ストーブによる火災を防ごう
更新日:2024年8月21日
就寝中に発生しています
ストーブを点けたまま寝てしまい、布団の端がストーブに接触したり、洗濯物や脱ぎ捨てた衣類などの可燃物が接触し、火災が発生しています。
また、布団などの可燃物は、ストーブとの距離が近いと、輻射熱によって発火することもありますので注意が必要です。
電気ストーブの注意点
電気ストーブは、直火がなく安全なイメージを持っていませんか?電気ストーブも取扱い方法を誤ると火災になることもあるので注意が必要です。電気ストーブを布団から離していても、寝返り等により知らないうちに電気ストーブと布団が接触し、火災になる恐れがあります。
また、就寝中に火災が発生すると、負傷する可能性が極めて高くなることから、就寝前には必ず電気ストーブの電源スイッチを切ってください。
電気ストーブを使用する際は以下のことに注意しましょう。
・電気ストーブの周囲に燃えやすい物を置かない。
・寝るときは電気ストーブのスイッチを切る。
・電気ストーブは安定した場所に置き、倒れないように注意する。
・電気ストーブを洗濯物の乾燥に使用しない。
・電気ストーブを使わない時は、電源プラグをコンセントから抜く。
※ 電気ストーブと同様に、石油ストーブや石油ファンヒーターなども注意が必要です。
火災予防啓発ポスター(PDF:183KB)
【動画】「電気ストーブで布団が燃える!?」
【動画】消防局からのお願い「ストーブをお使いのみなさまへ」
毎年12月から3月にかけて多く発生
堺市消防局管内でストーブによる火災は、12月から3月の寒い時期に毎年10件程度発生しています。そのうちの半数以上が、電気ストーブによる火災となっています。
過去10年間(2014年~2023年)における消防局管内の総死者数は66人で、火災原因別に見るとストーブが15人(約23%)と最も多く、ストーブ火災の中でも、電気ストーブでの火災によりお亡くなりになられた方が10人(約67%)となっており、火を使わない電気ストーブによる火災でお亡くなりになられた方が多いことが分かりました。
主に住宅で発生しており、就寝中などによる逃げ遅れが死者の発生要因となっています。
ストーブ火災を防ぐポイント
- ストーブ周辺には燃えやすいものを置かない
- ベッドとストーブの間は十分な離隔距離をとる
- 外出時や就寝前には必ずストーブを消す
- 壁、カーテン、ふすま、障子、新聞、雑誌などから十分な距離をとって使用する
- ストーブの上で洗濯物を干さない(乾いて軽くなった洗濯物が落下し火災になっています)
- ストーブを使わない時はコンセントを抜く
- 使用しなくなった石油ストーブを収納する際は、残った燃料(灯油)を使い切り、電源が入らないよう電池を抜き取る
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