全員喫食制中学校給食
基本的な考え方
教育委員会では、学校給食の教育的意義が大きいことを踏まえ、全員喫食制の中学校給食の実施に向け、令和元年11月から「堺市中学校給食実施方法等調査(基礎調査)」として、自校方式や給食センター方式など4種類の調理方式の実現可能性や必要経費などを調査してきました。
また、有識者・保護者代表、小中学校の校長代表や栄養教諭代表の12人で構成される「堺市中学校給食検討懇話会」を、令和2年1月から開催し、意見を聴取してきました。
これら基礎調査の中間報告と懇話会で聴取した意見を踏まえ、令和2年3月16日に、「全員喫食制の中学校給食の実施に向けた基本的な考え方」として、以下の内容を教育委員会で決定しました。
- O157学童集団下痢症の発生を教訓として安全安心な学校給食を提供することを第一に、中学校給食を選択制から完全給食・食缶方式による全員喫食制へ移行すること。
- 高度な衛生管理が徹底でき、同時期に一斉に全中学校で給食を開始できること等の理由により、給食センター方式を導入すること。
- 学校給食の役割・教育的意義を十分に踏まえ、食に関する指導の目標である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力の育成をめざし、全ての中学校区で小中一貫した食育を推進すること。
- 全員喫食制給食への移行が完了した時点で選択制給食を廃止すること。
全員喫食制の中学校給食の実施に向けた基本的な考え方(PDF:107KB)
基礎調査及び懇話会の詳細については、以下の資料又はページをご覧ください。
堺市中学校給食実施法方法等調査(基礎調査)の報告書(PDF:5,054KB)
実施方針・実施計画
堺市中学校給食改革実施方針
「全員喫食性の中学校給食の実施に向けた基本的な考え方」に基づき、成長期にある中学生の心身の健全な発達に資する学校給食のあり方や、生涯にわたって健全な心と身体を培い、豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となる食育のあり方について、堺市教育委員会で検討を重ね、令和2年10月8日に「堺市中学校給食改革実施方針」を策定しました。
堺市中学校給食改革実施計画
「堺市中学校給食改革実施方針」で示したことを具現化するため、令和3年10月1日に、ロードマップや給食センターの整備方針などを主な内容とした「堺市中学校給食改革実施計画」を策定しました。
給食センターの整備
給食センターの整備に当たっては、民間の資金、経営能力及び技術的能力の活用を図るため、PFI手法を活用して、設計・建設から管理運営までを民間事業者に一括発注することで、財政負担の縮減を図っています。
また、民間事業者のノウハウを活用して、本市の管理栄養士等が一緒になって調理方法や調理手順、食材の分量などについて創意工夫することで、「安全安心で生徒が喜ぶ学校給食」を提供します。
詳細については、以下のページをご覧ください。
内部リンク:(仮称)堺市立第1学校給食センター整備運営事業(16000食/日)
内部リンク:(仮称)堺市立第2学校給食センター整備運営事業(8000食/日)
モデル校(大泉中学校)での全員喫食制給食の実施
全中学校での全員喫食制給食の円滑な実施に向けて、中学校の給食における環境整備、食育・給食指導などの学校の管理指導体制の構築を行うために、令和5年4月から、堺市立大泉中学校をモデル校として実践検証します。
詳細については、以下のページをご覧ください。
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