火災から命を守るために
更新日:2023年5月31日
市民の皆様へ
まずは自分の命を守るため、以下のポイントをチェックして下さい。
- 非常口の位置
- 階段に物品等が放置されていないか
- 出入口以外の逃げ道(窓や避難器具)
ビル火災が、あなたの命を奪います!!(PDF:559KB)
通路や階段、防火戸の周りに荷物等が置かれていると、火災発生時の被害拡大が予想されます。飲食店やビル等に入る際は、必ず確認して下さい。
事業者の皆様へ
いざというとき、慌てず的確に行動するため以下のポイントをチェックして下さい。
- 階段に物品等を置いていないか
- 防火戸はきちんと閉まるか
- 避難ルートに物品等の障害物がないか
- 避難器具は安全に使用できる状態になっているか
- 非常用進入口(消防隊進入口)はふさがれていないか
平成13年9月に発生した東京都新宿区歌舞伎町ビル火災では、次の要因により44人もの死者を出す大惨事になっています。
- 階段室への多量の物品の存置(多量の物品が置かれた階段室から出火した)
- 防火戸の閉鎖障害(放置された物品により、防火戸が閉まらなかった)
- 煙の充満(窓等の開口部が少なく煙が急速に充満した)
- 階段が1本(屋内階段が1本で逃げ道がなかった)
各事業所におかれましても、建物利用者が安全に利用できるよう、より一層の防火対策及び管理をお願いします。
もしも火災が発生したら
消防用設備や避難器具を正しく安全に使用できることが重要です。
こちらのページに、使い方などの詳細を掲載していますのでご確認下さい。
また、当局では、消火器の使い方や避難訓練の方法、ガソリン等の危険物の取扱いに関しての動画をアップしています。自分の命は自分で守るためにも、是非この機会にチェックして下さい。
- 消火器の使い方【動画】
- 避難訓練【動画】
- 「危険物」って知っていますか?
- 消防訓練関係パンフレット(消防用設備や避難器具の維持管理についてのポイントを記載しています)
また火災で最も恐ろしいものは、有毒ガスを含んだ煙です。煙の広がる速さは水平方向で1秒間に0.2~0.5m。垂直方向では、1秒間に3~5mです。もしも建物内で火災に遭遇し、煙が充満している状況では、ハンカチやタオル等を鼻と口にあて、できるだけ低い姿勢で、床スレスレのところに残っている空気を吸うイメージで避難して下さい。
避難後、自分の命を守るために
避難後、以下のポイントにご留意下さい。
- 避難後は、建物内に戻らない
- 避難者の人数確認
火災が発生した建物は、崩落や一酸化炭素等の有毒ガスが充満する危険な状態です。避難後に再進入し、命を落とす事例もあるため、決して避難後は建物に戻らないで下さい。また、家族や従業員の避難が完了しているか確認して下さい。もし逃げ遅れた人がいる場合、誰が何階のどの部屋にいるかなど、できるだけ詳細な情報を消防隊に伝えて下さい。
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