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【報告・発表】《投票企画》「私の本屋大賞」決定戦!!【北図書館】

更新日:2023年7月25日

投票結果を発表します!

令和5年3月30日から令和5年5月31日まで実施していた、《投票企画》「私の本屋大賞」決定戦!! の結果を一部紹介します。
たくさんのご応募ありがとうございました!

「私の本屋大賞」はこれだ!上位3位を発表します!

おすすめコメントの一部を紹介します!

作品名 おすすめコメント
博士の愛した数式(第1回受賞作品/小川洋子) 人生の中で、この人に物に出会えて本当によかったと思う瞬間があります。
『博士の愛した数式』もその内の一冊です。
自分にとってかけがえのない人との出会い、視点や考え方を変えることで見えてくる昨日までとはまるで違う世界。
知らなかった頃に戻れないことが少し寂しく、しかし静かな幸福で胸がいっぱいになる作品です。
博士の愛した数式(第1回受賞作品/小川洋子) 主人公、ルート、博士の関係がすごくいい。忘れてしまっても、愛情が育まれるというか。世の中には色々な形の愛があるのかも。と思わせてくれる。読み終えて10年?15年?以上経っても心に暖かさが蘇る感じがする。初代本屋大賞にふさわしいと思う。
お探し物は図書室まで(第18回本屋大賞2位/青山美智子) 環境も年齢も違う5人の短編連作の作品ですが、5人がどこかでつながっていると思わせるシーンが面白かったです。悩める5人とかかわるのが図書室の図書館司書さんです。その司書さんの好物のお菓子を、私も食べてみたくなりました。司書さんが作る「付録」を5人に手渡しして、悩みを解決していきます。最後まで読んで感動する作品です。この本をきっかけに青山美智子さんの本のファンになりました。
お探し物は図書室まで(第18回本屋大賞2位/青山美智子) 図書館が閉まっているコロナ禍に読んで、いろいろな人生の交差に思いをはせた1冊です。
鹿の王(第12回受賞作品/上橋菜穂子) 上橋さんの作品が大好きで、「鹿の王」もすぐに買って読みました。ヴァンとホッサルというダブル主人公という設定が新鮮でした。冒頭からぐいぐい物語に引き込まれ、文字を追いながら頭の中に自然と映像が浮かんできます。一度では理解しきれないほど難解な世界観ですが、読む度に新しい発見があり、読み飽きません。映画も家族全員で見て、感動しました。今は小学生の娘がジュニア版を読んでいます。次の作品が待ち遠しいです。
鹿の王(第12回受賞作品/上橋菜穂子) 世界観、生き物たちの躍動感、なにせテンポが良い。
そして、バトンは渡された(第16回受賞作品/瀬尾 まいこ) 主人公は普通の女子高生と思いきや、血の繋がらない親たちに育てられ、名字が4回もかわった女の子。主人公の優子は特殊な生い立ちではあるが、それを卑下したり、ひけらかしたりすることなく、ただ普通に学校生活を送っていく。読む前はかなり無理のある設定だと思ったが、読み進めていくうちに違和感は消え、自分の中の家族のあり方という固定観念がかわっていくのを感じた。とても温かな気持ちになれる一冊。
村上海賊の娘(第11回受賞作品/和田 竜) 当時の海賊の状況がわかるのと、主人公の躍動感が半端ないので。
本のエンドロール(第16回本屋大賞11位/安藤祐介) 本が出来上がるまでの工程に携わる人々のドラマ。主人公は印刷会社の営業さん。作家さん、出版社の営業、印刷会社、製本会社、どれが欠けても本にはならないということがわかり、今後本を読む時には、最後のページまでしっかり見ようと思いました。
みかづき(第14回本屋大賞2位/森絵都) 主人公は小学校の用務員から塾教師になった男性で、小説としては設定があまりにも地味すぎるため、最初はどのように物語が進んでいくのかやや不安でした。しかし、そこから描かれる心理描写はまさに圧巻。話の展開が目まぐるしく変化するわけではないのに、ぐいぐいと物語に引き込まれていきました。本屋大賞にノミネートされる前に早くも「この作品は間違いなく本屋大賞をとる!」と確信したほどです(実際は2位だったのですが)。本に集中しすぎるあまり、初めて仕事に遅刻しかけました。
家守綺譚(第2回本屋大賞3位/梨木香歩) 時代は明治時代。売れない物書きの綿貫征四郎は学生時代の亡き親友である高堂の実家の家守となります。そこで四季折々が醸し出す情景の美しさに心を惹かれながら、不可思議だけれど愛おしい植物や動物たち、掛軸からボートを漕いで現れる亡き友など、様々な不思議に出逢います。28編の連作短編集で、1編がおよそ5ー7ページ程度の短い作品ですが、そこに書かれた言葉は思わず息を呑むほど美しく、読了後はしばらく余韻からさめないほどでした。枕元に置いて、少しずつ、大切に読んでいきたい一冊です。続編の『冬虫夏草』と姉妹作の『村田エフェンディ滞土録』もぜひ読んでいただきたいです。

関連ブックフェアを開催しました

令和5年6月28日から7月23日まで、北図書館にて 「私の本屋大賞」決定戦!! の関連ブックフェアを開催しました。

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