令和4年度 堺歴史文化市民講座「没後70年 詩人・伊東静雄と美原」を開催しました【3月19日(日曜) 美原図書館】
更新日:2023年4月16日
令和5年3月19日(日曜日)、美原区役所大会議室で令和4年度堺歴史文化市民講座「没後70年 詩人・伊東静雄と美原」を開催しました。
講師に、堺市博物館学芸員、堺市文化財課学芸員、堺市立みはら歴史博物館館長代理として勤務されていた井溪明氏と、大阪市立中央図書館副館長として勤務され、大阪文学振興会総務委員を務められている高橋俊郎氏を迎え、講演していただきました。
美原にゆかりある伊東静雄
1906年に長崎県で生まれ、後半生を現在の堺市堺区及び美原区に居住し、その風景をうたった多くの作品を残しています。
日本語の響きの華麗さと、思索の深さをあわせもつ独自の世界により、今なお多くのファンを持つ詩人です。
令和4年度は没後70年にあたり、美原図書館では1年を通して、伊東静雄に関連する展示や講演会などを実施しました。
資料展示の様子
図書館では刊行当時の本を所蔵
第一部 井溪氏に「伊東静雄をあるく」をテーマにお話いただきました
まずは、静雄が晩年に暮らした美原の各場所の写真を見ながらお話を伺いました。
写真とあわせて詩を読んでみると、静雄が詠んだ情景が目に浮かびます。
第二部 高橋氏に「伊東静雄と堺」をテーマにお話いただきました
静雄の堺での生活や、作品の解説を詳しくお話いただきました。さらに蓄音機をお持ちくださって、レコードを聴かせていただき、静雄が愛した音楽を、実際に耳にすることができました。
蓄音機で実際に音楽を聴きました!
会場では書簡の写真展示を行いました
静雄に届いた文壇の著名人からの手紙を、写真にとったものを展示しました。
中原中也や、高村光太郎など、そうそうたる顔ぶれです。
参加者の皆さんは講演の間に熱心にご覧になっていました。
ご参加いただきありがとうございました
アンケートでは、地元の作家について話を聞くのはよかった、などと好評をいただきました。
講演会、パネル展示とあわせ、伊東静雄を満喫できる一日になりました。
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