火災・救急概況(令和5年中)
更新日:2024年4月1日
火災概況
令和5年中の堺市消防局管内(堺市、高石市及び大阪狭山市)の火災件数は188件、前年比マイナス15件でした。火災種別では、建物火災130件で前年比マイナス13件(うち住宅火災73件、前年比マイナス9件)、車両火災23件で前年比プラス6件、その他火災35件で前年比マイナス8件となりました。
一方、中消防署管内の火災件数は35件、前年比プラス15件と大きく増加しました。中消防署管内の火災のうち建物火災は19件(54.3%)で、建物火災のうち住宅火災が11件(57.9%)となっています。また、火災のうち6件は原池公園内で発生しており、公園内のパーゴラ(藤棚)やトイレットペーパー、遊具などが焼損しました。
火災原因では、「放火(放火の疑い含む)」が、最も多く、次いで「コンロ」、「電気機器」「配線器具」となっておりリチウム電池の発火などの電気関係が原因の火災が増加しています。
今一度、職場やご家庭で「放火させない・放火されない」環境づくりや、使用している火から目を離さないこと、劣化した電気機器は使用せず適切に処分するなどの火災予防対策の再確認をお願いします。
令和5年 | 令和4年 | 前年比 | |
---|---|---|---|
消防局管内 | 188 | 203 | -15 |
中署管内 | 35 | 20 | +15 |
建物 | 林野 | 車両 | 船舶 | 航空機 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
消防局管内 | 130 | 0 | 23 | 0 | 0 | 35 |
中署管内 | 19 | 0 | 6 | 0 | 0 | 10 |
救急概況
救急件数については、消防局管内全体で70,741件、中消防署管内の救急出場件数も9,445件と年々増加しています。
なお、中消防署管内の救急件数のうち、4,841件(51.3%)が軽症でした。限りある医療資源をより緊急性の高い事案に優先して投入できるよう、救急車の適正利用にご理解とご協力をお願いします。なお、緊急時には迷わず119番通報いただくとともに、救急車を呼んだ方がいいのか悩んだ場合は、救急安心センターおおさか「#7119」にご相談ください。
令和5年 | 令和4年 | 前年比 | |
---|---|---|---|
消防局管内 | 70,741(過去最多) |
67,621 | +3,120 |
中消防署 | 9,445(過去最多) | 8,791 | +654 |
交通 | 一般負傷 | 自損行為 | 急病 | 転院搬送 | 左記以外 | |
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中署管内 | 601 | 1,345 | 67 | 6,613 | 650 | 169 |
救急車の適正利用のお願い
救急車や救急医療は限りある資源です。真に緊急を要する方への対応が遅れ、救命率に影響が出るおそれがあります。堺市消防局は、救急車の適正利用を促進し、本当に救急車を必要とする緊急性のある傷病者の要請に即応できるように取り組んでいますので、ご理解とご協力をお願いします。
救命講習・応急手当講習のお知らせ
救急隊が現場到着する前に、少しでも早く現場付近に居合わせた人(バイスタンダー)によって的確な応急手当が実施されれば傷病者が救命される可能性が一層高まります。
堺市消防局では、心肺蘇生やAEDの使い方、けがの手当てなど、応急手当を習得していただけるよう、市民の皆様や事業所等を対象として救命講習を開催しています。