【報告】戦後80年 平和を次世代へ【7~9月 中図書館】
更新日:2025年11月20日
令和7年(2025年)は第二次世界大戦の終結から80年目となる節目の年です。
中図書館では、この夏、繰り返される戦争の悲劇を未来に持ち越さないために、平和について考えることができるよう、さまざまなイベントを行いました。
クイズラリー みんなで育てよう平和の木
1.平和と人権資料館(1階)と中図書館(2階)の展示をみて、クイズに答える!(全3問)
2.「あなたにとって平和とは?」「展示を見てひとこと」などのメッセージを、平和の木の葉っぱに書く!
3.「平和の木」が大きく育つ!
ということで3カ月かけて、葉っぱのメッセージが56枚も集まり、大きな「平和の木」に育ちました。
いくつかメッセージをご紹介します。
・深井小にかたりべさんがきてくれたとき、堺にもくうしゅうがきたことをおしえてくれて、たくさんの人が亡くなって、たくさんのしょういだんが落ちてきたということをきいて、堺もそんなせんそうがあったんだと思わせてくれました。これからも、平和が続きますように。
・わたしにとってのへいわ→楽しい会話ができる、すきなことができる、友だちとあそべる、みんなに自由がある
・てんじをみて、せんそうはすごかったんだと思った。へいわとは、みんなとなかよく、元気ですごせることだと思う。
・みんなえがおでせんそうがないせかいがいいです。
7月。まだまだ葉っぱもまばらです。
9月。葉っぱがたくさんつきました。
ブックラリー 平和をつなげ!本から人へ
1.平和についての本の感想や、次に読む人へのメッセージを書いてもらい、掲示する
2.掲示を見た人が、その本に興味を持って読み、またメッセージを書く
ということで、本のラリーを試みました。残念ながらメッセージのラリーは続きませんでしたが、メッセージに書かれた本は「ミニブックフェア」として展示することで、何度も貸出され、多くの人に読み継がれました。
ブックラリーのメッセージは9枚集まりました。
絵本やよみものなど、こどもから大人まで味わうことができるさまざまなジャンルの本が紹介されました。ぜひ図書館で借りてみてください。
「たった一発の爆弾でヒロシマ20万人、ナガサキ10万人が死んだ。」労働教育センター編集部編 労働教育センター 2011
「ぼくは戦争は大きらい やなせたかしの平和への思い」やなせたかし著 小学館 2022
「ななしのごんべさん」田島征彦作 吉村敬子作 童心社 2003
「もっとおおきなたいほうを」二見正直作 福音館書店 2009
「字のないはがき」向田邦子原作 角田光代文 西加奈子絵 小学館 2019
「キンコンカンせんそう」ジャンニ・ロダーリ作 ペフ絵 アーサー・ビナード訳 講談社 2010
「どうぶつ会議」エーリヒ・ケストナー文 ワルター・トリヤー絵 岩波書店 1979
「おひさまとおつきさまのけんか」せなけいこ作絵 ポプラ社 2003
7月。まだまばらのメッセージです。
9月。掲示板にぎっしり集まりました。
ガチャでえらぼう、平和の本
平和について、本で読んでみたいけど、どれがいいかわからないこどもに向けて、絵本とよみものをそれぞれ新聞紙にくるんで用意しました。
どの本に当たるかは、ガチャで決まるよ!全部で23冊の本を用意しました。
実はブックラリーに、ガチャで借りた本を読んで、メッセージを書いて参加してくれた人もいました。
絵本か読み物かを選べるガチャです
