策形成の場というのはわかるが各局が抱えている案件の重さは異なる。庁議に諮るべきかは、市長公室に相談したらよいのか。
市長公室長
市長公室が事務局になるので、相談していただきたい。調整しながら進めたい。
議会事務局長
庁議後速やかに公開するとのことだが、議会に関係する内容については速やかに正副議長に報告していただきたい。
市長
市ホームページで公開する前に、住民代表である議会には報告していただきたい。
市長公室長
庁議の活性化の一方で、公開内容についてはプライバシーにも配慮いただきたい。
理財局長
毎週開催ということだが、案件のあるなしに拘らず、開催するのか。
市長公室長
基本的には開催する。市長定例会見を毎週行うので、その前に庁議構成員の皆さんと意見交換をしたい。案件のあるなしに拘らず、開催する。
市長公室理事(報道担当)
議会に資料提供する際には、報道提供との兼ね合いもお願いしたい。報道担当と調整していただきたい。
市長公室長
各局や情報公開担当部局と調整のうえ、個人情報などに配慮して公開したいのでよろしくお願いする。
建築都市局長
庁議の中で重要政策案件を議論することになると思うが、その前に何を重要政策 案件とするのかという問題もある。こういったことはどういう場で議論することになるのか、庁議の場ではないと考える。
民主党も国家戦略室を設置したが、来年度予算要求の時期も迫っているので、庁議では何を議論するのか明確にした方がよい。各部局から出てくると相当な数になる。
市長公室長
緊急を要する重要案件の市長ヒアリングは終わったが、後ほど財政局から説明があるように、重要課題の市長ヒアリングが予定されている。それも踏まえて考え方を早急に明確にしたい。
財政局長
庁議に付議される案件は、重要な案件になるが、ある程度、事前のすり合わせを経て上がってくるという考え方でよいか。
市長公室長
基本的な考え方を相談して、局間の連携などもあるので、市長の考え方も伺いながら制度的にハッキリしたものとしていきたい。
市長公室理事(報道担当)
この場で資料をもらい、意見を出すというのも厳しいが、事前に局から説明にまわられてもすり合わせし過ぎになってしまう。
市長公室長
従前は、毎月1回開催ということだったので、次の会議までかなり無理をして提案されていた。今後は毎週1回になるので、実務的なことも整理したい。活性化のために、どうしていくかは皆さんの意見も頂戴しながら決めていきたい。
上下水道事業管理者
ホームページで案件を公開する前に内容を確認できるのか。議論をする場という位置づけとなると相当本音の議論をすることになる。
市長
個人の名前などプライバシーに関するものなど議論しなければならないものもある。担当局で確認する必要がある。
会計管理者
大阪府では議会や市民への公開との関係はどうなっていたのか教えていただけないか。
市長
全て同時に公表。それぞれの担当が同時に関係先に報告している。
総務局長
庁議は意思決定の場か、議論の場か。
市長公室長
議論の場とする。必ずしも決定されるとは限らない。この場で、決定する場合もあるし、庁議での議論を反映して再度付議する案件もある。
上下水道事業管理者
今までは庁議は決定の場であった。性格が変わるので共通認識をきっちりと持つことが非常に重要である。
市長公室長
案件によっては、決定していない案の状態のものもあり得る。
議事録を要点で作成する。作成にあたっては、皆さんの意見を頂戴しながら、どういうかたちで公開するべきか原局と十分調整したい。
建築都市局長
予算要求に関する政策議論は別の場でやるのか。
財政局長
個別の案件は別として、予算編成方針は当然庁議にかけるので、その場で議論をする。
建設都市局長
予算編成方針の中で、政策議論ができると考えていて良いのか。
財政局長
そういうつもりで、会議に臨んでいただければと思っている。
議会事務局長
公開にあたって、議会の議決が必要な案件については、今後、議会提案する旨を表記するなど工夫していただきたい。
市長
庁議は市の政策議論の場としての位置づけになる。案件をすべて決定する必要はない。決定するのは市長や担当部局も含め決定することもある。決定したら報告をする。ここでは、全市的な最高幹部が集まる会議であり、政策議論を展開する場と理解していただければと思う。
市長公室理事(国際・文化担当)
政策調整担当でやることになるとは思うが、庁議に諮るまでのプロセスの制度設計をお願いしたい。
市長公室長
今後、政策調整担当が中心となって事務を行うが、部局の方が一番よくご存知なので、まず政策形成の最初の段階からよく議論していきたい。
報告案件2 重要課題に対するヒアリングについて・・・市長公室/財政局
- 財政局長 案件説明
建築都市局長
すでに市長への説明を終えた項目についても、資料を作成するのか。
財政局長
資料としては作成いただきたい。
上下水道事業管理者
項目の追加はできるのか。
財政局長
適宜、必要があれば追加していただきたい。
市長公室理事(国際・文化担当)
想定されている局単位の説明の時間はどれくらいの配分になるのか。これだけの項目がありながら、実際の説明時間が10分、20分では説明しきれない。
財政局長
市長の日程を確認した後に改めてお伝えする。非常に盛りだくさんの項目になるので、説明は簡潔にお願いしたい。まだ、日程は確定していないが、臨時議会までに全局の説明を終えておきたい。短い期間に集中して実施することになるが、ご理解をお願いする。
その他報告事項
理事(危機管理担当)
私の方からお礼を申し上げさせていただきたい。
先般の台風18号の接近に伴い、危機管理センター員の配置、それぞれの局における警戒配備体制をとっていただくとともに、的確な対応をいただいた。台風が直撃するという想定のもと、避難所を開設し、63人の方が避難した。ありがとうございました。
市長
どうもご苦労さまでした。
健康福祉局長
新型インフルエンザの状況について、10月に入って罹患者が非常に増加している。その点を踏まえ、市民への啓発や庁内体制の強化等が必要になる場合が想定される。その際には、各局に対し協力をお願いする。
市長公室理事(報道担当)
市長は、今後、毎週水曜日午後2時から記者会見するので、各局長にはご承知いただきたい。今月の最終週は開催できないが、そのほかは開催予定。
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