このページの先頭です

本文ここから

自動火災報知設備

更新日:2023年6月30日

 自動火災報知設備は、感知器が火災の熱や煙をとらえ、この感知信号を受信機が受けるとともに各階のベルを鳴動させることによって建物内にいる者に知らせる設備です。

火災信号を受信した場合の対応

  1. 地区表示灯が点灯した箇所と警戒区域一覧図とを照合し発報場所を特定します。
  2. 受信機に表示された発報場所へ実際に行って、火災がどうかを確認します。

受信機の写真受信機

火災だったら

1.すぐに119番通報してください。
住所、燃えているもの、けが人の有無、氏名、電話番号などを落ち着いて通報してください。
2.初期消火
火が小さければ、備え付けの消火器で消火してください。
3.避難・誘導
放送設備や大声で、避難の指示をしてください。

あわてる人

火災ではなかったら

1.ベル停止
自動火災報知設備の受信機のベル停止ボタンを押す。音響停止ボタンと地区音響停止ボタンがあります。
2.発信機の確認
押ボタンが押されていたら、発信機の蓋を外し、ボタンを戻してください。
3.感知器の確認
赤いランプが点灯している感知器の周囲をよく確認して下さい。火災でなければベルがなった原因を追求して、その原因がわかれば、取り除いてください。
4.復旧
受信機の復旧ボタンを押してください。
5.復旧
受信機を確認するすべてのスイッチを元に戻してください。しばらく様子を見て再度発報しなければ復旧完了です。火災でないのにベルが鳴る場合は、速やかに管理会社又は消防設備士に調査を依頼してください。
6.連絡
自動火災報知設備が鳴動して、復旧させたことを建物の関係者に連絡してください。

注意して!

留意事項

1.操作の仕方はメーカーによって様々です。点検業者による定期点検時や消防訓練等の機会には、自動火災報知器の操作の仕方も勉強しましょう!
2.火災信号を受信した場合は、火災かどうかを確認するまでは地区ベルを停止しないようにします。
3.重複した火災信号、例えば自動火災報知設備とスプリンクラー設備、低層階の熱感知器と高層階の煙感知器が作動したような場合は、真火災の可能性が強いので、火災と断定して行動します。
4.誤報時の対応がわずらわしいとの理由から、ベルを停止状態にしてはなりません。
5.吹き抜けなどに面している煙感知器の発報は、当該発報感知器から離れた場所での火災の発生が多いことに注意します。
6.受信機の「自動復旧スイッチ」を作動させておくと、地区表示灯が点灯してもすぐに消えてしまい、どこが表示されたかわからなくなるので注意します。
7.屋内消火栓や非常放送設備との連動スイッチがある場合は、「連動停止」にしてあると消火栓ポンプが起動しなかったり、警報音が鳴動しなかったりするので注意します。
8.自動火災報知器が復旧しても、連動して作動した設備は、その設備ごとに復旧操作が必要です。操作方法は、管理会社又は消防設備士に相談しましょう。

自動火災報知設備の誤作動等について

自動火災報知設備は、火災以外の要因によって誤作動を起こすことがあります。また、電気回路が不具合(故障)を起こしたり、いたずら等で故意に発信機が押される可能性も否定できません。次の事例を参考にして、日ごろから誤作動が発生しないように注意しましょう。

1.調理の熱が感知器に当たる。
2.調理、喫煙等で発生する煙のほか、煙に類似している湯気、ホコリ、虫等が感知器内に入る。
3.暖房器具等の使用によって、温度、湿度が急激に変化する。など

自動火災報知設備の誤作動が頻繁に起きると、警報ベルが鳴っても誰も火災だとは思わず、次第に無関心になっていきます。この状態で、本当に火災が起こったときに、初期消火、通報、避難の行動が遅れ、建物内の人たちが命を落とすことにもなりかねません。こうしたことを防ぐには、誤作動を起こす要因を排除して自動火災報知設備を信頼できる状態にしておく必要があります。また、警報ベル等が鳴ったら、他人任せにせず、みんなで対応するように体制を整備しておきましょう。

このページの作成担当

消防局 予防部 予防査察課

電話番号:072-238-6005(音声ガイダンス)

ファクス:072-228-8161

〒590-0976 堺市堺区大浜南町3丁2番5号

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで