このページの先頭です

本文ここから

令和5年度「堺市安全まちづくり会議」会議議事要旨

更新日:2024年3月12日

1 日時

令和5年7月27日(木曜) 午後2時から午後3時までの間

2 場所

堺市役所 本館3階 大会議室

3 出席者氏名

「資料1-1令和5年度堺市安全まちづくり会議 出席者名簿」記載のとおり

4 会議次第

(1) 開会
(2) 取組説明
ア 堺市の犯罪情勢
イ サイバー犯罪の情勢と大阪府警の取組
(3) 議題
ア 令和5年度活動方針(案)について
イ 令和5年度地域安全対策の取組(案)について
・堺市の取組
・セーフシティさかい推進事業
(4) 意見交換等
(5) 閉会

5 議事要旨

(1) 開会

【会長 (永藤市長) 挨拶】

(2) 取組説明

ア 堺市の犯罪情勢

【大阪府警察本部 府民安全対策課 管理官】 (資料3-1 参照)
・令和4年中の堺市の刑法犯認知件数は、5,194件で、平成13年のピーク時の30,917件から約25,700件減少しているが、令和3年と比較すると約320件増加しており、減少傾向を続けていた状況から増加に転じている。
・大阪重点犯罪として取組を強化している「子どもや女性を狙った性犯罪」「自動車関連犯罪」「特殊詐欺」の認知件数は、令和4年は全てにおいて前年より増加している。本年に入っても増加傾向は続いており、警察としても検挙対策はもとより自治体や事業者の方々とも連携を行いながら、被害防止のための各種対策に取り組んでいる。

イ サイバー犯罪の情勢と大阪府警の取組

【大阪府警察本部 サイバーセキュリティ対策課 管理官】(資料3-2参照)
・全国のサイバー犯罪の検挙件数は増加傾向が続いている。近年、企業をターゲットとするランサムウェアというサイバー犯罪の被害が急増している。ランサムウェアとは、コンピューターウイルスの一種で、感染すると企業が保有する重要なデータは全て暗号化され事業活動が継続できなくなり、企業は大きな経済的損失を被る。
・最近では、病院や学校などでランサムウェア被害が発生しており、事業活動停止の期間が延びると周辺住民のの生活にも多大な影響が生じる。このような事態を避けるために大阪府警察では、医師会、商工会議所などと協力してサイバーセキュリティセミナーを開催している。

(3) 議題

ア 令和5年度活動方針(案)について

【堺市 市民人権局 市民生活部長】 (資料4参照)
・基本目標
市、警察、事業者、市民、地域団体等との協働により、犯罪を防止し地域の安全を確保する各種運動を展開することにより、市民が安全に安心して暮らせる地域社会を実現させることを基本目標とする。
・令和5年度の目標
市民が安心して暮らせる「安全なまち堺」の確立
・取組重点
子どもや女性を狙った性犯罪の被害防止
特殊詐欺の被害防止
自動車を狙った犯罪の被害防止
・活動の基本方針
自主防犯行動の促進とまちぐるみによる防犯対策の推進
特殊詐欺被害防止に向けた対策の推進
犯罪の起きにくい防犯環境整備の推進
少年の非行防止に向けた取組の推進
≪審議≫
(本議案については異議なく、原案通り承認された。)

イ 令和5年度地域安全対策の取組(案)について

〇堺市の取組
【堺市 市民人権局 市民生活部 市民協働課 参事】(資料5~7参照)
・推進体制
本会議の構成団体をはじめ、各種団体、本庁各部局及び各区役所と連携を図りながら地域安全の取組を推進している。
・広報啓発活動
地域安全に関する情報をホームページ、SNS、庁内のデジタルサイネージなどで広報し、特殊詐欺と車上狙いの被害防止を図るための広報チラシやポスターを作成した。性犯罪対策は、市内の高等学校での性犯罪被害防止の防犯教室の実施や、10代、20代の女性が使用しやすいデザインの「堺市オリジナル防犯ブザー」を配布し、活用していただいている。特殊詐欺対策は、特殊詐欺被害防止電話パトロールや特殊詐欺被害防止協力事業者認定制度、出前講座の開催等を行っている。
・防犯環境の整備
地域が設置する防犯カメラや防犯灯への補助制度のほか、事業所が公共空間を撮影する地域貢献型の防犯カメラの設置補助を行っている。また、平成28年度に市立全小学校、平成30年度に市立全中学校へ防犯カメラを設置し、さらに令和2年度から3か年で合計482台の公設防犯カメラの戦略的な整備事業を行い、現在これらを運用している。今年度は、夜間通行時に不安を感じやすいと想定される場所を選定し、夜間でも女性、子どもの人通りがある場所や性犯罪被害、不審者情報があった場所などを警察からの助言を受けて、戦略的防犯灯を設置する。
・自主防犯活動への支援
市民の自主防犯意識の高揚と地域の見守り力の向上を図ることを目的とした防犯協議会への補助、防犯パトロールの用品支給、青色防犯パトロールの活動補助などについて、今年度も継続して取り組み、子どもの安全見まもり隊など地域の防犯ボランティアや、約70台の青色防犯パトロール車と連携しながら、地域の皆様が自主的に行う防犯活動を支援する。
・学校園等における安全管理対策
学校園などでは、監視カメラや防犯用具等の配備、学校安全管理員及び学校安全指導員の配置、施設等の安全点検、子どもの安全見まもり隊による登下校時の見守り活動、防犯ブザーの貸与、安全安心メールによる不審者情報の発信など、様々な取組を行っている。

〇セーフシティさかい推進事業
【堺市 市民人権局 ダイバーシティ推進部 部理事】(資料8参照)
・セーフシティさかい推進事業は、市政運営の大方針である基本計画2025の事業の一つとして掲げており、女性や子どもをはじめ、すべての市民が安全に安心して暮らせる社会の実現のために、性暴力被害等への対策を推進している。
・ハード面における安全、安心な生活環境の確保をはじめ、被害者にも加害者にもならないための当事者意識の啓発、被害を受けた場合の適切な相談方法や相談窓口の情報発信、被害者から相談を受けたときに寄り添うことができる人材育成等の取組を実施している。
・デートDV等予防出張セミナーでは、次世代を担う若者が正しい知識を身に付け、被害者にも加害者にもならないという当事者意識を高めることが重要であるとの認識のもと、市内の学校を対象とした予防啓発セミナーを実施している。更に、令和5年度から、中学生以上を対象に、痴漢被害対策の内容を中心とした講座も実施する。また、11月頃に開催される大阪公立大学の学園祭において、主に若年層への啓発を目的にセーフシティさかいに関する取組を紹介するパネル展を実施しており、あわせて児童虐待と女性への暴力防止の運動である「オレンジ&パープルリボンキャンペーン」も周知している。
≪審議≫
(本議案については異議なく、原案通り承認された。)

(4)意見交換等

【黒山防犯協議会 会長】
・我々は、日頃から所轄の警察署と信頼関係を築き、住民主体の安全安心なまちづくりに向けて、住民をあげて主体的に取り組んでいこうと頑張っている。
・犯罪者を検挙し、あるいは抑止するということにも、防犯カメラが非常に大きな役割を担っていると実感している。このような中、482台の公設防犯カメラを戦略的に設置していただいた。地域設置の防犯カメラは、自治会によって取り付ける防犯カメラの機種が違ったり、各連合会で防犯カメラを設置しているため、校区よりも広いエリアで設置の検討ができない形になっている。このため、今後、より堺全体を見据えて行政と警察との連携により、防犯カメラの戦略的設置を重点的に進めていただくよう強くお願いする。
・東区で実施したアンケートでも、「今後、まちづくりで何を一番望まれますか」という質問に対して8割以上の方が「安全・安心まちづくり」「防犯、防災」ということであった。防犯カメラについては、ぜひ戦略的公設防犯カメラの設置を拡充していただけたらありがたい。

【青少年指導員連絡協議会 理事】
・活動方針に関連して少年の非行防止に向けた取組の推進というところで、学校、教育委員会、自治体、地域団体等の社会を挙げた取組として、青少年指導委員、各校区のPTA協議会の皆さんが、月1回ないし2回、地域でパトロールをさせていただいている。過去に警察官の皆さんに地域のパトロールに参加していただく試みをしたことがあり、今でも一部の校区で現場の警察官に参加いただいている。地域の方や関係団体がパトロールするときに、常にとは言わないが、警察の方も参加していただき交流できればありがたい。ぜひ地域をあげてというところの一環で合同パトロールをお願いしたい。
・青少年指導員の間でもたくさん声が出ている原池の課題がある。学校や地域のお巡りさんが一緒に回っていただいていると聞いているが、耳を疑うような話がたくさんあがっている。様々な影響が懸念されるため心配で仕方がない。原池の課題についてご意見などがあれば教えていただきたい。

【中堺警察署 署長】
・我々も原池における少年非行の実態というのは非常に危惧している。昨日も、夕方、原池公園に、消防や警察が駆け付けており、火遊びの域を超える事案が発生している。火を扱うような事案は非常に危険性を伴う事案であり、子どもの火遊びという域で片付けられない。中堺署としても原池公園における集中的な補導対策を地域課員に指導している。また、生活安全課員についても、原池あるいは管内の中学生による多種多様な犯罪に対して積極的に対応を進めていくように指示している。個々具体的な内容や事案対応についての言及は控えさせていただくが、少年犯罪というものについては非行の域を超えた犯罪域に達しているように感じている。少年の非行問題については今後の課題として考えており、少年補導のサポーターの皆さんとタイアップして対策を進めていきたい。

【黒山防犯協議会 会長】
・中区で生活保護を受けておられた方が殺害されるという悲惨な事件が起こった。日本の警察は優秀だと思いますし、学校も教育委員会の方も来られているので、しっかりと警察の方と連携して進めていただきたい。
・1人の力はしれているけれども、みんなで崇高な理想をめざして、それが例えすぐに解決できなくても、身近な問題から一つずつ一生懸命心を込めて取り組んでいく地道な活動が非常に大きな効果を発揮すると思う。そういう問題については、私も一生懸命みんなに情報共有して、この堺がより良くなるようにしっかりと努めていきたいと思っているのでよろしくお願いする。

(5)閉会

【副会長 (大阪府警察 堺市警察部長) 挨拶】

6 会議資料

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページの作成担当

市民人権局 市民生活部 市民協働課

電話番号:072-228-7405

ファクス:072-228-0371

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館3階

このページの作成担当にメールを送る
本文ここまで