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(7)遊びの中で子どもの言葉をはぐくむために

更新日:2017年3月27日

うちの子なかなかおしゃべりが上手にならなくて…
どのようにかかわればいいのかな?


                     たくさん話しかけましょうと言われたけど…
                     どのようにしたらいいの?

 子どもの中にはおしゃべりが苦手な子どももいるかもしれません。どのように関われば子どもの言葉の力を伸ばすことができるのだろうと悩む方もいるかもしれません。年齢の小さい子どもの場合、遊びなど楽しい関わりの中で子どもの言葉の力をはぐくむことができます。

子どもが興味をもっていること・していることに言葉を添えましょう

 子どもに声をかけるときに、大人が伝えたい言葉や教えたい言葉ばかりを伝えていませんか?まずは、子どもが興味を持って見ている物の名前や、子どもがしている行動を、大人が言葉にしてみましょう。最初は、声をかけてもあまり反応がない場合もあるかもしれません。それでも、あきらめずに、繰り返してみましょう。

どんぐり いっぱいだね!

                    ブロック たかいたかい

子どもの言葉をはぐくむ言葉かけのしかた

 言葉かけは、「ゆっくり・はっきり・短く」が基本です。
 まだ聞く力が育っていない子どもの場合には、大人が早口で話したり長い文章で話したりすると、うまく聞き取ることができない場合があります。

おもちゃを貸してほしい時には『おもちゃ貸して』って
お友達に言ったらいいのよ

                         おもちゃ?お友達? 何のこと?
                         よくわからないよ。

例えば、2語文をうまく話せるようになってきた子どもに、「おもちゃを貸してほしい時には『おもちゃ貸して』ってお友達に言ったらいいのよ」と一度に長い文章で伝えると、どこが自分の言うべきセリフか理解することが難しいかもしれません。そのような場合には、子どもが友だちのおもちゃを貸してほしそうな時に、横でそっと大人が「おもちゃ かして」と言葉を添えてあげましょう。

                     ぼくもあのブロックで遊びたいなぁ




     おもちゃ 貸して


  (そう言ったらいいのか)
  おもちゃ 貸して

  やったぁ、貸してもらえた!
  次も言ってみよう

 大人の言葉を聞いて子どもが真似して言えたら、たっぷりとほめましょう。実際の場面で上手にできるように、大人がその場面でヒントを与えるなど、手助けをしてみましょう。可能であれば、大人を相手に練習しておくのもよいですね。
 最初は、子どもの言葉がはっきりとしていなかったとしても、まずは言えたことを認めるようにしましょう。最初から完璧を求めないことが、うまくいくコツです。

プラスワン の言葉かけを心がけてみましょう

 子どもの言葉のバリエーションを増やすために、プラスワンの言葉かけをしてみましょう。例えば、今まだ言葉が出ていない子どもには単語で、単語で話している子どもには2語文で、2語文で話している子どもには3語文で、ということです。


                                    おうまさん!

                                       パパと  おうまさん

                                       おうまさん  楽しいね

ねんど できた!


ピンクの ねんど できたね

ねんど まるく 作れたね

 子どもの話した言葉に、プラスワンで言葉を付け加えたり、他の言い方をしたりして言葉を返すことで、子どもの言葉のバリエーションを広げていきましょう。色や形を言ってあげたり、「楽しいね」「悲しいね」のように気持ちを付け加えてあげたりしてもよいかもしれません。
 子どもの言葉の使い方や語順が間違っている場合にも、「違うよ」と否定をしたり、言い直させたりするのではなく、「そうだね」と受け止めてから、大人が正しい言い方や正しい語順で繰り返して話し、子どもに伝えていきましょう。

あ! ひとーち!

ほんとだ!
ひこうき とんでるね

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