このページの先頭です

本文ここから

堺自然ふれあいの森において、里山保全の普及啓発プログラムを試行しました。

更新日:2023年7月26日

目的

 堺自然ふれあいの森(以下、ふれあいの森)は、南部丘陵の中心部に位置し、「森の学校」をテーマに、人と里山との新しい関わり方を学び、里山文化を継承する場として公園づくりを進めています。今後、ふれあいの森の取り組みを企画し実践していくにあたっては、南部丘陵の緑地保全の拠点施設としての観点から、敷地内だけでの活動に留まらず、周辺地域の豊かな里地里山の環境を次世代に継承していくための取り組みにつながっていくことが重要です。
 また、南部丘陵の周辺地域には大学や短大などの施設も複数あり、大学生等が後に自立した担い手として里山保全に関わっていけるように、これらの大学生等を対象とした里山保全に関する研修の場や機会の提供も検討していく必要があります。
 そこで、ふれあいの森と周辺地域の大学が連携し、里山保全に関する担い手育成と普及啓発イベントを今後どのように実施していけるのか検証するために、本プログラムを試行しました。

実施内容

里山保全管理の実習(令和4年2月5日実施)

 保全緑地において、ふれあいの森のスタッフが講師となり大学生に植性調査や里山管理作業の実習を行いました。植性調査の結果から、目標とする森林やそのために伐採する樹木の検討を行い、実際に伐採対象木を伐採するなどの整備作業を行いました。
(保全緑地は、「堺市緑の保全と創出に関する条例」に基づき、緑地の保全を目的に、土地所有者の同意を得て指定された民有地の緑地です。)

里山保全の普及啓発プログラムの実施(令和4年3月6日実施)

 里山保全の普及啓発プログラムとして、学識者ならびに大学生が講師役となり中高生を対象とした里山保全に関するオンライン講座を行いました。
 学識者である大阪公立大学の加我教授からは、南部丘陵の里山について、講義が行われました。大学生は、「里山保全管理の実習」で経験した内容を元に、講義の内容や資料を作成し、中高生を対象として講義が行われました。
 また、オンライン講座の後には、学生の里山保全活動への参加や伐採した木の有効活用等について意見交換会が実施されました。

 今回の「保全緑地を活用した里山保全の普及啓発プログラム(試行)」を通して、大学生からは植性調査や里山管理作業の経験や、中高生への講義の経験が今後に活きると感じたという意見が多くあり、このような事業に興味を持つ大学生が多いことがわかりました。また、中高生からは、興味を持って楽しくオンライン講座を受講できた、実際に野外で活動したかったという意見が多くありました。
 今回はコロナの状況を考慮してオンラインでの普及啓発イベントを企画しましたが、今後は現地で実際に管理作業を体験できた方がより参加者の理解も満足度も高まると考えられます。

保全緑地を活動した里山保全の普及啓発プログラム(試行)

(参考)堺自然ふれあいの森HP

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページの作成担当

建設局 公園緑地部 公園緑地整備課

電話番号:072-228-7424

ファクス:072-228-1336

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館17階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで