【発表】私のイチオシ紹介します!第2弾(その1)
更新日:2022年8月13日
たくさんのご応募ありがとうございました。みなさまからのイチオシを発表します。
みなさまからのイチオシ!第2弾の発表です!!
第2弾では、「家」・「恋」・「大逆転」をテーマに、おすすめ本を紹介していただきました。
どの「イチオシ」も、思わず読みたくなってしまいますよ!
今回は、「家」と「大逆転」を紹介いたします。
「恋」をテーマにしたイチオシは、楽しみにお待ちください♪
「家」がテーマのイチオシ作品はこちら!
書名と著者 | ここがおすすめ! みなさまからのコメント(原文のまま) |
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『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ |
家というより家族の話です。訳あって、実の両親とは縁が薄い優子。血のつながりのない父母の家をリレーのように渡りながら、色んなカタチの愛情を受けて大人になります。映画版のお父さん、田中圭さんも良かったです。 |
『ステップファザー・ステップ』 宮部みゆき |
ある家に入った泥棒と、その家に住む双子の兄弟が、疑似家族の関係をつくるお話。泥棒と双子のかけあいがとても楽しいです。ドラマ化もされましたが、そちらも面白く観ていました。 |
『スロウハイツの神様』 辻村深月 |
アートに関わる人たちが集まる、アパートの住人たちの物語。後半で明らかになる、脚本家の環と、小説家のコーキのつながりが印象的です。 |
『阿佐ケ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』 阿佐ケ谷姉妹 |
阿佐ケ谷姉妹のお二人の、同居生活を中心とした日常生活をつづったエッセイです。お二人が交互で文章を書かれているのですが、ミホさんから見たエリコさん、エリコさんから見たミホさんの描写に、クスッと笑えます。ふたりの関係が素敵です。 |
『海に降る』 朱野帰子 |
お父さんが、探した謎の深海生物が、見つかるとき、家に帰ったら、お父さんは、どんな人だったか、分かる良い話と思います。有村架純さん主演のドラマで良かったです。 |
『わたし、定時で帰ります。』 朱野帰子 |
お父さんが、元恋人を「彼は、仕事以外でも付き合ってくれたよ」と言った時が、ぐっと来ます。 |
『走って、ころんで、さあ大変』 阿川佐和子 |
小説家の父・阿川弘之さんをお父さんに持った阿川佐和子さんの苦しみがあると思います。 |
『たこ焼きの岸本』 蓮見恭子 |
ずっと長いことたこ焼きを焼いて生計を立てていた岸本十喜子には、家を出た息子がいた。だが、息子には、奥さんがいたと知った時、ほろりとします。 |
『死の家の記録』 ドストエフスキー |
本のタイトルとは裏腹に、刑務所とは、言いながら、色んな人間がいる。その一つの家に色んな人間がいるのが、分かります。 |
『カラマーゾフの兄弟』 ドストエフスキー |
フョードル・カラマーゾフには、3人の息子と私生児がいた。フョードルの死をきっかけに、兄弟がどんな家族にいたのか知る話になります。 |
『フリーター、家を買う。』 有川浩 |
大学を卒業した息子が、フリーターに。父親を理解していくには、バイト先のおじさんの会話が、きっかけになります。 |
『キャロリング』 有川浩 |
父親の暴力が分かった時。恋人から諭されたとき。喧嘩をしている時の「家族」が、キーワードと思います。特に、レイが「みんな、家族だから、みんなで行こう」と言った時、泣けます。 |
『夜の終焉』 堂場瞬一 |
中年の男性が、経営している喫茶店に、一人の若い娘が。しかし、どこか、その彼女が、自分と縁があると気が付いたときに物語が始まります。 |
『父の詫び状』 向田邦子 |
いつも気難しい父親だったが、照れて何も言えず、詫び状を書くのは、印象的だったと思います。 |
『寺内貫太郎一家』 向田邦子 |
本当は、気持ちはまっすぐなのに、照れて言えず、すぐに暴力に訴えるのは、それは、昭和の時代の名残だと思います。だけど、お父さんには、愛情があると分かる本です。 |
『父からの手紙』 小杉健治 |
腹違いの兄弟で、苦労を重ねていたが、だが、そんな兄にも、衝撃の過去があった。そんな家族とは何かと思う本になります。 |
『母性』 湊かなえ |
同じ家に住む母親と娘。どうして、母親は、娘をそうした行為へ追い詰めたのか。そうした考えは、どうして生まれたのか?娘の自殺未遂は、何故、起きたのかと考えさせられた小説になります。 |
『サザエさんの東京物語』 長谷川洋子 |
サザエさんの作者の長谷川町子の妹の苦しさがありますが、それは、家を思ってのこと。家族の団結が、「サザエさん」を作ったのだと分かるエッセイになります。 |
『木暮荘物語』 三浦しをん |
同じ家の中に、色んな人が住んでいる。色んな思いをかみしめながら、過ごしている。特に、赤ちゃんの話は、最高です。 |
『藤森照信現代住宅探訪記』 藤森照信 |
只々すごい!唯一無二の家ですが、家の内部まで楽しめます |
「大逆転」がテーマのイチオシ作品はこちら!
書名と著者 | ここがおすすめ! みなさまからのコメント(原文のまま) |
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『下町ロケット』 池井戸潤 |
池井戸潤さんの作品はどれも好きです。半沢直樹シリーズはあまりにも有名ですが。下町ロケットは、佃製作所という下町の中小企業が、誠意と職人の技術力で帝国重工という大企業と勝負していくストーリーです。大企業からの妨害にあっても負けることなく正々堂々と戦います。人情味もたっぷりで思わず力が入ります。 |
『裸の王様』 開高健 |
子供に絵を教えたら、意外な結果だった。これは、読んでいてわかる面白い本です。 |
『二重人格』 ドストエフスキー |
ゴリャートキンは、ある日、突然、幻覚を見ます。そして、自分の分身を見て、逆転を味わいます。少し、夏の暑い中、どうでしょか。 |
『2005年のロケットボーイズ』 五十嵐貴久 |
都立高校の入学に失敗をした男子高校生が、キューブリックに挑戦して、逆転をします。都立高校の先生の会話が、印象的。 |
『砂漠』 伊坂幸太郎 |
メインキャラが死んでしまう事もある伊坂作品で、絶体絶命のピンチにハラハラしていたら。 ちゃんと伏線はずっと出ていたのに、アレが今アレだったらと思わせてのトリックに見事にひっかかりました。 |
『ガダラの豚』 中島らも |
作者がどこかで「ガダラの豚は忍法帖。能力者と能力者の潰しあいバトル」と書いていて、とてもとても普通に伝奇バイオレンスと読んでいたからびっくりしました。でもそういわれて見ればまったくもって忍法帖、見ようによっては家族愛、見ようによっては詐欺と宗教とトリック。いろんな楽しみ方のある本だと思います。これがもとで寄生虫の勉強をちょっとしました。 |
※これらの資料は、堺市立図書館でお借りいただけます。ぜひご利用ください。
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