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Q4. 園や公共の場で、迷子になりやすく、園の先生にも落ち着きがないといわれました。車道にも飛び出していくので、事故に遭わないかとひやひやします。(5歳 男児)

更新日:2012年12月19日

A4:

 こういった落ち着きのなさについては、お子さんによっては、1歳過ぎから気づかれることがあります。

 座っていても落着きなく、からだのどこかが動いている、じっとしていられない、座っていないとだめな場面で立ち歩く、などといった状況は、「多動性」の問題であるかもしれません。

 また、待たねばならない時に待つことができない、すぐにお友だちにちょっかいをだす、目新しいものを目にすると、すぐに手を出してしまうなどの行動がみられる場合、「衝動性」が強いのかもしれません。

 さらに、興味のない課題では、すぐに集中が途切れて、最後までやりとげることができない、気が散りやすい、忘れ物、なくしものが多いといった場合もあります。これは、「不注意」の強さが問題の一つに考えられます(この不注意については、就学前にはあまり目立ちませんが、就学後には明らかな問題になってきます。)

 これらの「多動性」「衝動性」「不注意」は、就学前の幼いお子さんには多かれ少なかれみられますので、他の同年代のお子さんと比べて目立つかどうか、このような行動が、どれだけご家族のストレスとなり、お子さんの生活に悪い影響を与えているかを判断しなければなりません。

 また、こうした行動がみられる背景には、以下のような問題がある場合もあります。

  • あわただしい生活環境(情緒不安定になるような出来事、不規則な生活リズムなど)
  • 睡眠不足、睡眠の病気(いびき、寝相が非常に悪い、夜中に何度も目覚める)
  • 精神発達の遅れ(実際の年齢にくらべて、落ち着きがないようにみえる)
  • 自閉傾向がある(周りの大人が呼んでも振り向かない、指さしがなかった。目が合いにくい)

 睡眠の問題があったり、日常生活の中で、対処しきれないと困っているお子さんの多動、衝動性、不注意など行動の問題については、専門医に相談されるのがいいでしょう。

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